2026年3月期 第1四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 第1四半期は利益面で大幅な回復を達成しており、通期予想(2025年5月14日公表)を修正していない(予想は据え置き)。
  • 業績ハイライト: 連結売上高441,799百万円(前年同期比+10.2%)、連結営業利益17,250百万円(前年同期比+874.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益11,128百万円(前年同期比+362.1%)。個別も売上346,756百万円(+12.8%)、個別営業利益13,172百万円(大幅増)。
  • 戦略の方向性: 国内民間中心の受注強化、開発事業の採算改善、財務健全化(有利子負債の削減)を継続。通期計画は維持。
  • 注目材料: 固定資産売却益・投資有価証券売却益の計上など特別益が大きく寄与(連結で特別利益2,085百万円)。受注高が大幅増(個別受注合計622,572百万円、前年同期比+79.9%)で上期の進捗が良好。
  • 一言評価: 利益面での力強い回復が確認できる決算説明。

基本情報

  • 説明者: 発表者:–(問合せ先は経理部長 蜂屋 隆之、03-3561-1111)。発言概要:第1四半期の業績説明、通期予想据え置き、受注・繰越高の状況説明。
  • セグメント:
    • 建設事業:建築(国内・海外)、土木(国内・海外)—受注・施工を中心。
    • 開発事業等:不動産開発・販売、関連事業。

業績サマリー

  • 主要指標(連結/個別は百万円表記)
    • 営業収益(売上高)
    • 連結:441,799百万円(前年同期比+10.2%)――目安:増収(良い)
    • 個別:346,756百万円(前年同期比+12.8%)――目安:増収(良い)
    • 営業利益
    • 連結:17,250百万円(前年同期比+874.7%)、営業利益率 3.9%――大幅増(良い。ただしベースが低かった点に留意)
    • 個別:13,172百万円(前年同期比-→大幅増)、営業利益率 3.8%――良い
    • 経常利益
    • 連結:18,496百万円(前年同期比+204.2%)――良い
    • 個別:21,487百万円(前年同期比+124.7%)――良い
    • 純利益(親会社株主に帰属)
    • 連結:11,128百万円(前年同期比+362.1%)――良い
    • 個別:16,291百万円(前年同期比+140.3%)――良い
    • 1株当たり利益(EPS)
    • 連結:16.33円(前年同期 3.41円)――改善(良い)
    • 個別:23.91円(前年同期 9.60円)――改善(良い)
  • 予想との比較
    • 会社予想に対する達成率(第1四半期進捗)
    • 連結売上高:23.1%(進捗、通期予想1,910,000百万円)――目安:順調
    • 連結営業利益:22.1%(通期78,000百万円)――順調
    • 個別売上高:23.6%(通期1,470,000百万円)/個別営業利益:24.9%(通期530,000百万円のうち)――順調
    • サプライズの有無: 特別利益(固定資産売却益・投資有価証券売却益)の計上や配当・受取利息等の変動により純利益が大きく改善。会社は通期予想を修正せず。
  • 進捗状況
    • 通期予想に対する進捗率(売上・営業利益・純利益):上記参照(概ね20〜25%台で順調)。
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率:明示なし(但し進捗は概ね順調)。
    • 過去同時期との進捗率比較:前年同期比で売上・利益とも大幅改善。
  • セグメント別状況(個別中心の表示・単位は百万円/億円表記あり)
    • 建設事業(建築+土木)
    • 完成工事高(連結)3,913億円(前年同期3,486億円、+12.2%)
    • 建築(個別)売上:2,560億円(売上総利益216億円、利益率8.1%)前年同期比 売上+16.2%、総利+85.5%(採算改善)
    • 土木(個別)売上:669億円(売上総利益46億円、利益率6.9%)前年同期比 売上+2.0%
    • 開発事業等
    • 連結売上高504億円(前年同期523億円、△3.6%)、利益率向上(22.7%)
    • 個別売上237億円(+11.2%)、売上総利益75億円(利益率31.6%)――採算良化
    • 収益貢献度:建設事業が売上の大半を占める一方、開発事業は高収益(高利益率)で貢献。

