2026年1月期 第2四半期 決算説明会資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 第2四半期は「減収だが増益」。アパレル卸売の専門店向けが苦戦する一方、販管費削減と売上総利益率改善で営業増益を確保。中計(2026–2028)に向け、EC・ライフスタイル強化とM&Aを推進し株主還元(DOE導入・段階増配)を強化する旨を表明。
  • 業績ハイライト: 売上高29,217百万円(前年同期比98.7%:減収=悪い目安)、営業利益930百万円(前年同期比104.2%:増益=良い目安)、中間純利益886百万円(前年同期比117.5%:増益=良い目安)。
  • 戦略の方向性: 自社機能性ブランド「CROSS FUNCTION」強化、EC(for/c, NORC)拡大、ライフスタイル商品(Yoki、ヘアケア等)・雑貨店強化、DX(BI導入)、物流センターの太陽光導入、M&Aによる成長投資。
  • 注目材料: 通期業績予想は据え置き(売上高64,000百万円、営業利益1,200百万円)、配当は1株当たり46円(期初比+16円、DOE目標2028年に2.5%)。ECが第2四半期で前年比+24.3%と高成長。
  • 一言評価: 減収の構造的課題は残るものの、粗利率改善と販管費コントロールで利益は確保。成長投資(EC・ライフスタイル)と株主還元強化を両立する方針。

基本情報

  • 企業概要: クロスプラス株式会社(証券コード:3320)。衣料品・ライフスタイル雑貨の企画・製造・卸売、EC・百貨店等での小売。代表者:代表取締役社長 山本 大寛。
  • 説明会情報: 開催日時:–(資料内に個別IR実績日として3/17等の記載ありが、本決算説明の開催日時は不明のため“–”)。説明会形式:資料上は決算説明会/IR活動(対面説明会、個別面談、個人投資家説明会などを実施) と記載。参加対象:国内外投資家、金融機関、個人投資家等(資料中に参加社数の例示あり)。
  • 説明者: 発表者:社長およびIR担当(資料記載)。発言概要:前年同期比の減収事由(専門店向けの販売不振/季節ズレ等)、粗利率改善策、販管費抑制、通期見通し据え置き、中期計画の進捗と株主還元方針説明。
  • 報告期間: 対象会計期間:2026年1月期 第2四半期(中間期)。報告書提出予定日:–。配当支払開始予定日:–(配当予想は1株当たり46円と公表)。
  • セグメント:
    • アパレル卸売:専門店、量販店、無店舗等向けの企画・供給(主力)。
    • ライフスタイル卸売:雑貨・ビューティ・ヘルスケア等(Yoki、キヨプタ等)。
    • 小売:自社EC、百貨店、量販店コーナー、雑貨店舗(DECOY、join park、for/c、NORC 等)。
    • その他/連結調整。

業績サマリー

  • 主要指標(第2四半期、連結、単位:百万円/前年同期比%を必ず記載)
    • 売上高:29,217 百万円(前年比 98.7% ▲1.3%:減収=悪い目安)
    • 営業利益:930 百万円(前年比 104.2% +4.2%:増益=良い目安)
    • 営業利益率:930 / 29,217 = 約3.18%(前年は約3.02%→改善)
    • 経常利益:1,074 百万円(前年比 107.7% +7.7%)
    • 中間純利益:886 百万円(前年比 117.5% +17.5%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料未記載)
  • 予想との比較(第2四半期実績 vs 会社3/14予想)
    • 売上高達成率:29,217 / 30,500 = 約95.8%(未達:▲1,283百万円=減収)
    • 営業利益達成率:930 / 800 = 116.3%(上振れ:+130百万円=費用抑制が寄与)
    • 中間純利益達成率:886 / 700 = 126.6%(上振れ)
    • サプライズ:営業利益・純利益は予想上振れ(販管費抑制が主因)。売上は予想未達。
  • 進捗状況(通期計画に対する進捗率、単位:%)
    • 通期売上目標64,000百万円に対する進捗:29,217 / 64,000 = 約45.7%(前年同期の同計算:29,616/62,004=約47.8% → 進捗はやや遅い)
    • 通期営業利益目標1,200百万円に対する進捗:930 / 1,200 = 77.5%(良好)
    • 通期当期純利益目標1,200百万円に対する進捗:886 / 1,200 = 73.8%(良好)
    • 中期経営計画に対する達成率:項目別でばらつき(EC・CROSS FUNCTIONは順調、専門店チャネルは遅れ)。
  • セグメント別状況(第2四半期、単位:百万円 / 前年比%)
    • アパレル卸売:21,456(構成比73.4%)、前年比 96.8%(▲715百万円、減収=悪い目安)
    • ライフスタイル卸売:1,433(構成比4.9%)、前年比 106.0%(+81百万円、増収=良い目安)
    • 小売:6,100(構成比20.9%)、前年比 104.0%(+235百万円、増収=良い目安)
    • 販売チャネル:専門店13,666(93.5%)、量販店9,848(102.9%)、無店舗2,693(105.8%)、EC1,601(124.3%:高成長)、百貨店1,033(84.3%)。(前年同期比は%表示)

