2025年7月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想に対する進捗で、四半期累計の四半期純利益(126.6百万円)が会社の通期予想当期純利益(116百万円)を既に上回っている(上振れ)。会社は業績予想の修正を行っていない。
- 業績の方向性:増収(売上高4,620百万円、前年同期比+5.5%)だが減益(営業利益180百万円、前年同期比▲13.4%、四半期純利益126.6百万円、前年同期比▲11.1%)。
- 注目すべき変化:売上は堅調に回復した一方で、販売費及び一般管理費(人件費や広告等)が増加し営業利益率が低下。特別損失が前年に比べ大幅に減少しており(前期20.963百万円→当期2.847百万円)、これが四半期純利益が通期予想を上回る要因の一つ。
- 今後の見通し:会社は通期予想(売上6,000百万円、営業利益195百万円、当期純利益116百万円、配当15円)を据え置き。第4四半期でのコスト動向や特別損失の有無が注目点。現状では通期営業利益予想の達成は比較的現実的(進捗約92%)だが、利益率圧迫リスクは継続。
- 投資家への示唆:売上回復と出店(浜木綿 東海店)・既存店改装の取り組みが見える一方で、食材高騰・労務コスト増が利益率を圧迫。通期予想が保守的に見える点(純利益は既に上回る)が短期的材料。第4四半期のコスト管理状況と特別損失の有無を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社浜木綿
- 主要事業分野:外食(中華・ファミリー向けを主軸とする飲食事業、全店直営)
- 代表者名:代表取締役社長 林 永芳
- 上場:東証・名証(証券コード 7682)
- 直近の店舗数:合計41店舗(「浜木綿」31、「四季亭」3、「桃李蹊」3、「中国食堂はまゆう」4、いずれも直営)
- 報告概要:
- 提出日:2025年6月10日
- 対象会計期間:2025年7月期 第3四半期累計(2024年8月1日〜2025年4月30日、非連結)
- 決算説明会:無、決算補足説明資料:無
- セグメント:
- 単一セグメント:飲食事業(セグメント別開示省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):2,164,170株(2025年7月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):2,160,296株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第3四半期)提出済
- 株主総会:–(当該資料に記載なし)
- IRイベント:決算説明会なし、補足資料なし
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期。以下達成率は累計/通期予想で算出)
- 売上高:実績4,620百万円、通期予想6,000百万円→進捗率 77.0%
- 営業利益:実績180百万円、通期予想195百万円→進捗率 92.3%
- 純利益(四半期純利益):実績126.6百万円、通期予想116百万円→進捗率 109.2%(既に通期予想を上回る)
- サプライズの要因:
- 特別損失の大幅減(固定資産除却損や工場移転費用などが前期に比べ縮小)により税引後利益が押し上げられた。
- 売上は堅調だが、販管費の増加(販売費及び一般管理費:3,004→3,225百万円)や支払利息増等で営業利益は前年割れ。
- 通期への影響:
- 会社は業績予想を修正していないが、四半期純利益が通期予想を上回ったため、通期見通しは保守的と見做せる。第4四半期に大きな特別損失が発生しない限り、通期純利益の上振れ余地はある。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値は百万円)
- 売上高(第3Q累計):4,620(前年同期4,379、+5.5%)
- 売上総利益:3,405(前年3,213、+6.0%)
- 販管費:3,225(前年3,004、+7.3%)
- 営業利益:180(前年208、▲13.4%) 営業利益率=180/4,620 = 3.9%(前年約4.8%)
- 経常利益:185(前年213、▲12.8%)
- 四半期純利益:126.6(前年142.4、▲11.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):58.60円(前年66.05円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計の進捗)
- 売上高進捗率:77.0%(通常:通期の3Q累計で約75%前後なら順調。今回やや高め)
- 営業利益進捗率:92.3%(高め→第4Qでの営業利益確保が比較的楽)
- 純利益進捗率:109.2%(既に通期予想を上回る)
- 過去同期間との比較:売上は回復傾向だが利益率は圧迫(販管費増が主因)
- 財政状態(2025/4/30、百万円)
- 総資産:4,625(前期 4,272、↑353)
- 負債合計:2,974(前期 2,749、↑225)
- 純資産:1,651(前期 1,524、↑127)
- 自己資本比率:35.7%(目安40%超が安定水準、35.7%はやや低めだが深刻ではない)
- 流動比率:流動資産1,634 / 流動負債1,026 = 約159%(流動性は良好)
- 負債/純資産比(負債総額 ÷ 純資産)=2,974 / 1,651 ≈ 1.80(負債依存はやや高め)
- キャッシュ・フロー等
- 現金及び預金:1,220百万円(前期1,137、↑82)
- 長期借入金の増加:長期借入金合計が増加(1,047→1,199百万円、増加151百万円)
- 減価償却費:146.9百万円(前年130.2百万円、増加)
- 効率性・セグメント別
- 単一セグメント(飲食)。総資産回転率や詳細なセグメント別利益は非開示。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:0.00円(2025年7月期中間)
- 期末配当(会社予想):15.00円
- 年間配当予想:15.00円(前期合計10.00円→増配見込み)
- 配当性向:通期予想ベースで 15.00円 ÷ 1株当たり当期純利益53.69円 ≒ 27.9%(約28%)(目安:30%前後が一般的)
- 特別配当:無
- 自社株買い等:記載なし
セグメント別情報
- セグメント:単一(飲食事業)
- 売上・利益は全社計で開示。セグメント別細分は省略。
- 取り組み:新規出店(2024年11月 浜木綿 東海店)、既存店改装(白土店リニューアル)を実施し集客強化を図る。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明示なし(進捗状況は記載なし)→ KPI等も記載なし(–)
- 設備投資・出店は継続的に実施しており固定資産が増加(建物・土地の増加が確認される)。
競合状況や市場動向
- 外食市場:訪日客増や個人消費の回復で需要は堅調。ただし食材価格高騰や労働力不足が業界全体のコスト圧力として継続。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に無し。総じて「需要回復」+「コスト上昇」という業界共通の状況。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き):売上6,000百万円(+3.9%)、営業利益195百万円(▲11.2%)、経常利益201百万円(▲10.2%)、当期純利益116百万円(▲0.5%)
- 会社予想の前提条件・修正:3月10日公表分から変更なし
- 予想の信頼性:第3Q累計で純利益が既に通期予想を上回っているため、会社の通期予想はやや保守的と考えられる。ただし第4Qで食材費・人件費の増加や特別損失の発生があれば下振れリスクあり。
- リスク要因:食材価格変動、労務コスト、人手不足、金利上昇(借入増加)、景気・為替や地政学リスク等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無し
- 監査レビュー:四半期財務諸表に対する監査人のレビューは無し
- その他重要点:第3四半期における特別損失は前年同期に比べ大幅に減少(固定資産除却損等)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7682 |
| 企業名 | 浜木綿 |
| URL | http://www.hamayuu.co.jp |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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