2024年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想・市場予想との比較データは本資料に記載なしのため比較不可(–)。
- 業績の方向性: 増収増益。売上高964,989百万円(前年同期比+16.6%)、営業利益31,501百万円(+4.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益24,454百万円(+2.8%)。
- 注目すべき変化: 積極的な出店(当期純増132店、期末店舗数1,490店)とそれに伴う有形固定資産の増加(建物等の純額226,514百万円、土地42,111百万円)。一般食品の売上が全体の60.4%を占め、同項目が+20.4%と牽引。
- 今後の見通し: 2025年5月期予想は売上高1,037,000百万円(+7.5%)、営業利益31,600百万円(+0.3%)、当期純利益24,500百万円(+0.2%)。出店攻勢継続の一方でインフレや消費低迷を想定。通期見通しは現状の業績水準から大きな乖離はなく、売上伸長を見込むが利益はほぼ横ばい。
- 投資家への示唆: 成長は店舗網拡大(ドミナント出店)による量的成長で、粗利・営業利益率は限定的改善に留まる。キャッシュフローは営業CFで安定的に創出する一方で設備投資が大きく、財務は借入増で一時的に有利子負債比率が上昇している点に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社コスモス薬品
- 主要事業分野: ドラッグストア小売(医薬品・化粧品・雑貨・一般食品等の販売)
- 代表者名: 代表取締役社長 横山 英昭
- 報告概要:
- 提出日: 2024年7月12日
- 対象会計期間: 2024年5月期(連結、2023年6月1日~2024年5月31日)
- セグメント:
- 単一セグメント(医薬品・化粧品等の小売)。セグメント開示は省略。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 40,000,800株(決算期末)
- 期末自己株式数: 371,984株
- 期中平均株式数: 39,619,833株
- (注)2024年9月1日効力で1株→2株の株式分割実施予定(分割後発行済株式数 80,001,600株)
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2024年8月20日(予定)
- 配当支払開始予定日: 2024年8月1日
- 有価証券報告書提出予定日: 2024年8月29日
- 決算説明会: 記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高: 964,989百万円(会社予想との比較データなし → 達成率: –)
- 営業利益: 31,501百万円(会社予想との比較データなし → 達成率: –)
- 純利益: 24,454百万円(会社予想との比較データなし → 達成率: –)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因(売上面): 大幅な出店(+139店)と既存業態での食品需要回復により一般食品が大幅増。
- 利益面は出店投資や低価格戦略により利益率の大幅改善は限定的。減損や特別損失の計上(減損損失535百万円等)で特別損失増。
- 通期への影響:
- 2025年5月期見通しは売上増だが利益はほぼ横ばい。今期の出店・投資傾向を継続する想定であり、通期予想達成の可否は新規出店の採算性と消費環境の影響に依存。予想修正の記載なし。
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 売上高: 964,989百万円(前年827,697百万円、+16.6%)
- 売上原価: 776,683百万円、売上総利益188,305百万円
- 販管費: 156,804百万円
- 営業利益: 31,501百万円(+4.6%)、営業利益率 3.3%(前年3.6%:やや低下)
- 経常利益: 34,299百万円(+3.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 24,454百万円(+2.8%)
- EPS: 617.22円(前年600.96円、+2.7%)
- 主要増減(前年同期比):
- 売上高 +16.6%(+137,292百万円)
- 営業利益 +4.6%(+1,373百万円)
- 経常利益 +3.7%(+1,213百万円)
- 当期純利益 +2.8%(+657百万円)
- バランスシート:
- 総資産: 476,546百万円(+13.2%)
- 純資産: 231,442百万円(+9.7%)
- 自己資本比率: 48.6%(前年50.1%)(目安: 40%以上で安定 → 安定水準)
- 長期借入金: 23,385百万円(前年10,018百万円、増加)
- キャッシュ・フロー:
- 営業CF: 55,175百万円(+1.4%)
- 投資CF: △57,329百万円(有形固定資産取得による支出55,810百万円)
