2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の前回予想(2025/8/8公表)からの上方修正(通期売上高+4,000百万円、営業利益+1,000百万円、当期純利益+500百万円)。市場コンセンサスは不明のため記載不可(–)。
- 業績の方向性:増収増益(中間:売上高160,524百万円(前年同期比+6.3%)、営業利益16,849百万円(同+26.2%)、親会社株主に帰属する中間純利益12,498百万円(同+44.2%))。
- 注目すべき変化:営業利益率が前年中間10.5%へ上昇(前年同期比+1.7ポイント)、純利益の伸びが大きく(+44.2%)進捗。セグメントではエモーショナルバリューソリューション(EVS)とデバイスソリューション(DS)が寄与。
- 今後の見通し:通期予想を上方修正(売上318,000百万円、営業利益24,500百万円、当期純利益16,000百万円)。中間実績の進捗率は売上50.5%、営業利益68.8%、当期純利益78.1%と、利益の進捗が良好で通期達成の見込みは高いが、DS事業では銀価格高騰の影響で下方修正要因あり。
- 投資家への示唆:ハイマージン事業(EVS、DSの一部)が利益率改善を牽引しており、半期ベースで利益が前倒しになっている。為替・原材料(銀価)とセグメント別の動向を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:セイコーグループ株式会社
- 主要事業分野:ウオッチ等を中心としたエモーショナルバリューソリューション(EVS)、小型電池・インクジェット等のデバイスソリューション(DS)、ITインフラ・セキュリティ等のシステムソリューション(SS)など
- 代表者名:代表取締役社長 高橋 修司
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期) 2025年4月1日~2025年9月30日(連結、日本基準)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(証券アナリスト、機関投資家向け)
- セグメント:
- エモーショナルバリューソリューション事業(EVS):時計ブランド販売、和光事業、ムーブメント外販等
- デバイスソリューション事業(DS):小型電池(医療向け酸化銀電池等)、インクジェットヘッド等
- システムソリューション事業(SS):ITインフラ、セキュリティ、外食向け注文システム等
- その他:シェアードサービス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):41,404,261株
- 期末自己株式数:533,027株
- 期中平均株式数(中間):40,860,274株
- 時価総額:–(株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 配当支払開始予定日:2025年12月5日
- IRイベント:決算説明会(開催済/予定有り)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は通期修正ベースを記載)
- 売上高(中間実績):160,524百万円。通期修正予想318,000百万円に対する進捗率50.5%(半期で概ね按分ベース)。
- 営業利益(中間実績):16,849百万円。通期修正予想24,500百万円に対する進捗率68.8%(進捗良好)。
- 親会社株主に帰属する中間純利益:12,498百万円。通期修正予想16,000百万円に対する進捗率78.1%(かなり進捗良好)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:EVS事業が国内外でブランド好調(プロスペックス、プレザージュ、5スポーツ等)で想定以上に推移し、販価増や利益貢献が大きい。
- 下振れ要因:DS事業は銀価格高騰の影響を受け、通期見通しで下方修正(ただし中間では売上増・増益)。
- 為替差益の計上も営業外収益を押し上げている。
- 通期への影響:通期業績予想は上方修正(売上+4,000百万円、営業利益+1,000百万円、当期純利益+500百万円)。中間の利益進捗が良く、通期達成可能性は高いが、銀価格等の外部要因はリスク。
財務指標
- 財務諸表要点(百万円)
- 総資産:373,768(2026/3期中間末) ← 前期末369,236(増加)
- 純資産:165,161 ← 前期末158,014(増加)
- 自己資本比率:43.6%(安定水準;目安40%以上で安定)
- 現金及び現金同等物:40,850
- 有利子負債(短期+1年内+長期):約105,723(短期45,993+1年内返済予定30,640+長期29,090)→ ネット借入金 ≒ 64,873百万円(有利子負債 − 現金、流動性は確保)
- 収益性(中間実績、前年同期比)
- 売上高:160,524百万円(+6.3%/+9,522百万円)
- 営業利益:16,849百万円(+26.2%/+3,497百万円)
- 営業利益率:10.5%(前年中間 8.8% → 改善、良い傾向)
- 経常利益:17,398百万円(+35.6%/+4,565百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:12,498百万円(+44.2%/+3,830百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):305.88円(前年212.40円、+44.0%)
- 進捗率分析(通期予想318,000百万円、営業利益24,500百万円、当期純利益16,000百万円に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:50.5%(通常ペース)
