2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 会社は通期予想の修正なし(未修正)。四半期決算自体に対する会社予想の修正は無し。通期見通しに対する第1四半期の進捗は売上高約21.8%、営業利益約10.0%とやや弱め。
  • 業績の方向性: 減収減益(売上高9,033百万円、前年同期比△1.7%、営業利益45百万円、前年同期比△59.9%)。
  • 注目すべき変化: 営業利益が前年同四半期比で大幅減(△59.9%)となり、特に主力の水産物卸売事業で営業利益が24百万円(△61.2%)に落ち込んだ点が重要。
  • 今後の見通し: 会社は5月公表の通期予想(売上高41,500百万円、営業利益450百万円、親会社帰属当期純利益550百万円)を据え置き。第1四半期の進捗が営業利益面で低いため、中間〜下期での回復が必要。
  • 投資家への示唆: 売上はほぼ横ばいだが利益率が低下。原料価格高止まりや漁獲量減少、運送コスト上昇などコスト要因が利益圧迫。通期達成のためは原価・流通コストのコントロールや下期の販売状況確認が鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 横浜丸魚株式会社
    • 主要事業分野: 水産物卸売事業を中核に、水産物販売、不動産等賃貸、運送事業等を展開
    • 代表者名: 代表取締役社長 小島 雅裕
    • URL: https://www.yokohama-maruuo.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月5日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明会: 無、補足資料作成: 無
  • セグメント:
    • 水産物卸売事業: 鮮魚・冷凍・塩干加工等の卸売(中核事業)
    • 水産物販売事業: 小売/販売向け事業
    • 不動産等賃貸事業: 不動産賃貸等
    • 運送事業: 自社運送サービス
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む): 7,261,706株
    • 期末自己株式数: 894,898株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 6,366,808株
    • 時価総額: ―
  • 今後の予定:
    • 株主総会: 2026年3月期の定時株主総会は通例で春(正確日程は未提示)
    • IRイベント: 無し(本資料時点で決算説明会なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較ではなく、通期予想に対する進捗率として算出)
    • 売上高: 9,033百万円。通期予想41,500百万円に対する進捗率 9,033/41,500 = 21.8%(通常ペースは四半期均等なら25%。やや遅れ)
    • 営業利益: 45百万円。通期予想450百万円に対する進捗率 45/450 = 10.0%(大幅に遅れ。懸念)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 172百万円。通期予想550百万円に対する進捗率 172/550 = 31.3%(良好に見えるがQ1特有の要因を要確認)
  • サプライズの要因:
    • 主因はコスト面の重圧(輸入原料価格高騰・海水温上昇による漁獲量低下・運送コスト上昇)により営業利益が圧縮。
    • 投資有価証券の時価評価の影響でその他包括利益が大きく減少(OCIが△348百万円)、これが包括利益の大幅な悪化(1,518百→△166百)を招いた。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正していないため「想定範囲内」と判断しているが、営業利益の進捗が低いため中間〜下期での改善が必須。原価や物流コスト次第でリスクあり。

