2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正は無し。四半期累計の実績は会社予想との比較で「修正なし・計画どおりの進捗」と評価できる(市場予想との比較は資料上未提示のため不明)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+11.6%、営業利益+151.0%、親会社株主に帰属する中間純利益+322.2%)。
- 注目すべき変化:前年中間期に比べ「その他」セグメントの売上が1,643百万円→6,004百万円へ大幅増加。中間純利益が257百万円→1,087百万円と急増(+322.2%)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上187,000百万円、営業利益2,000百万円、当期純利益1,700百万円)に対する進捗は、売上高48.2%、営業利益45.4%、当期純利益64.0%で、おおむね計画的。ただし2026年1月予定の子会社取得(取得対価2,980百万円)等で連結範囲が拡大する点に留意。
- 投資家への示唆:利益改善は粗利率向上と販管費管理、及び「その他」売上の増加が要因。住友林業との資本業務提携・子会社取得により事業基盤強化が期待される一方、買収による連結影響・資金動向を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ジオリーブグループ株式会社
- 主要事業分野:住宅資材卸売・販売および関連事業(合板、建材、住宅設備機器、DIY用品等の販売)
- 代表者名:代表取締役社長 植木 啓之
- 上場取引所:東証(コード 3157)
- URL:https://www.geolive.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月4日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算説明会資料作成:無し、決算説明会:無し
- セグメント:
- 主要セグメント:住宅資材販売(グループ事業の大部分を占めるため詳細開示省略)
- その他セグメント:その他事業(当期に売上が拡大)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):13,767,052株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):13,271,865株
- 自己株式数:495,228株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
- 配当支払開始予定日:2025年11月28日
- その他IRイベント:決算説明会無し、今後のIRは随時公表
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(当中間期実績と通期予想との進捗)
- 売上高:実績 90,099百万円。通期予想 187,000百万円 に対する進捗率 48.2%(達成率の目安:中間で50%が通年均等配分の目安→やや順調)。
- 営業利益:実績 907百万円。通期予想 2,000百万円 に対する進捗率 45.4%(やや下ぶれペースだが通期見通しとの整合性は取れている)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 1,087百万円。通期予想 1,700百万円 に対する進捗率 64.0%(中間での利益先行。通年見通しに対して好調)。
- サプライズの要因:
- 「その他」セグメント売上の大幅増(1,643→6,004百万円)が売上増の主要因。
- 粗利率の改善(売上総利益率:12.80%→13.92%)と販管費管理で営業利益が拡大。
- 特別利益に負ののれん発生益117百万円、固定資産売却益141百万円を計上し経常・税引前利益を押上げ。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正を行っていないが、子会社取得(2026年1月5日予定、取得対価2,980百万円)により連結業績・資金構成に影響が出る可能性あり。現時点では通期予想達成の可能性は高いと見られるが、買収効果の取り込み状況と住宅市場の動向に依存。
財務指標
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:85,688百万円(前期末 89,377百万円、△3,689百万円)
- 純資産:24,169百万円(前期末 23,206百万円、+962百万円)
- 自己資本比率:28.1%(前期末 25.9%)=安定基準(40%以上)には未達(28.1%:やや低め)
- 現金及び預金:16,578百万円(期末)
- 有利子負債(概算):短期借入金1,235百万円+1年内返済予定の長期借入金1,818百万円+長期借入金8,545百万円=11,598百万円
- ネットキャッシュ(現金−有利子負債):約4,980百万円のネット現金(借入を差し引いても現金余裕あり)
- 損益計算書(要点)
- 売上高:90,099百万円(前年中間期 80,770百万円、+11.6%/+9,329百万円)
- 売上総利益:12,540百万円(前年 10,339百万円)
- 販管費:11,632百万円(前年 9,977百万円)
- 営業利益:907百万円(前年 361百万円、+151.0%)営業利益率 ≒1.01%(前年 0.45%)
- 経常利益:1,350百万円(前年 768百万円、+75.7%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,087百万円(前年 257百万円、+322.2%)
- 中間EPS:81.91円(前年中間 19.40円)
- キャッシュフロー(要点)
- 営業CF:1,613百万円(前年中間期 1,750百万円)
- 投資CF:+487百万円(前年中間期 △682百万円)→有形固定資産売却収入等でプラス
