2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。中間実績は概ね想定内だが、営業利益は通期比進捗が低めで注意。非営業収益(受取配当金)の増加により経常利益は上振れ(対前年中間期:+13.8%)。
  • 業績の方向性:増収減益に近い(売上高は微減:△0.9%、営業利益は微減:△2.6%、ただし経常利益は増加)。
  • 注目すべき変化:投資有価証券の時価上昇によりその他包括利益が大幅増(+1,408百万円)、純資産が増加。受取配当金の増加で経常利益が押上げられた点が重要。
  • 今後の見通し:通期予想(売上高41,500百万円、営業利益450百万円、当期純利益550百万円)に変更なし。中間時点での進捗を見ると営業利益の通期達成は慎重な確認が必要(中間進捗29.3%)。
  • 投資家への示唆:事業の基幹である水産物卸売の営業力は維持されているが、為替・輸入原料価格・漁獲量の変動といった外部要因が収益に影響を与えやすい。投資有価証券の評価差益・配当が業績押上げに寄与している点を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 横浜丸魚株式会社
    • 主要事業分野: 水産物卸売事業を中核に、水産物販売、不動産等賃貸、運送事業など
    • 代表者名: 代表取締役社長 小島 雅裕
    • URL: https://www.yokohama-maruuo.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年11月6日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 半期報告書提出予定日: 2025年11月13日
    • 決算説明資料/説明会: 作成無し/開催無し
  • セグメント:
    • 水産物卸売事業: 鮮魚・冷凍・塩干加工他の卸売(中核事業)
    • 水産物販売事業: 小売/販売チャネル等
    • 不動産等賃貸事業: 賃貸収入等
    • 運送事業: 物流・運送
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 7,261,706 株
    • 期末自己株式数: 894,898 株
    • 期中平均株式数(中間期): 6,366,808 株
  • 今後の予定:
    • 配当支払開始予定日: 2025年12月12日

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は通期予想に対する中間実績の達成率を表示)
    • 売上高: 中間実績 18,745 百万円、通期予想 41,500 百万円 → 達成率 45.2%(中間期としてはやや下振れの余地)
    • 営業利益: 中間実績 132 百万円、通期予想 450 百万円 → 達成率 29.3%(半期比では進捗が低い。注意点)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益: 中間実績 231 百万円、通期予想 550 百万円 → 達成率 42.0%
  • サプライズの要因:
    • 経常利益の増加(+13.8%)は受取配当金の増加(176→229 百万円)といった金融収益の寄与が主因。
    • 営業面では、サンマ等の豊漁や地場魚の水揚げ好調が売上貢献した一方、輸入原料価格上昇やノルウェーの漁獲枠削減による価格高騰がコストや販売環境に影響。
    • 特殊要因として、前中間期にあった貸倒引当金戻入などが無くなったことも営業利益に影響。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。中間時点では売上の進捗は比較的良いが営業利益は進捗低めのため、下期での回復(販売単価や原価変動の改善)を見ない限り通期達成には下期の業績動向が重要。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産: 27,557 百万円(前期末 25,279 百万円、+2,277 百万円)
    • 純資産: 18,877 百万円(前期末 17,429 百万円、+1,447 百万円)
    • 自己資本比率: 68.3%(安定水準。前期末 68.7%)
    • 現金及び現金同等物: 中間期末 3,031 百万円(前期末 2,901 百万円、+129 百万円)
    • 投資有価証券: 15,729 百万円(前期末 13,675 百万円、+2,054 百万円)
  • 収益性(中間期、対前年中間期)
    • 売上高: 18,745 百万円(△0.9%、△160 百万円)
    • 営業利益: 132 百万円(△2.6%、△3 百万円)、営業利益率 0.7%(132/18,745)
    • 経常利益: 360 百万円(+13.8%、+43 百万円)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益: 231 百万円(△0.1%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS): 36.30 円(前中間期 36.34 円)
  • 進捗率分析(中間実績/通期予想)
    • 売上高進捗率: 45.2%(半期比の目安50%よりやや低め)
    • 営業利益進捗率: 29.3%(半期での進捗が低い)
    • 純利益進捗率: 42.0%
    • 過去同期間との比較: 売上高はほぼ横ばいだが(△0.9%)、営業利益は微減、経常利益は増加。営業利益の通期達成は下期に負う部分が大きい。
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率: 68.3%(安定水準)
    • 負債合計: 8,679 百万円(短期借入金600百万円、固定負債に繰延税金負債等)
    • 流動比率(概算): 流動資産 7,599 / 流動負債 3,842 ≒ 197.8%(短期的支払能力は良好)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は約0.7%にとどまり、業種水準(卸)与件では低め。投資有価証券の評価増が利益構成に影響を与えている。
  • セグメント別
    • 水産物卸売事業: 売上高 14,811 百万円(△1.3%)、営業利益 80 百万円(+53.2%)
    • 水産物販売事業: 売上高 3,648 百万円(+0.1%)、営業損失 28 百万円(前中間期は▲2 百万円)
    • 不動産等賃貸事業: 売上高 93 百万円(+1.3%)、営業利益 62 百万円(△5.2%)
    • 運送事業: 売上高 192 百万円(+17.0%)、営業利益 17 百万円(△12.0%)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2026年3月期 中間配当: 15.00 円(支払開始予定日 2025/12/12)
    • 期末配当(予想): 15.00 円
    • 年間配当予想: 30.00 円(前回予想から修正無し)
  • 配当利回り: –(株価情報が無いため算出不可)
  • 配当性向: 通期予想ベースでは配当性向 ≒ 30.0円×発行済株式数ベースで算出可だが、明示的数値は –(会社は配当方針の変更無し)
  • 特別配当: 無し
  • 株主還元方針: 自社株買い等の記載無し

