2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表予想との乖離はなく、業績見通しの修正は無し(会社予想どおり)。市場コンセンサスは資料に記載無し。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高3,695百万円、前年同期比+42.7%;営業利益129百万円→黒字転換)。
  • 注目すべき変化:前年同期は中間で営業赤字・最終赤字だったが、本中間は経常利益151百万円、親会社株主に帰属する中間純利益91百万円と黒字化。受注残(6,114,063千円=6,114百万円)が前年同期比+89.5%と積み上がっている点が重要。
  • 今後の見通し:通期予想(売上9,500百万円、営業利益800百万円、当期純利益570百万円)は据え置き。中間進捗は売上38.9%、営業利益16.1%、純利益16.0%で、通期達成には下期での収益回復が必要(半期基準の通常進捗50%と比較するとやや未達)。
  • 投資家への示唆:受注残と設備・デバイス向け受注の回復が着実に利益へつながりつつあるが、営業利益の進捗は通期目標に対して遅れているため、下期の納入・採算確保状況を確認することが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社昭和真空
    • 主要事業分野:真空技術応用装置の開発・製造・販売および装置の保守・改造・部品販売(セグメント:真空技術応用装置事業、サービス事業)
    • 代表者名:代表取締役執行役員社長 田中 彰一
    • URL: https://www.showashinku.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月10日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:無(補足説明資料は作成有)
  • セグメント:
    • 真空技術応用装置事業:水晶デバイス装置、光学装置、電子部品装置等の設計・製造・販売
    • サービス事業:装置の改造工事、保守・メンテナンス、部品・消耗品販売
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:6,499,000株
    • 期中平均株式数(中間期):6,168,984株
    • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月11日
    • 株主総会/IRイベント等:–(資料に記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較)
    • 売上高:中間実績3,695百万円。会社の通期予想9,500百万円に対する進捗率38.9%(達成率:通期に対する現時点進捗)
    • 営業利益:中間実績129百万円。通期予想800百万円に対する進捗率16.1%
    • 純利益(親会社株主帰属):中間実績91百万円。通期予想570百万円に対する進捗率16.0%
  • サプライズの要因:受注回復(特に水晶デバイス・光学分野)と受注残の積み上がりにより売上・利益が前年同期から大きく改善。営業外損失(前年の組合投資損失等)が無くなったことも経常利益改善に寄与。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。中間の進捗は売上は約39%でまずまずだが、営業利益・純利益の進捗が約16%にとどまるため、下期での採算改善(高マージン案件の実績化)や為替・コスト動向に依存する。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 損益(中間累計、百万円):売上高3,695(+42.7%)、営業利益129(前年10)、経常利益151(前年△16)、親会社株主に帰属する中間純利益91(前年△40)
    • 貸借対照表(期末、百万円):総資産14,688、純資産11,166、自己資本比率76.0%(前期末75.0%)
    • キャッシュ・フロー(中間累計、百万円):営業CF+2,273、投資CF△312、財務CF△439、現金及び現金同等物増加額+1,442(期末現金62,551百万円→資料は千円表示だが中間末は6,255,115千円=6,255百万円)
  • 収益性
    • 売上高:3,695百万円(前年中間 2,590百万円、前年比+42.7%=+1,105百万円)
    • 営業利益:129百万円(前年中間 10百万円、前年比+119百万円)、営業利益率=3.49%(129/3,695)(参考:前年中間約0.39%)
    • 経常利益:151百万円(前年中間△16 → 実質改善)
    • 純利益:91百万円(前年中間△40 → 黒字化)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):14.89円(前年中間△6.52円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:38.9%(通例の半期進捗50%よりやや低い)
    • 営業利益進捗率:16.1%(遅れ)
    • 純利益進捗率:16.0%(遅れ)
    • 過去同期間の進捗率比較:前年は赤字ベースのため直接比較困難だが、収益構造は改善している
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:76.0%(安定水準、目安:40%以上で安定)
