2026年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期・中間予想に対する修正は無し。四半期単体の会社公表予想は明示されておらず、市場コンセンサスも資料に無し(=決算発表による予想修正・サプライズは無し)。
- 業績の方向性:減収減益(売上高2,586百万円、前年同期比△8.1%;営業利益354百万円、前年同期比△16.2%)。
- 注目すべき変化:前年同期に大型商材があった反動で売上・利益が減少。営業利益率は前年Q1の約15.0%→今期Q1は約13.7%へ低下。
- 今後の見通し:通期・中間の業績予想および配当予想に修正は無く、会社は目標達成に向けた前提を維持。ただしQ1の進捗は通期に対して約22.5%とやや低め(四半期ベースの均等進行25%と比較)。
- 投資家への示唆:短期的には前年の大型案件の反動が主因の調整局面だが、電子マネー・交通DX等の中期戦略「Think Wild.」を掲げ成長投資を継続。決算発表では資金構成(預り金・収納代行預り金の増加)がBSを大きく占める点に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ウェルネット株式会社
- 主要事業分野:決済・認証事業(マルチペイメント、送金サービス、交通事業者向けクラウドサービス等)
- 代表者名:代表取締役社長 宮澤 一洋
- 上場取引所/コード:東証/2428
- URL: https://www.wellnet.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月30日
- 対象会計期間:2026年6月期 第1四半期(非連結)/期間:2025年7月1日~2025年9月30日
- 決算説明資料・説明会:有
- セグメント:
- 単一セグメント(決済・認証事業)として集計(セグメント別開示省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):19,400,000株
- 期末自己株式数:589,557株
- 期中平均株式数(四半期累計):18,795,119株
- 時価総額:–(資料に株価記載無し)
- 今後の予定:
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較:会社は今回の四半期決算に伴う通期・中間業績予想の修正なし(修正無)
- 売上高:実績 2,586百万円。会社の通期予想11,500百万円に対する進捗率 22.5%(中間予想5,300百万円に対して48.8%)
- 営業利益:実績 354百万円。通期予想1,680百万円に対する進捗率 21.1%(中間予想670百万円に対して52.9%)
- 四半期純利益:実績 255百万円。通期予想1,100百万円に対する進捗率 23.2%(中間予想440百万円に対して58.0%)
- サプライズの要因:
- 主因は「前年同期の大型商材の反動」による売上・利益の落ち込み。販管費は増加(234→255百万円、108.9%)しており、販管費増と売上反動が営業減益要因。
- 営業外収益は増加(受取利息等の増加で営業外収益合計 +16,571千円)しているが、支払利息など営業外費用も増加。
- 通期への影響:
- 会社は通期・中間予想を据え置き。Q1の進捗は通期に対してやや低めだが、会社は下半期に計上を見込む可能性を前提としているため現時点で予想修正は無し。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値:単位=百万円)
- 売上高:2,586(△229、前年同期比△8.1%)
- 売上総利益:610(△47、前年同期比△7.2%)
- 販売費及び一般管理費:255(+20、前年同期比+8.9%)
- 営業利益:354(△68、前年同期比△16.2%)
- 経常利益:369(△58、前年同期比△13.6%)
- 四半期純利益:255(△38、前年同期比△13.2%)
- EPS(1株当たり四半期純利益):13.58円(前年同期 15.64円)
- 資産・負債・純資産(期末、単位=百万円)
- 総資産:34,956(前期末29,302、+5,653、119.3%)
- 流動資産:28,548(主に現金預金22,692)
- 固定資産:6,408
- 負債合計:26,374(前期末20,441、+5,932)うち収納代行預り金が18,650(前期12,407、+6,243)
- 純資産:8,582(前期8,860、△278)
- 収益性指標
- 売上高成長率:△8.1%(前年同期比)
- 営業利益率:354/2,586 = 13.7%(前年同期:423/2,816 = 15.0%)
- 経常利益率:369/2,586 = 14.3%
- 純利益率:255/2,586 = 9.9%
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率(通期比):22.5%(やや低め。四半期均等進捗25%と比較)
- 営業利益進捗率(通期比):21.1%(やや低め)
- 純利益進捗率(通期比):23.2%
