令和6年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が事前に提示した当期(今回開示分)通期予想は不明のため、会社予想との達成率は–。市場予想との比較も–。ただし実績は増収増益で市場心理に好意的な内容(上振れと受け取られる可能性)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高1,061.3億円、前期比+9.1%/営業利益9.92億円、前期比+71.9%)。経常利益・当期純利益もほぼ倍増。
  • 注目すべき変化:営業利益の大幅改善(+71.9%)に加え、営業外でデリバティブ評価益や為替差益が計上され経常利益が前期比+95.6%と急増。キャラクター・ファンシー事業の売上伸長(+31.0%)も顕著。
  • 今後の見通し:会社は次期(令和7年2月期)通期見通しを売上110億円(+3.6%)、営業利益10億円(+0.8%)、経常利益10億円(△6.9%)、当期純利益7億円(△7.4%)と公表。為替や物価上昇リスクなど不確実性を認めている。
  • 投資家への示唆:売上・営業利益の実績改善は事業回復(来場者回復、クレーン台数増等)と定番商品の受注好調によるもの。営業CFが大幅プラス化(+10.7億円)しキャッシュ基盤は良好。為替・デリバティブの影響で経常・特別項目が波動しやすい点に留意が必要。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:株式会社エスケイジャパン(コード 7608)
    • 主要事業分野:キャラクターグッズの企画・製造・販売(主にアミューズメント施設向けのぬいぐるみ等=キャラクターエンタテインメント事業、雑貨専門店/量販店向けのファンシーグッズ=キャラクター・ファンシー事業)
    • 代表者名:代表取締役社長 八百 博徳
    • URL:https://www.sk-japan.co.jp
  • 報告概要
    • 提出日:令和6年4月12日
    • 対象会計期間:連結/令和5年3月1日~令和6年2月29日(通期)
    • 決算説明会:補足資料作成あり、説明会は無
    • 定時株主総会予定日:令和6年5月30日
    • 有価証券報告書提出予定日:令和6年5月31日
  • セグメント
    • キャラクターエンタテインメント事業:アミューズメント施設等向けのぬいぐるみ等販売、販促商品企画販売
    • キャラクター・ファンシー事業:雑貨専門店や量販店向けのキャラクターグッズ販売、EC含む
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(自己株含む):8,490,103株
    • 期中平均株式数:8,305,280株(当連結会計年度)
    • 期末自己株式数:174,348株
    • 時価総額:–(開示なし)
  • 今後の予定
    • 決算発表:本資料(令和6年4月12日)提出済
    • 株主総会:令和6年5月30日予定
    • IRイベント:決算説明会は開催無し(補足資料は有)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績
    • 会社予想との比較(達成率):当期(今回開示分)に対する期初会社予想は資料上で確認できないため達成率は記載不可(–)。
    • 市場予想との比較:–(資料に市場コンセンサスは無し)
  • サプライズの要因
    • 主に以下が寄与:
    • 本業の回復:店舗来場者回復やクレーンゲーム機増台、定番商品の受注増で売上・粗利改善(営業増益の主因)。
    • 営業外損益の変動:為替差益(36,027千円)とデリバティブ評価益(40,695千円)が計上され、営業外収益が大幅増(前年4,623千円 → 当期81,436千円)。前年はデリバティブ評価損(32,800千円)計上で差が大きい。
  • 通期への影響
    • 次期見通しは営業利益・売上はほぼ横ばい見込みだが、経常・当期利益は若干減益見込み(為替やデリバティブ評価の振れが影響する可能性あり)。会社は為替・物価・エネルギー価格等の不確実性を挙げており、予想達成は外部環境に左右されやすい。

財務指標(連結、金額は百万円表記)

