2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社側は来期業績予想を開示せず(業績予想の開示困難と表明)。したがって会社予想との比較は不可、マーケット予想との差異についても本資料内に記載なし(差異:–)。
  • 業績の方向性:売上高ほぼ横ばい(25,933百万円、前期比△0.2%)だが、営業利益は赤字から黒字に回復(1,002百万円、前期は△1,208百万円)。経常利益も黒字化(1,805百万円)。当期純損失は縮小し親会社株主帰属当期純損失は△306百万円(前期△1,866百万円)。
  • 注目すべき変化:投資育成事業が収益化。投資育成の売上2,668百万円(+77.8%)・営業利益1,180百万円(+1,187.7%)と大幅改善し、グループ全体の黒字転換に寄与。
  • 今後の見通し:会社は2026年9月期の業績予想を開示せず。なお、2025/11/5取締役会で「キャリア転進支援制度」実施を決議、特別退職金等費用約210百万円を2026年9月期第1四半期に特別損失計上予定。
  • 投資家への示唆:エンタメ事業は既存タイトルの収益逓減があり新作での補完が課題。一方で投資育成事業(持分売却益等)が短期的に業績を押し上げたため、継続的な収益源か一過性かの見極めが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社コロプラ
    • 主要事業分野:エンターテインメント事業(主にスマートフォン向けゲームの開発・運営)、投資育成事業(IT関連・エンターテインメント企業等への投資・売却)
    • 代表者名:代表取締役社長 上席執行役員 CEO 宮本 貴志
    • 問合せ先:取締役 上席執行役員 CFO 原井 義昭 TEL 03(6721)7770
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月5日
    • 対象会計期間:2025年9月期(連結) 2024/10/01–2025/09/30
    • 決算説明会資料:作成有、説明会:有(機関投資家・証券アナリスト向け)
  • セグメント:
    • エンターテインメント事業:スマートフォン向けゲームの企画・開発・運営(主要タイトルに「ドラゴンクエストウォーク」等)
    • 投資育成事業:IT・エンタメ関連企業への投資および売却
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):130,230,769株(2025/9期)
    • 期中平均株式数:128,430,360株
    • 時価総額:–(本資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日:2025年12月23日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月25日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年12月17日
    • IRイベント:決算説明会(機関投資家・アナリスト向け)開催予定

