2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正は無し。四半期累計の実績に関して会社側での予想修正は行っておらず、市場コンセンサスは資料に記載無しのため不明。よって「大きなサプライズは無し」と整理。
- 業績の方向性:増収減益ではなく「減収増益」(売上高:前年同期比△2.8%、営業利益:前年同期比+51.9%)。
- 注目すべき変化:通信販売の売上が前年同期を下回り(△8.9%)、店舗販売が堅調で増収(+3.7%)かつ粗利率改善により店舗セグメント利益が大幅増(+153.4%)。全社で販管費削減が奏功し営業利益改善。
- 今後の見通し:通期予想は修正無し。第3四半期累計の進捗率は売上高約71.4%、営業利益約84.7%、親会社株主に帰属する当期純利益約87.0%で、利益面は通期計画に対して概ね順調に推移。
- 投資家への示唆:収益改善は販管費抑制と店舗の粗利改善によるもので、通信販売の回復(受注件数の回復・価値訴求できる商品供給)が今後の業績上振れの鍵。為替・仕入価格上昇の外部リスクにも注意。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:ヒラキ株式会社
- 主要事業分野:通信販売事業、店舗販売事業、卸販売事業(靴・衣料・雑貨等の企画・製造・販売)
- 代表者名:代表取締役 伊原 英二
- 報告概要
- 提出日:2025年2月5日
- 対象会計期間:2025年3月期 第3四半期累計(2024年4月1日〜2024年12月31日、連結)
- セグメント(報告セグメント)
- 通信販売事業:自社カタログ/EC中心。低価格帯〜高付加価値商品(SP-ON等)を展開。
- 店舗販売事業:直営店舗(総合店・靴専門店等)、食品館等の店舗運営。
- 卸販売事業:他小売・ホームセンター向けの卸売り。
- 発行済株式
- 期末発行済株式数:5,155,600株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):4,867,407株
- 時価総額:–(資料に記載無し)
- 今後の予定
- 決算補足資料作成:無し
- 決算説明会:無し
- 株主総会・IRイベント:–(資料に記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(単位:百万円)
- 売上高:実績 9,925 百万円(前年同期比△2.8%)。会社の通期予想(13,900 百万円)に対する進捗率 71.4%(9,925 / 13,900)。
- 営業利益:実績 127 百万円(前年同期比+51.9%)。通期予想(150 百万円)に対する進捗率 84.7%。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 87 百万円(前年同期比+56.8%)。通期予想(100 百万円)に対する進捗率 87.0%。
- サプライズの要因:上振れ要因は主に店舗販売の増収・粗利率改善と販管費削減。下振れ要因は通信販売の受注件数減(為替と仕入価格上昇が影響)。全体として営業利益は計画寄りで推移。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。第3四半期の利益進捗は通期達成に向けて概ね良好。ただし通信販売の回復がなければ売上面での達成余地は限定的。
財務指標
- 要点(単位:百万円、% 表示は前年同期比)
- 売上高:9,925 百万円(△2.8%)
- 営業利益:127 百万円(+51.9%)、営業利益率 1.28%(前年同期 0.82% → 改善)
- 経常利益:136 百万円(+41.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:87 百万円(+56.8%)
- 一株当たり四半期純利益(EPS):17.90 円(前年同期 11.42 円、+56.8%)
- 損益計算書の要点
- 売上総利益:4,515 百万円、売上総利益率 ≒45.5%(前年同期 約46.1% → 若干低下)
- 販管費は4,388 百万円で削減(前年同期 4,624 百万円)。広告宣伝費などの抑制が効く。
- 貸借対照表(2024/12/31)
- 総資産:16,595 百万円(前期末比 +331 百万円)
- 純資産:7,358 百万円(前期末比 +3 百万円)
- 自己資本比率:44.3%(安定水準、前期末 45.2%)
- 現金及び預金:2,533 百万円(前期末比 △326 百万円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率:71.4%(過去同期間と比べて通常ペースかやや高め。年末商戦の影響含む可能性)
- 営業利益進捗率:84.7%(利益は好調で通期達成性は高め)
- 純利益進捗率:87.0%(同上)
- 財務安全性
- 自己資本比率:44.3%(安定水準)
- 流動比率(流動資産÷流動負債):11,144.8 / 3,729.3 ≒ 2.99(299%)(良好)
- 有利子負債(短期+長期借入金):200 + 5,178 = 5,378 百万円(千円表記を百万円に換算)