- 営業利益進捗率:68.8%(上振れ・前倒し進捗)
- 純利益進捗率:78.1%(大幅に前倒し)
- 過去同期間との比較:利益の伸び率・進捗が前年より明確に改善している(営業利益・純利益とも高進捗)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:43.6%(安定水準)
- 流動比率(流動資産181,672 / 流動負債153,524):約1.18(118%)(短期的支払能力は確保されているが余裕は中程度)
- 負債比率:負債合計208,606に対し純資産165,161 → 負債比率(負債/純資産) ≒ 1.26倍(過度ではない)
- 効率性
- セグメント別(中間実績:単位百万円/前年同期比は文中記載の%を参照)
- EVS:売上高 105,321(=1,053億円、前年+5.1%)、セグメント利益15,937(159億円、営業利益貢献大)
- DS:売上高 32,067(320億円、前年+9.1%)、セグメント利益2,032(20億円、前年比大幅増益)
- SS:売上高 26,604(266億円、前年+6.4%)、セグメント利益2,211(22億円)
- セグメント利益合計20,181 → 全社調整後営業利益16,849
- 財務の解説:売上高は海外(774億円、+10.6%)が牽引し海外比率48.3%。販管費は広告宣伝費増で増加するも、上位ブランドの伸長と為替差益で利益が増加。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(実績):60.00円(支払予定12/5/2025)
- 期末配当(予想):70.00円(前回予想から+10円)
- 年間配当予想(修正後):130.00円(前年100.00円)
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向:連結配当性向目標「30%以上」。通期予想EPS391.53円に対する配当130円→配当性向約33.2%(目標を上回る水準、利回り政策に整合)。
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:配当重視、連結配当性向30%以上。自社株買いの記載はなし(–)。
セグメント別情報
- セグメント別状況(中間実績、百万円)
- EVS:売上高105,321、セグメント利益15,937(営業利益貢献最大)
- DS:売上高32,067、セグメント利益2,032(小型電池・インクヘッドが牽引)
- SS:売上高26,604、セグメント利益2,211(ITインフラ・セキュリティ等が堅調)
- その他:売上高1,815、利益74
- 前年同期比較:各セグメントで増収増益(EVS +5.1%、DS +9.1%、SS +6.4%)。
- セグメント戦略:EVSはブランド強化と海外販売、DSは医療用途電池・用途拡大、SSはストック型ビジネスとM&Aで拡大。セグメント再編(クロック販売の移管等)あり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中の中期計画進捗に関する直接言及は限定(事業別成長、ストック拡大の継続を明示)。EVS・SSのストックビジネス拡大は中期方針と整合。
- KPI達成状況:特定KPIの数値開示は限定(売上・利益の前年比・増減で進捗を示す)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社との直接比較データは資料にないため記載不可(–)。
- 市場動向:国内消費は弱めだがインバウンドは堅調。海外は米国堅調、中国の回復鈍化や不動産市況がリスク。DSでは銀価格など原材料高騰が収益に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026/3期)修正予想:売上318,000百万円(前期比+4.3%)、営業利益24,500百万円(+15.3%)、当期純利益16,000百万円(+20.1%)、EPS391.53円
- 前回予想からの修正理由:EVS事業の好調により上方修正、DSは銀価格高騰を踏まえ下方修正(セグメント内で増減あり)。
- 会社予想の前提条件:為替・原材料前提は詳細添付資料参照(決算短信は前回発表から修正ありと記載)。中間は平均為替USD146.0円、EUR168.1円(実績)。
- 予想の信頼性:中間での利益進捗が高いため通期達成可能性は高いが、原材料価格(銀)や為替変動はリスク。
- リスク要因:銀価格の変動(DS事業影響)、為替変動(輸出・海外売上比率48.3%)、中国経済の回復鈍化、イベント需要の変化等。
重要な注記
- 会計方針:当中間期における会計方針の変更、見積りの変更、修正再表示は無し。
- 連結範囲・構成の変更:一部子会社の決算期変更(タイ子会社2社を変更)、セグメント再編(セイコータイムクリエーションの事業移管等)。
- 監査:本第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。
- その他:通期予想・配当予想は必要な前提に基づく見通しであり、実際結果は変動リスクあり(会社注記)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8050 |
| 企業名 | セイコーグループ |
| URL | https://www.seiko.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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