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較:会社は今期(2025/9)の通期予想を本決算短信で提示しておらず、比較不可(達成率:–)。
  • サプライズの要因:
    • 投資育成事業での株式売却等による収益計上(例:株式会社タイミー、株式会社BitStarの売却収益等)が営業利益・経常利益押上げに大きく寄与。
    • 一方で投資有価証券の評価損1,449百万円等の特別損失も計上されているが、売却益がそれを上回る形で最終的に損失縮小。
    • エンタメ事業は既存タイトルの売上逓減があり売上減だが、コスト見直し(外注費・広告宣伝費減)で営業損失を縮小。
  • 通期への影響:
    • 会社は来期業績予想を開示せず。投資育成事業の売却益は一過性である可能性が高く、継続的な黒字基調が保てるかは新作の成否・投資売却のタイミングに依存する(可能性の評価:–)。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産:75,742百万円(前期79,805百万円、△4,062百万円)
    • 純資産:68,940百万円(前期71,387百万円、△2,446百万円)
    • 現金及び現金同等物期末:45,648百万円(前期49,454百万円、△3,806百万円)
    • 営業活動CF:2,645百万円(前期237百万円)
    • 投資活動CF:△3,285百万円(前期△8,087百万円)
    • 財務活動CF:△3,232百万円(前期△896百万円)
  • 収益性
    • 売上高:25,933百万円(前年25,975百万円、前年比△0.2%/△42百万円)
    • 営業利益:1,002百万円(前年△1,208百万円→改善)。営業利益率:3.9%(前年▲4.7%)
    • 経常利益:1,805百万円(前年△947百万円→改善)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:△306百万円(前年△1,866百万円→損失縮小)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):△2.39円(前年△14.55円→改善)
  • 進捗率分析(四半期決算該当の記載なし/通期予想未開示のため進捗率算出不可)
    • 通期予想に対する進捗率:会社予想未開示のため算出不可(–)
    • 過去同期間の進捗率比較:–(比較基準の予想がないため)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:91.0%(安定水準;前期89.4%)
    • 負債合計:6,801百万円(前期8,417百万円、減少)
    • 長期借入金:333百万円(前期999百万円、減少)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):64,271 / 5,644 ≒ 1,139%(非常に高い流動性)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率:3.9%(前期▲4.7%)— 大幅改善
    • 総資産回転率等:詳細開示なし(売上高/総資産 ≒ 0.34回)
  • セグメント別(主要)
    • エンターテインメント事業:売上23,264百万円(前期24,474百万円、△4.9%)、セグメント営業損失△180百万円(前期△1,302百万円→改善)
    • 投資育成事業:売上2,668百万円(前期1,500百万円、+77.8%)、セグメント営業利益1,180百万円(前期91百万円、+1,187.7%)
  • 財務の解説
    • 投資育成事業での株式売却収益が経常・営業利益を押し上げた点が最大の特徴。投資有価証券評価損1,449百万円を特別損失で計上しているが、売却益で相殺・上回る形になった。
    • 流動資産(特に現金)が厚く、負債は極めて小さい保守的な財務構成(自己資本比率91.0%は安定水準)。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:0.00円
    • 期末配当:20.00円(2025年9月期)
    • 年間配当:20.00円(合計2,569百万円)
    • 配当利回り:–(株価に依存するため本資料内では算出不可)
    • 配当性向(連結):△837.9%(損失ベースのため参考情報;前期は△137.5%)
  • 特別配当の有無:なし
  • 株主還元方針:特に本決算短信内での方針変更の記載なし。自社株取得はほぼなし(自己株式残高に大きな変化なし)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(主要数値)
    • エンターテインメント事業:売上23,264百万円(△4.9%)、セグメント営業損失△180百万円(改善)。主因は既存タイトルの長期化による収益逓減。コスト見直しで販管費削減。
    • 投資育成事業:売上2,668百万円(+77.8%)、営業利益1,180百万円(大幅改善)。主因は保有株式売却による収益計上。ただし一部営業投資有価証券での評価損も発生。
  • 前年同期比較:上記の通り、投資育成が大幅増、エンタメは減収だが費用削減で損失縮小。
  • セグメント戦略:エンタメは既存タイトルのエンゲージメント維持と新規開発、投資育成は積極的な投資・売却で価値実現を図る。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:本短信にて中期計画の具体数値・KPIの開示はなし。会社Missionは「Entertainment in Real Life」。
  • KPI達成状況:特段のKPI開示なし。エンタメのユーザーエンゲージメント強化と投資売却での資産回転が重点。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:本資料に具体的な同業比較なし。モバイルゲーム市場は成熟・変化が激しく、新作のヒットが業績に与える影響は大きい。
  • 市場動向:既存タイトルの寿命延長に伴う売上逓減リスク、広告費や外注費の最適化が収益性に直結。投資育成事業は投資先の価値実現タイミングにより業績が変動。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正有無:会社は2026年9月期について「適正かつ合理的な数値の算出が困難」として業績予想を開示せず(修正:当期決算発表時点での予想は無し)。
    • 次期予想(開示):未開示(–)
    • 会社予想の前提条件:–(未開示)
  • 予想の信頼性:会社は短期的変化が激しい旨を理由に予想非開示。過去の予想達成傾向の分析は本資料に無いが、投資売却によるブレが大きく予想は不確実性が高い。
  • リスク要因:
    • 新作タイトルのヒット不確実性(エンタメ収益の鍵)
    • 投資有価証券評価損・売却タイミング(投資育成事業の業績変動要因)
    • 市場環境の変化(消費者行動、広告単価、課金動向)
    • 2026年Q1に計上予定の特別退職金等(約210百万円)

重要な注記

  • 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等)を当連結会計年度期首から適用。連結財務諸表への影響はないと記載。
  • 重要な後発事象:2025/11/5取締役会で「キャリア転進支援制度」を決議(対象:26歳以上正社員等、募集人数約70名、退職日2026/1/31)。関連費用約210百万円を2026年9月期第1四半期に特別損失計上予定。
  • その他:決算短信は監査対象外(公認会計士監査の注記あり)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3668
企業名 コロプラ
URL http://colopl.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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