2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。第3四半期累計(1-9月)は会社予想との照合では「進捗率は概ね想定内」だが、営業利益・純利益の進捗が低い(下振れ懸念)。
- 業績の方向性:増収減益ではなく「減収減益」。売上高は前年同期比△7.6%、営業利益は△44.8%、親会社株主に帰属する四半期純利益は△37.1%。
- 注目すべき変化:韓国事業の売上・粗利低下(卸・百貨店向けの秋物不振やセール比率上昇)およびアパレル全体で秋物需要の弱さによる業績押下げ。営業利益の大幅減(前年同期比約半減)が最も重要。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上52,000百万円、営業利益2,200百万円、当期純利益1,700百万円)に変更は無し。第3四半期進捗は売上約70%、営業利益約35%、純利益約36%で、営業利益・純利益は通期達成に向けて下期に回復が必要。
- 投資家への示唆:当期は消費環境の逆風が主因で収益性が低下。通期予想は維持されているが、下期の販促投入や販売構成回復が実現できるかがキー(予想達成は下期の回復に依存)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ルックホールディングス
- 主要事業分野: アパレル関連事業(日本・韓国・欧州・米国等での小売・卸、主力ブランド運営)、生産及びOEM事業、物流事業
- 代表者名: 代表取締役社長 澁谷 治男
- URL: https://www.look-holdings.jp/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月11日
- 対象会計期間: 2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結・日本基準)
- セグメント:
- アパレル関連事業(日本、韓国、欧州、その他海外):小売・卸・ブランド運営
- 生産及びOEM事業:ルックグループ内外への生産供給
- 物流事業:グループ内外の物流サービス
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 7,796,313株(2025年12月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計): 7,452,915株
- 期末自己株式数: 319,192株
- 時価総額: –(資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 決算説明会: 無(決算補足説明資料の作成も無)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高: 実績36,525百万円/通期予想52,000百万円 → 進捗率約70.3%(目安:第3Qで70%程度は想定範囲だが前年同期より売上低下)
- 営業利益: 実績781百万円/通期予想2,200百万円 → 進捗率約35.5%(低め。下期で大きく回復する必要あり)
- 純利益: 実績621百万円/通期予想1,700百万円 → 進捗率約36.6%(同上)
- サプライズの要因:
- 主因は消費環境の悪化(インバウンド減、実質賃金の伸び悩み、記録的高温による秋物需要低迷)。
- 韓国事業で卸・百貨店向けの秋物苦戦とセール比率増加により粗利益率が低下。
- 一部は特別利益(投資有価証券売却益247百万円)が計上されているが、営業面での減益が大きい。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期予想を据え置き。営業利益・純利益の進捗は低いため、下期(特に秋冬商戦)での販売回復・販促効率改善が不可欠。予想修正は現状無しだが、外部環境次第ではリスクあり。
財務指標
- 財務諸表要点(単位:百万円)
- 売上高(累計): 36,525(前年同期39,517、△7.6%)
- 売上総利益: 22,097(前年同期23,444)
- 販売費及び一般管理費: 21,316(前年同期22,029)
- 営業利益: 781(前年同期1,415、△44.8%)
- 経常利益: 1,009(前年同期1,668、△39.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 621(前年同期987、△37.1%)
- 包括利益: 1,115(前年同期2,302、△51.5%)
- 主要収益性指標(対前年同期)
- 売上高: 36,525百万円(△7.6%)
- 営業利益: 781百万円(△44.8%)、営業利益率 2.14%(前年同期 3.58% → 低下=悪化)
- 経常利益: 1,009百万円(△39.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 621百万円(△37.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 83.36円(前年同期133.39円、△37.5%程度)
- 四半期進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
- 売上高進捗率: 約70.3%(過去同期間の比較データ無しのため比較不可 → –)
- 営業利益進捗率: 約35.5%(通常ペースより低い=要下期回復)
- 純利益進捗率: 約36.6%
- 財務安全性(2025年9月30日時点)
- 総資産: 61,985百万円
- 純資産: 38,207百万円
- 自己資本比率: 61.6%(安定水準;目安40%以上で安定 → 61.6%は良好)
- 負債合計: 23,777百万円
- 流動資産: 29,649百万円、流動負債: 8,475百万円 → 流動比率 約350%(流動性は良好)
- 有利子負債(資料より推計): 短期借入金648、1年内返済1,452、長期借入金7,438、社債1,500 → 合計約11,038百万円(過度なレバレッジではない水準)
