2025年12月期 第2四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 採用と育成を強化し、価格改定とITインフラ立上げで来期以降の業績拡大を目指す。中期(UGビジョン30th)で社員数・売上・利益の大幅拡大を想定。
- 業績ハイライト: 2025/12期2Qは売上高1,627百万円(前年同期比+15.9%:良)、営業利益263百万円(前年同期比+74.6%:良)、中間純利益194百万円(前年同期比▲13.1%:悪、理由は前期の子会社合併に伴う特別利益96百万円の消滅)。
- 戦略の方向性: 首都圏の成長企業に集中展開、シェアード社員の増員とUGアカデミーによる育成、内製開発・ITインフラ等の特化型サービス強化、将来的にM&Aも視野。
- 注目材料: ① 価格改定(2025年4月以降の新規顧客へ適用、既存顧客は段階適用)→本格寄与は来期見込み(ポジティブ)。② シェアード社員数273人(前期末比+31人)・実質支援社数424社(前期末比+29社)→顧客基盤拡大(ポジティブ)。③ 中間記念配当30円(分割前)実施。
- 一言評価: 採用と単価上昇で牽引する成長継続フェーズ。価格改定と若手戦力化の定着が評価の分岐点。
基本情報
- 企業概要: ユナイトアンドグロウ株式会社(Unite & Grow)。主要事業は中堅・中小のコーポレートIT部門向け業務支援(タイムシェア型「シェアード社員®」、Kikzo等のクローズドナレッジ)。設立 2005年2月。代表者 代表取締役社長 須田 騎一朗。従業員数 289名(2024/12、事業従事者数)。
- 説明会情報: 開催日時 2025年8月(資料日付:2025年8月14日)。説明会形式 –(資料は開示済)。参加対象 投資家・アナリスト等(想定)。
- 説明者: 発表者は資料上は代表取締役社長 須田騎一朗(想定)。発言概要:採用強化・UGアカデミーでの育成、価格改定の実施、首都圏特化と特化型サービス展開、通期見通し維持。
- 報告期間: 対象会計期間 2025/12期第2四半期(2025年1–6月)。報告書提出予定日 –。配当支払開始予定日 –(中間配当は2025年6月30日基準で創業20周年記念配当30円を実施)。
- セグメント: 2025/12期より単一セグメント「コーポレートIT部門の業務支援事業」(内訳として情シス総合、内製開発、ITインフラのサービス区分)。
業績サマリー
- 主要指標(2025/12期 第2四半期 実績)
- 売上高: 1,627百万円、前年同期比+15.9%(良)
- 営業利益: 263百万円、前年同期比+74.6%(良)、営業利益率 16.2%
- 経常利益: 264百万円、前年同期比+58.5%(良)
- 中間純利益: 194百万円、前年同期比▲13.1%(悪)※理由は前期の特別利益消滅
- 1株当たり利益(EPS): –(資料未記載)
- 予想との比較
- 会社予想に対する達成率(第2四半期時点、通期進捗)
- 売上高進捗率 47.2%(計画比、通期:3,449百万円)
- 営業利益進捗率 48.8%(計画比)
- 中間純利益進捗率 49.5%(計画比)
- サプライズの有無: 通期予想は据え置き(サプライズ修正なし)。第2四半期は売上・営業利益で好進捗だが、特別利益消滅で中間純利益は減少。
- 進捗状況
- 通期(2025/12期)予想: 売上高 3,449百万円(前期比+16.2%)、営業利益 539百万円(前期比+36.5%)、当期純利益 392百万円(前期比+2.2%)→第2Q時点でほぼ通期半分の進捗(おおむね計画通り)。
- 中期経営計画(UGビジョン30th)に対する進捗率: 年CAGR目標15%、現状は成長継続中だが中長期目標達成には更なる拡大(採用・特化サービス・M&A)が必要。
- 過去同時期との進捗比: 売上・営業益は前年同期より改善(売上+15.9%、営業利益+74.6%)。
- セグメント別状況(第2四半期)
- 情シス総合: 1,459百万円、売上比 89.7%、前年同期比+9.3%(良)※情シス総合からITインフラを分離した影響で伸長率は一桁
