決算短信：サトウ食品（2923）

2024年４月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 業績の方向性：増収増益（売上高425.8億円、前年同期比+7.3%; 営業利益26.6億円、同+18.0%; 親会社株主に帰属する当期純利益22.96億円、同+24.7%）。
• 注目すべき変化：包装米飯（パックごはん）が堅調で、同セグメント売上が261.6億円（+11.0%）と牽引。営業利益率は6.2%に改善（前年5.7%）。
• 今後の見通し：2025年4月期は地政学リスク、エネルギー／原材料高、人件費・物流費上昇等で予想を未定と発表。積極的な増産投資（聖籠ファクトリー内に約80億円の新工場、2026年12月稼働予定）を計画しており、投資負担と財務面（借入増加等）に留意が必要。
• 投資家への示唆：短期は需要増により収益性が改善している一方、設備投資拡大と外部環境不確実性で来期見通しは非開示。成長投資（生産能力拡大）とコスト管理の継続が中長期業績に影響。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：サトウ食品株式会社
  • 主要事業分野：包装米飯（パックごはん）及び包装餅（切り餅・鏡餅等）の製造・販売（食品事業の単一セグメント）
  • 代表者名：代表取締役社長 佐藤 元
  • 上場市場：東証
  • コード：2923
  • URL：https://www.satosyokuhin.co.jp
• 報告概要:
  • 提出日：2024年6月13日
  • 対象会計期間：連結　2023年5月1日～2024年4月30日（通期）
  • 決算説明資料作成：無
  • 決算説明会：無
• セグメント:
  • 事業セグメント：単一セグメント（食品事業：包装米飯製品、包装餅製品）
• 発行済株式:
  • 発行済株式数（期末、普通株式）：5,075,500株（自己株式含む）
  • 期末自己株式数：31,820株
  • 期中平均株式数：5,043,735株
  • 時価総額：–（資料未記載）
• 今後の予定:
  • 定時株主総会：2024年7月23日
  • 配当支払開始予定日：2024年7月24日
  • 有価証券報告書提出予定日：2024年7月23日
  • 決算説明会：無（補足資料の作成も無）

決算サプライズ分析

• 予想vs実績:
  • 売上高：42,581百万円（達成率：–、会社予想未公表）
  • 営業利益：2,656百万円（達成率：–、会社予想未公表）
  • 純利益（親会社株主帰属）：2,295百万円（達成率：–、会社予想未公表）
• サプライズの要因:
  • 包装米飯製品の需要拡大（家庭内需要・ストック需要等）により売上が伸長（同+11.0%）。
  • 商品価格改定（包装米飯 2023/7、包装餅 2023/9出荷分より）と生産性向上、コスト適正化により利益率改善。
  • 包装餅は季節性あるがバラエティ商品やコラボ等が奏功し微増（同+2.0%）。
• 通期への影響:
  • 2025年4月期は業績予想を未定と公表。短期的な外部コスト上昇リスク（エネルギー、物流、人件費、原材料）と増産投資による財務負担が見通し作成の主因。現時点では「達成可能性」の評価は非開示。

財務指標（要点）

• 主要損益（連結、百万円未満切捨て）
  • 売上高：42,581百万円（+7.3%）
  • 売上総利益：11,161百万円（前年10,006百万円）
  • 販管費：8,504百万円
  • 営業利益：2,656百万円（+18.0%）
  • 経常利益：3,009百万円（+15.8%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：2,295百万円（+24.7%）
  • EPS：455.21円（前年365.14円、+24.7%）
  • 営業利益率：6.2%（前年5.7%、改善：良い傾向）
  • 自己資本当期純利益率（ROE）：11.8%（前年10.6%、改善）
• 財政状態（連結、百万円）
  • 総資産：43,737百万円（前年39,271百万円、+11.4%）
  • 純資産：20,586百万円（前年18,260百万円、+12.7%）
  • 自己資本比率：47.1%（前年46.5%、安定水準）
  • 1株当たり純資産：4,081.64円（前年3,620.44円）
• キャッシュ・フロー（連結、百万円）
  • 営業CF：2,155百万円（前年3,039百万円、減少：流動性は低下）
  • 投資CF：△4,118百万円（前年△2,876百万円、支出増：設備投資増）
  • 財務CF：1,151百万円（前年1,647百万円）
  • 現金及び現金同等物：2,665百万円（前年3,476百万円、△811百万円）
• 進捗率分析（四半期決算の場合）：該当外（通期発表、来期予想未定のため進捗比較は–）
• 財務安全性
  • 自己資本比率：47.1%（安定水準）
  • 負債合計：23,151百万円、負債／純資産（負債比率）≈112.5%（増加傾向に注意）
  • 流動比率（流動資産／流動負債）：20,468／10,530 ≒ 194%（良好）
  • インタレスト・カバレッジ・レシオ：30.6倍（支払利息増で低下したが十分な水準）
• 効率性
  • 総資産回転率（売上高/総資産）：42,581/43,737 ≒ 0.97回
  • 営業利益率の改善（5.7%→6.2%）は収益性改善の指標
• セグメント別（製品分類別）主要数値（連結）
  • 包装米飯製品：売上高261億61百万円（26,161百万円、+11.0%）／売上構成比 約61.5%（主力且つ成長部門）
  • 包装餅製品：売上高164億1百万円（16,410百万円、+2.0%）／売上構成比 約38.5%

