2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の今期(2025年9月期)実績は公表値のみで、市場予想との比較データは無しのため「市場予想との比較は不可」。会社の次期(2026年9月期)予想は公表(下記参照)。
- 業績の方向性:増収増益。連結売上高7,222百万円(前期比+5.7%)、営業利益356百万円(同+3.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益256百万円(同+6.0%)。
- 注目すべき変化:教育サービス・セキュリティ分野が売上高797百万円(前期比+17.8%)と高成長。総資産3,108百万円、自己資本比率52.6%(前期49.7%)へ改善。成長投資(本社移転・人件費・IT投資・基幹システム等)を積極実施。
- 今後の見通し:2026年9月期予想は売上高7,952百万円(同+10.1%)、営業利益381百万円(同+7.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益256百万円(同±0%)。中期計画(Vision2028)達成のため「戦略投資継続の期」と位置づけ、2026年は投資継続で営業利益率が一時的に低下する見込み(会社想定)。
- 投資家への示唆:堅調な増収基調と高い自己資本比率・手元資金を維持しつつ、将来成長に向けた投資を継続する局面。短期的には投資負担で利益率の伸びは限定される点を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ディ・アイ・システム
- 主要事業分野:システムインテグレーション(業務システム設計・開発・構築・運用保守)、教育サービス・セキュリティソリューション(IT研修、セキュリティ製品の開発販売導入保守)
- 代表者名:代表取締役会長 長田 光博
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2024年10月1日~2025年9月30日(2025年9月期・通期、連結)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、2025/12/08予定)
- セグメント:
- システムインテグレーション事業:業務用アプリ設計開発、インフラ構築、運用保守等
- 教育サービス・セキュリティソリューション事業:IT研修(自社教材含む)、セキュリティ製品開発・販売・保守
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):3,059,000株(2025/9)
- 期末自己株式数:150,336株
- 期中平均株式数:2,907,727株
- 時価総額:–(株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2025年12月23日予定
- 配当支払開始予定日:2025年12月24日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年12月23日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社内部予想との直接比較資料なしのため「会社公表値」として実績を記載)
- 売上高:7,222百万円(前期比+5.7%)
- 営業利益:356百万円(前期比+3.7%)
- 純利益:256百万円(前期比+6.0%)
- サプライズの要因:主に以下が増収要因・利益変動要因
- 増収:SI事業のサーバリプレイス、基幹リプレイス、クラウド移行案件の増加、教育サービスでの研修需要増(生成AI関連等)、セキュリティ製品の公共・地方銀行向け販売好調
- 利益の伸びが限定的:成長投資(本社移転、従業員待遇改善、社内IT投資、基幹システムリプレイス、研修充実など)による販売費及び一般管理費の増加
- 通期への影響:2026年は会社が「戦略投資継続の期」と明示。売上は伸ばす計画だが投資継続により営業利益率は一時低下する見込み(会社予想で営業利益率4.8%想定)。予想修正は現時点で公表なし(ただし中期計画は修正済み)。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高:7,222,984千円(+5.7%)
- 売上総利益:1,471,790千円
- 営業利益:356,984千円(+3.7%)
- 経常利益:359,800千円(+4.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:256,229千円(+6.0%)
- 総資産:3,108,054千円(前期比+215,800千円)
- 純資産:1,635,897千円(前期比+197,440千円)
- 現金及び現金同等物(期末):1,023,623千円(前期1,072,583千円、△48,960千円)
- 収益性
- 売上高:7,222百万円(前期6,831百万円、+5.7%/金額差 +391百万円)
- 営業利益:356百万円(前期344百万円、+3.7%/金額差 +13百万円)
- 営業利益率:4.9%(前期5.0%) → わずかに低下(利益率改善は限定的)
- 経常利益:360百万円(前期343百万円、+4.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:256百万円(前期242百万円、+6.0%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):88.12円(前期83.15円、+4.99円)
- 進捗率分析(四半期決算の場合)
- 本決算は通期開示。第2四半期累計の数値は別途示されているが、通期予想(2026年)に対する進捗は別表参照(該当箇所のデータは次期予想に関する項目)。※本節では通期実績のため進捗率は適用外(図示データは会社の2026年予想との比較で1H進捗率算出可能だが、本資料は主に2025年実績の開示)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:52.6%(前期49.7%)→ 安定水準(目安:40%以上で安定)
