2026年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想に対する修正は無し。市場予想との比較データは開示資料に無し(–)。第1四半期の実績は通期予想に対し売上はほぼ想定どおり、利益は上振れして進捗。
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +4.8%、営業利益 +36.6%、親会社株主に帰属する四半期純利益 +41.3%、前年同期比)。
- 注目すべき変化:営業利益率が前年第1四半期7.4%→9.7%へ改善(+2.3ポイント)。ケミカル事業の製品売上拡大とヘルスケア事業のコストダウンが利益増に寄与。
- 今後の見通し:通期(2026年5月期)予想は据え置き(売上 25,000 百万円、営業利益 1,700 百万円、親会社株主帰属当期純利益 1,100 百万円)。第1四半期の進捗は売上が通期の約24.0%、営業利益は約34.2%、純利益は約38.1%で、利益面は順調だが今後の消費動向や米国通商政策の影響はリスク。
- 投資家への示唆:第1四半期は需要(業務用洗剤等)やコスト改善で利益先行。通期予想は変更なしだが、利益の進捗は良好。短期の外部リスク(米国通商政策や個人消費冷え込み)に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ニイタカ
- 主要事業分野:ケミカル事業(業務用洗剤・洗浄剤・除菌剤・漂白剤・固形燃料等)、ヘルスケア事業(健康食品等)
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 野尻 大介
- IR窓口:執行役員 経営企画本部長 加藤 貴志(TEL 06-6391-3266)
- 報告概要:
- 提出日:2025年9月25日
- 対象会計期間:2026年5月期 第1四半期(連結、2025年6月1日~2025年8月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:無
- セグメント:
- ケミカル事業:業務用洗剤・洗浄剤・除菌剤・漂白剤・固形燃料、仕入商品等
- ヘルスケア事業:健康食品等(国内・海外販売)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:5,943,052株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:39,612株
- 四半期累計平均株式数:5,903,440株
- 時価総額:–(開示無し)
- 今後の予定:
- 決算発表:次回の開示予定は通期・中間等の通常スケジュールに準拠(具体日程は開示資料参照)
- 株主総会・IRイベント:–(本資料に記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社発表の通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高:6,006 百万円(通期予想 25,000 百万円に対する進捗 24.0%)→ 通常ペース(四半期均等だと25%)に近いがやや下回る
- 営業利益:582 百万円(通期予想 1,700 百万円に対する進捗 34.2%)→ 進捗は良好(利益先行)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:419 百万円(通期予想 1,100 百万円に対する進捗 38.1%)→ 進捗良好
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:ケミカル事業での製品売上拡大(外食市場の堅調、主要顧客の採用増)およびヘルスケア事業でのコストダウン(販売費・運賃等の効率化)により営業利益が大きく改善。
- 下振れ要因:売上面では感染対策製品や固形燃料の減収があったが全体の増収を相殺するには至らず。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正を行っていない。第1四半期の利益進捗は良好だが、今後の消費動向や為替、原材料価格の変動が影響するため、引き続き注視が必要。
財務指標
(単位は原則として百万円、前年同期比は必ず%で記載)
- 財務諸表の要点(第1四半期末 2025年8月31日)
- 総資産:22,969 百万円(前期末 22,585 百万円、増加)
- 純資産:14,929 百万円(前期末 14,757 百万円、増加)
- 自己資本比率:65.0%(安定水準。前年同期 65.3%)
- 流動資産:14,441 百万円、流動負債:5,297 百万円
- 有利子負債(1年内返済予定長期借入金 + 長期借入金):521 + 1,277 = 1,799 百万円
- 現金及び預金:6,796 百万円
- 収益性(第1四半期 累計)
- 売上高:6,006 百万円(前年同期 5,733 百万円、増加率 +4.8% / +273 百万円)
- 営業利益:582 百万円(前年同期 426 百万円、増加率 +36.6% / +156 百万円)
- 営業利益率:9.7%(前年同期 7.4%、 +2.3pt)
- 経常利益:616 百万円(前年同期 440 百万円、増加率 +40.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:419 百万円(前年同期 297 百万円、増加率 +41.3%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):70.99 円(前年同期 50.24 円)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 売上高進捗率:24.0%(通期25,000 百万円に対して)→ 標準的なペース(やや下)
