2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。四半期ごとの会社予想は開示されていないが、通期進捗では売上は良好、利益は赤字で進捗不十分(上振れ/下振れの評価は通期進捗ベースでの記載)。
- 業績の方向性:増収(売上高+56.1%)だが四半期は営業損失・純損失(増収増益ではない)。前年同四半期に比べ損失幅は縮小。
- 注目すべき変化:真空技術応用装置事業の売上が大幅増(277.8%)・セグメント黒字化(前年は赤字)。受注残高は7,161百万円と依然大きく、中長期の売上を支える状況。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上9,500百万円、営業利益800百万円)に修正なし。第1四半期の進捗は売上は順調(通期の約14.0%)、利益面は未達(営業・純利益とも赤字)。
- 投資家への示唆:受注・販売の回復が売上増につながっているが、固定費・全社費用の影響でQ1は黒字化に至らず。中期的には受注残と光学分野の寄与が鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社昭和真空
- 主要事業分野: 真空技術応用装置事業(真空装置の設計・製造)、サービス事業(改造工事・保守・部品販売等)
- 代表者名: 代表取締役執行役員社長 田中 彰一
- URL: https://www.showashinku.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年8月7日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明資料: 作成有、決算説明会: 無
- セグメント:
- 真空技術応用装置事業: 水晶デバイス装置、光学装置、電子部品装置 等
- サービス事業: 改造工事、部品販売、修理・保守 等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 6,499,000株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計): 6,165,051株
- 時価総額: –(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 通期・四半期業績予想の開示状況: 既存の通期・第2四半期累計予想に修正無し
- 株主総会/IRイベント: –(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社が四半期予想を開示していないため、通期予想に対する進捗率で記載)
- 売上高: 実績 1,330百万円、通期予想 9,500百万円に対する進捗率 14.0%(通期ベース:良好目安)。第2四半期累計(H1)目標4,000百万円に対する進捗率 33.3%。
- 営業利益: 実績 △50百万円、通期予想 800百万円に対する進捗率 △6.3%(マイナス)。H1目標90百万円に対する進捗率 △55.6%(未達)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績 △41百万円、通期予想 570百万円に対する進捗率 △7.2%(マイナス)。H1目標44百万円に対する進捗率 △93.2%。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因: 真空技術応用装置事業(特に光学装置)の売上急増により売上高は大幅増。
- 下振れ要因: 全社費用(一般管理費)や売上原価の増加により営業・経常で赤字、為替差損等の営業外費用も影響。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を維持(修正無し)。受注残高が7,161百万円と大きく、一定の売上見通しはあるが、利益面での回復が必要(全社費用管理や原価改善が鍵)。
財務指標
- 損益(第1四半期累計、単位: 百万円)
- 売上高: 1,330(前年同期 852、前年同期比 +56.1%)
- 売上総利益: 383(前年 289)
- 営業利益: △50(前年 △101、前年同期比 損失幅縮小)
- 経常利益: △44(前年 △112、損失幅縮小)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: △41(前年 △95、損失幅縮小)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): △6.66円(前年 △15.45円)
- 主要貸借対照表(期末, 単位: 百万円)
- 総資産: 14,368(前期末 15,451、△10.8億円)
- 純資産: 11,043(前期末 11,590、△5.46億円)
- 自己資本比率: 76.9%(前期末 75.0%)(安定水準)
- 1株当たり純資産 (BPS): 1,791.30円
- 流動性・安全性(目安含む)
- 流動資産: 10,639百万円、流動負債: 2,357百万円 → 流動比率 ≒ 10,639 / 2,357 = 4.52(452%)(良好)
- 負債合計 / 純資産 = 3,324 / 11,043 ≒ 0.30(負債比率低い、財務は保守的)
- 自己資本比率 76.9%(安定水準)
- 収益性指標
- 営業利益率(Q1): △50 / 1,330 = △3.8%(マイナス)
- 過去同期間との比較: 売上は大幅改善、利益は赤字だが損失幅は縮小
- キャッシュ・フロー: 四半期キャッシュフロー計算書は作成していない(注記)。現金及び預金は5,219百万円(前期末 4,978百万円、増加)。
- セグメント別ハイライト(単位: 百万円、前年同四半期比)
- 真空技術応用装置事業: 売上 904(+277.8%)、セグメント利益 101(前期は△60)
- サービス事業: 売上 426(△19.1%)、セグメント利益 82(△42.5%)
- 受注高: 合計 1,875(前年同四半期比 -48.3%)、受注残高 7,161(前年同四半期比 94.2%)
配当
- 配当実績・予想:
- 2026年3月期(予想): 中間 0.00円、期末 70.00円、年間 70.00円(前回予想から修正無し)
- 配当利回り: –(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース): 通期1株当たり当期純利益 92.48円に対する年間配当70円 → 配当性向 ≒ 75.7%(高め)
- 自社株買い/特別配当: 無し(記載無し)
セグメント別情報
- 真空技術応用装置事業
- 売上高: 904,528千円(前年同四半期比 +277.8%)
- 受注高: 1,477,399千円(前年同四半期比 -48.7%だが内訳で電子部品装置受注が大幅増)
- セグメント利益: 101,115千円(黒字化)
- コメント: 光学分野(売上799,724千円)が寄与。前年に比べ回復している。
- サービス事業
- 売上高: 425,991千円(前年同四半期比 -19.1%)
- セグメント利益: 82,936千円(前年同期比 -42.5%減益)
- コメント: 改造工事・部品販売は増加しているが、全体で減収。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画との整合性: 具体的な中期計画数値は本資料に記載無し(–)。受注残高7,161百万円は中長期の売上基盤として評価可能。
- KPI達成状況: –(資料に明示的KPI無し)
競合状況や市場動向
- 市場動向: 世界経済の不透明感、米国通商政策や地政学リスクが下押しリスク。電子部品メーカの在庫調整は概ね一巡するも需要回復は分野差あり。
- 競合・相対評価: 同業他社比較データは資料に記載無し(–)。ただし光学・電子部品向け需要回復が追い風。
今後の見通し
- 業績予想:
- 第2四半期累計(H1)予想: 売上 4,000百万円、営業利益 90百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 44百万円
- 通期予想: 売上 9,500百万円(+12.0%)、営業利益 800百万円(+1.0%)、当期純利益 570百万円(+1.4%)
- 予想修正: なし(2025年5月12日公表の予想から変更無し)
- 予想の信頼性: 第1四半期時点で売上進捗は順調だが、利益面の改善(全社費用管理・原価改善)が通期達成の鍵。会社は市場動向を注視し必要があれば見直す旨。
- 主なリスク要因: 受注・需要の変動、為替変動、原材料価格、米国の通商政策・関税、地政学リスク、顧客の設備投資ペースの不均一性。
重要な注記
- 会計方針の変更: 無
- 連結範囲の変更: 無
- 四半期レビュー: 公認会計士等によるレビューは無し
- その他: 第1四半期の減価償却費は53,999千円。従業員向け株式給付信託(J-ESOP)の信託保有株式63,300株が期末自己株式に含まれる(帳簿価額 87,797千円)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6384 |
| 企業名 | 昭和真空 |
| URL | http://www.showashinku.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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