2024年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表予想および直近公表数値からの修正は無し(ほぼ予想通り)。四半期ごとの予想修正はなし。
  • 業績の方向性:増収減益ではなく「減収減益」。売上高は前年同期比8.8%減、営業利益は同44.0%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は同20.8%減。
  • 注目すべき変化:合板・「住宅資材販売その他」等の品目で大幅減(合板:△20.8%、住宅資材販売その他:△25.3%)があり、これが売上減の主因。営業利益が販売費・一般管理費の増加および売上減で大きく減少。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上高175,000百万円、営業利益2,200百万円、当期純利益2,000百万円)に対する進捗は売上72.0%、営業利益72.9%、当期純利益93.2%となっており、当期純利益は達成に近い進捗。一方で営業面の不確実性(資材価格・需要)が残るため、今後の動向次第でリスクあり。業績予想の修正は現時点で無し。
  • 投資家への示唆:売上減の主因は構成品目の減少で、粗利率は改善しているが販管費増で営業利益が大きく低下。通期利益目標は純利益ベースで達成可能性が高い一方、営業面の回復が鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ジオリーブグループ株式会社
    • 主要事業分野:住宅資材販売(合板、建材、住宅設備機器、DIY商品など)およびその他事業
    • 代表者名:代表取締役社長 植木 啓之
    • 上場取引所:東証
    • コード:3157
    • URL:https://www.geolive.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年2月5日(四半期報告書提出予定日 2024年2月9日)
    • 対象会計期間:2024年3月期 第3四半期連結累計(2023年4月1日~2023年12月31日)
    • 四半期決算補足説明資料:無
    • 四半期決算説明会:無
  • セグメント:
    • 住宅資材販売:合板、建材、住宅設備機器、DIY商品、住宅資材販売その他(主力)
    • その他:その他事業(詳細記載なし)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):13,767,052株(2024年3月期第3Q)
    • 期末自己株式数:494,930株
    • 期中平均株式数(四半期累計):13,272,207株
    • 時価総額:–(資料に未記載)
  • 今後の予定:
    • 決算発表(通期修正等):直近公表からの修正無し(予定イベントの記載なし)
    • IRイベント:四半期説明会は開催無し。その他IRイベントは資料に記載無し。

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は「直近公表値から修正無し」)
    • 売上高:125,954百万円(会社通期予想175,000百万円に対する進捗率 72.0%)
    • 営業利益:1,603百万円(会社通期予想2,200百万円に対する進捗率 72.9%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,864百万円(会社通期予想2,000百万円に対する進捗率 93.2%)
  • サプライズの要因:売上の減少(特に合板、住宅資材販売その他)が主因。営業利益悪化は売上減に加え、販管費が前年同期比でやや増加した点、また期中に100周年記念費用215百万円の特別損失計上が影響(特別項目として)。一方、投資有価証券売却益等の営業外収益増(828百万円)が経常利益の下支えとなる。
  • 通期への影響:現時点で業績予想の修正は無し。売上・営業利益の進捗は概ね7割台と季節要因を踏まえると想定内だが、資材価格・需要の動向によってはリスクが残る。純利益は進捗良好で通期達成可能性は比較的高い。

財務指標

  • 財務諸表要点(百万円、端数切捨て)
    • 総資産:77,735(前期末78,446、△710)
    • 負債合計:56,160(前期末57,847、△1,686)
    • 純資産:21,574(前期末20,599、+975)
    • 自己資本比率:27.8%(前期末26.3% → +1.5pp)(目安:40%以上で安定 → 27.8%は低め)
    • 現金及び預金:14,472(前期末12,096、+2,375)
    • 受取手形・売掛金等:30,521(前期末34,351、△2,347)
    • 投資有価証券:1,682(前期末2,418、△735)
  • 収益性(当第3四半期累計:2023/4/1–2023/12/31)
    • 売上高:125,954百万円(前年同期138,056百万円、△8.8%)
    • 売上総利益:15,189百万円(前年16,088、△5.5%)→ 売上総利益率 12.06%(前年 11.65%、改善)
    • 販売費及び一般管理費:13,585百万円(前年13,227、+2.7%)
    • 営業利益:1,603百万円(前年2,861、△44.0%)→ 営業利益率 1.27%(目安:高いほど良い。1.27%は低い)
    • 経常利益:3,108百万円(前年3,542、△12.2%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,864百万円(前年2,353、△20.8%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):140.45円(前年177.35円、△20.8%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:72.0%(125,954/175,000)
    • 営業利益進捗率:72.9%(1,603/2,200)
    • 純利益進捗率:93.2%(1,864/2,000)
    • 過去同期間との比較:前年同期に対して売上・利益とも低下しており、収益性では売上総利益率は改善したが販管費増で営業利益が大きく落ちている。進捗率は純利益が高く、営業面はやや厳しい状況。
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:27.8%(安定目安40%未満 → やや低い)
    • 負債比率(負債/純資産):56,160 / 21,574 ≒ 2.60(260%)→ レバレッジは高め
    • 流動比率:流動資産60,263 / 流動負債50,336 ≒ 119.7%(約120%:短期支払い能力は概ね確保)
  • 効率性
    • 総資産回転率(単純):売上高125,954 / 総資産77,735 ≒ 1.62回/年(比較目安は業種依存)
    • 売上高営業利益率の推移:前年第3Q 2.07% → 当期1.27%(低下)
  • セグメント別(売上高、百万円)
    • 住宅資材販売合計:122,586(前年134,997、△9.2%)
    • 合板:10,564(前年13,340、△20.8%)
    • 建材:56,587(前年58,328、△3.0%)
    • 住宅設備機器:27,666(前年27,406、+1.0%)
    • DIY商品:4,713(前年5,040、△6.5%)
    • 住宅資材販売その他:23,054(前年30,881、△25.3%)
    • その他:3,368(前年3,058、+10.2%)
  • 財務の解説:受取手形・売掛金の減少と投資有価証券の売却(評価差の縮小)が見られ、現金預金は増加。長期借入金の減少により負債総額は減少、自己資本は増加したが自己資本比率は依然30%未満で資本基盤は強くない。

