決算短信：あかつき本社（8737）

2026年３月期第２四半期（中間期）決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社は通期予想の修正を行っておらず、本中間決算は想定範囲内。通期予想に対する進捗は営業利益・純利益ともにやや前倒し（上振れ基調と言える）。（市場予想との比較は資料上不明）
• 業績の方向性：増収増益（営業収益 29,477百万円：+13.6%／営業利益 2,522百万円：+48.0%）
• 注目すべき変化：不動産関連事業の好調（売上高 22,367百万円：+22.5%、セグメント利益 2,030百万円：+75.4%）が全体業績を牽引。証券関連は営業収益・セグメント利益ともに減少。
• 今後の見通し：通期業績予想（営業収益63,000百万円、営業利益4,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,700百万円）に対して中間時点の進捗は良好（営業利益進捗率約51.5%、純利益進捗率約52.0%）で、現時点で予想修正は無し。
• 投資家への示唆：不動産セグメントの利益寄与が大きく、同分野の採算性・販売在庫動向が業績に与える影響が大きい。一方で自己資本比率は16.3%（低め）で財務レバレッジが高く、資金調達・金利動向や不動産在庫の評価に注意が必要。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：株式会社あかつき本社（証券コード 8737）
  • 主要事業分野：証券関連事業（リテール・金融商品仲介（IFA）等）、不動産関連事業（中古マンションの買取再販、リノベーション、介護施設開発等）
  • 代表者名：代表取締役社長　島根 秀明
  • URL：https://www.akatsuki-fg.com/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年11月14日
  • 対象会計期間：2026年3月期 第2四半期（中間期：2025年4月1日〜2025年9月30日、連結・日本基準）
  • 半期報告書提出予定日：2025年11月14日
  • 配当支払開始予定日：2025年12月9日
  • 決算補足資料：無、決算説明会：無
• セグメント:
  • 証券関連事業：あかつき証券等による受入手数料、トレーディング等。IFAビジネス拡大、契約仲介外務員数増加。
  • 不動産関連事業：㈱マイプレイス等による中古マンション買取再販、リノベーション、介護施設等の開発・売却。
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：34,029,544株（2026年3月期中間期）
  • 期末自己株式数：3,761,508株
  • 期中平均株式数（中間期）：30,268,050株
  • 時価総額：–（資料に記載なし）
• 今後の予定:
  • 半期報告書提出：2025年11月14日（済）
  • IRイベント：決算説明会は無し（資料記載）

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（主要項目、単位：百万円）
  • 売上高（営業収益）：実績29,477。会社の通期予想63,000に対する中間進捗率 46.8%（29,477/63,000）
  • 営業利益：実績2,522。通期予想4,900に対する進捗率 51.5%（2,522/4,900）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：実績1,404。通期予想2,700に対する進捗率 52.0%（1,404/2,700）
  • 会社予想の修正：無し（通期予想据え置き）
• サプライズの要因：
  • ポジティブ要因：不動産関連での販売単価・利益率上昇および高齢者施設売却が大きく寄与し、営業利益が大幅増。
  • ネガティブ要因：証券関連では米国関税政策や地政学的不安により顧客の取引が手控えられ、同セグメントの収益は微減。
  • 表示変更：あかつき証券の外貨建て預金運用収益を「営業収益（金融収益）」へ表示変更（前期中間の営業収益に213,209千円を組替）。
• 通期への影響：
  • 中間時点で営業利益・純利益ともに通期予想に対する進捗は良好で、現時点では予想達成の見込みに整合。ただし不動産在庫・需給動向や資金調達コスト次第で変動リスクあり。

財務指標

• 損益要点（当中間連結会計期間・対前年中間期増減率）
  • 営業収益（売上高）：29,477百万円（+13.6%）
  • 純営業収益：11,033百万円（+4.6%）
  • 営業利益：2,522百万円（+48.0%） 営業利益率：約8.6%（2,522/29,477）
  • 経常利益：2,360百万円（+60.5%）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益：1,404百万円（+41.8%）
  • 1株当たり中間純利益（EPS）：46.39円（前期32.48円）
• 主要BS項目（当中間期末 2025/9/30）
  • 総資産：114,725百万円（前期末 92,035百万円、+22,690百万円）
  • 純資産：19,902百万円（前期末 18,853百万円、+1,049百万円）
  • 自己資本比率：16.3%（前期末 19.4%）→ 低め（目安：40%以上が安定）
  • 流動資産：107,869百万円、流動負債：83,313百万円 → 流動比率 ≒ 129.5%（流動性は概ね確保）
  • 販売用不動産（在庫）：35,353百万円（前期末31,339百万円、+4,014百万円）
• キャッシュフロー（中間累計）
  • 営業CF：+1,650百万円（前年同期は△264百万円）
  • 投資CF：+229百万円（前年同期は△256百万円）
  • 財務CF：+4,268百万円（前年同期は△2,051百万円）
  • 現金及び現金同等物：24,715百万円（期首18,568百万円、増加6,148百万円）
• 効率性・セグメント別
  • 証券関連事業（当中間）：営業収益 7,248百万円（△7.5%）、セグメント利益 953百万円（△5.9%）
  • 不動産関連事業（当中間）：営業収益 22,367百万円（+22.5%）、セグメント利益 2,030百万円（+75.4%）
  • 不動産の利益貢献が顕著で、全社の営業利益押上げに寄与
• 財務の解説：
  • 総資産増は預託金（+10,700百万円）、販売用不動産（+4,014百万円）、現金及び預金の増加が主因。
  • 負債増（+21,640百万円）は預り金の増加（+14,588百万円）や短期借入金・1年内返済予定長期借入金の増加等による。自己資本比率低下は負債増加を反映。
  • 営業CFは立替金・預り金の増加により改善。財務CFは短期・長期借入の純増などが寄与。

