2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想の修正は無いが、第2四半期(中間)実績は通期予想に対して上振れの進捗。市場予想は提示なしのため比較不可。
    • 通期に対する進捗(売上高49.6%、営業利益66.1%、経常利益72.4%、親会社株主帰属当期純利益70.3%)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+22.5%、営業利益+314.4%、経常利益+613.5%、親会社株主に帰属する中間純利益+約2,536%)。
  • 注目すべき変化:バランシングマシンや電気サーボモータ式試験機の売上検収増加により利益率が大幅改善。特に経常利益は前年同期比で大幅増。
  • 今後の見通し:会社は2026年3月期通期予想(売上14,000百万円、営業利益1,500百万円、経常利益1,500百万円、当期純利益950百万円)を据え置き。中間実績の進捗は達成可能性を示唆。
  • 投資家への示唆(評価・助言ではなく観察事項):中間期で利益の大半を確保しており、通期目標達成に向けた進捗は良好。一方で受注高は前年同期比で減少(△13.7%)しており、受注・バックログの動向は引き続き注視が必要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:国際計測器株式会社
    • 主要事業分野:バランシングマシン(生産ライン用試験装置)、電気サーボモータ式試験機、材料試験機、シャフト歪自動矯正機などの設計・製造・販売(国内外へ展開)
    • 代表者名:代表取締役社長 松本 進一
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、2025年12月2日予定)
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月12日
  • セグメント(報告セグメント):
    • 日本(国際計測器株式会社):バランシングマシン、電気サーボモータ式試験機等(海外向け含む)
    • 日本(東伸工業株式会社):材料試験機等
    • 米国:現地販売(主にバランシングマシン)
    • 韓国:中国・韓国向けの販売拠点
    • 中国:現地販売(タイヤメーカー向け等)
    • その他:東南アジア・欧州等の現地法人
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数:14,200,000株
    • 期中平均株式数(中間期):13,490,743株
    • 自己株式数(期末):725,834株(注:自己株式は金額ベースで461,677千円(当中間))
    • 時価総額:–(資料未記載)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:2025年12月2日(機関投資家・アナリスト向け)
    • IRイベント:説明会資料は開催後速やかに開示予定

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(当中間期実績;単位:百万円)
    • 売上高:6,946(前年中間 5,669、+22.5%)→ 通期予想14,000に対する進捗率49.6%(通常の進捗ペース)
    • 営業利益:992(前年中間 239、+314.4%)→ 通期予想1,500に対する進捗率66.1%(進捗高)
    • 経常利益:1,086(前年中間 152、+613.5%)→ 通期予想1,500に対する進捗率72.4%(進捗高)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:668(前年中間 25、+2,536%)→ 通期予想950に対する進捗率70.3%
  • サプライズの要因:
    • バランシングマシンの海外(特に中国・アジア)向けの出荷・検収増加と、国内向けの電気サーボモータ式試験機や材料試験機の出荷増が主因。これにより売上増加とともに利益率が改善。
    • 為替差損の前年計上(前中間に為替差損が大幅だった)などの比較要因も影響し、前年と比べて経常利益が大幅増。
  • 通期への影響:
    • 中間実績は通期計画に対して概ね上振れの進捗。会社は現時点で通期予想を修正せず維持。第3四半期以降の受注・検収動向や部品納期、資源価格、地政学リスクの影響を見て、必要があれば速やかに修正するとしている。

