2025年8月期 第3四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 「モノ認識」と「モバイル」を中核に、RFID/画像認識/顔認証などで現場のDXを推進。米国子会社の大型案件獲得を含め海外展開を加速する旨を強調。
- 業績ハイライト: 2025年8月期 第3四半期累計売上高1,304百万円(前年同期比 +17.8%)、営業損失▲46百万円(前年同期 ▲238百万円、改善192百万円)、経常損失▲62百万円(前年同期 ▲192百万円、改善130百万円)、親会社株主に帰属する当期損失▲66百万円(前年同期 ▲371百万円、改善305百万円)。売上総利益率は前年同期28.6%→39.0%に改善。
- 戦略の方向性: スマートフォン(モバイル)化を軸に、AsReaderブランドのバーコード/RFID端末・ソリューションを強化。顔認証端末、AsCode(新二次元コード)、AIカメラ、大型立体デジタルショーケース、平面リニアモーター(自動搬送)などの新規事業を並行推進。
- 注目材料: EVO FUNDによる新株予約権の権利行使で資本金+資本準備金(計110百万円)を調達。米国展示会(RFID Journal Live 2025)で新製品群を披露、米国で大型案件の商談進行。業務用端末レンタルサービス開始、実証店舗「勝伝」開業(リニア搬送×AIの実証)。
- 一言評価: 事業領域・製品ラインの拡充と海外での手応えが出ており売上は回復基調だが、開発・実証コストや一部遅延・不採算案件の影響で通期収益化にはまだ課題あり。
基本情報
- セグメント:
- AsReader事業: スマートフォン装着型バーコード/RFIDリーダー、顔認証端末、AsCode等の製品販売と導入サービス
- システムインテグレーション事業: 物流・小売・医療等向けのシステム開発/パッケージ販売/受託開発
業績サマリー
- 主要指標(第3四半期累計)
- 営業収益(売上高): 1,304 百万円、前年同期比 +17.8%(良い目安)
- 営業利益: ▲46 百万円、前年同期 ▲238 百万円、改善(+192 百万円)。営業利益率 約 ▲3.5%(‑46/1,304)(目安:マイナスは悪い)
- 経常利益: ▲62 百万円、前年同期 ▲192 百万円(改善 +130 百万円)
- 純利益(親会社株主帰属): ▲66 百万円、前年同期 ▲371 百万円(改善 +305 百万円)
- 1株当たり利益(EPS): –(未記載)
- 予想との比較
- 会社(通期)予想: 売上高 2,200 百万円、営業利益 50 百万円、親会社株主に帰属する当期利益 15 百万円(通期予想は資料に記載)
- 会社予想に対する達成率(累計→通期)
- 売上高進捗: 1,304 / 2,200 = 59.3%(目安: 通期の約75%で順調とされるため、やや進捗遅れ)
- 営業利益進捗: ▲46 / 50 = ▲92.0%(目標に対して未達、悪い)
- 純利益進捗: ▲66 / 15 = ▲440.0%(目標に対して未達、悪い)
- サプライズ: 大きな数値修正や上方修正の発表はなし。EVO FUNDの権利行使による資金調達(110百万円)がトピック。
- 進捗状況
- 通期目標に対して売上は約59.3%進捗(中程度)、利益面は赤字で通期目標との差が大きい(不十分)。
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: –(明確数値なし)
- 過去同時期との進捗比較: 前年同期と比較して売上・利益とも改善(売上 +17.8%、営業損失縮小)
- セグメント別状況
- AsReader事業: 売上(日本向け)973 百万円(前年同期比 +15.8%)+米国111 百万円(前年同期比 +108.4%)→合計の大部分を占め増収。顔認証や実証運用費用は継続発生。
- システムインテグレーション事業: 売上 204 百万円(前年同期比 +1.6%)で微増だが、進捗遅れや不採算案件に対する受注損失引当金を計上しセグメント損失。
業績の背景分析
- 業績概要: 日本・米国の両市場で前年同期比増収を達成。特に日本市場は黒字転換を果たす四半期もあり回復基調。米国子会社は大型案件商談を進めている。
- 増減要因:
- 増収の主因: AsReader製品群の国内販売回復、米国での増収(+108.4%)およびシステム受注の一部増加。
- 増益の主因: 売上総利益率の改善(商品評価損の計上減少で28.6%→39.0%)。一方で顔認証等新商品開発費用や実証店舗運営費、受注損失引当金等が販管費・特損圧迫要因。
- 競争環境: 業界は業務端末のスマホ化、RFID導入、画像認識/顔認証の実装が進展。差別化要素としてAsCodeやReading TUB等独自製品、特許・国際出願あり(日本は一部譲渡の特許も存在)。
- リスク要因: 一部案件の納入遅延や不採算案件(受注損失引当金)、新事業の実証コスト、主要顧客や大型案件成約の不確実性、海外展開に伴う案件集中リスク。為替・規制・サプライチェーンの影響に関する詳細は資料に限定的。
戦略と施策
- 現在の戦略: 「スマホで現場を変える」を掲げ、モバイル化(スマートフォン端末活用)、RFID・画像認識・顔認証を軸に現場の省人化・自動化ソリューションを提供。海外(特に米国)での案件拡大を重点。
- 進行中の施策:
- 製品投入・改良: スリムリーダー、赤外線通信モデル、超小型据え置き型RFIDリーダー、パドル型、AsKeyCube等。