  • 要旨(当期/前期、対前期%)
    • 売上高:10,612 百万円(+9.1% → 良い)
    • 営業利益:992 百万円(+71.9% → 良い)、営業利益率 9.4%(前期5.9%)
    • 経常利益:1,073 百万円(+95.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:755 百万円(+99.3%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):91.03 円(前期45.91円)
  • 貸借対照表(期末)
    • 総資産:5,982 百万円(前期4,842、+1,139)
    • 純資産:4,760 百万円(前期4,053、+707)
    • 自己資本比率:79.6%(前期83.7%) — 安定水準(目安40%以上)
    • 現金及び現金同等物:3,406 百万円(前期2,568)
  • キャッシュ・フロー(当期)
    • 営業活動CF:1,071 百万円(前年 -87) — 良好(運転資本改善と税金調整前利益増)
    • 投資活動CF:△134 百万円(前年 △53)
    • 財務活動CF:△108 百万円(前年 △89)
  • 収益性・効率性
    • 売上総利益は増加(売上高増と原価コントロールで改善)。営業利益率は9.4%へ上昇(前期5.9%)で収益性向上が明確。総資産回転率など詳細は開示項目からの算出が必要(–)。
  • 財務安全性(目安表記)
    • 自己資本比率 79.6%(安定水準)
    • 負債合計:1,221 百万円(自己資本に対して低水準)→ レバレッジは小さい
    • 流動負債 1,177 百万円に対し流動資産 5,634 百万円 → 流動比率は十分(流動資産が多い)
  • セグメント別(当期/前期、百万円)
    • キャラクターエンタテインメント:売上 7,311(+1.4%)、セグメント利益 766(+51.6%)
    • キャラクター・ファンシー:売上 3,301(+31.0%)、セグメント利益 227(+213.9%)
    • コメント:ファンシー事業の成長が全体押上げ。エンタテインメント事業は利益率改善が顕著。
  • 財務の解説
    • 総資産増加は主に現金・預金の増加(+837百万円)、売掛金・商品在庫の増加。負債は未払法人税等の増加で増加。純資産増は当期純利益計上が主因。営業CFがプラス化し自己資本・現預金の改善につながっている。

配当

  • 当期(令和6年2月期)実績:中間7円/期末10円、年間17円、配当支払総額141百万円、連結配当性向 18.7%(純利益に対する比率)
  • 次期(令和7年2月期)予想:中間10円(普通)/期末15円(普通10円+創立35周年記念配当5円)で年間25円(記念配当含む)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 株主還元方針:安定継続的な配当を基本とし、ROE確保と株主還元を重視。自社株取得実績(少額)あり。

セグメント別情報(要点)

  • キャラクターエンタテインメント事業
    • 売上:7,311百万円(前期比+1.4%)、営業利益:765百万円(+51.6%)
    • 要因:アミューズメント施設来場者回復、クレーンゲーム増台、別注・定番キャラクター受注好調
    • 今後:主要顧客(例:ラウンドワン)への販売が重要。主要取引先の売上は前年から減少した顧客もあり(詳細下記)。
  • キャラクター・ファンシー事業
    • 売上:3,301百万円(前期比+31.0%)、営業利益:226百万円(+213.9%)
    • 要因:インバウンド回復等で取引先店舗が活況、定番商品の受注増
    • 今後:専門店・量販店・ECチャネルの需要回復が継続すれば成長余地
  • 主要顧客
    • 株式会社ラウンドワン:当連結会計年度売上 1,836,594千円(前期 2,078,155千円)— 顧客別売上は変動あり

中長期計画との整合性

  • KPI達成状況:特定KPIの公表なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との比較データは資料に記載なし(–)。
  • 市場動向:国内のアミューズメント市場回復およびインバウンド回復が追い風。ただしウクライナ情勢や為替変動、原材料・エネルギー価格の上昇等が逆風となる可能性あり。売上は国内顧客が90%以上を占める。

今後の見通し

  • 業績予想(会社・連結:令和7年2月期)
    • 売上高:11,000 百万円(+3.6%)
    • 営業利益:1,000 百万円(+0.8%)
    • 経常利益:1,000 百万円(△6.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:700 百万円(△7.4%)
    • 前提条件:為替等の具体的前提は添付資料参照(本短信には詳細数値の記載なし)。為替・原材料価格が業績に影響する旨を明記。
  • 予想の信頼性
    • 直近実績は良好だが経常利益や当期利益は営業外(為替・デリバティブ)で変動しやすいため、外部要因次第で変動するリスクあり。会社自身も不確実性を示唆。
  • 主なリスク要因
    • 為替変動、原材料・輸送コスト、エネルギー価格上昇、ウクライナ情勢による世界経済の下振れ、主要顧客動向の悪化など。

重要な注記

  • 会計上の見積りの変更:資産除去債務(原状回復費用)の見積り変更により当連結会計年度に資産除去債務として10,442千円計上(影響は軽微)。
  • デリバティブ評価の変動:当期は評価益(40,695千円)、前期は評価損(32,800千円)で損益が大きく振れているため、営業外損益の変動要因に留意。
  • 監査:決算短信は公認会計士または監査法人の監査対象外と明記。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7608
企業名 エスケイジャパン
URL http://www.sk-japan.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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