財務指標

  • 財務諸表(主要数値:当中間期 2025/9/30、単位:百万円)
    • 総資産:20,647(前期末 20,841、△0.9%)
    • 純資産:12,000(前期末 11,602、+3.4%)
    • 自己資本:11,608
    • 現金及び現金同等物:5,064
    • 有利子負債(短期借入+長期借入等):約2,230(短期780、1年内返済予定の長期659.8、長期1,450.4 → 合計計上方式によるが現預金が有利子負債を上回る)
  • 収益性(当中間期)
    • 売上高:6,946百万円(前年同期比+22.5%=+1,277百万円)
    • 営業利益:992百万円(前年同期比+314.4%=+753百万円)、営業利益率=14.3%(992/6,946、良好)
    • 経常利益:1,086百万円(前年同期比+613.5%=+934百万円)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:667.8百万円(前年同期比+2,536%)
    • 中間EPS:49.49円(前年中間 1.85円、+47.64円)
  • 進捗率分析(中間→通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:6,946 / 14,000 = 49.6%(通常は中間で約50%が目安)
    • 営業利益進捗率:992 / 1,500 = 66.1%(進捗高)
    • 経常利益進捗率:1,086 / 1,500 = 72.4%(進捗高)
    • 純利益進捗率:668 / 950 = 70.3%(進捗高)
    • 解説:売上は通常ペース、利益は前倒しで確保されており収益性が改善している。過去同期間と比較して利益性の改善が顕著。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:56.2%(安定水準、目安40%以上で良好)
    • 流動比率:(流動資産15,623 / 流動負債6,609)= 約236%(良好)
    • 負債比率(純負債ベース):現金が有利子負債を上回るためネットはプラス(ネットキャッシュ状況)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は中間で約14.3%と改善(前年は営業利益率約4.2%)。
    • 総資産回転率:売上6,946 / 総資産20,647 = 0.34回/年(参考)
  • セグメント別(当中間期、百万円)
    • 日本(国際計測器):売上 5,490、セグメント利益 1,145
    • 日本(東伸):売上 300、セグメント利益 63
    • 米国:売上 290、セグメント損失 △186
    • 韓国:売上 592、セグメント利益 203
    • 中国:売上 155、セグメント損失 △58
    • その他:売上 121、セグメント利益 92
    • 解説:日本(国際)が利益の主力。米国・中国は売上増の一方で売上原価増や収益性悪化により損失計上。東伸の材料試験機が伸長。
  • 財務の解説:受取手形・売掛金の回収進展で営業CFはプラス。仕掛品増加は第3四半期以降の出荷へ向けた進捗を示す。投資は定期預金の入出金等流動的。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(実績):10円/株(2026年3月期中間)
    • 期末配当(予想):25円/株(通期予想)
    • 年間配当(予想):35円/株(前期実績 30円→今回増配見込み)
  • 配当利回り:–(株価未記載)
  • 配当性向:通期予想ベース 35円 / EPS70.50円 = 約49.6%(配当性向約50%前後:高めの還元水準)
  • 特別配当:無
  • 株主還元方針:自己株式取得を実施(当中間に63,200株取得、自己株式取得継続の可能性は開示なし)

セグメント別情報

  • 各セグメントの状況(当中間期の概要)
    • 日本(国際計測器):売上5,489百万円(+増)、経常利益ベースで大幅増(セグメント利益1,145百万円)。海外向けバランシングマシンの出荷増が牽引。
    • 日本(東伸):売上300百万円(+200.5%前中間比)、経常利益63百万円(前中間は損失)。材料試験機が大幅増。
    • 米国:売上290百万円(+9.7%)、経常損失186百万円(売上原価増で損失)。
    • 韓国:売上592百万円(△2.4%)、経常利益202百万円(増益)。
    • 中国:売上155百万円(+55.6%)、経常損失58百万円(売上原価増で損失)。
  • 前年同期比較:バランシングマシン・電気サーボ試験機が主要成長ドライバー。材料試験機は東伸を中心に大幅増。
  • セグメント戦略:国内外(特にアジア)での電気サーボモータ式試験機の営業展開、タイヤメーカー向け生産ライン試験機の拡販が奏功。米中は売上増だが原価管理が課題。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内に別表の記載は無く、当中間期の情報からは「海外(中国・東南アジア)での設備投資回復に乗じた成長」を重視している旨の説明あり。
  • KPI達成状況:特定KPIは明示なし。売上・利益は増加しており、通期目標への進捗は良好。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:本資料は同業比較データを含まず。業界トレンドとしては半導体不足の緩和やEVシフトに伴う設備投資の再検討があり、タイヤ・自動車関連の設備投資回復が追い風。
  • 市場動向:部品納期長期化や資源高、地政学リスクは依然の不確実要因。アジア地域での海外進出が継続している顧客基盤は追い風。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(修正なし):売上14,000百万円(+6.0%)、営業利益1,500百万円(+23.9%)、経常利益1,500百万円(+6.2%)、親会社株主帰属当期純利益950百万円(+1.0%)、EPS70.50円。
    • 次期予想:–(未開示)
    • 会社予想の前提条件:受注・検収進捗、部品供給状況、為替等の不確実性に注意(詳細は添付資料参照)。
  • 予想の信頼性:中間までの進捗は良好である一方、受注高の減少や部品納期リスクがあるため、引き続き受注・生産・検収の進捗が重要。
  • リスク要因:部品調達長期化、原材料・資源高、地政学的リスク(ウクライナ・中東情勢等)、為替変動、主要顧客の設備投資動向。

重要な注記

  • 会計方針:変更なし。
  • 連結範囲の変更:なし。
  • 審査・監査:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人によるレビューの対象外(レビュー未実施)。
  • 株主資本の変動:当中間期に自己株式63,200株取得(自己株式増加)。
  • その他:通期予想の修正は無く、今後修正が必要な場合は速やかに開示予定。

(注)本まとめは開示資料に基づく事実・数値の整理であり、投資助言や勧誘を目的とするものではありません。不明な項目は“–”で示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7722
企業名 国際計測器
URL http://www.kokusaikk.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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