2024年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期業績予想に変更は無し(修正なし)。四半期短信自体に市場予想との比較は記載なし。サプライズは特段なしと判断可能。
- 業績の方向性:減収減益(売上高▲1.1%、営業利益▲10.5%、親会社株主帰属四半期純利益▲11.4%)。
- 注目すべき変化:仕入商品売上とカスタマイズ売上の減少が響き、売上・利益とも前年同期を下回る。クラウド・ストック収益は堅調に推移。
- 今後の見通し:通期予想(売上4,886百万円、営業利益940百万円、当期純利益633百万円)に変更なし。第3四半期累計ベースの進捗は売上約67%、営業利益約55%で利益進捗がやや遅れ気味。通期達成可否は下期のフロー(納品・カスタマイズ)回復に依存。
- 投資家への示唆:ストック収益(保守・クラウド)が安定基盤を支えている一方、フロー収益(仕入商品・カスタマイズ)変動が業績に影響。利益進捗が遅めな点は注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社システム ディ
- 主要事業分野:業種・業務特化の自社開発パッケージソフト販売、カスタマイズ・導入支援(フロー収益)、サポート・クラウドサービス(ストック収益)。学園、ウェルネス、公教育、公会計、ソフトエンジニアリング等の領域で事業展開。子会社に中村牧場(AI・受託開発等)、シンク(保険薬局向け)等。
- 代表者名:代表取締役社長 堂山 遼
- 報告概要:
- 提出日:2024年9月17日
- 対象会計期間:2024年10月期 第3四半期累計(2023年11月1日〜2024年7月31日)
- 決算説明会:無、補足資料:無
- セグメント:
- ソフトウェア事業:自社パッケージ(フロー収益・ストック収益)、クラウド、導入支援等
- その他:広報制作、テナント賃貸、コンサル等および中村牧場等(事業再編に伴い区分変更あり)
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末)6,498,000株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計)6,405,917株
- 自己株式数:89,129株(期末)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表等:通期見通しは2024年10月期(~2024/10/31)、公表済みの修正はなし
- 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(第3四半期累計、単位:百万円。%は前年同四半期比)
- 売上高:3,278百万円(△1.1%) — 会社の通期予想に対する達成率:約67.2%(3,278 / 4,886)。
- 営業利益:519百万円(△10.5%) — 通期予想に対する達成率:約55.3%(519 / 940)。
- 純利益(親会社株主帰属):345百万円(△11.4%) — 通期予想に対する達成率:約54.5%(345 / 633)。
- サプライズの要因:仕入商品売上の大幅減少およびカスタマイズ売上の減少が売上・利益の下押し要因。クラウドやサポート等のストック収益は安定しているが、フロー収益の変動性が顕在化。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。現時点では通期達成の判定は下期のフロー回復(納品・カスタマイズ案件の獲得・検収)に依存する。進捗率(営業利益55%)はやや慎重に見る必要あり。
財務指標
- 財務諸表の要点(2024/7/31時点、単位:千円)
- 総資産:6,594,520千円(前期末 6,245,623千円、増加 348,897千円)
- 純資産:4,299,653千円(前期末 4,093,492千円、増加 206,161千円)
- 自己資本比率:65.2%(前期 65.5%)(65%以上:安定水準)
- 現金及び預金:2,060,347千円(前期末 1,187,481千円、増加 872,866千円) — 流動性は改善
- 受取手形・売掛金・契約資産:495,194千円(減少)
- 前受収益:1,253,387千円(前期末 643,159千円、増加 610,228千円) — 前受が増加し負債は増加
- 収益性(第3四半期累計→金額は千円、前年同期比%は資料通り)
- 売上高:3,278,853千円(△1.1%)
- 営業利益:519,230千円(△10.5%)、営業利益率:519,230 / 3,278,853 ≒ 15.8%(前年は580,244/3,315,743 ≒17.5%) → 利益率低下(やや悪い)
- 経常利益:519,962千円(△10.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:344,831千円(△11.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):53.83円(前年60.79円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率:約67.2%(通常は四半期により異なるため一概には言えないが、売上は概ね通期想定の上半~下期配分に依存)
- 営業利益進捗率:約55.3%(利益は進捗が遅い)
- 純利益進捗率:約54.5%
- 過去同期間の進捗率との比較:–(資料に通期配分の過去比較データなし)
- 財務安全性
- 自己資本比率:65.2%(安定水準)
- 負債:負債合計 2,294,866千円(前期 2,152,130千円、増加) — 前受収益増が主因
