2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想を開示しておらず(業績予想の開示なし)、会社予想との比較は不可。市場予想との比較情報は提供されていないため不明。決算数値自体は「売上高は微増、営業利益は黒字化、だが親会社株主に帰属する四半期純損失は拡大」という結果(トレードオフ型)。
  • 業績の方向性:増収(売上高+3.8%)・営業増益(営業損失→営業利益609百万円へ黒字化)。しかし特別損失(投資有価証券評価損等)計上により四半期純損失は△601百万円(前年同期△435百万円)で悪化。
  • 注目すべき変化:投資育成事業が大幅改善(売上+416.7%、営業利益1,432百万円)し、これが連結営業利益の黒字化を牽引。一方エンターテインメント事業は売上減(▲5.8%)・営業損失拡大(▲825百万円)。
  • 今後の見通し:会社は短期的変化が激しいとして通期業績予想を開示せず。通期達成可能性や下振れリスク評価は会社側公表なし(投資育成の特殊要因とエンタメの新作動向が鍵)。
  • 投資家への示唆:営業面では投資育成事業の売却益等が収益性を押上げたが、保有有価証券の評価損(特別損失)が業績を大きく毀損。エンタメの既存タイトル収益逓減と新作投入による広告負担が継続的な注視ポイント。財務は現金・有価証券を豊富に保有しており流動性は良好。

基本情報

  • 企業名:株式会社コロプラ
  • 主要事業分野:スマートフォン向けゲーム等の開発・運営(エンターテインメント事業)、国内外IT・エンタメ企業向けの投資・育成(投資育成事業)
  • 代表者名:代表取締役社長 上席執行役員 CEO 宮本 貴志
  • 問合せ先:取締役 上席執行役員 CFO 原井 義昭 TEL 03(6721)7770
  • 提出日:2025年8月6日
  • 対象会計期間:2025年9月期 第3四半期連結累計(2024年10月1日~2025年6月30日)
  • 決算説明会:有(機関投資家・証券アナリスト向け)
  • セグメント:
    • エンターテインメント事業:ゲームの開発・運営(既存タイトル運営、新作配信等)
    • 投資育成事業:国内外IT・エンタメ企業等への投資・売却等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):130,230,769株(2025年9月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):128,423,194株(当第3四半期累計)
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 通期業績予想の開示:会社は開示しない(短期変化が激しいため)
    • 株主総会・IRイベント:–(今回資料に具体日程なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較:会社は通期予想を開示せず。よって当期累計についての会社予想達成率は算出不可(–)。
    • 市場予想との比較:資料に市場予想との対比はなし(–)。
  • 実績(当第3四半期累計と前年同期比較)
    • 売上高:18,998百万円(前年同期18,307百万円、+3.8% / +691百万円)
    • 営業利益:609百万円(前年同期▲695百万円 → 黒字化、営業利益率 約3.2%(改善))
    • 経常利益:1,074百万円(前年同期315百万円、+240.3% / +759百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△601百万円(前年同期△435百万円、損失拡大)
  • サプライズの要因:
    • プラス要因:投資育成事業での株式売却等(主に株式会社タイミーの株式売却等)により営業収益が大幅増加、セグメントとして1,432百万円の営業利益を計上。
    • マイナス要因:保有する営業投資有価証券の一部に対する減損(投資有価証券評価損 1,449百万円)を特別損失で計上したことにより税引前が大幅に圧迫され、最終的に親会社株主に帰属する四半期純損失が拡大。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を開示しておらず、現時点で通期達成可能性の判断は困難。投資育成事業の一時的な売却益に依存する構造だと、評価損等で業績が大きく上下する可能性あり。