- 有利子負債/自己資本 ≒ 5,378 / 7,358 ≒ 73.1%(適度、過度ではない)
- 負債比率(負債合計÷純資産):9,236.9 / 7,358.4 ≒ 125.6%(負債は純資産を上回るが自己資本比率は44%でバランスは取れている)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):9,925 / 16,595 ≒ 0.60回/年(改善余地あり)
- 営業利益率は改善傾向(0.82% → 1.28%)
- セグメント別(第3四半期累計、単位:百万円、前年同期比)
- 通信販売事業:売上 4,726 百万円(△8.9%)、セグメント利益 284 百万円(△15.1%)
- 店舗販売事業:売上 5,038 百万円(+3.7%)、セグメント利益 140 百万円(+153.4%)
- 卸販売事業:売上 160 百万円(△0.7%)、セグメント利益 8 百万円(前年は損失)
- 財務の解説:売上は通信販売の弱さで減少したが、販管費抑制と店舗の粗利改善で利益は回復。キャッシュは定期預金の預入/払戻や借入返済の影響で期末現金は減少。
配当
- 中間配当:10 円(実施)
- 期末配当(予想):10 円(据え置き、直近の予想修正無し)
- 年間配当予想:20 円(据え置き)
- 配当利回り:–(株価情報無しのため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース、概算):年間配当20円 / 1株当たり当期純利益予想20.54円 ≒ 97.4%(高水準、概算)。注:算出はEPSベースの概算値であり、発行済等の影響で実数は若干異なる可能性あり。
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し
セグメント別情報
- 通信販売事業
- 売上 4,726 百万円(△8.9%)、セグメント利益 284 百万円(△15.1%)
- 施策:低価格帯の商品投入、新規高付加価値商品「SP-ON」シリーズの投入、SNS・アプリ施策による顧客獲得
- 状況:円安による仕入価格上昇で総受注件数は前年割れ。収益回復には商品の価値訴求と価格バランス改善が必要。
- 店舗販売事業
- 売上 5,038 百万円(+3.7%)、セグメント利益 140 百万円(+153.4%)
- 施策:岩岡本店食品館のリニューアルやオリジナル商品の拡充が奏功。靴(SP-ON等)が好調。
- 状況:来店客増加、粗利益率改善で利益貢献が大きい。
- 卸販売事業
- 売上 160 百万円(△0.7%)、セグメント利益 8 百万円(前年は△5 百万円)
- 状況:取扱店舗増で受注堅調。固定費圧縮で黒字転換。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内で具体的数値目標は示されていないが、当期基本戦略は「オリジナル商品の価値向上」としており開発体制強化を推進中。
- KPI達成状況:明示的なKPIは開示無し。セグメント別の収益貢献では店舗が改善し、通信販売が課題。
競合状況や市場動向
- 市場動向:円安・原材料高の影響でコスト上昇、国内消費は雇用・所得改善で緩やか回復も不透明感あり。
- 競合との相対位置付け:オリジナル商品・店舗リニューアルで差別化を図れているが、通信販売での競争激化と原価上昇がリスク。詳細な同業比較データは資料に無し(–)。
今後の見通し
- 業績予想
- 通期(2024/4/1〜2025/3/31)会社予想:売上高 13,900 百万円(+4.4%)、営業利益 150 百万円、経常利益 150 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 100 百万円、1株当たり当期純利益 20.54 円
- 通期予想の修正:無し(第3四半期決算時点で据え置き)
- 会社予想の前提:詳細は添付資料(「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」)参照。為替・原材料価格等の外部環境が影響。
- 予想の信頼性:第3四半期累計の利益進捗は高く、通期利益予想の達成可能性は高め。ただし売上は通信販売の回復が鍵で、外部要因(円安・仕入高)が逆風。過去の予想達成傾向は資料に明確記載無し(–)。
- リスク要因:為替変動(円安)、原材料・仕入価格上昇、消費者需要の変動、物流費、競合環境の悪化など。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 四半期レビュー:公認会計士/監査法人によるレビュー無し(添付資料より)
- その他:配当予想・業績予想ともに直近開示からの修正無し。資料内に「業績予想は現在の前提に基づくもので変動の可能性あり」との注意記載あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3059 |
| 企業名 | ヒラキ |
| URL | http://company.hiraki.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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