決算短信：サトウ食品（2923）

2024年４月期 第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社は通期予想の修正を行っていないが、2024年4月期第3四半期累計の営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも会社の通期予想を既に上回っており、実績は「上振れ」。市場予想は本資料に記載なし（–）。
• 業績の方向性：増収増益（売上高 +5.9％、営業利益 +43.4％、当期純利益 +39.1％）。
• 注目すべき変化：売掛金の大幅増（売掛金が前期末7,750,616千円→15,833,520千円）により運転資金が膨らみ、流動負債（短期借入金の計上等）も増加している点。包装米飯の堅調と生産ライン増設（聖籠ファクトリー）が業績拡大に寄与。
• 今後の見通し：会社は通期予想の変更なし。だが第3四半期累計で営業利益・当期純利益は通期予想を超過しており（営業利益進捗148.1％等）、通期達成は十分可能かつ保守的な予想である可能性が示唆される。
• 投資家への示唆：短期的には利益面でポジティブだが、売掛金増加と運転資金需要の拡大、季節性（鏡餅等）を踏まえた4月（期末）時点の資金繰り・在庫動向に注目すべき。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：サトウ食品株式会社
  • 主要事業分野：包装米飯及び包装餅等の食品製造・販売（食品事業の単一セグメント）
  • 代表者名：代表取締役社長 佐藤 元
  • URL： https://www.satosyokuhin.co.jp
• 報告概要:
  • 提出日：2024年3月14日（四半期報告書提出予定日 2024年3月15日）
  • 対象会計期間：2023年5月1日～2024年1月31日（2024年4月期 第3四半期累計）
• セグメント:
  • 食品事業（単一セグメント）。主に包装米飯製品と包装餅製品を展開。
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：5,075,500株
  • 期末自己株式数：31,815株
  • 期中平均株式数（四半期累計）：5,043,752株
  • 時価総額：–（資料に記載なし）
• 今後の予定:
  • 四半期決算説明会の有無：四半期決算補足資料の有無/説明会の有無：–（資料に明記なし）
  • 四半期報告書提出予定日：2024年3月15日

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社予想は通期：2023/5/1～2024/4/30）
  • 売上高：第3Q累計 33,840百万円／通期予想 41,649百万円 → 進捗率 81.3％（達成率=81.3%）
  • 営業利益：第3Q累計 3,232百万円／通期予想 2,183百万円 → 進捗率 148.1％（通期予想を既に大幅に超過）
  • 純利益：第3Q累計 2,444百万円／通期予想 1,767百万円 → 進捗率 138.3％（通期予想を既に超過）
• サプライズの要因：
  • 包装米飯の販売が堅調（家庭内需要の拡大、広告投下等）および商品価格改定の効果。
  • 生産性向上とコスト削減の取り組みにより収益性が改善。
  • 一方で原材料・物流・人件費上昇は継続的なリスク。
• 通期への影響：
  • 利益の面では通期予想は保守的であり達成は容易と推察されるが、会社は現時点で予想修正を行っていない。売掛金増加などの資金面リスクを注視する必要あり。