配当

• 中間配当：12.50円（2026年3月期中間、前年は11.00円）
• 期末配当（予想）：12.50円
• 年間配当予想：25.00円（前期28.00円から減配見込み）
• 配当予想の修正：無し（直近公表予想から変更なし）
• 配当利回り：–（株価情報無いため表記不可）
• 配当性向：–（通期予想に対する配当性向は資料に明示無し。中間の配当性向算出不可）
• 株主還元方針：自社株買いの新規発表は無し。過去に自己株式保有あり（自己株式数記載）。

セグメント別情報

• 証券関連事業（主な動向）
  • 売上高：7,248百万円（△7.5%）
  • セグメント利益：953百万円（△5.9%）
  • トピック：IFAビジネスの拡大（契約仲介業者外務員数1,946名：前期末比+52名）、預り資産（提携含む）は7,480億円（+1,219億円）、IFA部門の預り資産4,643億円（+758億円）。ただし市場の取引低迷で当期は収益微減。
• 不動産関連事業（主な動向）
  • 売上高：22,367百万円（+22.5%）
  • セグメント利益：2,030百万円（+75.4%）
  • トピック：買取戸数は仕入434戸（前年同期422戸）、販売戸数379戸（前年411戸）。販売単価・利益率の上昇や高齢者施設売却が寄与。販売用不動産在庫は増加（35,353百万円）。
• セグメント戦略：証券は対面サポート強化・米国株受注時間延伸・商品ラインアップ拡充、不動産は都市圏中心の仕入・販売強化およびリノベ工数の確保。

中長期計画との整合性

• KPI達成状況：契約仲介外務員数や預り資産の増加などは拡大トレンド（KPI相当の進捗は良好）。中期目標との整合性は公表計画が無いため明示不可（–）。

競合状況や市場動向

• 競合他社との比較：資料に同業他社比較は無し（–）。
• 市場動向：
  • 証券分野：地政学的不確実性や米国関税政策などで取引低迷の影響を受ける一方、IFAチャンネルでの預り資産拡大が進展。
  • 不動産分野：中古マンション市況に依存。販売単価・利益率の上昇が今回の業績改善に寄与している点に注目。

今後の見通し

• 業績予想（通期、2025/4/1〜2026/3/31：会社予想）
  • 営業収益：63,000百万円（+11.5%）
  • 営業利益：4,900百万円（+31.5%）
  • 経常利益：4,400百万円（+13.1%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：2,700百万円（+2.6%）
  • 1株当たり当期純利益（EPS）：90.17円
  • 税金等調整前当期純利益：4,400百万円（+13.7%）
  • 会社予想の前提（為替等）：資料に明示無し（–）
• 予想の信頼性：中間の進捗率（営業利益・純利益とも約50%超）は順調。過去の達成傾向についての記載は無し（–）。
• リスク要因：
  • 証券市場の変動・顧客取引量の低迷（地政学・関税等の影響）
  • 不動産市況の悪化や在庫評価リスク
  • 財務面では自己資本比率低下に伴うレバレッジ・金利上昇リスク、短期・長期借入の返済・借換えリスク
  • 資金調達環境（短期借入・社債動向）

重要な注記

• 会計方針の変更：あかつき証券の外貨建て預金の運用収益を「営業外収益（受取利息）」から「営業収益（金融収益）」へ表示変更。これにより前中間期の営業収益・営業利益はそれぞれ213,209千円増加の組替を実施。
• 連結範囲の変更：㈱しん証券さかもとを持分法適用会社に追加（議決権33.7%取得）。
• 関連情報：当中間期の中間決算短信は監査（レビュー）対象外。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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