- 営業利益進捗率:34.2%(通期1,700 百万円に対して)→ 良好(利益先行)
- 純利益進捗率:38.1%(通期1,100 百万円に対して)→ 良好
- 過去同期間比較:前年第1四半期と比べ利益率・利益額が大幅改善(営業利益 +36.6%)
- 財務安全性
- 自己資本比率:65.0%(安定水準、目安40%以上を上回る)
- 負債合計:8,041 百万円、負債/純資産比(負債純資産比)= 8,041 / 14,929 ≒ 53.9%
- 流動比率:流動資産 14,441 / 流動負債 5,297 ≒ 2.73(273%)(良好)
- 有利子負債/純資産(目安の負担感):1,799 / 14,929 ≒ 12.1%(低い)
- 効率性
- 売上総利益率(粗利率):売上総利益 2,267 / 売上高 6,006 ≒ 37.7%(前年同期比で若干改善)
- 売上高営業利益率(営業利益率):9.7%(前年同期 7.4%)
- セグメント別(第1四半期)
- ケミカル事業:売上高 5,643 百万円(構成比 約94.0%)、セグメント利益 469 百万円(営業利益の約80%を占める)
- 前年比:売上 +4.7%、営業利益 +34.6%(製品売上増、価格寄与、原材料価格は横ばい)
- ヘルスケア事業:売上高 364 百万円(構成比 約6.1%)、セグメント利益 114 百万円(約19.6%)
- 前年比:売上 +5.9%、営業利益 +45.8%(海外増、国内減、コストダウンが効く一方で研究開発費増が減益要因)
- 財務の解説:
- 第1四半期は洗剤等の業務用製品需要増と販売構成の改善、ならびにヘルスケアのコスト改善で利益が大幅に拡大。資産・負債面では流動資産増加と賞与引当金増などで負債も増加したが、自己資本比率は高水準を維持。
配当
- 配当実績と予想(1株当たり)
- 2025年5月期(実績):中間 40.00 円、期末 52.00 円、年間 92.00 円
- 2026年5月期(予想):中間 38.00 円、期末 38.00 円、年間 76.00 円(直近期の配当予想に修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報が開示されていないため算出不可)
- 配当性向(通期予想ベース):配当 76.00 円 / 1株当たり当期純利益(予想)186.33 円 ≒ 40.8%(やや高めの分配水準)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自己株式の期中動きなし、特段の自社株買い情報は記載無し
セグメント別情報
- ケミカル事業
- 売上高:5,642.9 百万円(前年同期比 +4.7%)
- 営業利益:468.6 百万円(前年同期比 +34.6%)
- 主な要因:外食市場の堅調、主要顧客への採用拡大に伴う洗剤需要増。製品売上比率向上、価格寄与。原材料価格は横ばい。
- 見通し:外食・業務用需要の動向が鍵。原材料価格が安定すれば利益率は維持できる見込み。
- ヘルスケア事業
- 売上高:363.5 百万円(前年同期比 +5.9%)
- 営業利益:113.9 百万円(前年同期比 +45.8%)
- 主な要因:欧米中心の海外売上増、販売費・運賃の改善によるコストダウン。研究開発費はやや増加。
- 見通し:海外成長が期待される一方、研究開発投資の増減が短期利益に影響。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本資料に中期計画の詳細や数値目標は記載無し(–)。第1四半期の業績は短期的には計画に整合する利益改善傾向。
- KPI達成状況:明示的なKPIは開示資料に無し(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:本資料には同業他社比較データ無し(–)。業務用洗剤分野は価格競争と品質・納入体制が重要な差別化要因。
- 市場動向:国内外の外食市場回復は需要追い風。一方で米国通商政策など外部環境が消費心理を冷やすリスクが示唆されている。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年5月期)予想:売上高 25,000 百万円(+5.4%)、営業利益 1,700 百万円(△11.7%)、経常利益 1,730 百万円(△11.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,100 百万円(△39.1%)※会社は予想修正無し
- 次期予想:–(未開示)
- 会社予想の前提条件:資料の詳細欄参照(為替・原材料等の前提は別添資料に記載)
- 予想の信頼性:第1四半期は利益進捗が良好だが、通期営業利益予想は前年比減(会社想定)。過去の予想達成傾向は本資料に明示なし(–)。
- リスク要因:
- 米国など外部の通商政策・景気悪化による需要低迷
- 個人消費の冷え込み(外食市場の鈍化)
- 為替変動や原材料価格の急変動
- 研究開発投資や物流コストの変動(ヘルスケア事業)
重要な注記
- 会計方針:四半期連結財務諸表に特有の会計処理の適用あり。会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し。
- 監査レビューステータス:当第1四半期に対する公認会計士又は監査法人によるレビューは無し。
- その他:通期業績予想の修正は無し。業績見通しは一定の前提に基づくものであり達成を保証するものではない旨が注記されている。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4465 |
| 企業名 | ニイタカ |
| URL | http://www.niitaka.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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