- 長期借入金:223,371千円(前期 313,362千円、減少) — ネットの借入は減少傾向
- 流動比率:流動資産2,676,857 / 流動負債1,729,731 ≒ 154.8%(流動性良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率は前年より低下(約17.5% → 約15.8%)。総資産回転率等の詳細は–(資料に記載なし)。
- セグメント別(第3四半期累計、単位:千円)
- ソフトウェア事業:外部売上 3,125,376、セグメント利益 792,060
- フロー収益:1,296,711、ストック収益:1,828,665(ストック収益が半分超で安定収入源)
- その他:外部売上 153,476、セグメント利益 18,847
- セグメント合計利益 810,908、連結調整(全社費用等)△291,678 → 連結営業利益 519,230
- 財務の解説:現金・預金の大幅増(回収・前受収益の受領)により流動性が改善。一方、前受収益増加は将来のサービス提供義務(納品・稼働)を反映。ソフトウェア資産の増加(リリース等)と繰延税金資産の減少が確認される。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年10月期:期末 23.00円、年間合計 23.00円
- 2024年10月期(予想):年間合計 24.00円(中間 0.00円、期末 24.00円)
- 直近の配当予想修正:無
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし
セグメント別情報
- 各セグメントの状況(第3四半期累計)
- ソフトウェア事業:外部売上 3,125,376千円、セグメント利益 792,060千円。フロー収益(ライセンス・カスタマイズ等)とストック収益(サポート・クラウド)が併存。ストック収益は1,828,665千円と安定化。
- その他:外部売上 153,476千円、セグメント利益 18,847千円。中村牧場等を含む区分変更あり(2023/8/1以降)。
- 前年同期比較:ソフトウェア事業のフロー収益は前年から減少(フロー寄与が縮小)/ストック収益は概ね堅調維持。
- セグメント戦略:学園ソリューション(Campus Plan Smart)の導入拡大、クラウド化推進(Smart Hello等)、公会計・公有財産管理等での営業拡大。中期的にはクラウド・ストック比率向上を掲げる。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明示的な中期数値は記載なし(目標進捗は開示資料参照)。ただし戦略としてクラウド拡大・ストックビジネス強化を継続。
- KPI達成状況:売上に占めるストック収益の比率が高く、ストック基盤の拡大は進展している(詳しいKPIは–)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に記載なし(→ –)。
- 市場動向:学園・公教育分野や公会計分野での高シェア(例:PPP Ver.5が多数自治体で採用)を背景に安定したストック収入を確保。クラウド化やAI導入需要を取り込む取り組みあり(中村牧場のAI教育・受託等)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし、単位:百万円):売上高 4,886(+3.2%)、営業利益 940(+2.9%)、経常利益 938(+2.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 633(+0.1%)、EPS 97.43円
- 次期予想:–(資料に記載なし)
- 会社予想の前提条件:添付資料3ページ記載の前提参照(為替等特段の記載なし)
- 予想の信頼性:会社は公表予想を据え置き。第3四半期累計の利益進捗が通期目標に対してやや遅い点は留意。過去の予想達成傾向は資料中にまとめデータなし(→保守的/中立/楽観的の判断は保留)。
- リスク要因(開示に基づく主な項目):
- フロー収益(仕入商品販売・カスタマイズ)受注・納品の変動
- 大規模案件の獲得・稼働時期のずれ
- 公共セクターの予算動向や法改正等(公会計関連)
- 人件費・外注費の変動、為替・マクロ要因についての影響は限定的だが留意
重要な注記
- 会計方針:重要な変更無し。四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用なし。
- セグメントの変更:中村牧場株式会社は事業内容の再検討により2023/8/1に「ソフトウェア事業」から「その他」へ区分変更済(影響はのれん増加等)。
- キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 監査:四半期連結財務諸表について清友監査法人による期中レビューが付され、重要な点で不備はなかった旨の結論あり。
- その他重要事象:該当事項なし(重要な後発事象等の記載なし)。
(注)本資料は提供された決算短信に基づく要約・整理です。投資助言や推奨は行っていません。不明な項目は「–」で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3804 |
| 企業名 | システム ディ |
| URL | http://www.systemd.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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