2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:四半期単独の会社予想(Q1目標)は開示されておらず、通期予想の修正は「無」。したがって「市場予想との比較」は不明(–)。会社は通期予想を維持(上振れ/下振れの修正は無し)。
- 業績の方向性:減収減益(売上高43,866百万円:前年同期比△2.5%、営業利益1,539百万円:△19.4%、親会社株主に帰属する四半期純利益1,452百万円:△15.5%)。
- 注目すべき変化:ファルテックグループの売上減(160,25百万円、前年同期比△16.7億円=約△9%)が主因で減収。さらに品種構成差等により営業利益が大きく低下。包括利益は為替換算の大幅マイナス等により△3,968百万円(前年同期は+6,031百万円)と大幅悪化。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上183,400百万円、営業利益9,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7,300百万円)は修正なし。Q1時点での進捗率は売上約23.9%、営業利益約16.4%、純利益約19.9%で、現状の通期達成に向けて特段の予想修正は出していない。
- 投資家への示唆:短期的にはファルテックの需要動向と製品ミックス、為替影響(包括利益の振れ)に注目。通期据え置きのため、下期での回復シナリオが前提になっている点に留意。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:TPR株式会社(コード 6463)
- 主要事業分野:自動車関連部品の設計・製造・販売(グループにTPR本体とファルテックグループ等)
- 代表者名:代表取締役社長兼COO 矢野 和美
- URL: https://www.tpr.co.jp/
- 報告概要
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結(2025年4月1日〜2025年6月30日)
- 決算補足資料作成の有無:有、決算説明会は開催無し
- セグメント
- TPRグループ(除くファルテックグループ):日本、アジア、北米、その他地域(欧州・南米等)
- ファルテックグループ:自動車部品関連(別セグメント扱い)
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):34,300,099株(2026年3月期1Q)
- 期末自己株式数:1,105,942株(2026年3月期1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):33,193,015株(2026年3月期1Q)
- 時価総額:–(開示無し)
- 今後の予定
- 株式分割:取締役会決議(2025/8/8)→ 1株につき2株/基準日2025/9/30、効力発生日2025/10/1
- 自己株式取得上限の修正等、株主関連制度の修正あり
- 決算発表(通期・修正等):現時点で通期予想に修正無し
決算サプライズ分析
- 予想vs実績
- 会社発表の「通期予想」(修正無)に対する進捗(Q1実績)
- 売上高進捗:43,866 / 183,400 = 23.9%
- 営業利益進捗:1,539 / 9,400 = 16.4%
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗:1,452 / 7,300 = 19.9%
- 四半期ベースでの会社側Q1予想は開示無し、アナリストコンセンサス(市場予想)は資料に無し(–)。
- サプライズの要因
- 主因:ファルテックグループの売上減少(約△16.07億円)、品種構成差によるマージン低下。為替の車座変動は包括利益に大きく影響(為替換算調整勘定の減少)。
- 特別損失として減損損失82百万円等が計上(四半期特別損失計125百万円)。
- 通期への影響
- 会社は通期予想を据え置き。Q1の営業利益進捗が16%強に留まる点は下期での回復が前提。現時点で予想修正は無いため「達成可能性は下期回復次第」という状況。
財務指標
- 要点(単位:百万円)
- 売上高:43,866(前年同期 44,977:前年同期比△2.5%)
- 売上総利益:9,093(粗利率 20.7%)
- 営業利益:1,539(営業利益率 3.51%、前年同期比△19.4%)
- 経常利益:2,482(経常利益率 5.66%、前年同期比△21.2%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,452(純利益率 3.31%、前年同期比△15.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):43.76円(前年同期 50.99円)
- 貸借対照表要点(百万円)
- 総資産:282,305(前期末291,779 → △9,474/主に現金及び預金、売掛金、有形固定資産の減少)
- 純資産:191,849(前期末198,635 → △6,786/為替換算調整や非支配持分の減少影響)
- 自己資本比率:56.1%(安定水準;目安40%以上で安定)
- 現金及び預金:58,644(前期末62,461、△3,817)
- 流動性・負債
- 流動資産:141,189/流動負債:60,894 → 流動比率=141,189 / 60,894 = 231.9%(流動性は良好)