- 過去同期間との比較:前年同期は大型商材計上により売上・利益ともに上振れしており、今年はその反動で低下(前年Q1比で減収減益)。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:24.3%(前期29.9%、目安40%以上で「安定」→ 24.3%は低下しており「やや低め」)
- 実質自己資本比率(※会社算出、負債から預り金等を除いた指標):74.2%(安定水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債):28,548 / 24,635 = 約115.9%(100%以上=短期支払能力は確保)
- 負債比率(負債/純資産):26,374 / 8,582 ≒ 307%(高め。ただし多くは預り金・収納代行預り金で事業上の信託的性質がある)
- 効率性
- 総資産回転率(売上高/総資産):2,586 / 34,956 = 約0.074回
- 売上高営業利益率の低下(15.0%→13.7%)は収益性低下を示唆
- セグメント別
- 単一セグメント(決済・認証事業)。セグメント別売上・利益明細は開示なし。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(予想):12.00円(2026年6月期)
- 期末配当(予想):17.50円
- 通期配当(予想):29.50円(前期29.00円)
- 配当性向(通期予想):50.4%
- 配当利回り:–(株価情報は資料に記載なし)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:配当政策として配当性向目安が示唆されている(※配当性向50.4%(予想))。自社株買いの記載:無し
セグメント別情報
- セグメント別状況:単一セグメント(決済・認証)にて集計。主要商材は「マルチペイメントサービス」「送金サービス」「アルタイルトリプルスター」等。
- 前年同期比較:同セグメント内でも前年同期の大型商材の反動で売上・利益が減少。
- セグメント戦略:
- 電子マネー(日本通信との認証基盤活用の本人認証付き電子マネー:2025年7月リリース)
- 交通事業向けDX(「ぐるっと北海道」等の実証事業、スマホ電子チケット「バスもり!」等)
- マルチペイメント・送金サービス拡充、OEM型電子マネー提供
- 中期経営計画「Think Wild.」(2025/7〜2030/6)に整合
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「Think Wild.」(2025年7月~2030年6月)を策定。既存事業の収益最大化と、電子マネー・認証関連の新規事業育成に注力。
- KPI達成状況:資料上で明確な数値KPIの進捗は記載無し(=KPI欄は –)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:DX(デジタルトランスフォーメーション)、ペーパーレス化・キャッシュレス化の進展が追い風。交通DXや地域向けデジタルチケットのニーズ拡大を見込む。
- 競合他社との比較:同業他社との詳細比較は資料に記載無し(=–)。決済・認証分野ではプラットフォーム拡大と認証セキュリティが競争要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(2026年6月期):売上高 11,500百万円(前期比 +5.3%)、営業利益 1,680百万円(同 +11.8%)、当期純利益 1,100百万円(同 +2.1%)
- 中間期(累計)予想:売上高 5,300百万円、営業利益 670百万円、当期純利益 440百万円
- 予想修正:無し(直近公表の予想から変更無し)
- 会社提示の前提条件:特段の為替や原油等の前提は資料に明示無し(=–)
- 予想の信頼性:過去の業績変動は大型商材の計上に左右される傾向があるため、四半期単位では変動が生じやすい(会社は保守的・合理的な前提で据え置き)
- リスク要因:
- 大手商材の契約タイミングによる業績変動
- 規制・認証基盤の安全性・信頼性(認証・電子マネー事業に直結)
- 預り金・収納代行預り金の増減がBS構成に与える影響
- 国際情勢や経済環境の不透明性による需要変動
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期レビュー:添付の四半期財務諸表に対する公認会計士によるレビューは無し
- その他:収納代行預り金や送金サービスに係る預り金等は事業性質上大きくBSに計上されており、会社はこれらを除いた「実質現預金」「実質自己資本比率」を併記して状況を開示(実質現預金 3,648百万円、実質自己資本比率 74.2%)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2428 |
| 企業名 | ウェルネット |
| URL | https://www.wellnet.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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