2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期会社予想の修正は無し。売上・営業利益は会社予想に対して概ね想定内(進捗率:売上 47.0%、営業利益 49.9%)だが、親会社株主に帰属する中間純利益は固定資産売却益(31,303百万円)の計上により大幅上振れ(進捗率 61.5%)。市場予想との比較は本資料に記載なしのため不明(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +7.1%、営業利益 +119.9%、経常利益 +114.7%、親会社株主に帰属する中間純利益 +332.3%)。
- 注目すべき変化:中間純利益の大幅増は一時的な固定資産売却益の計上が主要因。営業利益・完成工事総利益は完成工事高の増加と工事採算改善で増加。
- 今後の見通し:通期予想(売上 1,910,000百万円、営業利益 78,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 75,000百万円)は修正なし。中間時点の進捗は概ね予定通りだが、純利益は一時要因の寄与が大きく通期での再現性は留意が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:清水建設株式会社
- 主要事業分野:ゼネコン(建設事業)、投資開発事業、道路舗装事業、エンジニアリング等(その他)
- 代表者名:取締役社長 新村 達也
- 上場取引所・コード:東証(東) 1803
- URL:https://www.shimz.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、連結) 2025年4月1日~2025年9月30日
- 決算説明会:有(証券アナリスト・機関投資家向け、資料公開)
- セグメント:
- 当社建設事業(建築・土木の受注・施工)
- 当社投資開発事業(開発・販売等)
- 道路舗装事業(舗装・土木関連)
- その他(エンジニアリング、グリーンエネルギー、建物ライフサイクル等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):716,689,413株(期中変動なし)
- 期中平均株式数(中間期):679,484,501株
- 自己株式数(期末):40,132,610株
- 時価総額:–(本資料には記載無し)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月10日
- 配当支払開始予定日(中間配当):2025年12月2日
- 決算説明会実施(資料は同社サイト掲載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想に対する達成率、通期予想は変更なし)
- 売上高:実績 897,008百万円(前年中間期比 +7.1%)、通期予想 1,910,000百万円に対する進捗率 47.0%(ほぼ想定内)
- 営業利益:実績 38,920百万円(前年中間期比 +119.9%)、通期予想 78,000百万円に対する進捗率 49.9%(ほぼ想定内〜やや良好)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:実績 46,155百万円(前年中間期比 +332.3%)、通期予想 75,000百万円に対する進捗率 61.5%(上振れ)
- サプライズの要因:
- 中間純利益の上振れ主因は特別利益として計上した固定資産売却益 31,303百万円(ワンオフ要因)。
- 営業面では完成工事高の増加と工事採算の改善により完成工事総利益が増加。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。中間の純利益上振れは一時収益が主因のため、通期業績の再評価は今後の一時項目の有無次第。営業利益・売上の進捗は通期達成可能性が高い水準(進捗率約50%前後)。
財務指標
- 貸借対照表(要点、単位:百万円)
- 総資産:2,415,187(前期末 2,523,771、△1,085億円)
- 純資産:920,734(前期末 923,809、△30億円)
- 自己資本(参考):896,450百万円
- 自己資本比率:37.1%(前期末比 +3.0ポイント) → 目安40%にやや届かず(やや低め)
- 連結有利子負債:5,617億円(前期末 5,913億円、△5.0%、負債減少)
- 損益計算書(中間、対前年)
- 売上高:897,008百万円(+7.1%、前年 837,387百万円)
- 営業利益:38,920百万円(+119.9%、前年 17,700百万円)
- 経常利益:40,112百万円(+114.7%、前年 18,685百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:46,155百万円(+332.3%、前年 10,676百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):67.93円(前年 15.20円)
- 営業利益率:38,920/897,008 ≒ 4.34%(前年 2.11%)
- キャッシュ・フロー(中間)
- 営業CF:△3,027百万円(前年同期 +19,127百万円) → 大幅悪化(主に売上債権・仕入債務の増減等)
- 投資CF:△2,993百万円(前年 △21,458百万円) → 有価証券売却収入等で投資CF改善
- 財務CF:△94,981百万円(前年 △54,514百万円) → 自己株式取得、子会社株式追加取得(42,517百万円)などで支出増
