2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較データは本短信に記載がなく、会社予想との差異は判定できません(会社予想:–、市場コンセンサス:–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高2,404百万円/前期比+15.0%、営業利益565百万円/前期比+46.9%、当期純利益411百万円/前期比+78.5%)。
  • 注目すべき変化:主力のライセンス売上が1,248百万円(前期比+20.6%)と大幅増。物販も増加(530百万円、+35.3%)する一方、サービス売上は625百万円(−5.8%)と減少。
  • 今後の見通し:2026年9月期予想は売上2,700百万円(+12.3%)、営業利益610百万円(+8.0%)、当期純利益418百万円(+1.8%)。直近の成長トレンドが継続すれば到達可能性はあるが、サービス減少や外部環境の不確実性がリスク。
  • 投資家への示唆:ライセンス(System Answerシリーズ)のストック化・契約更新(更新率96%)が収益改善の主因。キャッシュポジションが強く自己資本比率も高い(60.8%)ため財務面は良好。ただしサービス売上の減少や外部リスク(地政学・為替等)に留意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:アイビーシー株式会社
    • 主要事業分野:自社開発の運用管理ソフトウェア「System Answerシリーズ」ライセンス販売、クラウド/セキュリティ/ネットワーク等の運用・ソリューションサービス、関連物販
    • 代表者名:代表取締役社長 CEO 加藤 裕之
    • 上場取引所/コード:東京/3920
    • URL:https://www.ibc21.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2025年9月期(2024年10月1日〜2025年9月30日)、非連結
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、説明会は2025年11月20日予定)
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年12月18日
  • セグメント:
    • 単一セグメント(ソフトウエア・サービス関連事業)。セグメント開示は省略。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):5,751,600株(2025年9月期)
    • 期末自己株式数:194,159株
    • 期中平均株式数:5,545,156株
    • 時価総額:–(期末株価の記載なしのため算出不可)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日:2025年12月19日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月22日
    • 決算説明会:2025年11月20日(機関投資家・アナリスト向け)
    • 有価証券報告書提出予定:2025年12月18日

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 会社予想との比較(達成率):会社が本決算短信内に同期(2025年9月期)に対する期初予想を掲載しておらず比較不可(達成率:–)。
    • 市場予想との比較:–(市場コンセンサス不明)
  • サプライズの要因(業績上振れの主な理由)
    • ライセンス売上の大幅増(+20.6%)が主因。既存ユーザの更新が高く(更新率96%)、自治体・製造業を中心に新規ユーザも増加。
    • 物販事業の大幅増(+35.3%)も寄与。対照的にサービス売上は減少(−5.8%)。
  • 通期への影響
    • 本決算は年度末確定値のため「進捗率」は該当せず(四半期決算時の進捗分析は不適用)。
    • 来期(2026年9月期)予想は増収増益見込み(売上2,700百万円、営業利益610百万円)。ライセンスの伸長が継続するか、サービス減少を補えるかが予想達成の鍵。会社は予想修正の発表はなし。

財務指標

  • 損益(主要項目、単位:百万円)
    • 売上高:2,404(+15.0%)
    • 売上原価:555(+3.3%)
    • 売上総利益:1,850(+19.0%)
    • 販管費:1,285(+9.9%)
    • 営業利益:565(+46.9%) 営業利益率:565/2,404 = 23.5%(高水準、良い目安)
    • 経常利益:575(+45.3%)
    • 税引前当期純利益:576
    • 当期純利益:411(+78.5%) 純利益率:約17.1%
    • 1株当たり当期純利益(EPS):74.07円(前年41.63円)
  • 貸借対照表(主要項目、単位:百万円)
    • 総資産:3,739(前期3,240、+499)
    • 純資産:2,273(前期1,905、+368)
    • 自己資本比率:60.8%(安定水準、目安:40%以上)
    • 1株当たり純資産(BPS):409.01円(前期344.57円)
  • キャッシュ・フロー(単位:百万円)
    • 営業CF:701(収入):強い(税引前利益と売上債権減少が寄与)
    • 投資CF:▲125(支出)、主に無形固定資産取得(ソフト開発)95.7
    • 財務CF:▲88(支出)、長期借入金返済50、配当45.5等
    • 現金及び現金同等物(期末):2,414(前期1,926、+488)
  • 進捗率分析(四半期決算向け):本決算は通期確定値のためN/A
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:60.8%(安定水準)
    • 負債合計:1,466(負債/純資産比=1,466/2,273 = 64.5% → 負債比率約64.5%(中程度))
    • 流動比率:流動資産3,034 / 流動負債1,420 = 約214%(流動性良好)
    • 有利子負債:短期借入金800(長期借入金は減少、1年内予定分は0)。現金2,414に対して有利子負債800のためネットキャッシュ約1,614(強い)
    • インタレスト・カバレッジ・レシオ:103.35倍(非常に高く利払い余力良好)
    • キャッシュ・フロー対有利子負債比率:1.14年(良好)
  • 効率性
    • 総資産回転率(売上/総資産):2,404 / 3,739 ≒ 0.64 回転(標準〜やや低め)。
    • 売上高営業利益率推移:本期23.5%(大幅改善)。
  • セグメント別:単一セグメントのためセグメント別開示は省略。ただし製品別売上は開示あり(下記)。

