2024年11月期 決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社側の当期(2024年11月期)通期予想との直接比較は開示資料に記載なし。市場コンセンサスとの比較情報も開示資料に記載なし(よって上振れ/下振れの判定は–)。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高4,414百万円、△3.1%/営業利益143百万円、△40.0%/親会社株主に帰属する当期純利益87百万円、△56.3%)。
  • 注目すべき変化:人材事業の有料職業紹介成約数が266件(△31.3%)と大幅減。子会社の事業構造改革や大型ゲーム開発プロジェクト終了が開発推進・支援事業の売上に影響。
  • 今後の見通し:2025年11月期は売上高4,673百万円(+5.9%)、営業利益144百万円(+0.7%)を予想。会社は産業分野(自動車、土木・建築等)や新規マーケット(防衛、宇宙、医療)での可視化ニーズ取り込みにより回復を見込む。
  • 投資家への示唆:利益面の下押しは人材紹介の市況悪化と大型案件の終結が主因。今期は「産業分野での受注拡大」と「人材紹介の回復」が業績回復の重要ポイント。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: シリコンスタジオ株式会社
    • 主要事業分野: リアルタイム3DCG技術を核とした「開発推進・支援事業」(受託開発、ミドルウェア開発・販売、オンラインソリューション等)及び「人材事業」(クリエイター等の人材派遣・紹介)
    • 代表者名: 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
    • 主要顧客: 任天堂(当期売上675百万円)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年1月14日
    • 対象会計期間: 2024年12月1日~2024年11月30日(連結・通期)
    • 決算資料: 決算補足説明資料・機関投資家向け決算説明会あり
  • セグメント:
    • 開発推進・支援事業: エンタメ向け開発支援、産業向け可視化ソリューション、ミドルウェア、インフラ等
    • 人材事業: デザイナー/クリエイター等の人材紹介(有料職業紹介)および登録型人材派遣
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 2,973,900株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数: 203,922株
    • 期中平均株式数: 2,810,270株
    • 時価総額: –(資料記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会予定日: 2025年2月26日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2025年2月27日
    • IR: 決算説明会開催(機関投資家・アナリスト向け)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 売上高(実績): 4,414百万円(前期比△3.1%)
    • 営業利益(実績): 143百万円(前期比△40.0%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益(実績): 87百万円(前期比△56.3%)
  • サプライズの要因:
    • 人材紹介の成約数減(266名、△31.3%)による人材事業の業績悪化。
    • 大型ゲーム開発プロジェクトの終了、および子会社の事業構造改革に伴う一時的な売上減。
    • 一方で開発推進・支援のセグメント利益は増加(セグメント利益366百万円、+12.3%)と底上げ要因もあり。
  • 通期への影響:
    • 2025年11月期は売上+5.9%、営業利益ほぼ横ばい(+0.7%)の予想。達成可能性は産業分野での受注取り込みと人材紹介の回復に依存。予想修正は今回開示なし。

財務指標

  • 財務諸表の要点(連結)
    • 売上高: 4,414百万円(△3.1%)
    • 営業利益: 143百万円(△40.0%)
    • 経常利益: 123百万円(△49.7%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 87百万円(△56.3%)
    • 総資産: 2,945百万円(△6.8%)
    • 純資産: 1,738百万円(△1.1%)
    • 自己資本比率: 59.0%(前期55.6% → 安定水準)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 1,236百万円(前期1,503百万円、減少)
  • 収益性(主要数値、前期比)
    • 売上高: 4,414百万円(△3.1% / △140百万円)
    • 営業利益: 143百万円(△40.0% / △95百万円) 営業利益率: 3.2%(前期5.2%)
    • 経常利益: 123百万円(△49.7%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 87百万円(△56.3%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS): 31.19円(前期69.41円)
  • 進捗率分析(四半期ベース該当外)
    • 通期決算のため四半期進捗率は該当せず(–)
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率: 59.0%(安定水準)
    • 有利子負債(貸借対照表計上の長短期借入金合計): 265百万円(81 + 184)→ 総資産比約9.0%(低水準)
    • 流動比率(流動資産2,486 / 流動負債989): 約251%(流動性良好)
    • インタレスト・カバレッジ・レシオ: 17.2(利払いカバーは良好)
  • 効率性
    • 総資産回転率(売上/総資産): 約1.50回(4,414/2,945)
    • 売上高営業利益率の低下が顕著(5.2%→3.2%)
  • セグメント別(連結)
    • 開発推進・支援: 売上2,767百万円(△0.3%)、セグメント利益366百万円(+12.3%)
    • 人材事業: 売上1,646百万円(△7.4%)、セグメント利益289百万円(△30.0%)
    • セグメント構成比: 開発系62.7%、人材系37.3%
  • 財務の解説
    • 利益の減少は主に人材事業(紹介)の成約減と大型ゲーム案件の終了による売上構成の変化。営業費用(給与等)は増加(給料及び手当 692百万円、前期615百万円)しており、固定費負担が利益を圧迫。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2023年11月期: 無配(年間0.00円)
    • 2024年11月期: 無配(年間0.00円)
    • 2025年11月期(予想): 無配(予想0.00円)
  • 配当性向: –(配当0のため)
  • 特別配当の有無: 無
  • 株主還元方針: 自社株買い(自己株式取得)を実施(2024年に自己株式取得104百万円)しており、株主還元は現状は配当より自社株取得中心の傾向。