- 効率性
- 売上高総資産回転率(概算): 36,525 / 61,985 ≒ 0.59回/年
- 売上高営業利益率の低下が顕著(3.58%→2.14%)
- セグメント別(第3四半期累計、単位:百万円/前年同期間増減は資料記載)
- アパレル関連事業(合計): 売上 37,841(378.41億円、前年同期比△6.9%)、営業利益 1,124(11.24億円、前年同期比△34.3%)
- 日本: 売上 17,649(前年ほぼ横ばい)、営業利益は堅調
- 韓国: 売上 17,340(前年同期比△14.1%)、営業利益 357(△62.4%)=弱含み(セール比率増加で粗利低下)
- 欧州: 売上 2,418(微増)、営業損失 △265(前期同額の損失)
- その他海外(米国等): 売上 318(増加)、営業損失縮小
- 生産及びOEM事業: 売上 1,555(155.5億円? ※単位百万円、実数15,555百万円)、前年同期比△21.1%、営業利益 20(大幅減益)
- 物流事業: 売上 939(9,399百万円、前年比+10.0%)、営業利益 47(+62.7%)
- 財務の解説:
- 売上は減少したが、売上総利益率はやや維持(売上総利益22,097/売上36,525=約60.5%)で高め。にもかかわらず営業利益が大幅減となったのは、販売構成の悪化(セール率増加)や一部地域の粗利圧迫によるもの。また販管費は微減だが営業利益減を吸収できず。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年通期: 中間 0.00円、期末 100.00円、年間 100.00円
- 2025年通期(予想): 中間 0.00円、期末 100.00円、年間 100.00円(修正無し)
- 配当利回り: –(株価が資料に無いため計算不可)
- 配当性向: 通期予想ベースで計算すると予想当期純利益1,700百万円に対し総配当金額は約?(発行株式数等から配当総額算出可能だが、資料上の配当性向の明示は無し)→ 表示無し(–)
- 特別配当の有無: 無
- 自社株買い等: 記載無し(–)
セグメント別情報(詳細)
- アパレル関連事業:
- 売上高 37,841百万円(△6.9%)・営業利益 1,124百万円(△34.3%)
- 日本:新規出店や限定コレクションが寄与し堅調(イル ビゾンテ、マリメッコ等)
- 韓国:百貨店インショップの秋物不振とセール増で販売・粗利悪化が大きく減益要因
- 欧州:卸受注減も直営の観光需要で耐えるが営業損失継続
- その他海外(米国等):イル ビゾンテが堅調で増収
- 生産及びOEM事業:
- 売上 1,555百万円(△21.1%)、営業利益 20百万円(△57.8%)— グループ内外とも販売減
- 物流事業:
- 売上 939百万円(+10.0%)、営業利益 47百万円(+62.7%)— 増収増益で寄与
- セグメント戦略: 各地域での直営強化やブランド価値向上イベント、EC強化等を継続。韓国の回復策と秋冬商品の立て直しが鍵。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 2028年を最終年度とする中期経営計画を掲げ、「収益基盤のさらなる拡大」「資本政策の充実化」「ESG戦略の強化」に取り組み中(進捗は段階的、詳細数値は資料に無い → –)。
- KPI達成状況: 明確なKPI数値の提示は無し(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 訪日インバウンド減、実質賃金低下による個人消費低迷、記録的高温による秋物需要の低下が業界全体の逆風。
- 競合他社比較: 同業他社との定量比較データは資料に無し(–)。ただし、国際的な卸・小売チャネルでの影響が地域差で発生している点は共通リスク。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き): 売上高 52,000百万円(△5.0%)、営業利益 2,200百万円(△13.1%)、経常利益 2,400百万円(△16.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,700百万円(△11.7%)、1株当たり当期純利益 228.00円
- 次期予想: 記載無し(–)
- 会社予想の前提条件: 為替・原材料等特記事項は資料該当箇所参照(資料では明示的前提の詳細記載は無し → –)
- 予想の信頼性: 第3四半期累計の営業利益進捗が低いため、下期の販売回復力に依存する。過去の達成傾向については資料に記載無し(–)。
- リスク要因:
- 為替変動、消費マインドの悪化、異常気象(高温による秋物不振)、インバウンド動向、海外(特に韓国・欧州)での需要低迷、卸・百貨店チャネルの不確実性。
重要な注記
- 会計方針: 「法人税等に関する会計基準」等の適用に伴う会計方針変更あり(第1四半期から適用)。四半期連結財務諸表への影響は無しと記載。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理: 税金費用の計算で見積実効税率を適用。詳細は添付注記参照。
- 監査レビュー: 第3四半期決算に対する公認会計士又は監査法人によるレビューは無。
- キャッシュ・フロー: 第3四半期累計の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料により減価償却費等は開示あり)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8029 |
| 企業名 | ルックホールディングス |
| URL | http://www.look-holdings.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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