配当

  • 2025年9月期(本期)の配当実績と予想:
    • 中間配当:6円(実施)
    • 期末配当:6円(提案)→ 年間配当12円(前期8円から増配)
    • 配当総額:66百万円
    • 配当性向:16.2%(低〜中、成長企業としては妥当)
  • 2026年9月期(会社予想)
    • 中間:11円、期末:11円、年間計22円(想定配当性向:29.2%)
    • 会社方針:累進配当(原則減配しない、配当の維持または増配を目指す)
  • 特別配当の有無:なし
  • 自社株買い:記載なし

セグメント別情報(事業構成)

  • 主要内訳(売上高、千円/%は前年変化)
    • ライセンス(System Answerシリーズ):1,248,351千円(前期比+20.6%) — 主力で高付加価値。更新契約率96%。
    • サービス(クラウド、セキュリティ、ネットワーク等):625,609千円(前期比−5.8%) — 減少。要注視。
    • 物販:530,550千円(前期比+35.3%) — 大幅増。
  • セグメント戦略:ライセンス販売拡大、ITシステムライフサイクルに応じたコンサル・ソリューション提供、ストックビジネス(定期収益)の拡大を明確に掲げている。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:詳細な中期数値目標は短信に記載なし。ただし経営方針としてライセンス中心の事業拡大とストック化を推進。
  • KPI達成状況:更新率96%(高水準)やライセンス成長率がKPI的指標と見なせる。中長期の収益安定化に寄与していると判断できる。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:DX・GX需要やサイバーセキュリティ強化の追い風。自治体・製造業での導入増が成長を後押し。
  • 競合他社との比較:短信に同業他社との比較データはなし(比較:–)。ただし高い営業利益率(23.5%)は競合に対する価格力・高付加価値を示唆。
  • リスク:地政学リスク、為替変動、エネルギー価格、サービス需要の変動等。

今後の見通し

  • 業績予想(会社予想・単位:百万円、2026年9月期)
    • 売上高:2,700(前期比+12.3%)
    • 営業利益:610(+8.0%)
    • 経常利益:608(+5.8%)
    • 当期純利益:418(+1.8%)
  • 前提条件:短信本文中に詳細前提(為替等)は添付資料参照との記載あり。具体条件は添付資料「今後の見通し」を参照のこと。
  • 予想の信頼性:直近のライセンス増が継続すれば現実的だが、過去に子会社の事業譲渡や会計上の見積り変更(資産除去債務の計上)等があり、変動要因に注意が必要。
  • リスク要因:
    • サービス需要の落ち込み(既にサービス売上が減少)
    • 大口案件の有無に伴う業績変動
    • 外部環境(地政学、為替、原材料・エネルギー価格等)
    • 会計上の見積り変更による影響(今回資産除去債務計上で営業利益へ小幅影響)

重要な注記

  • 会計方針の変更:企業会計基準の改正等による変更は無し。会計上の見積りの変更は有(資産除去債務の新規計上45,114千円により当期営業利益等が各470千円減少)。
  • 連結→非連結:2025年9月期第1四半期から非連結決算に移行(前期は連結開示)。そのため一部指標(自己資本当期純利益率等)は単純比較不可。
  • 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査対象外。

(注)

  • 不明項目は「–」と記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3920
企業名 アイビーシー
URL http://www.ibc21.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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