2024年2月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 業績の概況:売上収益は575,658百万円(前期比+3.5%)と増収、営業利益は66,225百万円(△3.0%)と減益、親会社に帰属する当期利益は50,687百万円(△2.1%)と減少。営業利益率は11.5%(前期12.3%)。
  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較は開示なし(–)。外部コンセンサス情報が提供されていないため「上振れ/下振れ」の判定は記載不可。
  • 注目点(前年同期比の重要変化):システムエンジニアリングが売上・利益ともに好調(売上+8.5%、営業利益+119.0%)で寄与。対照的に営業利益全体は前年の一時的要因(退職年金制度変更や遊休不動産売却による特別利益)がなくなった影響で減益。
  • 今後の見通し:2025年2月期の会社予想は売上5,800億円、営業利益700億円、親会社帰属当期利益540億円(為替前提:USD145円/€155円/元20円/ウォン0.110円)。現在の市況とセグメント別動向からは達成は現実的と想定しているが、半導体市場の回復状況が鍵。
  • 投資家への示唆:生産正常化などにより売上は回復基調だが、利益面は昨年度の特別利益の反動で減益。中期計画「Realize 25」下での製品・ソリューション(i3-Mechatronics等)展開と半導体市場の回復の取り込みが今期業績回復のポイント。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社安川電機(YASKAWA)
    • 主要事業分野:モーションコントロール(ACサーボ、インバータ等)、ロボット(産業用ロボット)、システムエンジニアリング(社会・産業システム等)、その他(物流サービス等)
    • 代表者名:代表取締役社長 小川 昌寛
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年4月5日
    • 対象会計期間:2024年2月期(連結、2023年3月1日~2024年2月29日)
    • 決算説明会:有(証券アナリスト・機関投資家向け、2024/4/8予定)、決算補足説明資料有
  • セグメント(報告セグメント):
    • モーションコントロール:ACサーボ、制御装置、インバータの開発・製造・販売・保守
    • ロボット:産業用ロボットの開発・製造・販売・保守
    • システムエンジニアリング:環境・社会システム、産業オートメーションドライブ等の開発・施工・保守
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):266,690,497株
    • 期末自己株式数:5,306,647株
    • 期中平均株式数:261,444,627株
    • 時価総額:–(開示なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会:2024年5月29日
    • 配当支払開始予定日:2024年5月8日
    • 有価証券報告書提出予定日:2024年5月30日

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想・市場予想の比較):
    • 売上高:–(会社の当期見通し(当該年度開始時の予想)との比較資料は本資料に無し)
  • サプライズの要因(上振れ/下振れの主な理由):–(比較対象が開示されていないため特定不可)。ただし、当期実績の増収要因は「生産正常化による受注残の消化」、減益要因は「前年の一時的特別利益剥落」及び間接費増等。
  • 通期への影響:会社は2025年2月期を増収増益で見込む(売上5,800億円、営業利益700億円、当期利益540億円)。半導体市場の回復が想定どおり進めば達成可能性はあるが、市場回復の程度が不確定な点に留意。

財務指標

  • 主要財務(連結、百万円):
    • 売上収益:575,658(+3.5%)
    • 営業利益:66,225(△3.0%)
    • 税引前利益:69,078(△2.9%)
    • 当期利益(親会社帰属):50,687(△2.1%)
    • 基本的1株当たり当期利益(EPS):193.87円(△2.1%)
    • 総資産:702,335(前期653,132、増加)
    • 親会社所有者帰属持分:399,338(前期347,499、増加)
  • 損益率等:
    • 営業利益率:11.5%(前期12.3%、やや低下)
    • 税引前利益率:11.5%(同)
    • 当期利益率(親会社帰属):8.8%程度(50,687/575,658)
  • キャッシュ・フロー(百万円):
    • 営業活動CF:54,619(前期 △2,209) — 大幅改善(好材料)
    • 投資活動CF:△29,346(前期 △19,694) — 設備投資等で支出増
    • 財務活動CF:△29,416(前期 7,197) — 借入金の返済・配当等で支出増
    • 現金及び現金同等物期末:40,279(前期42,274)
    • フリー・キャッシュ・フロー(営業+投資):約25,272百万円のプラス(好材料)
  • 財務安全性(目安併記):
    • 自己資本比率(親会社帰属持分比率):56.9%(安定水準)
    • 負債合計/総資産比(負債比率):負債294,316 / 資産702,335 ≒ 41.9%(過度な債務負担ではない水準)
    • 流動比率:流動資産456,098 / 流動負債189,146 ≒ 241%(良好)
    • 有利子負債(短期借入26,179 + 長期借入54,156 = 80,335百万円)、自己資本に対する比率は低め(約20%)
  • 効率性:総資産回転率等の詳細は四半期データ等で算出可だが、売上増で資産も増加。営業利益率はやや低下しており、収益性改善余地あり。
  • セグメント別(主要):(百万円、対前期比)
    • モーションコントロール:売上260,035(+3.1%)、営業利益38,198(+5.5%) — 収益主力で採算改善
    • ロボット:売上234,680(+4.8%)、営業利益25,149(△3.7%) — 売上は増だが間接費増で減益
    • システムエンジニアリング:売上55,455(+8.5%)、営業利益5,637(+119.0%) — 大幅増益(事業構造改革・一部株式売却の効果)