配当

  • 配当実績と予想(円)
    • 第2四半期(中間):25.00(うち6.00は創業100周年記念配当)
    • 期末(予想):19.00
    • 年間合計(予想):44.00(2024年3月期 予想は修正なし)
  • 配当性向・利回り
    • 予想EPS(通期):150.69円、年間配当44円 → 配当性向(予想)=44 / 150.69 ≒ 29.2%(中程度の還元)
    • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 特別配当の有無:2023年度中間に6円の「100周年記念配当」あり。今期の特別配当予定は無し。
  • 株主還元方針:自社株買いの記載無し。

セグメント別情報

  • 概況:
    • 住宅資材販売が主力で全体の約97%を占める(第3Q累計)。合板・住宅資材販売その他で大幅減が目立つ。
    • その他セグメントは増収(+10.2%)で部分的に寄与。
  • 前年同期比較:
    • 合板:△20.8%、建材:△3.0%、住宅設備機器:+1.0%、DIY:△6.5%、住宅資材販売その他:△25.3%。
    • 住宅資材販売全体:△9.2%。
  • セグメント戦略:既存の営業方針(エネルギー関連商材・認証材拡販、非住宅木構造分野拡大、中古マンションリノベーション向け販売強化、PB商品拡販)を維持しつつ、売上総利益率改善、コスト削減、業務効率化に取り組むと表明。詳細なKPIは記載無し。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:2024年3月期を初年度とする3ヶ年中期経営計画がスタート(テーマ:「企業変革力の向上」)。定量KPIの進捗は資料に詳述無し。
  • KPI達成状況:定量目標の開示なしのため、整合性評価は限定的。粗利率改善はポジティブだが売上・営業利益の減少は課題。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:資材価格高騰、物流・人手不足、住宅ローン金利上昇懸念により新設住宅着工は弱含み。業界全体で建築コスト上昇と需要減速が確認される。
  • 競合比較:同業他社との比較データは資料に無し。概括すると、同社は住宅資材販売中心で、市況感の影響を直接受けやすい立ち位置。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(修正無し):売上高175,000百万円(△4.3%)、営業利益2,200百万円(△36.5%)、経常利益3,000百万円(△31.1%)、当期純利益2,000百万円(△32.9%)
    • 会社が想定する前提条件:資料では個別の為替・原油価格等の前提明示なし(詳細は添付資料参照)。
  • 予想の信頼性:第3Q累計での純利益進捗は高いが、営業利益・売上は低下しているため、Q4の需要動向や原材料コスト次第で上下する可能性がある。過去の予想達成傾向は資料に記載なし。
  • リスク要因:建設需要の更なる減速、資材価格の急騰、為替変動、地政学リスク(ウクライナ/中東情勢)、金融引締めによる住宅投資マインド低下など。

重要な注記

  • 会計方針の変更・見積りの変更:無し
  • 重要イベント:2023年9月15日に創業100周年、社名を「ジオリーブグループ株式会社」へ変更。100周年関連で中間に記念配当(6円)を実施。第3Qでは100周年記念費用215百万円を特別損失計上。
  • 四半期決算短信は四半期レビュー対象外(監査等によるレビュー無し)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3157
企業名 ジオリーブグループ
URL https://www.geolive.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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