2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高:前年同期比+5.8%、営業利益:同+126.2%、親会社株主に帰属する中間純利益:同+109.2%)。
- 注目すべき変化:営業利益・純利益が大幅増(営業利益は前年中間期の193百万円→437百万円)。海外子会社(Launch Group/Holdings Pty Ltd)を完全子会社化したことによる費用構造改善と、Seed Tech事業の高成長が寄与。
- 今後の見通し:通期予想の修正は無し。中間の進捗は通期に対して総じて順調(営業利益・純利益は進捗で上振れ)。通期達成の可能性は高いが、下期の季節性や為替・金利等の外部要因はリスク。
- 投資家への示唆:利益率改善とキャッシュ創出が確認できる一方、自己資本比率37.9%でやや低め、負債・短期借入の動き(短期借入増、長期借入返済)に留意。Seed Techの成長と海外事業の収益化が中長期の鍵。
基本情報
- 企業名:ギークス株式会社
- 主要事業分野:IT人材事業(国内・海外)、Seed Tech事業(オフショア開発、IT留学、SaaS型デジタル人材育成等)
- 代表者名:代表取締役CEO 曽根原稔人
- 問合せ先:取締役CFO 佐久間大輔(TEL 050-1741-6928)
- 報告概要:提出日 2025年11月13日、対象会計期間 2025年4月1日~2025年9月30日(第2四半期・中間期)
- 決算補足説明資料:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:IT人材事業(国内)、IT人材事業(海外)、Seed Tech事業
- 発行済株式:期末発行済株式数 10,330,469株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期)10,312,621株
- 期末自己株式数 87,800株(取得額48,997千円)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:半期報告書提出予定日 2025年11月13日、配当支払開始予定日 2025年12月1日、決算説明会実施(日時・場所は別途案内)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する中間累計の達成率)
- 売上高:中間 12,891百万円 / 通期予想 26,600百万円 → 進捗率 48.5%(概ね上期で半分を占める想定)
- EBITDA:中間 476百万円 / 通期予想 880百万円 → 進捗率 54.1%(やや上振れ)
- 営業利益:中間 437百万円 / 通期予想 800百万円 → 進捗率 54.7%(上振れ)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:中間 344百万円 / 通期予想 550百万円 → 進捗率 62.5%(上振れ)
- サプライズの要因:主に国内IT人材事業の売上拡大(新規取引企業数増、ダイレクトマッチング好調)とSeed Tech事業の伸長、さらに海外(豪州)事業の経営体制見直し・固定費圧縮により利益率が改善。新株予約権戻入益等の特別利益(当期は76,664千円計上)も利益を押し上げた。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き(直近公表の修正無し)。中間の進捗は通期予想達成に向けて順調と判断できるが、下期の需要動向・為替や金利の変動、買収関連費用等が影響し得る。
財務指標(要点)
- 損益(連結・中間累計:2025年4月1日~9月30日)
- 売上高:12,891百万円(前年同期比 +5.8% / 前年 12,183百万円)
- 売上総利益:1,944百万円(売上総利益率 ≒ 15.1%)
- 販管費:1,506百万円
- 営業利益:437百万円(前年同期比 +126.2%)(営業利益率 3.39%)
- EBITDA:476百万円(前年同期比 +85.8%)(EBITDA率 3.69%)
- 経常利益:428百万円(前年同期比 +114.5%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:344百万円(前年同期比 +109.2%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):33.32円(前年同期 15.91円)
- 貸借対照表(2025年9月30日時点)
- 総資産:7,617百万円(前期末 7,375百万円)
- 流動資産:6,773百万円、現金及び預金 3,717百万円(流動資産増)
- 純資産:2,888百万円(前期末 2,871百万円)
- 自己資本比率:37.9%(安定目安40%以上に比べやや低め)
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業CF:+390百万円(前年同期は▲137百万円) → 営業CFが改善してプラス化
- 投資CF:+51百万円(敷金等の回収や保険解約返戻金等)
- 財務CF:▲329百万円(配当支払103百万円、長期借入金返済135百万円、子会社株式取得103百万円)
- 現金及び現金同等物期末残高:3,717百万円(期首 3,607百万円)
