2024年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 第3四半期累計は会社予想に対して特段の修正はなく、通期予想との進捗はおおむね想定内(上振れ/下振れの判断は会社予想修正なし)。マーケット予想との比較情報は開示資料にないため記載なし(–)。
  • 業績の方向性: 増収増益(売上高+18.0%、営業利益+7.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益+6.6%)。
  • 注目すべき変化: 店舗網を積極拡大(新規出店107店、閉鎖6店、期末店舗数1,459店で前期末比+101店)。これが売上高大幅増(特に一般食品が売上比率の拡大)を牽引。
  • 今後の見通し: 通期業績予想(売上高916,000百万円、営業利益30,200百万円等)に変更はなし。第3四半期累計に対する進捗は売上高78.1%、営業利益78.6%、純利益72.9%で、概ね通期達成可能な水準(第3四半期終了時点での目安として概ね順調)。
  • 投資家への示唆: 主因は出店攻勢による売上拡大。営業利益率は前年同期からやや低下しており(後述)、出店投資や販管費増が今後の採算性に影響を与える点を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社コスモス薬品
    • 主要事業分野: ドラッグストアチェーンの運営(生活必需品・医薬品・化粧品・一般食品等の販売)
    • 代表者名: 代表取締役社長 横山 英昭
    • URL: https://www.cosmospc.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年4月12日
    • 対象会計期間: 2024年5月期 第3四半期連結累計期間(2023年6月1日~2024年2月29日)
    • 四半期報告書提出予定日: 2024年4月15日
  • セグメント:
    • 単一セグメント(小売事業:ドラッグストア運営)。よってセグメント別記載は省略。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む): 40,000,800株(第3四半期)
    • 期中平均株式数(四半期累計): 39,616,813株
    • (時価総額): –(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 四半期決算補足説明資料作成の有無: –(資料に明示なし)
    • 四半期決算説明会開催の有無: –(資料に明示なし)
    • 株主総会・IRイベント等: –(資料に明示なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が公表している通期予想との比較/達成率)
    • 売上高: 第3四半期累計 715,311百万円。通期予想916,000百万円に対する進捗率 78.1%(715,311/916,000)。
    • 営業利益: 第3四半期累計 23,738百万円。通期予想30,200百万円に対する進捗率 78.6%。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 第3四半期累計 17,357百万円。通期予想23,800百万円に対する進捗率 72.9%。
  • サプライズの要因:
    • 主として積極的な新規出店(計107店舗開設、閉鎖6店)による売上増が主因。販管費・出店投資の影響で営業利益伸び率は売上伸長ほど大きくない。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。第3四半期時点の進捗は売上・営業利益とも約78%と、期末に向けて達成可能な水準と判断されるが、純利益の進捗が若干遅い点は注視。

財務指標

  • 財務諸表の要点(主要数値、百万円)
    • 損益(第3四半期累計、2024/2/29)
    • 売上高: 715,311(前年同期比 +18.0%/前期:606,302)
    • 売上総利益: 139,664(前年124,309)
    • 販売費及び一般管理費: 115,925(前年102,142)
    • 営業利益: 23,738(前年22,167、前年比 +7.1%)
    • 経常利益: 25,914(前年24,393、前年比 +6.2%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 17,357(前年16,283、前年比 +6.6%)
    • 1株当たり四半期純利益(累計): 438.14円(前年411.22円)
    • 貸借対照表(期末、百万円)
    • 総資産: 430,241(前期末420,967、+9,274)
    • 純資産: 224,281(前期末211,072、+13,208)
    • 自己資本比率: 52.1%(前期末 50.1%)(安定水準)
    • 現金及び預金: 18,450(前期末45,928、▲27,478)
    • 商品(棚卸資産): 82,281(前期77,253、+5,028)
    • 有形固定資産: 288,190(前期259,464、+28,726)※出店投資が主因
    • 負債合計: 205,959(前期209,895、▲3,936)
  • 収益性
    • 売上高: 715,311百万円(+18.0%、+109,009百万円)
    • 営業利益: 23,738百万円(+7.1%、+1,571百万円)
    • 営業利益率: 約3.32%(前年:約3.66% → わずかに低下。出店費用や販管費増の影響)
    • 経常利益: 25,914百万円(+6.2%)
    • 親会社株主に帰属する純利益: 17,357百万円(+6.6%)
    • EPS(累計): 438.14円(前年411.22円、+6.5%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
    • 売上高進捗率: 78.1%(過年度の同時点進捗との直接比較データはなし。一般に第3四半期終了時で75%前後が均等分布の目安のため、やや早めの進捗)
    • 営業利益進捗率: 78.6%
    • 純利益進捗率: 72.9%(純利益はやや進捗が遅め)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 52.1%(安定水準。目安40%以上で安定)
    • 負債合計: 205,959百万円(前期比減少)
    • 流動比率: 流動資産116,319 / 流動負債189,545 = 約61.4%(流動比率が100%未満である点は留意。だが同社は固定資産比率が高く、短期的な流動性は運転資金管理で対応している模様)
  • 効率性・その他
    • 総資産の増加は主に有形固定資産(出店投資)。売上高成長に伴い在庫も増加。
  • セグメント別:
    • 単一セグメント(詳細は商品区分・地域別で補足)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2023年5月期 合計 100.00円(第2四半期 42.50円、期末 57.50円)
    • 2024年5月期(予想): 中間配当 60.00円、期末配当 60.00円、年間合計 120.00円(前期比+20円)
    • 直近配当予想の修正: なし(会社表明)
  • 配当利回り: –(株価が資料にないため計算不可)
  • 配当性向: –(通期予想純利益に対する配当性向は資料中に明示なし。計算すると目安で約(年間配当120円 × 発行済株式数)/純利益 → 明示データ不足のため –)
  • 特別配当・自社株買い: 特別配当なし。自己株式は引続き保有中だが、今期資料での自社株買い発表はなし。