配当

• 2024年4月期実績：
  • 中間配当：0円
  • 期末配当：60円
  • 年間配当：60円
  • 配当金総額：302百万円（連結）
  • 配当性向（連結）：13.2%（前年15.1%→低下、ただし利益増で総配当は増加）
  • 純資産配当率（配当／純資産）：1.6%
• 2025年4月期予想：未定（現時点で未発表）
• 株主還元方針：当期は配当を55円→60円に増額。自社株取得：期中小規模の取得（当期取得額あり、金額小）。

セグメント別情報（詳細）

• 事業は単一セグメントのため社内開示は製品分類別にて記載
• 包装米飯製品：家庭向け需要の定着、CM・プロモーション（例：タレント起用）で需要喚起、製造能力増強（聖籠ファクトリーに新ライン稼働、さらに新工場建設）を推進
• 包装餅製品：鏡餅の季節性は残るが、切り餅のライン拡充（プレミアム/レギュラー/トライアル/プライム）やコラボ商品等で通年需要喚起を実施
• 各セグメントの前年同期比較：米飯+11.0%、餅+2.0%

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：明示的な数値目標は本短信に記載なし。事業方針として「高付加価値化」「品質・味・生産量の追求」「需要創造」「成長投資による収益力強化」を掲げる
• 主要投資・進捗：聖籠ファクトリーに新ライン稼働（2024年2月）、敷地内に約80億円の新工場建設決定（2026年12月稼働予定）。これにより将来的な生産能力拡張（同ファクトリー全体で日産約60万食程度の生産想定）を目指す
• KPI達成状況：明示的なKPI未提示のため進捗は–（ただし売上・利益は前年を上回る）

競合状況や市場動向

• 市場動向：パックごはん市場は「タイムパフォーマンス志向」や備蓄・非常食の評価向上により成長。全体の米消費量は減少する中でパックごはんは相対的に存在感拡大。コスト面ではエネルギー・原材料・物流・人件費の上昇が継続的リスク。
• 競合他社との比較：同業他社との詳細比較資料は本短信に記載なし（–）。ただしパックごはんでのブランド優位性（「サトウのごはん」）と包装餅トップブランド（「サトウの切り餅」）を基盤としていると明記。

今後の見通し

• 通期予想：2025年4月期は未定（会社説明：地政学リスク、エネルギー高止まり、人件費/物流費上昇、原材料価格変動等により合理的な算定が困難なため）
• 次期予想：未発表
• 会社予想の前提条件：未提示（為替やコモディティの前提なし）
• 予想の信頼性：会社は過去の実績と現在入手情報に基づき慎重に判断する旨を記載（予想は現時点で未公表）
• リスク要因：為替・原材料価格・エネルギー価格・物流費・人件費上昇、地政学リスク、需要変動、設備投資に伴う資金調達と返済負担

重要な注記

• 会計方針：主要な会計方針の変更なし
• 重要な子会社の異動：なし
• 決算短信は公認会計士／監査法人の監査対象外（注記あり）
• 重要な後発事象：該当なし（注記あり）

（注）

• 不明項目は「–」で記載しました。
• 本資料は提供された決算短信を整理した要約です。金融商品取引法上の投資助言や具体的な売買推奨は行っていません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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