セグメント別情報

  • 開発推進・支援事業
    • 売上高: 2,767百万円(△0.3%)
    • セグメント利益: 366百万円(+12.3%)
    • 主因: 大型ゲームプロジェクト終了で受託開発は減少する一方、産業向け(自動車・土木・建築等)の引合い増、ミドルウェアは請負開発が堅調。オンラインソリューションに区分変更した産業向けサービスが増収寄与。
    • 見通し: デジタルツイン等でゲームエンジン採用が増加、製造・防衛・医療など新規市場の獲得を目指す。
  • 人材事業
    • 売上高: 1,646百万円(△7.4%)
    • セグメント利益: 289百万円(△30.0%)
    • 主因: ゲーム業界全体の採用意欲減退による有料職業紹介の成約件数減少(266件、△31.3%)。派遣は稼働数回復も高単価職種の志向低下で減収。
    • 見通し: 配信系エンタメ等の企業に対する提案強化や既存顧客へのサービス向上で回復を図る。会社は翌期成約307件(+15.4%)を見込む。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 明確な数値目標(中期計画の詳細)は資料に限定的だが、リアルタイム3DCGを核に産業分野・新規マーケットへ展開する方針は継続。
  • KPI達成状況: 有料職業紹介成約件数・派遣延べ稼働数をKPIとしており、当期は成約数が大きく低下。翌期は成約回復を前提に計画。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 同業他社との定量比較データは資料に記載なし(–)。ただし、当社の強みはリアルタイム3DCGとミドルウェア・産業向け可視化技術の組合せ。
  • 市場動向: ゲーム業界はコロナ禍後の反動で需要一服。逆にDX/デジタルツインの進展で産業分野の可視化ニーズが拡大している点を同社は追い風と判断。

今後の見通し

  • 業績予想(2025年11月期、連結)
    • 売上高: 4,673百万円(+5.9%)
    • 営業利益: 144百万円(+0.7%)
    • 経常利益: 142百万円(+15.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 118百万円(+35.4%)
    • 1株当たり当期純利益(予想): 39.92円
  • 予想の前提条件(会社発表)
    • 開発推進・支援売上2,875百万円(請負開発増・ミドルウェア横ばい・オンラインソリューション減と区分影響)
    • 人材事業売上1,798百万円(派遣延べ2,498名、成約307件前提)
    • 全社費用532百万円(+3.6%)等
  • 予想の信頼性: 過去実績を見ると市況依存度が高く、特に人材紹介は景気・業界採用動向に左右されやすい。従って予想達成は外部環境(産業受注、人材市況)に依存。
  • リスク要因:
    • ゲーム業界の採用停滞の長期化
    • 産業分野での受注の取りこぼし
    • 為替変動・原材料費高騰(資料では大きな影響は言及されていないが一般リスクとして)

重要な注記

  • 会計方針: 変更なし(会計基準改正・見積り変更等なし)
  • 重要な後発事象: 2024年12月1日付で完全子会社イグニス・イメージワークスを吸収合併。合併前に当社が同社に対する債権191百万円を放棄し、親会社の個別決算で20百万円の特別損失計上(連結では相殺消去のため連結業績に影響なし)。合併は経営資源集中と事業効率化が目的。
  • その他: 決算短信は監査対象外の旨記載。

(注)数値は決算短信(連結)に基づく。未記載項目は「–」としています。本要約は事実の整理を目的とし、投資助言や売買勧誘を行うものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3907
企業名 シリコンスタジオ
URL http://www.siliconstudio.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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