業績の背景分析

  • 業績概要: 第2四半期はアパレル卸売(特に郊外型専門店向け)が季節対応不足や販売不振で減収。ただし、販売単価上昇と小売比率の上昇で売上総利益率が改善し、広告宣伝費等の削減で販管費低下→営業増益に繋がった。ECとライフスタイルが牽引。
  • 増減要因:
    • 減収の主因:専門店チャネルの販売減(郊外型専門店の不振、春アウター不調)および百貨店の減少(▲15.7%)。(外部要因:消費・天候の影響)
    • 増益の主因:販売単価上昇、商品ミックス(小売比率上昇)による売上総利益率改善、広告費等の変動費削減、物流・人件費増はあるが全体で販管費減少。
  • 競争環境: 量販・ECチャネル競合は激化。自社の強みは企画力(年間2万品番)と生産・物流ネットワーク(海外9カ国60工場、国内物流能力)。差別化は機能性ブランド(CROSS FUNCTION)やライフスタイル雑貨で図る方針。
  • リスク要因: 季節・天候依存(春/夏/秋商品)、専門店チャネルの構造変化、市場需要の弱さ、為替変動(円安の後退が原価高騰一服に寄与)、サプライチェーン・物流コストの変動、M&A失敗リスク。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 中期経営計画(2026.1期~2028.1期)で売上高680億円、営業利益20億円を目指す。主眼はアパレル卸売の収益性改善とライフスタイル卸売・小売(EC)成長。成長投資はEC・ライフスタイルブランド開発およびM&A。株主還元はDOE基準の導入と段階的増配(2028年DOE2.5%目標)。
  • 進行中の施策:
    • CROSS FUNCTION:商品ラインを3種に統合しブランド訴求強化、メディア露出増加。
    • EC:for/cを中心に広告集中、SNS・POPUP等で顧客接点拡大。
    • ライフスタイル:Yokiの季節商品拡充、ヘアケア「キヨプタ」等をバラエティで定番化。
    • DX:BIツール導入で報告自動化、社内教育実施。
    • サステナビリティ:物流センター屋根の太陽光・環境目標の再設計。
  • セグメント別施策と成果:
    • アパレル卸売:専門店チャネル拡大(進捗遅れ)、メンズ・機能性で拡大目標(CROSS FUNCTIONは順調)。
    • 小売:ECは好調(上期16億→計画32億)、店舗(DECOY)は雑貨展開で収益化目指すが既存店は前年比減収。
    • ライフスタイル卸売:ドラッグストア販路拡大、ビューティー製品拡大(進捗概ね良好)。
  • 新たな取り組み: 譲渡制限付株式付与の拡充(101名対象)、地域イベントでの共同制作(CSR)、投資家向けIR活動強化。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期、会社公表値、単位:百万円)
    • 売上高:64,000(計画)→第2Q実績29,217(進捗45.7%)
    • 売上総利益:16,800(計画)
    • 営業利益:1,200(計画)→第2Q実績930(進捗77.5%)
    • 当期純利益:1,200(計画)→第2Q実績886(進捗73.8%)
  • 予想の前提条件: 為替・原材料等の外部前提は明示されていない(資料内では円安が後退した旨の言及)。会社は3/14公表の通期予想を変更せず据え置き。
  • 予想修正: 通期予想は変更無し(3/14予想から据え置き)。理由:下期に暑秋・初冬商品等で取り返す想定、また販管費計画で通期目標を達成可能と判断。
  • 中長期計画: 2028.1期目標は売上680億円、営業利益20億円、ROE 9%以上。中計はアパレル収益性改善とライフスタイル・小売の成長を柱。進捗は項目により差(EC・CROSS FUNCTIONは順調、専門店は遅れ)。
  • 予想の信頼性: 第2Q時点で利益は通期に対して比較的進捗良好だが、売上の進捗は前年を下回る。過去の予想達成傾向の記載は限定的のため、保守的/楽観的傾向は明言されていない(但し会社は通期据え置き)。
  • マクロ影響: 為替(円/US$)、消費動向(天候・季節性)、物流コストが短中期で業績変動要因。