- 新規サービス: 業務用端末レンタルサービス(2025年6月開始)、実証店舗「勝伝」の運営(AI認識・リニア搬送の実証)、顔認証端末「GoMA」と勤怠クラウド連携。
- 海外販促: RFID Journal Live 2025、Retail Technology Show出展等によるブランド認知向上。
- セグメント別施策:
- AsReader事業: スマホ化対応端末の拡充、RFID製品群の国際特許展開、米国での大型案件獲得活動。
- SI事業: 物流・小売・医療向けのシステム納入強化、期限管理アプリ等のパッケージ販売開始。
- 新たな取り組み: 新二次元コード「AsCode」の普及、平面リニアモーター搬送システム(HAKOBU)の開発、人追跡に特化したAIカメラなど多数の新規事業を並行で進める。
将来予測と見通し
- 業績予想(通期: 2025年8月期)
- 売上高: 2,200 百万円
- 営業利益: 50 百万円
- 親会社株主に帰属する当期利益: 15 百万円
- 予想の前提条件: 明示的な為替レートや需要前提は資料に記載なし(→ –)。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 米国での大型案件、既存顧客との取引拡大、コスト管理で通期改善を目指す旨が示されるが、具体的確度・センチメントは明示されていない。
- 予想修正: 第3四半期時点で通期予想の修正発表はなし。
- 中長期計画:
- 中期経営計画の数値目標や進捗の詳細は資料上限定的。複数の新規事業の製品化・市場投入が中長期の成長ドライバーとされる。
- 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向に関する明示的記載なし(→ –)。
- マクロ経済の影響: 資料での言及は限定的(為替等の前提は記載なし)。海外展開に伴う外部環境の影響は留意点。
配当と株主還元
- 配当方針: 資料上の明示的な変更・方針記載なし(→ –)。
- 配当実績:
- 中間配当、期末配当、年間配当: –(未記載)
- 特別配当: 無し(資料に記載なし)
- その他株主還元: 新株予約権の権利行使による資金調達(EVO FUNDによる一部行使)および未行使の新株予約権が残存。
製品やサービス
- 主要製品:
- AsReader(スマホ装着型ドック、カメラType、スリムリーダー、赤外線通信モデル)
- RFID製品(Reading TUB、超小型据え置きリーダー、パドル型等)
- 顔認証端末 GoMA
- AsCode(独自二次元コード)— 大量一括読み取りを訴求
- AsReader HAKOBU(平面リニアモーター搬送の概念実証)
- 新製品・新サービス:
- 業務用端末レンタルサービス(短期〜3か月、将来的にサブスク予定)
- 実証店舗「勝伝」:リニア搬送×AIによる実用検証
- 協業・提携:
- GoMA と勤怠クラウド「勤労の獅子」との連携
- 日本特許の一部をNIPへ譲渡しつつ独占的使用権契約等の業務提携
- 成長ドライバー: RFID/AsCodeの普及、顔認証・人追跡AI製品の商用化、米国での大型案件受注、レンタルサービス・サブスク化
Q&Aハイライト
- Q&A セッションの詳細記載なし(→ 未提供)
- 経営陣の姿勢: 公開資料からは「積極的に製品投入・実証を行い海外展開を進める」姿勢が読み取れる
- 未回答事項: 通期前提(為替等)、EPS、代表者コメント等は開示資料に未記載(→ –)
- ポジティブ要因:
- 売上が前年同期比で増加(+17.8%)、国内と米国で増収
- 売上総利益率の改善(28.6%→39.0%)
- 新製品群(AsCode、RFID製品、顔認証端末等)や実証プロジェクトが複数進行
- EVO FUNDの権利行使による追加資金調達(計110百万円)
- ネガティブ要因:
- 通期ベースでの収益目標(営業利益50百万円)に対する進捗は未達(営業損失)
- 新規事業や実証店舗等の先行投資・ランニングコストが短期利益を圧迫
- 一部案件の納入遅延や不採算案件の存在(受注損失引当金)
- 大型案件・海外展開の成否に収益が依存する面
- 不確実性: 米国での大型案件成約、AsCodeやHAKOBU等新技術の市場採用速度、さらなる権利行使や資本施策の動向
- 注目すべきカタリスト:
- 米国での大型案件受注・納入(受注確度の上昇)
- AsCodeの採用事例・契約
- HAKOBU(リニア搬送)の実証結果・商用化進展
- 追加の権利行使や資本政策(資金調達)の動き
- 次四半期以降の利益改善(販管費コントロールや不採算案件処理)
重要な注記
- 会計方針: 特段の会計方針変更の記載なし(資料では日本の一般に認められた会計原則に基づく旨明記)
- リスク要因: 資料冒頭に将来見通しに関する不確実性の注意喚起あり(市場環境変化で実績が異なる可能性)
- その他: 当社は将来の見通しを変更する場合でも、法令等で求められる場合を除き必ずしも更新しない旨を開示
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6522 |
| 企業名 | アスタリスク |
| URL | https://www.asx.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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