2026年1月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想は変更なし。市場予想との比較データは開示資料にないため–。会社予想に対する上振れ/下振れは特になし(通期見通しは据え置き)。
- 業績の方向性:売上高は前年同期比で減少(△1.3%)だが、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する中間純利益はいずれも増加(営業利益 +4.2%、経常利益 +7.7%、中間純利益 +17.5%)→ 減収増益。
- 注目すべき変化:上期で営業利益進捗率が高く(上期で通期想定の約77.5%を確保)、利益面の効率改善が進んでいる点(販売費削減等が寄与)。EC等一部チャネルの伸長(EC +24.3%)も注目。
- 今後の見通し:通期予想は据え置き。上期の利益進捗が良好なため通期達成可能性は高いが、事業環境は依然不透明(猛暑、原材料高、米国関税等)でリスクあり。
- 投資家への示唆:売上は横ばい~やや下振れだが、費用管理と投資有価証券売却益等により上期で利益を確保。上期の営業利益進捗が高く、通期の慎重な前提が反映された可能性があるため、下期の販売動向(専門店・百貨店、気象影響)を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:クロスプラス株式会社
- 主要事業分野:アパレルの企画・卸売・小売およびライフスタイル商品(雑貨・ビューティー等)の卸売・小売
- 代表者名:代表取締役社長 山本 大寛
- URL:https://www.crossplus.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年9月12日
- 対象会計期間:2026年1月期 第2四半期(中間期)連結(2025年2月1日~2025年7月31日)
- 決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外
- セグメント:
- 会社は衣料品事業の割合が高く、開示情報としての重要性が乏しいとしてセグメント情報の記載を省略。ただし事業部門別売上高は開示(下記参照)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):7,718,800株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:285,801株
- 期中平均株式数(中間期):7,407,382株
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年9月12日
- 配当支払開始予定日:2025年10月27日
- その他IRイベント:決算説明会の有無は資料上に明記なし(決算補足資料作成の有無も明記なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は通期ベース/単位:百万円)
- 売上高:上期実績 29,217(前年同期比 △1.3%)。通期会社予想 64,000 に対する上期進捗率 45.7%(29,217/64,000)→ 中間で通期の約46%を達成(ほぼ均等配分ならやや進捗良好)。
- 営業利益:上期実績 930(前年同期比 +4.2%)。通期会社予想 1,200 に対する上期進捗率 77.5%→ 上期で通期見通しの大部分を確保。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:上期実績 886(前年同期比 +17.5%)。通期会社予想 1,200 に対する上期進捗率 73.8%。
- サプライズの要因:
- 利益上振れ要因:投資有価証券売却益計上(上期200百万円)や販売費・一般管理費の削減(広告宣伝費など)により、売上総利益の微減を上回る経費削減効果を発揮。
- 売上低下要因:アパレル卸売(専門店向け企画振るわず)が寄与し売上は前年を下回る一方、ライフスタイル卸売・小売(雑貨、EC等)は堅調。
- 通期への影響:
- 通期予想に修正はなし。上期の営業利益進捗が高いため通期達成の可能性は相対的に高いが、下期の販売環境(猛暑や百貨店・専門店の反動等)に依存。
財務指標
- 財務諸表の要点(単位:百万円)
- 資産合計:28,563(前連結年度末 27,658、+905)
- 負債合計:10,296(前連結年度末 10,715、△419)
- 純資産合計:18,267(前連結年度末 16,942、+1,324)
- 現金及び預金:5,337(期末、前期 4,337、+1,000)
- 投資有価証券:5,925(前期 5,095、+830)
- 収益性(中間累計)
- 売上高:29,217 百万円(前年同期 29,616 百万円、△1.3%) — 変化小(横ばいに近い)
- 売上総利益:8,226 百万円(前年同期 8,302 百万円、△0.9%)
- 営業利益:930 百万円(前年同期 893 百万円、+4.2%) — 営業利益率 約3.18%(930/29,217)(参考:業界標準は企業により差異)
- 経常利益:1,074 百万円(前年同期 997 百万円、+7.7%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:886 百万円(前年同期 754 百万円、+17.5%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):119.68円(前年同期 102.24円、+17.1%)
- 進捗率分析(通期予想に対する上期進捗)
- 売上高進捗率:45.7%(通常は上期50%を目安。やや前倒しとは言えないが許容範囲)