財務指標

  • 財務諸表(主要項目、単位:百万円)
    • 総資産:82,014(前期末79,805、+2,209)
    • 純資産:73,798(前期末71,387、+2,410)
    • 流動資産:63,896(前期末67,267、▲3,370)
    • 現金及び預金:49,288(前期末50,250、▲962)
    • 売掛金及び契約資産:3,208(▲998)
    • 営業投資有価証券:9,390(▲776)
    • 固定資産:18,117(前期末12,537、+5,580)
    • 投資有価証券:14,827(前期末7,588、+7,239)
    • 流動負債:4,912(前期末6,567、▲1,655)
    • 固定負債:3,303(前期末1,849、+1,454)
  • 収益性(当第3四半期累計:2024/10/1~2025/6/30)
    • 売上高:18,998百万円(前年同期比 +3.8% / +691百万円)
    • 売上総利益:6,137百万円(前年4,608百万円、改善)
    • 販管費:5,528百万円(前年5,303百万円、増加)
    • 営業利益:609百万円(前年▲695百万円 → 黒字化)、営業利益率 約3.2%(改善)
    • 経常利益:1,074百万円(前年315百万円、+240.3%)
    • 四半期純利益(親会社株主帰属):△601百万円(前年△435百万円、損失拡大)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△4.68円(前年△3.39円)
  • 進捗率分析(四半期決算の場合)
    • 通期予想未開示のため、通期に対する進捗率は算出不能(–)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:90.0%(非常に安定:自己資本比率90.0%(非常に安定))
    • 流動比率(概算):流動資産63,896 / 流動負債4,912 ≒ 1301%(非常に良好)
    • 負債合計:8,216百万円(総資産比 約10%程度、低めで安全)
  • 効率性
    • 総資産回転率(簡易):売上高18,998 / 総資産82,014 ≒ 0.23回/年(業種特性あり)
    • 売上高営業利益率:約3.2%(黒字化は好材料だが水準は業種・成長性による)
  • セグメント別(当第3四半期累計)
    • エンターテインメント事業:売上16,856百万円(▲5.8%)、セグメント営業損失▲825百万円(前年▲528百万円、悪化)
    • 投資育成事業:売上2,142百万円(+416.7%)、セグメント営業利益1,432百万円(前年▲168百万円 → 大幅改善)
  • 財務の解説:流動性・自己資本は非常に高く財務安全性は強い。一方、投資有価証券(保有銘柄)の評価差や売却益/損が業績に与える影響が大きく、業績の変動要因となっている。

配当

  • 中間配当:0.00円(2025年9月期 中間)
  • 期末配当:未定(会社は期末配当予想を未定と表明)
  • 年間配当予想:未定(会社は通期予想を開示していないため未定)
  • 配当利回り:–(株価情報未提供のため算出不能)
  • 配当性向:–(当期純利益が損失のため算出不能)
  • 特別配当:なし(資料に記載なし)
  • 株主還元方針:配当の修正なしと記載。ただし期末は未定。自社株買い等の記載なし。

セグメント別情報

  • エンターテインメント事業
    • 売上高:16,856百万円(前年同期比▲5.8%)
    • 営業損失:▲825百万円(前年▲528百万円、損失拡大)
    • 主因:既存タイトルの配信期間長期化による売上逓減、新作リリースに伴う広告宣伝費増加。「ドラゴンクエストウォーク」は好調だが全体の減収を吸収できず。
    • 今後の注目点:新作のユーザー定着と広告費効率、既存タイトルの収益性改善施策。
  • 投資育成事業
    • 売上高:2,142百万円(前年同期比 +416.7%)
    • 営業利益:1,432百万円(前年は▲168百万円 → 大幅改善)
    • 主因:株式会社タイミー等の株式売却による収益計上。ただし保有する営業投資有価証券の一部に対する減損処理も実施(後述の特別損失)。
    • 今後の注目点:保有銘柄の評価変動・流動化戦略、投資回収のタイミング。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に中期計画の進捗詳細は記載なし(–)
  • KPI達成状況:明示的なKPI記載なし(–)
  • コメント:短期の投資売却や評価損の影響で四半期ごとの業績変動が大きく、中期計画の進捗判断には年次ベースでの安定的指標が必要。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:資料内に他社比較データはなし(–)。モバイルゲーム市場は競争激化・ヒットへの依存度が高く収益のブレが出やすい。
  • 市場動向:新作リリース・既存タイトルの長寿化による収益逓減、広告費の上昇などが業績に影響。投資育成事業はVC的な売却収益に依存する側面あり。

今後の見通し

  • 業績予想:会社は通期業績予想を開示していない(修正の有無も該当せず)。
  • 次期予想:未開示(–)
  • 会社予想の前提条件:不開示(–)
  • 予想の信頼性:過去の四半期で投資有価証券の評価損益が業績を大きく揺らすため、将来予想の不確実性は高い。
  • リスク要因:
    • 保有有価証券の評価損益(市場変動、投資先の業績・売却タイミング)
    • 新作の市場受容性および広告費効率(エンタメ事業)
    • 為替・マクロ環境(投資育成の海外案件等)
    • 会計基準変更の影響は一部適用済(資料参照)

重要な注記

  • 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準改正(2022年改正会計基準)を適用(第1四半期から)。四半期連結財務諸表への影響はなしと記載。
  • 四半期特有の会計処理:税金費用は当期の見積実効税率に基づき算定している旨の注記あり。
  • 監査:当該四半期連結財務諸表に対する公認会計士・監査法人によるレビューは実施されていない。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3668
企業名 コロプラ
URL http://colopl.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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