- 負債合計/純資産(負債比率):1,472,157 / 1,635,897 ≒ 90%(概算) → 適度(過度のレバレッジではない)
- 流動比率(流動資産 2,210,995 / 流動負債 1,185,053) ≒ 187% → 良好(短期支払能力に余裕)
- 効率性
- 総資産回転率(売上 / 総資産):7,222 / 3,108 ≒ 2.32回/年(千円単位換算で概算) → 事業特性上の妥当性を確認する必要あり
- 売上高営業利益率は4.9%で、ITサービス業としては低中程度(案件構成・投資段階を考慮)。
- セグメント別(注:セグメント利益は売上総利益ベースで開示)
- システムインテグレーション事業:売上高6,497,695千円(前期6,199,357千円、+4.8%)、セグメント利益(売上総利益ベース)1,283,141千円(+11.8%)
- 教育サービス・セキュリティ事業:売上高797,226千円(前期676,488千円、+17.8%)、セグメント利益260,586千円(+10.8%)
- 財務の解説:増益ながら営業利益率の伸びは限定的。これは売上増に加え、社員待遇改善や基幹システム等の成長投資により販管費が増加したため。固定資産・無形資産投資が増加(建物、無形固定資産の増)し、投資活動によるキャッシュアウトが拡大(投資CF △217百万円)。営業CFは改善(299百万円)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年9月期(実績):年間25円(中間0、期末25)、配当金額72百万円、配当性向30.1%
- 2025年9月期(実績):年間27円(中間0、期末27)、配当金額78百万円、配当性向(連結)30.6%
- 2026年9月期(予想):年間28円(予想)、配当性向目安31.8%
- 配当利回り:–(株価データなしのため算出不可)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:定常的な配当を継続。自己株式取得は期中わずか(新株発行関連の小額のみ)で大規模な自社株買いは無し。
セグメント別情報
- システムインテグレーション事業
- 売上高:6,497百万円(前期比+4.8%)
- セグメント利益(売上総利益ベース):1,283百万円(前期比+11.8%)
- 主な動向:サーバ/基幹システムリプレイス、クラウド移行、ログ管理製品「ためログ」等の販売・問い合わせ増
- 教育サービス・セキュリティソリューション事業
- 売上高:797百万円(前期比+17.8%)
- セグメント利益:260百万円(前期比+10.8%)
- 主な動向:新入社員向け研修の堅調受注、生成AI関連研修・Microsoft 365 Copilot教材の展開、セキュリティ製品WEEDS TRACEの公共・地方銀行向け販売好調
- 戦略:生成AIを活用した製品・研修の強化、品質管理チームによる案件対応力向上、ビジネスパートナー活用による案件拡大
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2024年9月期~2026年9月期):Vision2028(2028年目標:売上高100億円、営業利益10億円)を掲げる
- 進捗と調整:2026年は当初計画より営業利益率目標を下方修正(当初5.8%→見込み4.8%)し、戦略投資を継続する方針。短期での利益増よりも基盤強化を優先するため、2027年以降に投資効果の本格化を見込む。
- KPI達成状況:個別KPIの数値開示は限定的だが、売上増加・自己資本比率改善はプラス要素。Vision2028達成には投資効果の顕在化が必要。
競合状況や市場動向
- 市場動向:DX推進、オンプレ→クラウド移行、生成AI活用の加速によるIT投資の旺盛化が追い風。人材育成(リスキリング)需要の増加も追い風。
- 競合他社との比較:同業他社との相対評価データは提示無しのため詳細比較は不可。営業利益率は業界の幅広いレンジ内(低中位)で、投資段階を踏まえた評価が必要。
今後の見通し
- 2026年9月期(会社予想):売上高7,952百万円(前期比+10.1%)、営業利益381百万円(同+7.0%)、経常利益380百万円(同+5.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益256百万円(同±0%)
- 前提:市場のDX投資・AI投資の継続を想定。為替等の感応度は特記事項なし(国内需要主体)。
- 信頼性:会社は中期計画を修正し保守的な利益見通し(投資継続)と説明。過去の予想達成傾向は完全なデータ提示なし。
- リスク要因:地政学リスク、サプライチェーン混乱、エネルギー価格や各国金融政策による景気影響、DX投資の先行き、技術変化・競争激化、人材確保の難航等。
重要な注記
- 会計方針:期中に会計方針の変更・見積りの変更・修正再表示は無し。
- 継続企業の前提:該当事項なし。
- その他:決算短信は監査対象外。決算説明会資料・動画は会社ウェブサイトへ掲載予定。
(注記)
- 不明な項目は “–” と表記しています(例:時価総額、配当利回りは株価情報不足のため算出不可)。
- 数値は原資料に基づく(単位:千円・百万円)。財務比率等については簡易算出であり、端数処理により若干の差異が生じる場合があります。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4421 |
| 企業名 | ディ・アイ・システム |
| URL | http://www.di-system.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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