2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社業績予想の修正はなし(直近公表予想からの変更無)。市場予想は不明のため比較不可(–)。第1四半期実績は概ね会社計画の範囲内。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高43,657百万円:前年同期比△3.4%、営業利益1,369百万円:前年同期比△19.2%)。
  • 注目すべき変化:ビジネスウェア事業の販売着数が前年同期比86.1%に低下し、同セグメントの営業利益は前年同期比△38.4%と大幅減少。一方、カード事業・フランチャイジー事業は増収増益で寄与。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上199,800百万円、営業利益14,000百万円)に変更はなし。第1四半期の進捗は売上で21.9%、営業利益で9.8%と慎重な進捗(通期達成は下期寄与に依存)。
  • 投資家への示唆:消費マインドの影響で中核のビジネスウェア事業が弱含み。フランチャイジーやカード事業の好調でカバーしているものの、通期見通しの達成は既存店回復や下期の販促・需給状況次第。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 青山商事株式会社
    • 主要事業分野: ビジネスウェア販売(紳士服・スーツ等)、カード事業、印刷・メディア、雑貨販売、リペアサービス、フランチャイジー事業、不動産事業、その他(Webメディア等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 遠藤 泰三
    • 問合せ先: 取締役兼専務執行役員 小川 誠(TEL 084-920-0050)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月8日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算補足資料の作成:無、決算説明会の開催:無
  • セグメント:
    • ビジネスウェア事業:スーツ等小売の中核事業
    • カード事業:独自カード(AOYAMAカード)等の運営
    • 印刷・メディア事業:印刷・DM等
    • 雑貨販売事業:雑貨小売
    • 総合リペアサービス事業:靴修理等(ミスターミニット)
    • フランチャイジー事業:外食・リユース等のFC事業(焼肉きんぐ等)
    • 不動産事業:賃貸等
    • その他:Webメディア等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式): 50,394,016株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(第1四半期累計): 48,537,618株
    • 時価総額: –(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • IRイベント: 決算説明会は開催予定なし(今回)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較、会社は通期・第2四半期累計予想を公表)
    • 売上高:第1四半期実績 43,657百万円。通期予想199,800百万円に対する進捗率21.9%。第2四半期累計(上期)予想84,900百万円に対する進捗率51.4%。
    • 営業利益:第1四半期実績 1,369百万円。通期予想14,000百万円に対する進捗率9.8%。(第2Q累計目標は0百万円のため比較対象の性質が異なる)
    • 純利益(親会社株主帰属):第1四半期実績 641百万円。通期予想9,500百万円に対する進捗率6.7%。
  • サプライズの要因:
    • 下振れ要因:中核のビジネスウェア事業で販売着数が大幅減(着数86.1%)となり売上・利益を圧迫。印刷・メディア事業でも受注減により損失計上。
    • 上振れ要因:カード事業(手数料・取扱高増)およびフランチャイジー事業(既存店好調、メディア露出による集客)で増益。
    • 表示方法の変更(不動産賃貸収入等を売上高・売上原価へ計上、セグメント再分類)により比較留意。
  • 通期への影響:
    • 現時点で会社は業績予想を据え置き(修正なし)。第1四半期の進捗は営業利益・当期純利益が低めのため、下期の回復が達成の鍵。現状は達成可能性は下期次第で判断。