- 営業利益進捗率:77.5%(上期で高い進捗。下期の利益見通しが保守的である可能性)
- 純利益進捗率:73.8%(上期に利益が偏重)
- 過去同期間との比較:前年と比べ売上はほぼ横ばいだが利益は改善(コストコントロールと有価証券売却益等が寄与)
- 財務安全性
- 自己資本比率:63.8%(自己資本 18,231 百万円/総資産 28,563 百万円)→ 63.8%(安定水準)
- 負債比率(負債合計/純資産):10,296/18,267 ≒ 56.4%(低〜中程度)
- 流動比率(流動資産/流動負債):18,031/7,422 ≒ 242.9%(良好)
- 長期借入金は減少(1,316 → 916 百万円)、財務負担は軽減傾向
- 効率性
- 売上高営業利益率の推移:上期で約3.2%(前年同期は約3.0%)で改善
- ROA(概算):純利益 886 / 総資産 28,563 ≒ 3.1%
- ROE(概算):純利益 886 / 自己資本 18,267 ≒ 4.9%
- セグメント別(事業部門別・販売チャネル)
- 事業別売上高(百万円・前年同期比)
- アパレル卸売:21,456(△3.2%)
- ライフスタイル卸売:1,433(+6.0%)
- 卸売合計:22,889(△2.7%)
- 小売:6,100(+4.0%)
- その他:228(+0.2%)
- 販売チャネル別売上高(百万円・前年同期比)
- 専門店:13,666(△6.5%)
- 量販店:9,848(+2.9%)
- 無店舗:2,693(+5.8%)
- EC:1,601(+24.3%)
- 百貨店他:1,033(△15.7%)
- その他:373(+2.8%)
- 注記:セグメント詳細は開示省略だが、ECと雑貨が強く、専門店・百貨店は弱含み
- 財務の解説:
- 売上総利益は小幅減(△0.9%)だが、販管費は削減(△1.5%)により営業利益は改善。投資有価証券売却益(200百万円)が経常〜当期純利益の押上げに寄与。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年1月期:中間 15.00円/期末 15.00円/年間 30.00円
- 2026年1月期(実績/予想):中間 23.00円(支払予定 2025/10/27)/期末予想 23.00円/年間予想 46.00円(増配)
- 配当利回り:株価不明のため算出不可(–)
- 配当性向:通期予想ベース 約28.4%(年間配当46円 ÷ 1株当たり当期純利益162.20円)→ 中程度の配当方針
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:特記事項なし(自社株買いは記載なし)
セグメント別情報
- セグメント別状況(売上高の増減)
- アパレル卸売は主力だが専門店向け企画の振るわず減少(△3.2%)、量販店・無店舗は堅調。
- ライフスタイル卸売はビューティー関連が堅調で増収(+6.0%)。
- 小売は雑貨強化とEC成長で増収(+4.0%)。
- 前年同期比較:EC +24.3%、百貨店 △15.7%、専門店 △6.5% とチャネルにより二極化。
- セグメント戦略:中期経営計画に基づきアパレルとライフスタイルの両輪で収益力向上(専門店販路拡大、クロスファンクション強化、メンズ展開、雑貨拡充、SNS/動画活用によるEC強化)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:今年度より施行。アパレルとライフスタイルの両輪で収益性向上を目指す方針(開示)。
- 進捗状況:上期の利益改善とEC・ライフスタイル領域の成長は計画方針と整合。KPIの具体数値は資料に明記なし(–)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較データは本資料になし(–)。
- 市場動向:国内は雇用・所得環境改善の下で緩やかな回復。だが国際情勢不安、米国関税政策、原材料高騰、物価上昇が消費に与える影響はリスク。猛暑による季節変動も業績に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期連結予想(2026年1月期):売上高 64,000 百万円(通期 +3.2%)、営業利益 1,200 百万円(+16.5%)、経常利益 1,400 百万円(+9.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,200 百万円(+6.9%)、1株当たり当期純利益 162.20円
- 予想修正:今回の開示で修正なし(2025/3/14公表予想から据え置き)
- 会社の前提条件:猛暑影響等不透明な事業環境を踏まえ据え置き。為替・原料等の具体数値は資料に明記なし(–)
- 予想の信頼性:上期の営業利益進捗が高い一方で売上はやや弱含み。過去の予想達成傾向については本資料での言及なし(–)。
- リスク要因:
- 為替・原材料価格の変動、米国等の関税政策、消費動向(インバウンド回復の遅れ)、天候(猛暑)等が業績に影響。
重要な注記
- 会計方針:2025年期首から「法人税等に関する会計基準」等を適用。変更による財務諸表への影響はなし。
- その他:中間決算短信は監査(レビュー)対象外。投資有価証券売却益など一時的要因が上期利益に寄与している点は留意。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3320 |
| 企業名 | クロスプラス |
| URL | http://www.crossplus.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。