セグメント別情報(商品区分・地域別)

  • 商品区分(第3四半期累計、百万円/構成比)
    • 医薬品: 102,036(構成比14.3%/前年93,408 → +9.2%)
    • 化粧品: 66,221(構成比9.2%/前年59,111 → +12.0%)
    • 雑貨: 111,334(構成比15.6%/前年97,500 → +14.2%)
    • 一般食品: 430,522(構成比60.2%/前年351,771 → +22.4%) ← 最大構成比、成長寄与大
    • その他: 5,197(構成比0.7%)
  • 地域別(店舗数/売上高/前年同四半期比)
    • 関東地区: 店舗134(前期末比+34) 売上 52,149 百万円(前年同四半期比195.3%)※大幅増
    • 中部地区: 店舗145(+21) 売上 58,830 百万円(前年同四半期比149.6%)
    • 関西地区: 店舗207(+10) 売上 101,394 百万円(前年同四半期比118.7%)
    • 中国地区: 店舗210(+8) 売上 102,284 百万円(前年同四半期比114.0%)
    • 四国地区: 店舗139(+5) 売上 70,001 百万円(前年同四半期比113.2%)
    • 九州地区: 店舗624(+23) 売上 330,651 百万円(前年同四半期比109.0%)
    • 合計: 店舗1,459(前期末比+101) 売上 715,311 百万円(前年同四半期比118.0%)
  • セグメント戦略:
    • 積極的な出店による新商圏拡大が売上拡大の主要戦略。各地域での出店が売上を牽引しているが、特に関東・中部で前年比の伸びが大きい。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 資料に中期計画の詳細は記載なし(–)。
  • KPI達成状況: 店舗数(1,459店、前期末比+101)は成長KPIの一つと見られ、拡大戦略は進捗中。その他のKPI(1店あたり売上等)は資料に記載なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 生活必需品の価格上昇により消費者の節約志向が強まっており、低価格訴求型のチェーンに追い風。会社も「安くて、近くて、便利なドラッグストア」を志向し、ローコストオペレーションで価格競争力を強化。
  • 競合他社比較: 同業他社との比較データは資料にないため記載なし(–)。ただし、出店拡大により市場シェア拡大を図っている点は確認できる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし): 売上高 916,000百万円(+10.7%)、営業利益 30,200百万円(+0.2%)、経常利益 33,200百万円(+0.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益 23,800百万円(+0.0%)、1株当たり当期純利益 601.03円。
    • 次期予想: –(資料に記載なし)
    • 会社予想の前提条件: 詳細は別添資料(「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」)参照。為替・原油等の具体前提は資料に明示なし(–)。
  • 予想の信頼性:
    • 会社は通期予想を据え置き。第3四半期累計の進捗は売上・営業利益とも約78%と順調で、通期達成の確度は中立〜高いと見られるが、純利益の進捗がやや遅い点は留意。
  • リスク要因:
    • 消費環境の変化(物価上昇による消費抑制)
    • 出店に伴う採算性低下(短期的な自社競合や出店プロモーション)
    • 仕入価格の変動、競争環境の激化
    • 流動性面(現金減少による資金繰り)、ただし負債は減少傾向

重要な注記

  • 会計方針: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等についての特記事項はなし(資料内該当箇所参照)。
  • 四半期レビュー: 本四半期決算短信は四半期レビューの対象外(公認会計士又は監査法人の四半期レビュー未実施)。
  • その他: 当期の現金及び預金は前期末比で大幅に減少(▲27,478百万円)している一方、有形固定資産は大幅に増加(+28,726百万円)しており、出店投資が進行していることが明確。

(注)

  • 本要約は開示資料(2024年5月期 第3四半期決算短信〔連結〕)に基づき作成しています。市場予想や株価等外部情報は資料に含まれていないため記載していません(必要に応じて追加提供可)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3349
企業名 コスモス薬品
URL http://www.cosmospc.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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