    • 負債比率(負債合計/純資産):約31.5%(3,522百万円 / 11,166百万円)(低め=健全)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):約354.8%(10,993 / 3,100)(高水準=良好流動性)
  • セグメント別(当中間、金額は千円)
    • 真空技術応用装置事業:売上高2,672,368千円、セグメント利益419,787千円
    • サービス事業:売上高1,022,897千円、セグメント利益219,003千円
    • セグメント合計売上3,695,266千円、セグメント利益合計638,790千円(全社費用差引後の営業利益129,012千円)
  • 財務の解説:売上増と受取債権の減少に伴う営業CF大幅増(+2,273百万円)および現金残高増加が特徴。負債総額は減少しており、財務体質は引き続き良好。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:0.00円(2026年3月期中間)
    • 期末配当(予想):70.00円
    • 年間配当予想:70.00円(中間0、期末70)※変更無し
    • 配当利回り:–(株価情報無しのため算出不可)
    • 配当性向(会社予想ベースの目安):70円 / 通期EPS92.48円 ≒ 75.7%(高水準)※概算。総配当額と当期純利益で算出すると若干変動するため目安として参照。
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自社株買いの記載は無し。J-ESOP(従業員向け株式給付信託)あり(信託保有60,600株を期末自己株式に含む)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(当中間)
    • 真空技術応用装置事業:売上2,672百万円(前年同期比増)、セグメント利益419.8百万円。水晶デバイス装置・光学装置の回復が主因。水晶デバイス売上1,058,587千円(前年同期比+169.5%)、光学1,331,455千円(大幅増)。
    • サービス事業:売上1,022.9百万円(前年同期比減少だが売上構成安定)、セグメント利益219.0百万円(前年同期比減少)。定期保守・改造工事、部品販売が中心。
  • 前年同期比較:真空装置事業の販売回復が顕著でセグメント利益が大幅改善。サービス事業は売上・利益ともに前年水準を下回るが構成比は依然高い。
  • セグメント戦略:顧客(デバイスメーカー)への共同開発・サンプル作製を通じた新規受注獲得に注力。受注残の積み上がりが確認されているため、下期の納入確定が重要。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中の中期計画の進捗に関する明示は無し(–)。ただし受注残の増加と売上回復は中期成長シナリオに整合する可能性あり。
  • KPI達成状況:受注高(当中間3,192,153千円, 前年同期比69.5%)および受注残6,114,063千円(前年同期比+89.5%)はKPIとして注目される実績。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社との直接比較データは資料に記載無し(–)。
  • 市場動向:電子部品・デバイス業界で在庫調整は概ね一巡。水晶デバイスや自動車向けの需要回復が見られる一方、業界ごとの回復ペースにはばらつきあり。為替・通商政策等のマクロリスクは依然存在。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し):売上高9,500百万円(+12.0%)、営業利益800百万円(+1.0%)、経常利益840百万円(+0.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益570百万円(+1.4%)、1株当たり当期純利益92.48円
    • 次期予想:–(資料に記載無し)
    • 会社予想の前提条件:添付資料参照(為替や原材料等の前提は別紙に記載との注記)
  • 予想の信頼性:当中間は黒字転換かつ受注残増加で通期達成の基礎はあるが、営業利益進捗が低いため下期の採算確保がカギ。会社は現時点で保守的な公表姿勢を継続(予想据え置き)。
  • リスク要因:需要変動(デバイスメーカーの投資動向)、為替変動、原材料・部品供給や価格動向、地政学リスク・通商政策による影響など。

重要な注記

  • 会計方針:会計方針の変更無し(会計基準改正等含む)。中間連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用無し。
  • 監査関連:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。
  • その他:従業員向け株式給付信託(J-ESOP)による自己株式(信託保有分60,600株)あり。直近の配当予想修正なし。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6384
企業名 昭和真空
URL http://www.showashinku.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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