2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 業績の方向性:増収増益(売上高+16.0%、営業利益+98.8%、親会社株主に帰属する中間純利益+93.5%:前年同期比)。収益性が大幅に改善。
  • 注目すべき変化:クラウドサイン事業が牽引(売上+27.6%、セグメント利益+54.3%)し、プロフェッショナル支援事業も堅調(売上+5.2%、セグメント利益+37.4%)。また、法務特化AIエージェント「リーガルブレインエージェント」を2025年5月にリリースした点を成長のトリガーとして提示。
  • 今後の見通し:通期予想(売上16,100百万円、営業利益2,000百万円、当期純利益1,200百万円)に変更なし。中間進捗は利益でやや上振れしており、現時点では達成可能性は高いと判断されるが、外部環境リスクは継続(会社注記)。
  • 投資家への示唆:利益率改善とキャッシュ創出力の強化(営業CFは中間で933百万円)に注目。クラウドサインの成長とAIプロダクト導入が中期成長の鍵。配当は無配継続(予想変更なし)で株主還元は現状限定的。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:弁護士ドットコム株式会社
    • 主要事業分野:法律相談等のインターネットメディアおよび専門家向けサービス(「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」「判例秘書」等)/契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」
    • 代表者名:代表取締役社長兼CEO 元榮 太一郎
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月12日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算補足資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • プロフェッショナル支援事業:法律・税務等のポータル運営、弁護士向け業務支援、判例DB等
    • クラウドサイン事業:契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):22,617,300株(2026年3月期中間期)
    • 期中平均株式数(中間期):22,594,354株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次の決算発表/株主総会/IRイベント等:具体日程は資料に明記なし(決算説明会は開催済)。詳細はIRサイト参照。

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期ベース。達成率は中間実績/通期予想)
    • 売上高:7,764百万円。通期予想16,100百万円に対する進捗48.2%(標準は50%前後なのでやや遅めだが概ね計画内)。
    • EBITDA:1,535百万円。通期予想3,000百万円に対する進捗51.2%(概ね予定通り)。
    • 営業利益:1,084百万円。通期予想2,000百万円に対する進捗54.2%(利益は想定をやや上回る進捗)。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:655百万円。通期予想1,200百万円に対する進捗54.7%(利益進捗良好)。
  • サプライズの要因:
    • クラウドサイン事業の高成長(売上+27.6%、送信件数+17.6%)と、両セグメントでのコスト効率化により営業利益が大幅増。
    • 営業CFの大幅改善(中間で+933百万円、前年322.7百万円)によりキャッシュ面の余裕が拡大。
  • 通期への影響:
    • 現時点で業績予想修正はなし。中間の利益進捗がやや良く、通期見通し達成の可能性は高いと判断されるが、投資・採用等の先行投資や外部環境の変動次第で上振れ・下振れの可能性あり。

