2026年3月期 第2四半期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 第2四半期は売上・利益とも想定を上回って着地。2025年2月公表の「26/3~28/3の中期経営計画」は変更せず、採用市場の不透明要因を踏まえ下期予想の修正は行わない。
- 業績ハイライト: 売上高1,438百万円(前年同期比+11.2%、良: 成長継続)、営業利益80百万円(前年同期比+207.1%、良: 大幅増益)、経常利益81百万円(前年同期比+222.1%、良)。オプション商材(イベント・企画制作等)が伸長し収益性改善。
- 戦略の方向性: 「①紹介獲得数向上 ②営業効率向上(Web商談等) ③全社生産性向上(AI/外注活用) ④付加価値向上(アップセル、人事部パック) ⑤学校普及促進(Teacher/Career拡大)」を中核に、労働集約型からの脱却と掲載社数拡大で成長を加速。
- 注目材料: SMBCグループのPlariTownと業務提携(法人向けチャネル拡大)、メタバースでの合同説明会(DNP、monoAI協力)、通信制高校向けプロジェクト「ミライステップ」始動 — いずれも顧客接点拡大・新チャネル。
- 一言評価: 中期計画との整合性を保ちつつ、オプション商材の伸長と費用効率化で上振れ着地。実行(営業効率化・生産性改善)の成否が鍵。
基本情報
- 企業概要: 株式会社ジンジブ(東証グロース:142A)。主要事業は「高卒新卒向け採用支援」中心に、教育・研修、企画制作、代行支援等を包括提供。代表者:佐々木 満秀。
- 説明者: 発表者の個別名は資料に明記なし(役員スライドあり)。発言概要:第2四半期業績の着地報告、中期計画(26/3~28/3)と主要施策の説明、外部提携・イベントのトピックス紹介。
- セグメント: 主な事業セグメントと概要
- 採用支援(ジョブドラフトNavi、掲載、オプション): 高校生向け求人メディアと関連イベント/オプション(Fes、おしごとフェア)。
- 企画制作: 採用パンフ・採用動画・採用HPなど制作(企業PR支援)。
- 代行支援: 高校訪問代行、求人票発送代行、人事BPO等。
- 教育領域: ジョブドラフトCareer、ルーキーズクラブ等、キャリア教育・研修。
- その他: 第二新卒(ジョブドラフトNext)等。
業績サマリー
- 主要指標(2026/3期 第2四半期 実績)
- 営業収益(売上高): 1,438百万円(前年同期比 +11.2%)(良: 増収・中間期として過去最高ペース)
- 営業利益: 80百万円(前年同期比 +207.1%)(良: 大幅増益) 営業利益率: 約5.6%(80/1,438)※参考値(注: 同社目標は中期で最終22.0%)
- 経常利益: 81百万円(前年同期比 +222.1%)(良)
- 純利益: 61百万円(前年同期比 +229.4%)(良)
- 1株当たり利益(EPS): 21.33円(前年同期 6.51円、良)
- 予想との比較:
- 会社予想(2026/3通期計画)に対する達成率(2Q進捗): 売上高 51.0%(1,438/2,818、普通→良: 中間比で順調)、営業利益 94.3%(80/85、良: 既に通期計画に近接)、経常利益 102.2%(良)、当期純利益 66.5%(普通)。
- サプライズ: 営業利益・経常利益は想定を上回って着地(ポジティブサプライズ)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(上記)。営業利益は通期計画85百万円に対し2Qで80百万円と高進捗(良)。
- 中期経営計画(26/3~28/3)に対する進捗: 26/3期計画売上2,818百万円、営業利益85百万円。2Q終了時点で売上は年度計画の約51%(良)、営業利益は約94%(良)。
- 過去同時期との比較: 売上前年同期比+11.2%(良)、四半期ベースでオプション商材牽引の成長。
- セグメント別状況:
- FY2025実績構成(参考): 全社売上 2,400百万円内訳:採用支援 1,256百万円(52.4%)、企画制作 495百万円(約20.6%)、代行支援 496百万円(約20.7%)、その他 151百万円(約6.3%)。(良: 採用支援が主力)