- 有利子負債(短期借入金17,601 + 長期借入金9,320)= 26,921百万円(自己資本に対する比率約14.0%:低め)
- 総負債比率(負債/資産)=90,456 / 282,305 = 32.1%
- 効率性
- 売上高営業利益率の低下(前年同期からの悪化:営業利益率 3.51%、前年同期は約4.25%相当)
- 減価償却費:2,976百万円(Q1)
- セグメント別(当第1四半期)
- 売上高(百万円):日本 11,944、アジア 11,299、北米 3,913、その他 683、合計(TPRグループ計)27,840、ファルテック 16,025、連結 43,866
- セグメント利益(百万円):TPRグループ計 1,542、ファルテック △175(損失)、連結営業利益 1,539
- 主要変化:日本は売上微増(+129百万円、+1%)だがセグメント損失化(△259百万円)。アジアは増収だが利益微減。北米は減収・損失拡大。ファルテックは売上減だが損失幅は縮小。
- 財務の解説
- 前期末と比較し総資産・純資産が減少。キャッシュはやや減少するが流動比率は高く流動性は良好。自己資本比率56.1%は安定。主要リスク要因は為替変動と海外需要(特にアセアン・ファルテック関連)。
配当
- 配当実績・予想
- 2025年3月期(実績):中間配当 50円、期末 50円、年間 100円
- 2026年3月期(予想):会社は株式分割(1→2)を予定しており、分割考慮前の年間配当は100円(期末50円)で変更なし。分割後表示は調整表示のため資料に「-」等で表記。
- 直近公表配当予想の修正:有(株式分割に伴う表示修正)
- 配当利回り・配当性向:株価ベースの利回りは–(株価情報なし)。配当性向(通期想定):会社通期純利益予想7,300百万円に対し年間配当総額(想定)に基づく配当性向はおおむね既存水準(詳細は–)。
- 株主還元方針:自己株式取得枠の上限修正(取得上限を130万株→260万株に変更)、株式分割と株主優待基準の分割対応修正あり。
セグメント別情報
- 概況(当第1四半期)
- TPRグループ(除くファルテック)
- 日本:売上11,944百万円(+1%)、セグメント損失△259百万円(前年は利益)
- アジア:売上11,299百万円(+6%)、セグメント利益1,837百万円(ほぼ横ばい)
- 北米:売上3,913百万円(△4%)、セグメント損失△108百万円(損益悪化)
- その他:売上683百万円(△8%)、利益73百万円
- ファルテックグループ:売上16,025百万円(△9%)、セグメント損失△175百万円(損失幅は縮小)
- 戦略・示唆
- ファルテックの需要回復(特にASEAN含む地域)と製品ミックス改善が通期業績に重要。日本部門はコスト回収や品種構成の改善が必要。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本資料に詳細な中期計画の進捗は記載無し(–)
- KPI達成状況:開示項目に基づく主要KPI(売上・営業利益等)は前年同期比で低下。通期目標達成は下期の回復が前提。
競合状況や市場動向
- 市場動向:自動車市場は地域により差(日本は堅調だが個人消費伸び悩み、米国は堅調だが関税リスク、中国は買い替え支援で持ち直し、ASEANは低迷)。TPRの主力市場はこれらの影響を受ける。
- 競合比較:同業他社との詳細比較は資料に無し(–)。ただし、ファルテック関係の弱含みがグループ全体へ影響。
今後の見通し
- 業績予想
- 通期予想(2026/3):売上183,400百万円(△4.7%)、営業利益9,400百万円(△16.2%)、経常利益12,900百万円(△18.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益7,300百万円(△17.7%)、1株当たり当期純利益109.96円(株式分割考慮後表示)
- 予想修正:現時点で無し(会社発表)
- 会社の前提:為替はUSドル/円や人民元/円の想定記載あり(資料参照)。通期達成は下期での回復が前提。
- 予想の信頼性:Q1の進捗率(営業利益進捗16.4%)が低めであるため、下期での回復シナリオの実現性が鍵。過去の予想達成傾向は資料に明示無し(–)。
- リスク要因:為替変動、関税・貿易政策、原材料コスト、人件費上昇、特定地域(ASEAN)での需要回復遅れ、主要顧客の生産調整等。
重要な注記
- 会計方針:四半期決算作成に特有の会計処理あり(注記P.7参照)。会計方針や見積りの変更は無し。監査法人による四半期レビューは無し。
- 重要事象:取締役会で株式分割(1→2、効力日2025/10/1)を決議。これに伴い定款(発行可能株式数)、自己株式取得上限、株主優待基準が修正・調整される。
- 特別損失:当期は減損損失82百万円等を計上(合計特別損失125百万円)。
- 表示上の注意:配当・1株当たり数値は株式分割の影響を考慮した表示が混在するため、比較時は分割前後の換算に注意。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6463 |
| 企業名 | TPR |
| URL | http://www.tpr.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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