- 内製開発: 104百万円、売上比 6.4%、前年同期比+50.1%(良)
- ITインフラ: 63百万円、売上比 3.9%、前年同期比 –(当期から計上開始)
業績の背景分析
- 業績概要: シェアード社員数増加と稼働単価の上昇により売上が拡大。内製開発・ITインフラが案件増で寄与。営業利益は採用関連費用の計上時期(例年の月ズレ)や基幹システム保守費減で販管費が減少し大幅増益。
- 増減要因
- 増収要因: シェアード社員増(第2Q末273人、前期末比+31人)、内製開発案件増、ITインフラ立上げによる売上増(売上変動分 +137百万円)。
- 粗利変動要因: 稼働日数1日少等により原価率上昇・稼働人件費増で粗利率は僅かに低下(粗利率変動分 ▲37百万円、悪影響)。
- 販管費: 基幹システム保守費用の減少、子会社吸収合併に伴う販管費削減、採用関連費の月ズレで販管費減少(販管費増減分 +12百万円相当で営業利益押上)。
- 純利益減少要因: 前期の子会社合併に伴う特別利益96百万円が当期にないため中間純利益は減少(▲13.1%)。
- 競争環境: ターゲット市場(中堅・中小成長企業向けコーポレートIT支援)は競合少なめ(ブルーオーシャン)。ただしIT人材市場は競争激化(採用コスト・流出リスク)、大手SIer等との機能重複リスクあり。
- リスク要因: 人材採用競争(人件費・稼働率低下リスク)、価格改定の既存顧客適用の遅れ(本格寄与は来期)、景気減速による企業のIT投資抑制、M&A関連の統合リスク。為替・サプライチェーンの直接的影響は限定的(明記なし)。
戦略と施策
- 現在の戦略: 首都圏の50〜1,000名成長企業に特化(選択と集中)、シェアード社員拡大(年率12%目標)、情シス総合を基礎に特化型サービス(内製開発・ITインフラ等)を立上げ、将来的にM&Aで事業領域拡大。
- 進行中の施策: 採用強化(中途・新卒)、UGアカデミーによる育成プログラムで若手戦力化、ITインフラ事業の立上げ、価格改定(2025年4月以降の新規顧客に適用)。
- セグメント別施策:
- 情シス総合: 顧客体験→社内研修でノウハウ共有、継続率維持(年間約80%)。
- 内製開発: ローコード等を活用した内製支援強化で高付加価値化。
- ITインフラ: 立上げ投資で来期以降の売上拡大狙い。
- 新たな取り組み: 特化型サービス拡充、UGアカデミーによるスキル体系化、首都圏集中展開と「分割と増殖」による組織スケール設計。
将来予測と見通し
- 業績予想(通期 2025/12期 会社予想)
- 売上高: 3,449百万円(前期比+16.2%:良)
- 営業利益: 539百万円(前期比+36.5%:良)
- 経常利益: 542百万円(前期比+31.7%:良)
- 当期純利益: 392百万円(前期比+2.2%:小幅増)
- 予想の前提条件: シェアード社員増加、稼働率改善、若手戦力化、ITインフラの立上げ、価格改定の浸透(既存顧客への段階適用も含む)。為替等の前提は特記なし。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 採用・育成による稼働率・単価向上を根拠に増収増益を見込む。通期予想は据え置きで、会社としては計画達成を見込む姿勢。
- 予想修正: 今回の開示で通期予想の修正なし。
- 中長期計画: UGビジョン30th(従業員1,000人、売上100億円、営業利益20億円等)を掲示。現状はその初期フェーズで採用・特化型サービス・M&Aが重要。
- 予想の信頼性: 第2Q進捗は売上・営業利益でほぼ半期相当(進捗良好)。ただし価格改定の既存顧客適用遅延や新卒の戦力化時期が影響しうる。
- マクロ経済の影響: 国内のIT投資動向、景気循環、労働市場の逼迫(IT人材需給)が業績に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向30%を目標、株主資本配当率(DOE)5%を目安として安定配当。業績・財政・将来投資を勘案して配当や自社株等を機動的に配分。