財務指標

• 損益要点（第3四半期累計：2023/5/1～2024/1/31、単位：百万円）
  • 売上高：33,840（前年同期比 +5.9％、増加額 +1,882百万円）
  • 売上原価：24,398
  • 売上総利益：9,443
  • 販管費：6,210
  • 営業利益：3,232（前年同期比 +43.4％、増加額 +979百万円）→ 営業利益率 約9.6％（3,232/33,840）
  • 経常利益：3,528（前年同期比 +38.8％）
  • 四半期純利益（親会社株主に帰属）：2,444（前年同期比 +39.1％）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：484.67円（前年同期 348.45円）
• 財政状態（期末：2024/1/31、単位：百万円）
  • 総資産：46,725（前連結年度末 39,271、増加 +7,454百万円）
  • 純資産合計：20,682（前期 18,261、増加 +2,421百万円）
  • 自己資本比率：44.3％（前期末 46.5％）── 44.3％（安定水準）
• 進捗率分析（第3四半期累計に対する通期予想比）
  • 売上高進捗率：81.3％（通常ペースよりやや高め、ただし鏡餅等の年末需要が4月末決算に与える影響を考慮）
  • 営業利益進捗率：148.1％（既に通期計画を大幅に上回る）
  • 純利益進捗率：138.3％（既に通期計画を上回る）
• 財務安全性
  • 流動資産：24,366 百万円、流動負債：14,791百万円 → 流動比率（流動資産/流動負債） ≒ 164.6％（100％超で短期支払能力あり）
  • 負債合計：26,043百万円、純資産 20,682百万円 → 負債比率（負債／純資産） ≒ 125.9％
  • 短期借入金：2,600百万円（期中計上）、長期借入金合計~10,233百万円
• 効率性
• キャッシュフロー：明細は未掲（四半期損益と貸借対照表は記載あり）。現金及び預金は前期末 3,476,711千円→当期末 2,167,273千円（▲1,309,438千円）。
• セグメント別（製品分類）
  • 包装米飯製品：売上 19,158百万円（前年同期比 +9.3％）
  • 包装餅製品：売上 14,668百万円（前年同期比 +1.7％）
  • セグメントは単一の食品事業のため詳細は製品分類で開示

配当

• 配当実績／予想
  • 2024年4月期（予想）年間配当：60.00円／株（期末のみ想定、会社は配当予想修正に関するお知らせを公表）
  • 中間配当：0.00円（期中）
  • 期末配当：60.00円（予想）
• 配当性向（会社予想ベース）：配当60.00円 ÷ 通期EPS 350.33円 ≒ 17.1％（目安：低～中程度）
• 特別配当：なし（資料に特記事項なし）
• 株主還元方針：自社株買いに関する記載はなし（–）

セグメント別情報

• セグメント：食品事業（単一）
  • 包装米飯：家庭内需要の拡大、広告（タレント起用）等により堅調。新潟・聖籠工場のライン増設により生産能力を増強（日産103万食→123万食、年間生産体制4億食へ）。
  • 包装餅：季節需要（特に鏡餅）に依存するが、商品ラインのセグメンテーション強化、コラボ商品、CM等で通年需要喚起に取り組む。売上は前年並み水準を維持。
• セグメント戦略：商品ライン拡充、広告投下、生産能力増強による安定供給と販売強化。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：資料上の中期数値は明示なし（–）。ただし生産能力増強等は中長期需要拡大への投資と整合的。
• KPI達成状況：生産能力（ライン増設）は計画どおり稼働開始（2024年2月より）。その他KPIは明記なし（–）。

競合状況や市場動向

• 市場動向：
  • 外国人旅行者回復や個人消費持ち直しの一方で、原材料・物流・人件費上昇などコスト面の不確実性が継続。
  • 「米食回帰」「タイムパフォーマンス志向」「健康志向」などでパックごはん需要は拡大。
• 競合他社との比較：資料に同行他社比較の明示なし（–）。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 会社の通期予想（2024年4月期）は変更なし（公表済）。ただし第3四半期累計で利益は通期予想を上回っている。
  • 次期予想：–（資料に記載なし）
  • 会社予想の前提条件：詳細は添付資料参照（為替や原材料前提等は資料に明示の場所あり、ここでは省略）。
• 予想の信頼性：第3四半期で通期予想を大きく上回るため、会社の通期見通しは保守的との見方が可能。ただし売掛金増加や期末の季節性・コスト動向次第で最終着地は変動。
• リスク要因：
  • 原材料価格・エネルギー価格の高止まり、物流費・人件費上昇
  • 地政学リスクや金融情勢の変化
  • 季節需要の変動（鏡餅等）および売掛金の増加による資金繰りリスク

重要な注記

• 会計方針：当四半期連結財務諸表作成における会計方針の変更等は特記事項なし（会計基準改正等による変更は無）。
• 四半期レビュー：本四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外。
• その他：配当予想の修正に関するお知らせを別途公表（詳細は同お知らせ参照）。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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