2026年3月期 第2四半期(中間期)決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 通期業績予想を修正(2025年11月5日公表)。中間期は売上高が減少する一方で粗利改善や不動産等の寄与により利益が大幅改善しており、通期でも利益目標の達成を目指す姿勢を示している。
- 業績ハイライト: 連結売上高 1,161,287 百万円(対前年同期 △5.0%)、連結営業利益 80,077 百万円(対前年同期 +78.0%)、親会社株主に帰属する中間純利益 77,967 百万円(対前年同期 +42.9%)。営業利益率が改善(良い)。
- 戦略の方向性: 国内受注の回復を図る一方、海外・不動産等で収益性向上を進める。大型案件(国内IR、主要再開発、海外空港・大学寮等)の遂行と繰越高の活用が成長ドライバー。
- 注目材料: 通期業績予想の修正(公表済)。中間期で受注高・売上高は減少したが、完成工事総利益や不動産事業等売上の増加で利益率が改善した点。受注残(次期繰越高)が前年同期比で増加(良い)。
- 一言評価: 売上は減少したものの、利益率改善と繰越高の積み上げで収益基盤は強化されつつある決算(概ねポジティブ寄りの内容)。
基本情報
- 企業概要: ㈱大林組(証券コード 1802)。主要事業分野は建設事業(建築・土木)、不動産事業等。代表者名:–(資料該当箇所に記載なし)。
- 説明会情報: 開催日 2025年11月5日。形式:決算説明資料(PDF)公表、説明会の形式(オンライン/オフライン)は資料中明記なし。参加対象:投資家・アナリスト等(一般的記載、資料に詳細なし)。
- 説明者: 発表者(役職)は資料上の個別記載なし(決算資料掲載)。主な発言概要は「通期予想修正の公表」「中間期の業績説明」「主要受注・繰越工事の紹介」。
- 報告期間: 対象会計期間(中間):2025年4月1日~2025年9月30日。報告書提出予定日:資料中明記なし(通期予想修正は2025年11月5日公表)。配当支払開始予定日:通期配当予想は維持(中間配当 41円、期末 41円、年間 82円、直近修正無し)。
- セグメント: セグメントは主に「建設事業(建築・土木)」「不動産事業等」「その他」。建設事業は国内/海外区分あり。不動産事業は売上・利益ともに独立して管理。
業績サマリー
- 主要指標(連結・中間:2025/4/1–2025/9/30)
- 売上高: 1,161,287 百万円(対前年同期 1,222,854 百万円 △5.0%) → 減収(注意)
- 営業利益: 80,077 百万円(対前年同期 44,989 百万円 +78.0%)、営業利益率 ≒ 6.9%(前年同期 3.7%) → 大幅増益(良い)
- 経常利益: 84,547 百万円(対前年同期 49,107 百万円 +72.2%) → 大幅増(良い)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 77,967 百万円(対前年同期 54,579 百万円 +42.9%) → 増益(良い)
- 1株当たり利益(中間EPS): 76.12 円(資料記載)※前年同期比の記載は資料にて表記
- 予想との比較
- 会社予想に対する達成率(連結・通期予想 2025年度改定値ベース)
- 売上高進捗率: 45.2%(1,161,287 / 2,570,000) → 進捗は概ね計画内
- 営業利益進捗率: 48.5%(80,077 / 165,000) → 計画上回る(良い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗: 52.3%(77,967 / 149,000) → 計画上回る(良い)
- サプライズ: 売上は減少したが利益が大幅改善した点がサプライズ(良い)。
- 進捗状況
- 通期予想に対する進捗(連結): 売上 45.2%、営業利益 48.5%、純利益 52.3%(概ね上振れ傾向の進捗)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 中期計画の詳細は資料に明示無し(–)
- 過去同時期との進捗率比較: 前年同期と比較して売上は減少だが、利益指標は大幅改善。
- セグメント別状況(連結・中間)
- 建設事業(完成工事高): 1,083,308 百万円(対前年同期 △94,218 百万円、△8.0%) → 減収(国内完成工事減が主因)
- 完成工事総利益(建設): 140,555 百万円(対前年同期 +35,102 百万円、+33.3%) → 利益率改善(良い)
- 不動産事業等売上高: 77,979 百万円(対前年同期 +32,652 百万円、+72.0%) → 増収(良い)
- セグメント利益貢献: 建設事業の粗利改善と不動産の寄与で全体営業利益拡大。
業績の背景分析
- 業績概要: 売上高は減少したものの、完成工事総利益の大幅増(粗利改善)と不動産事業等の売上増が営業利益・経常利益・当期純利益の大幅増に寄与。
- 増減要因:
- 増収要因: 不動産事業等の売上増加(+72.0%)、完成工事総利益の改善(工事採算改善や高付加価値案件の貢献)。
- 減収要因: 完成工事高の減少(△8.0%)および受注高の減少(連結 16,167 → 14,768 億円換算表記で△8.7%)が主因(特に国内受注の落ち込み)。
- 増益要因: 売上総利益の改善(117,407 → 158,830 百万円、+41,423 百万円)により販管費増を上回る改善。
- 一時的要因: 投資有価証券売却益等の特別利益は前年同期に近い水準(減少)だが、営業面の改善が主因。
- 競争環境: 国内受注環境はやや弱含み(受注高の国内減少が顕著)。海外事業や不動産での収益確保が差別化要素。競合比較は資料に明示なし(–)。
- リスク要因: 為替・資材価格・労務費の変動、国内建設需要の鈍化、受注残の履行リスク、工事損失引当等の影響。受注の地域偏重や大型案件の進捗リスクも注意。
