2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:特段のサプライズはなし。会社は通期予想の修正を行っておらず(修正なし)、四半期業績も想定範囲内と判断される。
  • 業績の方向性:増収(売上高微増)・損失縮小(増収・赤字縮小)。売上高は前年同期比 +0.6%(16,683百万円)、営業損失は▲167百万円(前年同期▲299百万円)に改善。
  • 注目すべき変化:営業損失の縮小(前年同期比で132百万円の改善)が最重要変化。セグメントではルート事業の収益改善が寄与。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上78,000百万円、営業利益1,100百万円)は維持。Q1の進捗は売上が21.4%でやや平準(四半期ベースで25%が標準の場合はやや遅れ)だが、下期回復を想定しているため現時点で修正なし。
  • 投資家への示唆:ルート事業の堅調さと直需事業の苦戦が業績改善のカギ。通期で営業黒字1,100百万円を達成するには下期での利益回復が必要(Q1はまだ営業赤字)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:杉田エース株式会社
    • 主要事業分野:建材・金物の卸売(ルート事業)、自社ブランド・DIY・防災用品等の直販およびOEM(直需事業)
    • 代表者名:代表取締役社長 杉田 裕介
    • URL:https://www.sugita-ace.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月14日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、四半期累計)
    • 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • ルート事業:住宅用資材、ビル用資材等を金物店・建材商社等へ販売、設計・加工・施工サポートを含む
    • 直需事業:自社ブランド(PATIO PETITE、IZAMESHI等)、DIY商品、OEM関連資材などをホームセンター等へ販売
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:5,374,000株(自己株式 8,931株)
    • 期中平均株式数(四半期累計):5,365,069株
    • 時価総額:–(資料記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表・株主総会・IRイベント等:–(資料記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は通期ベースで評価)
    • 売上高:16,683百万円(前年同期比 +0.6%)。通期予想78,000百万円に対する進捗率 21.4%(通常ペース※四半期均等なら25% → やや遅れ)。
    • 営業利益:▲167百万円(前年同期は▲299百万円)。通期予想1,100百万円に対する進捗は未達(第1四半期は赤字)。
    • 純利益(親会社株主に帰属):▲127百万円(前年同期▲260百万円)。通期予想660百万円に対する進捗は未達。
  • サプライズの要因:
    • 主要因はセグメント構成変化とコスト管理の改善。ルート事業が再配達削減向け宅配ボックス等で堅調、子会社のシーリング材・防水材等が好調でセグメント収益改善。直需事業は物価上昇・消費マインド低下で厳しい。
    • 販管費は減少(2,653→2,513百万円)で営業損失縮小に寄与。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想の修正なし。Q1単独では赤字だが、下期での需要回復や費用管理により通期予想達成を見込む前提。ただし、現在の進捗(売上21.4%・営業赤字)を踏まえると下期寄与が不可欠でリスクは残る。