- 第2四半期はオプション商材(ジョブドラフトFes、企画制作等)とイベント会場数増加が売上伸長を牽引。詳細な四半期別セグメント売上は資料参照。
業績の背景分析
- 業績概要: ジョブドラフトNaviの掲載売上に加え、ジョブドラフトFes・おしごとフェア等のオプション商材が順調に伸長。費用面では販促や業務委託費等増加がある一方で、人件費率が改善(対売上高人件費率41.0%→38.9%)し生産性向上が進展。
- 増減要因:
- 増収要因: オプション商材の拡大(イベント会場数増、企画制作受注増)、掲載社数増(中長期の狙い)。(良)
- 増益要因: 売上総利益の拡大+経費効率化(人員生産性向上、外注活用によるコスト構造改善)。(良)
- 費用増加要因: イベント増加に伴う販売促進費、人件費増、新規支店移転による地代家賃、業務委託費の増加(普通)。
- 競争環境: 高卒採用市場は参入ハードルが高い(学校とのパイプ構築が必須、三者協定等の制約)ためニッチ市場での先行優位性が期待できる。一方でWeb求人広告は参入容易で競合増のリスクは存在(留意)。
- リスク要因(主なもの): 景気変動による採用需要減、競合による優位性低下、システム委託先依存、登録者数確保の中長期的課題(少子化)、高卒採用に関するガイドラインや法規制の変更。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画の中核): 「人員生産性を高め、サービスエリアを拡大」して売上拡大と利益率改善を図る(CAGR+26.1%を目標、最終28/3期に売上4,813百万円、営業利益率22.0%を目指す)。M&A等の外部成長は織り込んでいない。
- 進行中の施策:
- 紹介獲得数向上: 金融機関向け提案強化、人員増強(金融担当の増員:25/3期末5名→26/3期初で14名へ増員)と提携拡大。商談による紹介数は前年同期比137%に増加。
- 営業効率の向上: Web商談チーム新設、テレアポ外注化、商談スクリプト整備。上期商談数は前年114%程度。
- 全社生産性向上: AI/外部委託活用、委託ワーカーでエリア拡大、従業員1人あたり売上の引上げ目標(25/3期 12,905千円 → 28/3期 20,928千円)。
- 付加価値向上: 高付加価値プランのアップセル(人事部パック等)、フリープラン導入による母数拡大とアップセルルート確保。
- 学校への普及促進: Teacher / Career の普及を進め、将来的にインターン事業など新分野展開。
- セグメント別施策: 掲載(Navi)ではフリープランと有料プラン併用でバラエティ確保、イベント(Fes)では開催数拡大、企画制作はアップセル強化。
- 新たな取り組み(説明会での発表): メタバースFes(DNP・monoAI協力)、SMBCグループのPlariTownとの業務提携、通信制高校向け「ミライステップ」等。
将来予測と見通し
- 業績予想(中期計画の主要数値):
- 26/3期(計画): 売上高 2,818百万円(対前期 +17.4%)、営業利益 85百万円。
- 27/3期(計画): 売上高 3,591百万円(対前期 +27.4%)、営業利益 450百万円。
- 28/3期(計画): 売上高 4,813百万円(対前期 +34.0%)、営業利益 1,060百万円(営業利益率22.0%目標)。
- 予想の前提条件: 掲載社数拡大、オプション商材拡充、AI/外注等で生産性向上、M&A等の外部成長は織り込まず(資金調達は想定せず、銀行借入は除く)。市場前提に採用需要が継続することが必要。
- 経営陣の自信度: 2025年2月公表の中計を変更せず維持(自信ありの姿勢)。ただし採用市場の不透明性を理由に下期予想修正は行わない。
- 予想修正: 今回の決算説明で通期予想の修正はなし。
- 中長期計画: 中期計画は進行中(掲載社数目標 26/3期中計→28/3期 8,700社等)。進捗は2Q時点で堅調だが、生産性施策の実行が遅れると計画達成リスク。