配当

  • 2024年2月期(実績):中間32.00円、期末32.00円、年間計64.00円、配当総額16,733百万円、連結配当性向33.0%(連結)
  • 2025年2月期(予想):中間34.00円、期末34.00円、年間計68.00円(想定)
  • 配当利回り:–(株価情報の提示なしのため算出不可)
  • 配当性向:2024年は33.0%(連結、中程度の還元水準)
  • 特別配当/自社株買い:今回の決算短信に特別配当や自社株買いの新規発表は無し(–)

セグメント別情報

  • 概要(主要点):
    • モーションコントロール:半導体・電子部品向けは低迷だが、生産正常化・インバータの伸長により増収増益。価格転嫁で採算改善。
    • ロボット:欧米中心の自動化需要や韓国の大口案件が寄与。売上は増だが間接費増で営業減益。新製品「MOTOMAN NEXT」の拡販を加速。
    • システムエンジニアリング:太陽光用パワーコンディショナ等の販売が堅調。大型風力関連子会社株式売却等で事業構造改革が進み大幅増益。
  • 前年同期比較:各セグメントの成長率は上記参照(モーション+3.1%、ロボット+4.8%、システム+8.5%)
  • セグメント戦略:i3-Mechatronicsの展開、YRMコントローラ等のグローバル展開、太陽光・風力などカーボンニュートラル関連商材の拡販、MOTOMAN NEXT拡販等

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「Realize 25」(2023年度~2025年度)を推進中。長期目標「2025年ビジョン」へ整合。営業利益を重要指標に経営体質強化を図る方針。
  • KPI達成状況:営業利益は前年比で減少しているが、システムエンジニアリングなどで構造改革の効果が表れている。中期計画の最終年(2025年)に向け、製品・ソリューション展開の加速がカギ。

競合状況や市場動向

  • 市場動向(開示より抜粋):
    • 半導体・電子部品市場は在庫調整で軟調(足下の需要弱含みが業績に影響)。
    • 一方、一般産業やオイル・ガス、インフラ、EV関連などの設備投資は地域により底堅い。
  • 競合比較:同業他社情報・市場シェアの数値は本資料に未記載(–)。相対的にモーションコントロールとロボット分野でグローバル展開している点は競争上の強み。

今後の見通し

  • 業績予想(会社、2025年2月期予想):
    • 売上収益:580,000百万円(5,800億円)
    • 営業利益:70,000百万円(700億円)
    • 税引前利益:74,000百万円(740億円)
    • 親会社帰属当期利益:54,000百万円(540億円)
    • 前提為替:USD145円、EUR155円、元20円、ウォン0.110円
  • 予想の信頼性:会社は前提を明示しており、半導体市場等の回復を織り込んだ見通し。過去は一時的要因で上下しており、市場回復の程度に依存するため「保守的/楽観的」の判定は状況により変化。
  • リスク要因:半導体市場や電子部品の需要動向、原材料価格の変動、為替の変動(ドル・ユーロ高低)、グローバル景気後退リスク、地政学リスク、主要案件の受注/納入遅延など。

重要な注記

  • 会計方針:IFRS適用(継続)。当期における会計方針の変更・見積り変更は無。
  • 連結範囲の変更:重要な子会社の追加・除外なし。
  • その他の重要事項:決算短信は監査済みではない旨記載。決算補足説明資料は会社ウェブサイトに掲載。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6506
企業名 安川電機
URL http://www.yaskawa.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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