業績の背景分析

  • 業績概要: 第1四半期は受注増(個別受注622,572百万円、前年同期比+79.9%)・売上増加により売上総利益が増加。加えて特別益(資産売却等)や受取配当金の増加が利益を押し上げた。
  • 増減要因:
    • 増収の主要因:国内民間中心の受注増、完成工事高の増加(個別 完成工事高3,229億円、前年同期2,859億円+12.9%)。
    • 増益の主要因:売上総利益率の改善(特に建築・開発事業の採算改善)、投資有価証券売却益・固定資産売却益の計上、受取配当金の増加。ただし営業外費用(支払利息増)や為替差損の計上もあり。
  • 競争環境: 具体的市場シェアや競合との定量比較は記載なし。国内民間分野での受注拡大が目立つ。
  • リスク要因: 海外受注の低下(海外受注・売上とも前年同期比で減少)、為替変動による影響、建設資材・労務費の変動、金利上昇による支払利息増、受注の地域・業種偏重(関東・民間集中)が挙げられる。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 受注拡大(特に国内民間)、開発事業の収益性向上、財務健全化(有利子負債上限目標の設定)。
  • 進行中の施策: 受注の獲得強化、販売用不動産や投資有価証券の見直し(売却益計上がみられる)、コスト管理強化。具体プロジェクトの進捗は資料に限定的。
  • セグメント別施策: 建築分野での採算改善、開発事業で高利益率案件の重視。土木分野は案件構成で増減あり。
  • 新たな取り組み: 説明会資料における新方針の明示は限定的(通期予想据え置きなど)。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期:2026年3月期、連結)
    • 売上高:1,910,000百万円(対前期△1.8%)――目安:小幅減
    • 営業利益:78,000百万円(+9.8%)――目安:増益(良い)
    • 経常利益:73,000百万円(+1.9%)――横ばい~微増
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:75,000百万円(+13.6%)――増益(良い)
  • 予想の前提条件:資料上明示なし(注記:2025年5月14日公表の予想を修正していない)。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度:通期予想は据え置き。ただし四半期での特別益等を踏まえた今後の波動要因には留意。
  • 予想修正: 第1四半期時点で通期予想の修正はなし(据え置き)。
  • 中長期計画: 中期計画の進捗は明示なし。第1四半期の進捗は概ね通期計画に対して順調(進捗20〜25%台)。
  • 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向に関する言及なし。第1四半期で特別益が計上されている点は通期純利益予想との整合性確認が必要。
  • マクロ経済の影響: 為替・金利・建設資材価格・需要動向(特に海外事業)により業績変動リスクあり。

配当と株主還元

  • 配当方針: 2026年3月期予想は年間44.00円(中間22.00円、期末22.00円)。(2025年5月14日公表予想を修正せず)
  • 配当実績:
    • 2025年3月期:年間38.00円(中間0、期末17.50、期末含む合計38.00と資料記載)
    • 2026年3月期(予想):年間44.00円(前年同等比 増配)
    • 予想配当性向(連結):39.9%(目安:高めの還元水準)
  • 特別配当: なし(記載なし)
  • その他株主還元: 自社株買い等の表記は資料上明確な新規発表なし(既存保有自己株式は計上あり)。

製品やサービス

  • 製品: 主要は建設工事(建築・土木)、受注案件は官公庁・民間(民間が大きく増加)。
  • サービス: 建設・設計・施工、開発事業(不動産開発・販売)。提供エリアは国内が主、海外事業は縮小傾向。
  • 協業・提携: 資料中の具体的な協業・提携の新規発表はなし。
  • 成長ドライバー: 国内民間市場の受注、開発事業の高収益案件、投資有価証券等資産の売却益(短期的な利益押上げ要因)。

Q&Aハイライト

  • 注目の質問と回答: Q&A記載なし(資料のみ)。重要質問は未提示。
  • 経営陣の姿勢: 資料からは通期予想維持と受注・採算強化を重視する姿勢が読み取れる。
  • 未回答事項: 将来の海外戦略の詳細、為替・金利等の前提、特別益の今後の見通し等は明確に説明されていない(–)。
  • ポジティブ要因:
    • 第1四半期での利益大幅改善(営業利益・純利益のYoY大幅増)。
    • 受注高の大幅増(個別受注+79.9%)で上期の売上確保に寄与。
    • 開発事業の収益率改善。
    • 有利子負債の削減(連結で約34,453百万円の減少)。
  • ネガティブ要因:
    • 海外受注・売上の減少(海外比率低下)。
    • 為替差損や支払利息の増加など営業外費用の悪化リスク。
    • 特別益の寄与が大きく、通常収益力との分離が必要(短期的影響)。
    • 受注や売上の地域・業種集中(関東・民間)。
  • 不確実性:
    • 今後の受注の継続性(受注が一過性か継続か)。
    • 建設資材価格・賃金・金利の動向。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 主要工事の受注公表、上期の実績開示、通期見通しの修正の有無、資産売却等の実行。

重要な注記

  • 会計方針: 特段の会計方針変更の記載はなし(但し特別益計上あり)。
  • リスク要因: 資料内で示された主要リスクは市場動向、為替・金利、資材・労務費の変動等。
  • その他: 通期の業績予想は2025年5月14日公表の数値から修正なし(資料で明示)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1803
企業名 清水建設
URL http://www.shimz.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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