- 財務安全性
- 自己資本比率:37.9%(やや低め)
- 流動比率:流動資産6,773 / 流動負債3,029 ≒ 2.24(良好)
- 負債合計 4,729百万円、負債/純資産(D/E) ≒ 1.64(負債の比重はやや高め)
- 効率性
- 売上高営業利益率は上昇(前年同期 1.59%→今回 3.39%)で改善傾向
- セグメント別(中間累計)
- IT人材事業(国内):売上 8,249百万円(+10.9%)、セグメント利益 670百万円(+13.3%)、セグメント利益率 ≒ 8.1%
- IT人材事業(海外):売上 4,428百万円(▲2.8%)、セグメント利益 21百万円(前年は▲94百万円の赤字→黒字転換)
- Seed Tech事業:売上 244百万円(+50.4%)、セグメント利益 37百万円(+1,065.0%)
- 財務の解説:国内事業の売上伸長とSeed Techの拡大、海外での固定費圧縮・経営体制見直しが利益改善に寄与。キャッシュは営業増で改善し自己株取得や子会社追加取得を実施しているため財務CFはマイナス。
配当
- 中間配当:10.00円(支払日予定 2025年12月1日)
- 期末配当(会社予想):10.00円(通期予想 20.00円、直近公表の配当予想に修正なし)
- 配当性向(予想):通期予想 EPS 53.71円に対する配当20.00円 → 配当性向 約37.2%(普通水準)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得を実施(上限200,000株、取得済87,800株、取得額48,997千円)。子会社株式追加取得(現金103,541千円)も実施。
セグメント別情報(詳細)
- IT人材事業(国内)
- 売上高 8,248.7百万円(前年同期比 +10.9%)
- セグメント利益 670.2百万円(前年同期比 +13.3%)
- 要因:ITフリーランスの新規取引企業増、ダイレクトマッチング好調、生成AI等の活用による生産性向上施策
- IT人材事業(海外)
- 売上高 4,427.6百万円(前年同期比 ▲2.8%)
- セグメント利益 21.3百万円(前年はセグメント損失94.5百万円→黒字化)
- 要因:豪州Launch Groupの経営体制見直し・固定費圧縮・注力セグメントの見直しで利益率改善
- 子会社化:Launch Group Holdings Pty Ltdを追加取得(完全子会社化、取得対価 現金103,541千円)
- Seed Tech事業
- 売上高 243.8百万円(前年同期比 +50.4%)
- セグメント利益 37.4百万円(前年同期比 +1,065.0%)
- 要因:オフショア開発、IT留学、SaaS「ソダテク」、新サービス「DX職-デジショク」等が伸長
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内での具体的進捗数値や目標との対比は記載なし(–)。ただし「事業ポートフォリオ最適化」「AI活用・人材育成強化」を掲げ、Seed Tech/国内の拡大と海外の収益化が中期方針と整合。
- KPI達成状況:明示的KPIは資料に無し(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:DX推進・AI普及に伴い国内IT市場拡大が見込まれ、IT人材不足は社会課題として継続。これが同社事業の追い風。
- 競合比較:同業他社との数値比較は資料に記載なし(–)。ただし、国内人材領域の伸長と海外事業の黒字化は相対的な改善を示唆。
今後の見通し
- 業績予想:通期(2026年3月期)予想は据え置き(売上 26,600百万円、営業利益 800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 550百万円)。直近の修正は無し。
- 会社予想の前提:資料に明確な前提数値(為替、原油等)は記載なし(–)。
- 予想の信頼性:中間の進捗は良好で通期達成可能性は高いが、過去の修正履歴や保守性に関する定量的評価は資料に記載無し(–)。
- リスク要因:為替変動、金利上昇、景気動向によるIT投資の抑制、海外事業の統合・運営リスク、人材採用・定着の問題、買収関連費用の増加など。
重要な注記
- 会計方針変更:無し(特記事項なし)。
- 企業結合等:Launch Group Holdings Pty Ltdの非支配株主からの株式追加取得(取得対価 現金103,541千円、みなし取得日 2025/06/30、企業結合日 2025/08/29)により完全子会社化。資本剰余金が70,837千円減少。
- 自己株式取得:当中間期に87,800株(取得額 48,997千円)を取得。
- その他:中間決算短信は監査・レビューの対象外(レビュー未実施)。
(注)
- 不明または資料未記載の項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7060 |
| 企業名 | ギークス |
| URL | https://geechs.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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