- 現金及び現金同等物期末:334,967百万円(期首 438,144百万円、△103,176百万円)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間実績)
- 売上高進捗率:47.0%(標準的な上期比率は企業によるが概ね計画どおり)
- 営業利益進捗率:49.9%(やや良好)
- 純利益進捗率:61.5%(一時利益の影響で高め)
- 過去同期間との比較:営業ベースは改善、CFは前年同期間比で悪化。
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率 37.1%(安定水準の目安40%にやや不足)
- 流動資産 1,372,253百万円 / 流動負債 1,090,271百万円 → 流動比率 ≒ 125.8%(流動性は確保)
- 有利子負債は減少傾向(5,917→5,617億円、△5.0%)
- 総資産回転率・売上高営業利益率は改善(営業利益率約4.3%)
- セグメント別(中間・連結)
- 当社建設事業(外部顧客売上高 648,076百万円、セグメント利益 18,411百万円)
- 当社投資開発事業(外部 22,474百万円、利益 7,863百万円)
- 道路舗装事業(外部 73,167百万円、利益 4,824百万円)
- その他(外部 153,290百万円、利益 11,082百万円)
- セグメント合計は内部取引消去後で営業利益に反映
配当
- 配当実績・予想:
- 2026年3月期 中間配当:22.00円(実施)
- 通期予想:年間 44.00円(中間 22.00円、期末 22.00円)→ 直近発表の配当予想修正は無し
- 配当性向(予想ベース):年間配当 44.00円 / 通期EPS 110.62円 ≒ 39.8%(やや高めの還元)
- 特別配当:無し
- 自社株買い等:当中間期に自己株式取得(上限10,000百万円の枠内で5,785,300株、9,999百万円取得)。後に従業員持株会向け譲渡制限付株式の処分(2,900,000株を想定)など開示あり。
セグメント別情報
- 売上・利益構成(連結・中間)
- 建設事業(建築・土木)が主要収益源。完成工事高が順調に推移し、建設事業の利益押上げが大きい。
- 投資開発は売却や採算改善で利益増(開発事業等総利益増)。
- 道路舗装・その他も利益寄与。
- 前年同期比較:
- 建設事業のセグメント利益は大幅増(例:当社建設事業のセグメント利益 5,085 → 18,411 百万円)。
- セグメント戦略:資料では、開発案件の販売・完成工事高の確保を背景とした収益改善を強調。今後は受注と工事採算の両面での安定確保が鍵。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本決算短信では通期見通しを据え置き。中期計画の進捗に関する明示的な修正は無し(詳細は中期資料へ)。
- KPI達成状況:営業利益率や完成工事総利益の改善は計画方向に合致しているが、純利益の一時要因はKPI評価では除外して考える必要あり。
競合状況や市場動向
- 市場動向:公共投資は底堅く、民間投資も持ち直し。ただし建設資材・エネルギー価格高止まりや労務費上昇などコスト上振れリスクあり。
- 競合比較:同業他社との詳細比較は本資料に記載無し(–)。ただし受注高・大規模再開発案件の受注、国内大手ゼネコンとしてのポジションは堅持。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正無):売上高 1,910,000百万円(△1.8%)、営業利益 78,000百万円(+9.8%)、経常利益 73,000百万円(+1.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 75,000百万円(+13.6%)。
- 前提条件:特段の為替・原材料前提の記載は本短信要約部分には無し(詳細は添付資料参照)。
- 予想の信頼性:会社は現時点で予想を据え置き。過去の達成傾向や保守性の評価は別途過去決算データを参照する必要あり(–)。
- リスク要因:資材・エネルギー価格上昇、労務費、為替・国際情勢、受注環境の変化、大型案件の工事採算、及び一時利益に依存した収益の再現性。
重要な注記
- 会計上の特記:
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(詳細は添付資料8ページ参照)。
- 第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。
- 重要な企業行動:
- 連結子会社(日本道路株式会社)の株式を公開買付け等で追加取得し、持分割合を88.33%に(みなし取得日 2025年7月1日)。これに伴う非支配株主持分の変動あり。
- 中間期に自己株式の取得(約9,999百万円)及び従業員向け譲渡制限付株式インセンティブ制度導入(自己株式処分予定)を決議。
- 一時項目:
- 固定資産売却益 31,303百万円(特別利益)が当期純利益を押し上げている点は重要(再現性は限定的)。
以上。必要であれば、主要数値を表形式でまとめたもの(CSV/表)や、セグメント別の年度比較チャートなどを作成しますか。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1803 |
| 企業名 | 清水建設 |
| URL | http://www.shimz.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。