財務指標

  • 財務諸表の要点:
    • 総資産: 25,185百万円(前期末 25,279百万円、△94百万円)
    • 純資産: 17,049百万円(前期末 17,429百万円、△379百万円)— 投資有価証券評価差額金の減少が主因
    • 負債合計: 8,136百万円(前期末 7,850百万円、+285百万円)
  • 収益性(当第1四半期累計: 2025/4/1~2025/6/30)
    • 売上高: 9,033百万円(前年同期 9,188百円、△1.7%、△155百万円)
    • 営業利益: 45百万円(前年同期 112百万円、△59.9%)
    • 営業利益率: 45/9,033 = 0.5%(前年同期 112/9,188 = 1.2%)→ 利益率低下(要注意)
    • 経常利益: 272百万円(前年同期 288百万円、△5.3%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 172百万円(前年同期 205百万円、△16.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 27.04円(前年同期 32.27円、△16.2%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率: 21.8%(四半期均等25%に対してやや遅れ)
    • 営業利益進捗率: 10.0%(進捗低い)
    • 純利益進捗率: 31.3%(相対的に良好だが単四半期偏重の可能性あり)
    • 過去同期間との比較: 売上は小幅減、営業利益は大幅悪化
  • 財務の安全性:
    • 自己資本比率: 67.5%(安定水準。前期末 68.7%)
    • 負債比率(負債/純資産): 8,136/17,049 = 47.7%(低水準、財務は安定)
    • 流動比率(流動資産/流動負債): 7,763/4,103 = 189.3%(良好)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率が低下(1.2%→0.5%)。総資産回転率等は四半期ベースでの季節性ありため注記。
  • セグメント別(当第1四半期)
    • 水産物卸売事業: 売上高 7,111百万円(△2.5%)、営業利益 24百万円(△61.2%)
    • 水産物販売事業: 売上高 1,778百万円(+0.5%)、営業損失 20百万円(前年同期は営業利益6百万円)
    • 不動産等賃貸事業: 売上高 47百万円(+0.6%)、営業利益 30百万円(△8.8%)
    • 運送事業: 売上高 95百万円(+19.1%)、営業利益 10百万円(+27.9%)
  • 財務の解説:
    • 現金・預金は増加(+481百万円)、売掛金減少(△163百万円)、商品在庫増(+119百万円)。
    • 投資有価証券の時価評価差額が減少(△348百万円)し純資産を押下げ。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期 配当: 期末 30.00円、年間 30.00円
    • 2026年3月期(予想): 中間 15.00円、期末 15.00円、年間合計 30.00円(前回予想からの修正無し)
  • 配当利回り: ―(株価情報が無いため算出不能)
  • 配当性向: –(通期予想純利益に対する配当性向は目安で算出可能だが明示なし)
  • 特別配当: 無
  • 自社株買い等の株主還元策: 無(記載なし)

セグメント別情報

  • 各セグメントの状況(当第1四半期)
    • 水産物卸売事業: 主力。売上7,111百万円(△2.5%)、営業利益24百万円(△61.2%)→ 利益率低下が顕著
    • 水産物販売事業: 売上1,778百万円(+0.5%)だが営業損失化(▲20百万円)、採算改善が課題
    • 不動産等賃貸事業: 小規模で安定的に収益(営業利益30百万円)
    • 運送事業: 売上95百万円(+19.1%)、利益も増加。補完的に寄与
  • セグメント戦略: 各セグメントとも基本方針は中期経営計画に沿うが、特に卸売事業での収益改善策が必要。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 「横浜丸魚グループ中期経営計画2023 ~Rebirth~」は最終年度(2023〜2025の3年目)に当たる。決算短信では計画の方向性を継続している旨の記載あり。
  • KPI達成状況: 具体KPIは本資料に詳細記載無し。収益性改善が中期目標の重要課題と推定されるが、Q1の営業利益低下は注意点。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 円安や海外需要増で輸入原料価格が高止まり、海水温上昇による漁獲量の減少、エネルギー高で運送コスト上昇といった外部要因が継続的なリスク。
  • 競合比較: 同業他社との比較データは本資料に無し(比較不可)。ただし高い自己資本比率は財務面での相対的優位性。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し): 売上高 41,500百万円(前期比+4.2%)、営業利益 450百万円(+26.9%)、経常利益 800百万円(+12.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 550百万円(+8.2%)。1株当たり当期純利益 86.39円。
    • 次期予想: –(未公表)
    • 会社予想の前提条件: 明示的な前提(為替や原油価格など)の記載は本資料に無し
  • 予想の信頼性: 通期予想は修正無しだが、Q1営業利益の低い進捗を踏まえると下期での回復が前提。過去の予想達成傾向の記載は無し。
  • リスク要因:
    • 原料(輸入魚介)価格の上昇、漁獲量の減少、燃料・物流費の高騰
    • 投資有価証券の価格変動(OCI影響)
    • 国内外の景気減速・為替変動 等

重要な注記

  • 会計方針: 変更なし
  • 四半期レビュー: 添付財務諸表に対する監査法人によるレビューは無し
  • その他:
    • 投資有価証券の時価評価でその他包括利益が大幅に減少(△348百万円)が純資産減少の主因
    • 第1四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成していない

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8045
企業名 横浜丸魚
URL http://www.yokohama-maruuo.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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