戦略と施策
- 現在の戦略: 収益重視の案件選別、海外案件と不動産等の拡大で収益基盤強化。大型案件(IR、空港、海外プロジェクト等)を継続受注・遂行。
- 進行中の施策: 主要受注案件の推進(例:チャンギ空港第5ターミナル地下構築、カリフォルニア大学学生寮等)、コスト管理・収益改善施策の実行。
- セグメント別施策: 建設事業は採算重視の受注・工程管理、土木・建築での高付加価値案件獲得。不動産事業は売上拡大と利益率改善。
- 新たな取り組み: 決算説明資料上での新規方針転換の明確記載は無し。通期予想の修正等で市場環境に応じた計画調整を実施。
将来予測と見通し
- 業績予想(修正後:2025年4月1日~2026年3月31日・連結)
- 売上高: 2,570,000 百万円(対前期比 △0.8%) → やや減収(注意)
- 営業利益: 165,000 百万円(対前期比 +15.8%) → 増益(良い)
- 経常利益: 172,000 百万円(対前期比 +13.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 149,000 百万円(対前期比 +2.5%)
- 前提条件: 資料中に具体的為替等前提は限定的。市場需要・案件進捗・資材費動向を前提とする旨記載。
- 経営陣の自信度: 中間期の進捗(利益面)が良好であることから一定の自信を示しているが、通期予想は修正あり(慎重な姿勢も示唆)。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有(2025年11月5日公表)。修正理由は資料参照(主に業績見通しの見直し)。
- 中長期計画:
- 中期計画の進捗に関する具体的数値は資料に限定的(–)。大型案件の積み上げと収益性改善で目標達成を図る方針。
- 予想の信頼性: 中間期の利益進捗が良く、進捗率は営業利益・純利益ともに50%前後で比較的順調。ただし受注動向により不確実性あり。
- マクロ経済の影響: 建設需要、公共投資の動向、為替、資材・人件費の変動が業績に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当予想の修正は無し(直近期の修正無)。安定配当の継続を示唆。
- 配当実績(通期・個別予想)
- 中間配当: 41.00 円(維持)
- 期末配当(予想): 41.00 円(維持)
- 年間配当: 82.00 円(維持) → 前年並び(維持)
- 配当性向・純資産配当率は資料参照(配当性向目安は資料に表示、連結ベースで約39.9%等の表記あり)。
- 特別配当: 無し。
- その他株主還元: 自己株式取得に関する公表あり(8月8日付の自己株式取得決定を考慮したEPS算定記載)。詳細は別資料参照。
製品やサービス
- 製品: 建設事業の完成工事(建築・土木)、不動産開発・売買等が主力。中間期で大型建築・土木案件の完成実績あり(例:キヤノン宇都宮、新棟等)。
- サービス: 建設・設計・施工・PM、海外現地法人を通じた海外工事(シンガポール、米国等)。
- 協業・提携: 大型共同事業体(例:名古屋アリーナ計画等)での共同受注事例あり。詳細は案件毎に記載。
- 成長ドライバー: 不動産事業売上の増加、海外大型案件、IR等大型プロジェクトの継続推進。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッションの詳細は資料中に掲載なし → 重要なやり取りは記載無し(–)。
- 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 利益確保を重視した案件選別と通期予想の適時見直しを実施する慎重かつ実務的な姿勢。
- 未回答事項: 個別の受注見通しや地域別採算、為替前提等の詳細は資料中で限定的(–)。
- ポジティブ要因:
- 営業利益・経常利益・当期利益が大幅増(対前年同期でいずれも大幅改善)→ 収益性改善(良い)
- 不動産事業等の売上増と完成工事総利益の改善が寄与。
- 受注残(次期繰越高)が増加(連結で +10.6%)→ 将来売上の支え(良い)
- 営業CFがプラス化(20,478 百万円)→ キャッシュ創出改善(良い)
- ネガティブ要因:
- 売上高減少(連結 △5.0%)および受注高の減少(特に個別は大幅減)→ 需要取り込みに不安(注意)
- 国内受注の弱さが顕在化(受注高・売上の国内減少)。
- 不確実性:
- 大型案件の進捗・採算性、資材・人件費の上振れ、為替変動、公共投資動向。
- 注目すべきカタリスト:
- 通期業績予想のフォローアップ(四半期修正や業績進捗公表)
- 大型案件の受注/完工状況(大阪IR、空港・公共インフラなど)
- 海外案件の進捗・収益性、及び不動産プロジェクトの売却進捗
重要な注記
- 会計方針: 資料内で前期数値は会計方針の変更による遡及適用後の数値で記載されている旨の注記あり。
- リスク要因: 決算資料冒頭に「将来に関する記述は前提に基づくものであり実現を約束するものではない」との注意喚起あり。
- その他: 通期業績予想の修正に関する詳細は同日公表の「通期業績予想の修正に関するお知らせ」を参照すること。
(不明な項目・資料に明確記載のない個別情報は“–”としました。数値は資料掲載の百万円単位で整理。良い/悪いの目安は該当指標の前年同期比や進捗率から判断して併記しています。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1802 |
| 企業名 | 大林組 |
| URL | http://www.obayashi.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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