- 予想の信頼性: 過去の実績と照らすと計画は攻めの成長を掲げているが、労働集約からの脱却が前提(実行リスクあり)。
- マクロ経済の影響: 景気悪化や雇用需要減は採用支援需要に直結するリスク。為替・金利は直接の主要要因ではないものの、企業の採用意欲に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 資料内に明確な配当方針の記載なし(–)。
- 特別配当: なしの記載(–)。
- その他株主還元: 自社株買いや株式分割に関する記載なし(–)。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- ジョブドラフトNavi:高校生向け求人ナビ(フリープラン/ライト/スタンダード)。
- ジョブドラフトFes/おしごとフェア:高校生向け合同説明会(直接PR機会)。
- ジョブドラフトTeacher / Career:学校向け求人管理・キャリア教育コンテンツ(学校網拡大の基盤)。
- 人事部パック、企画制作(採用パンフ・採用動画等)、代行支援(高校訪問代行等)、ルーキーズクラブ(研修)、ジョブドラフトNext(高卒第二新卒紹介)。
- 協業・提携: SMBCグループ(PlariTown)との業務提携、大日本印刷(DNP)・monoAIとのメタバース連携、鹿島朝日高校との進路支援プロジェクト等。
- 成長ドライバー: 学校網拡大(Teacher/Career導入)、掲載社数増(有料+フリーで母数拡大)、イベント拡充(Fes会場増)、アップセル(人事部パック等)、外部提携による法人チャネル拡大。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: Q&Aセッションの詳細は資料に記載なし(–)。
- 経営陣の姿勢: 中期計画の継続・実行にコミットする姿勢を示し、業績は想定より良好だった点を強調。
- 未回答事項: 具体的な配当方針や一部費用明細、Q&A内容は提示なし(–)。
- ポジティブ要因:
- ニッチかつ参入ハードルの高い高卒採用市場での先行者優位性。
- オプション商材・イベントの拡大で売上・利益が改善。
- 中期計画達成に向けた具体施策(Web商談、外注化、AI活用、人員再編)が明示され進捗あり。
- 主要KPI(掲載社数、案件紹介数)拡大の見通しと外部提携によるチャネル強化(SMBC等)。
- ネガティブ要因・リスク:
- 採用市場の景気感依存(景気悪化で需要が落ちる可能性)。
- 規制(高卒就活ガイドライン等)や法的要件の変更リスク。
- システム委託先依存や業務委託の外部リスク。
- 人員増加に伴う教育コストや固定費リスク(ただし当期は採用抑制の方針)。
- 不確実性: 掲載社数増加や学校網普及、Web商談の受注率改善など実行面の進捗に依存。市場変化(求人倍率の変動)次第で影響が大きい。
- 注目すべきカタリスト: 掲載社数の中期目標進捗(例:28/3期 8,700社目標へのトレンド)、人事部パックの稼働社数増、PlariTown等提携の成果、四半期ごとの営業利益進捗。
重要な注記
- 会計方針: 特段の会計方針変更の記載なし。契約負債(顧客からの前受金)は事業上重要(25年9月末 約6.9億円)。2Qは繁忙期の前受金解消で残高が減少する季節性あり。
- リスク要因: 資料末尾にリスク一覧(事業動向、競合、システム委託、登録者確保、ガイドライン変更、法的規制等)を明示。
- その他: 本資料は2025年11月時点の情報に基づく将来見通しを含む(免責事項あり)。
(注)不明な項目は「–」で示しています。上記は同社提供の決算説明資料に基づく要約であり、投資助言・推奨は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 142A |
| 企業名 | ジンジブ |
| URL | https://jinjib.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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