- 財務CF:△2,779百万円(前年中間期 +2,342百万円)→借入返済が主因
- 現金及び現金同等物期末:16,401百万円(前期中間 17,080 百万円、△679百万円)
- 収益性・効率性
- 売上高増加(+11.6%)に対し営業利益率改善(0.45%→1.01%)で収益性改善
- 総資産回転率(単純化)=売上高(年換算ベース)/総資産:中間ベースのため参考値に留意(詳細算出は通期データ必要)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:48.2%(ほぼ均等進捗)
- 営業利益進捗率:45.4%(やや下ぶれだが許容範囲)
- 当期純利益進捗率:64.0%(利益先行)
- 過去同期間との比較:前年中間に比べ全ての主要利益指標で大幅改善
- 財務安全性
- 自己資本比率:28.1%(安定目安40%未満→ややリスク高め)
- 負債合計:61,518百万円、負債比率(負債/資産) ≒71.8%
- 流動比率:流動資産61,353/流動負債49,985 ≒122.7%(短期支払能力は確保)
- セグメント別
- 住宅資材販売:84,095百万円(前年 79,126百万円)
- その他:6,004百万円(前年 1,643百万円)→「その他」の伸びが全体増収の主因
- 財務の解説
- 売上増は「その他」領域の拡大および建材・住宅設備の堅調さ。粗利率改善により営業利益は増加。CF面では営業CFは堅調、借入返済で財務CFはマイナス。自己資本比率は改善したが依然30%未満。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間 19.00円、期末 19.00円、年間 38.00円
- 2026年3月期:中間 24.00円(増配)、期末予想 24.00円、年間予想 48.00円(会社予想の変更無し)
- 配当性向(会社予想ベース):
- 通期当期純利益予想1,700百万円、EPS 128.09円、年間配当48円 → 配当性向(目安) ≒ 37.5%(比較的高め)
- 中間期の単純計算での配当性向(中間EPSベース):24円/81.91円 ≒29.3%
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:配当維持・増配の姿勢(中間増配)。自社株買いの記載無し。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 住宅資材販売:当中間期 売上 84,095百万円(前年 79,126百万円、+6.3%)
- その他:当中間期 売上 6,004百万円(前年 1,643百万円、+265.2%)
- 全社合計:90,099百万円(前年 80,770百万円、+11.6%)
- 前年同期比較:
- 「その他」の急増が全体成長を牽引。住宅資材販売は堅調増。
- セグメント戦略:
- エネルギー関連商材、認証材拡販、非住宅木構造分野、マンション買取再販業者向け販売強化、PB商品の拡販等を継続。
- 住友林業との資本業務提携・子会社取得により地域拡大(中部・九州)やサッシ関連事業強化を図る計画。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:最終年度にあたり「企業変革力の向上」をテーマに施策を推進中。M&A・提携による事業ポートフォリオ拡充が進行。
- KPI達成状況:明示的KPIの数値は資料に詳細無し。利益率改善や事業拡大は中期目標に合致する旨の記載。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 国内経済は緩やかな回復だが実質賃金の伸び悩みや国際的な不確実性が残る。
- 住宅関連業界では新設住宅着工戸数が建築基準法改定の反動などで前年同期比大幅減少。資材価格・人件費の上昇傾向は継続。
- 競合との比較:
- 同業他社との具体的比較データは資料に無し。だが地域基盤の強化(中部・九州)とサッシ強化は競争力向上の取組みと考えられる。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(未修正):売上高187,000百万円(+6.2%)、営業利益2,000百万円(+4.1%)、当期純利益1,700百万円(+6.2%)、EPS 128.09円
- 会社は現時点で予想を据え置き。通期の前提条件詳細は別資料参照(為替等の明示は無し)。
- 予想の信頼性:
- 中間で利益が先行しているが、同社はM&Aや提携による事業拡張を進めており、買収完了後の統合効果・費用が通期実績に影響する可能性あり。
- リスク要因:
- 新設住宅着工の減少、資材・人件費の上昇、為替・世界経済の不確実性、M&A統合リスク、取得対価やのれん等会計影響。
重要な注記
- 会計方針:当中間期における会計方針変更は無し。ただし、2024年11月1日のひらいホールディングスとの企業結合に関する暫定処理が当中間期に確定(のれんが減少)。
- 企業結合関連:
- 住友林業と資本業務提携を締結(2025年8月29日付)、井桁藤・スミリンサッシセンターの株式を取得予定(取得日:2026年1月5日、取得対価:現金 2,980百万円)。
- これにより住友林業の同社に対する議決権保有割合が30.37%となり、住友林業は「その他の関係会社」に該当。
- 監査関連:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
- その他:直近期に配当予想の修正は無し。
(注)
- 不明な項目・資料未記載の項目は「–」と表記するよう指示ありましたが、本まとめでは入手可能な数値・開示情報を優先して記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3157 |
| 企業名 | ジオリーブグループ |
| URL | https://www.geolive.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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