セグメント別情報

  • セグメント別状況(当中間期)
    • 水産物卸売事業: 売上 14,811 百万円(△1.3%)、営業益 80 百万円(+53.2%)—主力。鮮魚・冷凍・塩干加工が主要。
    • 水産物販売事業: 売上 3,648 百万円(+0.1%)、営業損失 28 百万円(損失拡大)
    • 不動産等賃貸事業: 売上 93 百万円(+1.3%)、営業益 62 百万円(△5.2%)
    • 運送事業: 売上 192 百万円(+17.0%)、営業益 17 百万円(△12.0%)
  • セグメント戦略: 決算短信では中期計画最終年度として「水産卸売事業を通じた社会貢献」「長期的視点」「人を大切にする経営」を継続。具体KPIや投資計画の詳細は記載無し。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 「横浜丸魚グループ中期経営計画2023 ~Rebirth~」の最終年度(2023~2025)に相当。決算短信では最終年度の取り組みを継続中と記載。
  • KPI達成状況: 具体KPIの数値比較は開示無し。投資有価証券の時価評価増が純資産を押上げているが、事業面(営業利益)の改善が中長期目標にどの程度寄与するかは不明。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 漁獲量や漁場変化(黒潮の終息期待)、ノルウェーの漁獲枠削減による原料価格高騰、円安・海外需要増で輸入原料価格上昇などが下期の収益に影響するリスクとして記載。
  • 競合比較: 同業他社との詳細比較データは無し。卸売業としては原料調達力・流通効率・価格転嫁力が競争優位の鍵となる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(修正なし): 売上高 41,500 百万円(+4.2%)、営業利益 450 百万円(+26.9%)、経常利益 800 百万円(+12.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 550 百万円(+8.2%)
    • 次期予想: 未開示(–)
    • 会社予想の前提: 特段の為替や原材料前提の明示は無し(業績予想の前提は公表時資料参照の可能性あり)
  • 予想の信頼性: 通期予想は据え置き。中間の営業利益進捗が低めであるため、下期の原価動向や販売単価の変動に応じた達成性の確認が必要。
  • リスク要因:
    • 為替変動、輸入原料価格上昇、漁獲量の変動、国際的な需給変化(例:ノルウェーの漁獲枠政策)、国内消費の景気実感低下など。

重要な注記

  • 会計方針: 変更無し
  • その他重要事項:
    • 当中間期における連結範囲の変更なし
    • 中間決算短信は監査人のレビュー対象外
    • 投資有価証券の時価評価増が純資産および包括利益に大きく寄与(その他有価証券評価差額金 +1,408 百万円)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8045
企業名 横浜丸魚
URL http://www.yokohama-maruuo.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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