財務指標

  • 財務諸表の要点(第1四半期末、単位:百万円)
    • 売上高:16,683(前年同期 16,591、増加 +0.6% / +92)
    • 売上総利益:2,345(前年同期 2,354、ほぼ横ばい)
    • 販売費及び一般管理費:2,513(前年同期 2,653、減少)
    • 営業利益:▲167(前年同期 ▲299、損失縮小)
    • 経常利益:▲134(前年同期 ▲269)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:▲127(前年同期 ▲260)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):▲23.79円(前年同期 ▲48.51円、改善)
  • 主要数値の前年同期比(%)
    • 売上高:+0.6%(+92百万円)
    • 営業利益:赤字縮小(営業損失 ▲167 → ▲299、改善)
    • 経常利益:赤字縮小(▲134 → ▲269、改善)
    • 当期純利益:赤字縮小(▲127 → ▲260、改善)
  • 進捗率分析(通期見通しに対する進捗)
    • 売上高進捗率:21.4%(16,683/78,000)→ 四半期均等(25%)に対してやや遅れ
    • 営業利益進捗率:計算上該当せず(Q1は▲167で通期1,100に到達するには残り期間で+1,267百万円の営業利益が必要)
    • 純利益進捗率:同上(Q1▲127→通期660のため残りで約+787百万円必要)
  • 貸借対照表の要点(第1四半期末 vs 前期末、単位:百万円)
    • 総資産:35,667(前期末 38,476、▲2,809)
    • 流動資産:26,237(前期末 29,126、▲2,888)
    • 現金及び預金:5,360(▲894)
    • 受取手形・売掛金等:10,379(▲2,229)
    • 棚卸資産:5,136(+291)
    • 負債合計:24,373(前期末 26,837、▲2,463)
    • 電子記録債務等の減少で流動負債減少
    • 純資産合計:11,293(前期末 11,639、▲345)
    • 自己資本比率:31.7%(前期末 30.2%)=31.7%(安定水準の目安40%未満だが改善)
  • 財務安全性・効率性指標
    • 現預金(5,360)/短期負債の比率:流動比率 ≒ 130.5%(26,237/20,096)→ 流動性は確保されているが余裕は限定的
    • 負債/純資産(負債合計24,373 ÷ 純資産11,293) ≒ 2.16(216%)→ やや高め
    • 有利子負債(1年内返済予定 745 + 長期借入金 2,631)合計 ≒ 3,376百万円(前期 3,593百万円、減少)
    • 総資産回転率・売上高営業利益率の推移:粗利率ほぼ横ばい、営業損失縮小により営業効率改善傾向
  • セグメント別(当第1四半期、単位:百万円)
    • ルート事業:売上 15,277(前年同期比 +0.9%)、セグメント利益 245(前年143、改善)
    • 直需事業:売上 1,405(前年同期比 ▲2.8%)、セグメント損失 ▲19(前年▲60、改善)
    • セグメント合計利益 226 → 全社費用▲394を差し引き営業損失▲167

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2026年3月期(予想):中間配当 0.00円、期末配当 40.00円、年間合計 40.00円(前期と変更なし)
    • 直近公表予想からの修正:無
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース):配当40円/1株当たり当期純利益(通期予想123.02円)= 約32.5%(中程度の配当性向)
  • 特別配当・自社株買い:無

セグメント別情報

  • ルート事業:
    • 売上 15,277百万円(構成比 91.6%)、前年同期比 +0.9%。
    • 牽引要素:宅配ボックス等の住宅用資材、子会社のシーリング材・防水材や研磨関連が好調。
    • 今後の見通し:住宅着工の減少を受けつつも、リフォーム・設備投資分野や非住宅の受注で堅調維持を期待。
  • 直需事業:
    • 売上 1,405百万円(構成比 8.4%)、前年同期比 ▲2.8%。
    • 課題:物価上昇や消費マインド低下でホームセンター中心の販売が弱含み。ただし防災用品は需要増。
    • OEM関連資材は非住宅案件で低調。
  • セグメント戦略の所見:ルート事業の強化(営業組織再編、流通網強化)が奏功しており、直需事業は商品力・販路拡大で改善余地。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内に具体的な中期数値目標の記載なし → 進捗評価は限定的(表記は –)
  • KPI達成状況:ルート売上・セグメント利益は改善傾向だが、通期の営業黒字目標達成には下期の収益回復が必要。KPI詳細は資料なし。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内は物価上昇下で雇用・所得改善やインバウンド増で緩やか回復も、住宅着工件数や分譲販売は減少傾向。防災関連需要は高まり。
  • 競合との比較:同業他社情報は資料に記載なしで直接比較不可。概括として、建材流通・DIY分野は価格・物流・労務環境の影響を受けやすい。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上 78,000百万円(+3.1%)、営業利益 1,100百万円(+32.5%)、経常利益 1,200百万円(+21.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 660百万円(+27.6%)
    • 会社の前提:資料では詳細前提の個別数値(為替、原油等)は記載なし。需要想定は期中の回復見込みを含む。
  • 予想の信頼性:
    • 過去の予想修正傾向は今回の四半期短信では明示されていない。Q1の進捗を見ると下期の回復が前提であり、そこが実現されるかが鍵(達成可能性は中立〜ややリスクあり)。
  • リスク要因:
    • 建築着工のさらなる悪化、資材価格・労務費の上昇、為替や海外情勢による原材料高騰、消費マインド低下(直需事業への影響)、地政学リスク等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表に対する監査レビュー:無し(注記事項)
  • その他:決算説明会資料の作成・説明会開催はなし

(注)

  • 不明な項目は「–」で表記しています。
  • 本まとめは提供資料に基づく情報整理であり、投資判断や助言を行うものではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7635
企業名 杉田エース
URL http://www.sugita-ace.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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