配当と株主還元

  • 配当方針: 事業展開および財務体質強化に必要な内部留保を確保しつつ、安定的配当を継続。DOE基準を新設、2028.1期までにDOE2.5%を目指し段階的増配を実施。
  • 配当実績(予想含む): 2026.1期 配当金(年間):46円/株(期初比+16円の増配予想)。中間・期末の内訳は資料に明示なし。
    • 年間配当金:46円(増配=良い目安)
    • DOE推移:2023 0.7% → 2024 1.3% → 2025 1.4% → 2026 2.0%(予想) → 2028 2.5%(計画)
    • 配当性向:–(資料未記載)/配当利回り:–(株価情報なしのため省略)。
  • 特別配当: 無し(資料に記載なし)。
  • その他株主還元: 株主優待(1月末保有100株以上にオンラインストアクーポン、保有年数に応じて金額増、抽選で旅行券等)。自社株買い:記載なし。

製品やサービス

  • 製品: 機能性ファッション「CROSS FUNCTION」(ライン再編でブランド化)、EC向けサステナブルブランド「for/c」、雑貨ブランド「Yoki」、ヘアケア「キヨプタ」、ネイル「BEAUTY AVENUE」等。CROSS FUNCTIONやfor/cが牽引。
  • サービス・販売チャネル: 自社EC(クロスプラスオンライン)、他社モール、量販店・専門店・雑貨店・百貨店インショップ。ECが24.3%増と高伸長。
  • 協業・提携: 上海のグループ会社による物流加工等、ドラッグストア等新販路開拓(展示会出展)。具体的な外部資本提携・JVは未記載。
  • 成長ドライバー: EC拡大、ライフスタイル商材の拡大(ドラッグストア・バラエティ流通)、機能性・メンズ領域の強化、M&Aによるブランド獲得。

Q&Aハイライト

  • 注目の質問と回答: 資料にQ&A抜粋は無し(–)。個別面談・IRイベントの実績は記載(国内外投資家面談等)。
  • 経営陣の姿勢: 中期計画の浸透・IR強化を図り、投資家説明を積極化している。利益確保と成長投資の両立を強調。
  • 未回答事項: 将来のM&Aターゲットの規模・時期、為替前提値、EPSや配当性向の明確数値などは資料上明示されておらず“–”。
  • ポジティブ要因: 粗利率改善と販管費削減で営業増益を確保/ECとライフスタイル事業の成長加速(EC +24.3%)/有利子負債の削減(前年同期比で減少)/株主還元強化(増配・DOE導入)/中期目標(売上680億、営業利益20億)提示。
  • ネガティブ要因: アパレル卸売(専門店チャネル)の弱さが売上全体を押し下げている/季節・天候依存/百貨店・専門店の販路変動リスク。
  • 不確実性: 下期の販売回復(暑秋・初冬商品でどこまで挽回できるか)、M&A実行と効果、為替・物流コストの動向。
  • 注目すべきカタリスト: 下期の販売トレンド(暑秋・初冬商戦)、EC拡大の継続性、ライフスタイル事業の販路拡大成果、M&A発表、四半期ごとの粗利率推移、DOE達成度。

重要な注記

  • 会計方針: 特段の変更記載なし(資料の免責事項に基づき将来予測は不確実性を含む)。
  • その他: 中期経営計画の進捗表では項目ごとに「〇/△/×」評価があり、専門店チャネル拡大は遅れ(×)、CROSS FUNCTION・EC・DX等は概ね順調(〇)。決算説明資料の数値は単位:百万円。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3320
企業名 クロスプラス
URL http://www.crossplus.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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