財務指標

  • 財務諸表の要点(第1四半期末:2025年6月30日、単位:百万円)
    • 資産合計: 306,550(前期末318,404、△118億53百万円)
    • 負債合計: 128,377(前期末136,915、△85億37百万円)
    • 純資産合計: 178,172(前期末181,488、△33億15百万円)
  • 収益性(第1四半期実績、対前年同期)
    • 売上高: 43,657百万円(△3.4%、前年同期45,209百万円、減収)
    • 営業利益: 1,369百万円(△19.2%、前年同期1,695百万円)、営業利益率 3.14%(1,369/43,657、目安:高いほど良い)
    • 経常利益: 1,534百万円(△11.5%、前年同期1,732百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 641百万円(△19.8%、前年同期800百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 13.22円(前年同期16.05円、△約17.6%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 通期売上進捗率: 21.9%(43,657/199,800)
    • 通期営業益進捗率: 9.8%(1,369/14,000)
    • 通期純利益進捗率: 6.7%(641/9,500)
    • 過去同期間との比較: 前年第1四半期実績との対比は減少(売上△3.4%、営業利益△19.2%)。通期進捗の「通常ペースか」は下期寄与に依存のため判断保留。
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率: 56.9%(安定水準。目安40%以上で安定)
    • 流動比率: 流動資産183,075 / 流動負債58,837 = 約311%(良好)
    • 負債比率(負債/純資産): 128,377 / 178,172 = 約72.0%(過度ではない)
    • 短期借入金は減少(25,660→23,138百万円)、長期借入金は増加(45,564→48,838百万円)で資金構成に若干の変化。
  • 効率性: 売上高営業利益率は約3.1%(第1四半期)。前年同期に比べ低下。
  • セグメント別(第1四半期、百万円・前年同期比%)
    • ビジネスウェア:売上28,128(95.2%)、セグメント利益230(38.4%)→利益大幅悪化
    • カード事業:売上1,340(102.6%)、利益626(117.5%)→好調
    • 印刷・メディア:売上2,186(84.1%)、損失△166(前年は△18)→悪化
    • 雑貨販売:売上3,884(100.0%)、利益68(45.3%)→費用増で利益減
    • 総合リペア:売上3,522(95.7%)、利益67(185.8%)→経費削減で改善
    • フランチャイジー:売上4,057(108.7%)、利益295(112.3%)→堅調
    • 不動産:売上1,124(97.7%)、利益281(97.1%)
  • 財務の解説: 流動資産の現金預金・売掛金が減少し資産合計が縮小。負債は流動負債の減少が主因で合計は減少。利益剰余金減少により純資産は減少。退職給付関連の調整額は増加。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期 実績: 第2四半期末30円、期末104円、年間134円
    • 2026年3月期 予想: 第2四半期末55円、期末81円、年間136円(予想修正なし)
  • 配当利回り: 株価未提示のため算出不可(→ –)
  • 配当性向(会社予想ベース):
    • 予想EPS(通期)195.72円、予想年間配当136円 → 配当性向約69.5%(136/195.72)(高め/株主還元重視の水準)
  • 特別配当の有無: 無
  • 株主還元方針: 自社株買いの記載はなし(直近情報では無し)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(要点)
    • ビジネスウェア事業:販売着数低下(着数86.1%)、既存店売上97.2%で減収。利益は大幅減(2億30百万円)。事業構造改革(OMO・DX・人的資本)を継続。
    • カード事業:ショッピング取扱高増、経費効率化で利益拡大(営業利益626百万円)。
    • 印刷・メディア事業:既存取引先の受注減で売上減・損失計上(営業損失166百万円)。
    • フランチャイジー事業:既存店好調(特に焼肉きんぐ)、増収増益。
    • 総合リペア:靴修理減少も経費削減で利益改善。
    • 不動産事業:賃貸収入の取り扱いをセグメント再分類、売上ほぼ前年並み。
  • 前年同期比較: 各セグメントで増減あり(上記参照)。ビジネスウェアと印刷・メディアの悪化が全体の主因。
  • セグメント戦略: ビジネスウェアでOMO/DX推進、フランチャイジーで拡大・既存店強化、カード会員基盤(AOYAMAカード:384万人)活用。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(~2027年3月期)との整合性:
    • 同社は中期経営計画で「OMO推進」「DX推進」「人的資本経営」を掲げており、今回も継続実行中。第1四半期は実行段階だがビジネスウェアの回復は計画達成の鍵。
  • KPI達成状況:
    • 具体的KPI(数値目標)の開示は本資料で限定的。カード会員数等は公表(AOYAMAカード384万人)。

競合状況や市場動向

  • 競合比較: 同業他社との直接比較データは資料に記載なし(–)。
  • 市場動向: 国内の雇用・所得環境は改善基調だが、地政学リスクや物価上昇による消費マインド低下など不確実性が継続。紳士服市場は価格上昇や購買頻度低下等の影響を受けやすい。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正有無: 無(据え置き)
    • 会社予想(通期)前提: 為替等の明確前提は添付資料参照(本短信には詳細記載省略)
  • 予想の信頼性:
    • 会社は現状で予想据え置き。第1四半期の進捗は利益面で低めのため、過去の予想達成傾向等を加味した評価は通期の下期動向に依存。
  • リスク要因:
    • 消費マインド低下、メンズ衣料の需要低迷、原材料・物流コスト上昇、為替・地政学リスク、不動産賃貸の動向、主要取引先の受注動向など。

重要な注記

  • 会計・表示上の変更:
    • 第1四半期より、店舗用不動産の賃貸収入・賃貸費用の表示方法を変更(従来はSG&Aの純額計上→売上高および売上原価へ計上)。また、賃貸関連を「不動産事業」へセグメント再分類。前期比較数値は組替え済みだが、比較時は留意が必要。
  • 四半期連結財務諸表に関する特記事項:
    • 四半期特有の会計処理の適用あり(詳細は添付資料P.9参照)。
  • 監査(レビュー):
    • 四半期連結財務諸表に対する任意の期中レビューを受けており、レビュー報告書で重要な点は指摘されていない。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8219
企業名 青山商事
URL http://www.aoyama-syouji.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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