財務指標

  • 貸借対照表(要点)
    • 総資産:11,785百万円(前期末11,296百万円、+488百万円)
    • 純資産:6,123百万円(前期末5,438百万円、+684百万円)
    • 自己資本比率:51.4%(安定水準。前期47.6%から改善)
    • 現金及び預金:4,390百万円(増加)
    • のれん・無形資産合計:無形資産合計3,529百万円
  • 損益計算書(要点・中間)
    • 売上高:7,764百万円(前年同期6,692百万円、+16.0%=+1,073百万円)
    • 売上総利益:6,096百万円
    • 販管費:5,011百万円
    • 営業利益:1,084百万円(前年同期545百万円、+98.8%)
    • 経常利益:1,085百万円(前年563百万円、+92.7%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:655百万円(前年339百万円、+93.5%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):29.03円(前年15.16円、+13.87円)
  • キャッシュフロー(中間)
    • 営業活動CF:+933百万円(前年+323百万円、大幅改善=良い)
    • 投資活動CF:△488百万円(無形固定資産(ソフトウエア)取得等でマイナス、成長投資)
    • 財務活動CF:△226百万円(長期借入金返済等)
    • 現金及び現金同等物期末:4,390百万円(増加)
  • 進捗率分析(中間実績/通期予想)
    • 売上高進捗率:48.2%(標準50%をやや下回る)
    • 営業利益進捗率:54.2%(良好、利益寄与が強い)
    • 純利益進捗率:54.7%(良好)
    • 過去同期間との比較:前年同期比で増収増益かつ営業利益率大幅改善
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:51.4%(安定水準)
    • 流動比率(概算):流動資産6,988 / 流動負債3,614 ≒ 193%(良好)
    • 負債比率(負債/資産):5,662 / 11,785 ≒ 48.0%(過度な負債依存ではない)
  • 効率性
    • 営業利益率(中間):1,084 / 7,764 ≒ 13.97%(前年は545/6,692 ≒ 8.15%、収益性改善=良い)
    • 総資産回転率:売上高/総資産 ≒ 0.66(中間ベース概算)
  • セグメント別(中間)
    • プロフェッショナル支援事業:売上3,621百万円(+5.2%)、セグメント利益940百万円(+37.4%)
    • 会員登録弁護士数29,577人(+2.9%)、有料会員14,657人(+1.2%)
    • クラウドサイン事業:売上4,143百万円(+27.6%)、セグメント利益1,344百万円(+54.3%)
    • 契約送信件数5,595,350件(+17.6%)
  • 財務の解説:
    • 営業CF大幅増は収益改善と運転資本管理の改善が寄与。投資CFはソフトウェア開発等の成長投資が主。負債は長期借入金返済で減少。

配当

  • 中間配当:0.00円(実績)
  • 期末配当(予想):0.00円(会社予想:無配継続)
  • 年間配当予想:0.00円(変動なし)
  • 配当利回り:–(株価未記載のため算出不可)
  • 配当性向:–(無配のため該当なし)
  • 特別配当/自社株買い:なし(発表なし)

セグメント別情報

  • プロフェッショナル支援事業
    • 売上:3,621百万円(前年同期比+5.2%)
    • セグメント利益:940百万円(前年同期比+37.4%)
    • 戦略・所見:コンテンツと弁護士向けプロダクト連携強化。会員数は堅調だが成長率はクラウドサインより緩やか。
  • クラウドサイン事業
    • 売上:4,143百万円(前年同期比+27.6%)
    • セグメント利益:1,344百万円(前年同期比+54.3%)
    • 戦略・所見:ユーザビリティ向上・営業強化の効果が明確。契約送信件数の増加が売上/利益に効いている。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中に具体KPI/中期数値目標は記載なし( — )ため、中期計画との照合は限定的。
  • KPI達成状況:主要KPI(会員数、有料会員数、送信件数)は継続成長中。AIエージェント等の新サービス導入で中長期成長の着火点を示唆。

競合状況や市場動向

  • 競合他社比較:資料に同業他社との定量比較はなし(–)。ただし、契約管理クラウドや法務系SaaSは競争が激化する市場。
  • 市場動向:国内のデジタル化/リモート化・法務DXの需要が追い風。ただしマクロ(通商政策、物価上昇等)や規制の先行きは不透明(会社注記)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上16,100百万円(+14.4%)、EBITDA3,000百円(+38.3%)、営業利益2,000百円(+43.9%)、当期純利益1,200百円(+14.3%)、1株当たり当期純利益53.11円
    • 次期予想:–(未記載)
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料P.3参照(資料内に前提条件の記載あり、ここでは要参照)
  • 予想の信頼性:過年度は予想に対して中間進捗が良好で、今回も利益進捗は堅調。ただし成長投資・採用・外部環境により変動し得る点に留意。
  • リスク要因:
    • マクロ要因(経済、消費動向、通商政策)
    • 競合環境の激化による価格・顧客獲得コスト上昇
    • 製品開発/AI導入の実行リスク
    • 法規制の変化

重要な注記

  • 会計方針の変更・見積り変更:なし
  • 連結範囲の重要な変更:なし(ただし当期中に株式会社弁護革命を取得・子会社化の記載あり。これに関連するのれん増加などの注記あり)
  • 監査等:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外(注記)
  • その他:決算説明資料・説明会あり。配当予想・業績予想ともに修正なし。

(注記)

  • 不明・未記載項目は「–」としました。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6027
企業名 弁護士ドットコム
URL http://corporate.bengo4.com/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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