- 財務CF: +8,527百万円(長期借入れ等)
- 現金及び現金同等物期末: 52,301百万円(+6,373百万円、+13.9%)
- 進捗率分析(注:会社の当期予想との比較データが無いため代替指標として参考値を示す)
- 参考)2025年予想(通期)に対する今期実績の比率(参考):
- 売上高進捗: 964,989 / 1,037,000 = 93.1%(参考)
- 営業利益進捗: 31,501 / 31,600 = 99.7%(参考)
- 当期純利益進捗: 24,454 / 24,500 = 99.8%(参考)
- (注)上は「2024実績 ÷ 2025会社計画(通期)」の比較で、通常の進捗率とは趣旨が異なる点に注意。
- 財務安全性:
- 自己資本比率 48.6%(安定水準)
- 流動資産 154,333百万円、流動負債 213,229百万円 → 流動比率(流動資産/流動負債)= 72.4%(目安:100%以上が望ましい → 相対的に流動性注意)
- 有利子負債は増加したが利息負担は小さい(支払利息99百万円)。
- 効率性:
- 売上高営業利益率 3.3%(前年3.6%:やや低下)
- 総資産回転率等の詳細は資料に明記なし(–)。
- セグメント別: 単一セグメントのため省略。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年5月期: 年間100.00円(中間42.50円、期末57.50円)
- 2024年5月期: 年間120.00円(中間60円、期末60円) 配当金総額4,755百万円、連結配当性向19.4%、配当利回り 2.1%(資料記載)
- 2025年5月期(予想): 表示は株式分割後の1株当たりで年間65.00円(中間32.50円/期末32.50円)だが、分割を考慮しない場合は年間130円(前年より+10円)。
- 特別配当の有無: なし
- 株主還元方針: 累進配当を基本とし安定的配当を継続。自社株買いの記載なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況: 単一セグメント(小売)。販売構成比と前年増減:
- 医薬品: 136,642百万円(構成比14.2%) 前年比108.6%
- 化粧品: 89,709百万円(9.3%) 前年比111.1%
- 雑貨: 148,822百万円(15.4%) 前年比113.5%
- 一般食品: 582,766百万円(60.4%) 前年比120.4%(最大成長・主力)
- その他: 7,047百万円(0.7%) 前年比115.3%
- セグメント戦略: 低価格戦略を維持しつつ出店拡大(関東・中部・関西へ積極展開、既存の九州等でもドミナント出店)。利幅を一時的に抑え消費者価格を優先。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 明文化された中期数値目標の記載は本資料にないため –。ただし、店舗網拡大とローコストオペレーション推進が継続戦略。
- KPI達成状況: 店舗数は前年比+132店(1,490店)で量的拡大は順調。その他KPI(LTV、既存店売上等)の記載はなし(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 本資料に同業他社との定量比較は記載なし(–)。
- 市場動向: インフレ・生活必需品の価格上昇で消費者の節約志向が強まる環境。コスモスは低価格志向で追い風となる一方、出店拡大による自社競合の懸念を認識しつつも敢えてドミナントで拡大。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年5月期(連結予想): 売上高1,037,000百万円(+7.5%)、営業利益31,600百万円(+0.3%)、経常利益34,400百万円(+0.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益24,500百万円(+0.2%)、1株当たり当期純利益 309.12円(分割考慮後表記)
- 前提条件: インフレ継続と消費冷え込みの想定。出店は継続的に実施。為替・原油等の特記事項は記載なし(–)。
- リスク要因:
- 消費低迷(インフレの長期化による需要減)
- 新規出店の採算性と自社競合による既存店収益の下押し
- 仕入価格上昇や物流コスト上昇
- 不採算店舗の発生(減損リスク)
重要な注記
- 会計方針: 重要な会計方針変更・見積り変更・修正再表示の記載なし(該当なし)。
- 重要な後発事象:
- 株式分割(1→2)を2024年9月1日効力で実施予定(目的は投資単位引下げによる流動性向上等)。
- その他:
- 決算短信は監査対象外である旨の注記あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3349 |
| 企業名 | コスモス薬品 |
| URL | http://www.cosmospc.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。