- 配当実績(開示情報)
- 中間配当: 創業20周年記念配当30円(分割前、2025年6月30日基準)を中間配当として実施(特別)。
- 期末(予想): 普通配当13円(前期比+1円、予想)。
- 年間配当(予想): 中間の記念配当等を含めた実質数値は資料参照(配当性向・DOEは資料内で記載あり)。過去の配当推移は増配傾向だが年度により変動。
- 特別配当: あり(創業20周年記念配当 30円〈分割前〉、中間配当として実施)。
- その他株主還元: 自社株買い等の明示的施策は今回開示なし(将来的に機動的対応と記載)。
製品やサービス
- 製品: 主要サービスは「シェアード社員®(コーポレートエンジニアのタイムシェア)」「Kikzo(クローズドナレッジ/Q&A)」。新製品として特化型サービス(内製開発、ITインフラ等)を展開中。
- サービス: 提供エリアは首都圏を中心にDoor-to-Door50分圏内を効率化方針(地方拠点には柔軟対応)。顧客層は中堅・中小の成長企業(従業員50〜1,000名)。
- 協業・提携: 資料上の具体的業務提携は記載なし(–)。
- 成長ドライバー: シェアード社員の拡大、稼働単価上昇(スキル底上げ)、UGアカデミーによる育成、内製開発・ITインフラ等の特化型サービス立上げ、首都圏での会員獲得加速。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: 資料にQ&Aの記載なし(–)。
- 経営陣の姿勢: 採用・育成・価格改定・首都圏集中といった成長投資に前向きで、中期視点での事業拡大方針を維持する姿勢が読み取れる。
- 未回答事項: 既存顧客への価格改定適用スケジュールの詳細、EPS・1株情報、具体的なM&Aターゲットや費用見通しなどは明記なし(–)。
- ポジティブ要因:
- 売上・営業利益の増加(2Q:売上+15.9%、営業利益+74.6%)。
- シェアード社員数・支援社数の増加(シェアード社員273人、実質支援社数424社)。
- 稼働単価上昇(1時間当たり売上高約8,900円、前年同期比+7.51%)。
- 高い顧客継続率(年間約80%)と低い顧客獲得コスト(インバウンド中心)。
- 価格改定実施→来期以降の利益寄与期待。
- ネガティブ要因:
- 中間純利益は前期特別益消滅で減少(▲13.1%)。
- 価格改定の既存顧客適用は段階的で当期の寄与は限定的。
- 人材採用・育成に伴うコスト増(採用・教育費の継続増加)。
- 人材流動性や競合による採用難が続くと稼働率・原価に影響。
- 不確実性:
- 新卒・若手の戦力化に要する期間(短期では稼働率低下リスク)。
- マクロ景気変動による中堅・中小企業のIT投資変動。
- 注目すべきカタリスト:
- 価格改定の既存顧客への適用進捗(来期以降の収益性向上の鍵)。
- UGアカデミーによるスキル向上と若手のL2→L3移行の定着。
- ITインフラ事業の立ち上がり状況と収益貢献。
- M&Aや特化型サービスの導入発表。
重要な注記
- 会計方針: 2025/12期より報告セグメントを変更し「コーポレートIT部門の業務支援事業」の単一セグメントへ整理(従来は情シス総合・内製開発の2セグメント)。
- リスク要因: 資料末尾の開示にあるとおり、将来見通しには多様なリスク・不確実性が存在(市場変化や未確定要因により実績と異なる可能性)。
- その他: 前期計上の子会社吸収合併関連の特別利益96百万円が当期にはない点に注意。今後の主要イベント(M&A、特化型サービス立上げ等)は業績に影響。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4486 |
| 企業名 | ユナイトアンドグロウ |
| URL | https://www.ug-inc.net/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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