2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に変更はなし。第2四半期実績は通期予想に対して営業利益・当期純利益の進捗が高く、「ほぼ予想どおり〜やや上振れ」と評価可能(進捗詳細は下記)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高12,519百万円:前年同期比+5.4%、営業利益700百万円:+50.4%、親会社株主に帰属する中間純利益412百万円:+75.4%)。
  • 注目すべき変化:2025年5月に取得した株式会社ブレーン、ダイキサウンドの連結化により「その他」セグメントが大幅増(売上+238.9%、営業利益が黒字化)。のれんが発生(当中間期ののれん合計は約966.7百万円、前期134.2百万円→増加約832.4百万円)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上24,000百万円、営業利益850百万円、当期純利益480百万円)に修正なし。中間時点での進捗は売上52.2%、営業利益82.4%、当期純利益85.9%と順調で、通期達成の可能性は高いと判断できる(ただしM&A関連費用や景況感変動に留意)。
  • 投資家への示唆:M&Aによる事業多角化(音楽・映像・エンタメ領域の連結化)で成長機会を拡大している一方、負債増加とのれん発生による信用・統合リスクに注意。短期的には利益進捗が良好で通期予想達成期待は高い。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ミナトホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:デジタルデバイス(DIMM/SSD等の半導体メモリー製品の調達・販売)、デジタルエンジニアリング(ROM書込み、デバイスプログラマ、ディスプレイソリューション)、ICTプロダクツ(テレワーク機器、周辺機器等)、その他(Web制作、広告、技術者派遣、ベンチャー投資、音楽・映像・ライブ事業等)
    • 代表者名:代表取締役会長 兼 グループCEO 若山 健彦
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月11日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間:2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料/説明会:有(機関投資家・アナリスト・個人投資家向け)
  • セグメント:
    • デジタルデバイス:DIMM、SSD等の半導体メモリー関連製品販売
    • デジタルエンジニアリング:ROM書込み、デバイスプログラマ、ディスプレイソリューション等
    • ICTプロダクツ:デジタル会議システム、モニタ、USBデバイス、モバイルアクセサリ等
    • その他:Web制作、広告、技術者派遣、ベンチャー投資、音楽コンテンツ・映像編集・ライブ事業等(今回連結化したブレーン、ダイキサウンド含む)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):7,925,714株
    • 期中平均株式数(中間期):7,444,181株
    • 自己株式数(期末):408,576株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回の決算発表/株主総会/IRイベント:–(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は通期予想に対する進捗で評価)
    • 売上高:12,519百万円、通期予想24,000百万円に対する達成率52.2%(中間で過半。標準的進捗)
    • 営業利益:700百万円、通期予想850百万円に対する達成率82.4%(かなり良好)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:412百万円、通期予想480百万円に対する達成率85.9%(良好)
  • サプライズの要因:
    • 連結対象にブレーン、ダイキサウンドを追加(2025/6/30)したことで「その他」セグメントの売上・利益が大幅増。
    • デジタルエンジニアリング、ICTプロダクツの増収(大型案件や新製品販売拡大)。
    • 減価償却費の減少が利益押上げに寄与。
    • デジタルデバイスは大型スポット案件の反動で売上減だが、メモリー価格上昇などで下押しは限定。
  • 通期への影響:
    • 通期見通しに修正なし。中間進捗は利益面で余裕があるため、通期達成見込みは高いが、M&Aの統合作業、のれんの取り扱い、原材料・市況変動、借入金動向が不確定要因。

財務指標

  • 損益(中間・対前年)
    • 売上高:12,519百万円(前年同期11,877百万円、+5.4%、+642百万円)
    • 営業利益:700百万円(前年同期465百万円、+50.4%、+235百万円)
    • 営業利益率:5.59%(前年3.92%、改善:収益性向上)
    • 経常利益:619百万円(前年同期383百万円、+61.7%、+236百万円)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:412百万円(前年同期235百万円、+75.4%、+177百万円)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):55.41円(前年31.70円、+23.71円)
  • 財政状態(中間末)
    • 総資産:19,877百万円(前連結期末17,553百万円、+13.2%、増加は連結範囲拡大が主因)
    • 純資産:6,367百万円(前期末5,910百万円、+7.7%)
    • 自己資本比率:32.0%(前期末33.7%、目安:40%以上が安定 → 32.0%はやや低め)
    • 負債合計:13,509百万円(前期末11,643百万円、+16.0%)→ 負債比率(負債/純資産)約212%(借入依存度上昇)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):14,139/11,025 ≒ 1.28(128%)(目安100%以上は支払余力あり)
  • キャッシュ・フロー(中間)
    • 営業CF:△114,626千円(前年△1,220,488千円、改善したがマイナス)
    • 投資CF:+17,435千円(前年△721,618千円、連結子会社取得に伴う収入等でプラス転換)
    • 財務CF:+332,986千円(前年+2,162,693千円、借入増但し自己株取得や配当支払あり)
    • 現金及び現金同等物期末:2,290,384千円(増加)
  • 効率性:
    • 総資産回転率(中間年換算ベース簡易):売上/総資産 ≒ 12,519 / 19,877 ≒ 0.63回(やや低め、資産増の影響)
    • 営業利益率は前年より改善(5.59%→収益性向上は良い目安)
  • セグメント別(中間、千円→百万円換算で記載)
    • デジタルデバイス:売上6,361百万円(−9.2%)、営業利益687百万円(−19.0%)
    • デジタルエンジニアリング:売上1,662百万円(+21.2%)、営業利益233百万円(前年3百万円→大幅改善)
    • ICTプロダクツ:売上3,969百万円(+15.8%)、営業利益211百万円(+554.6%)
    • その他:売上824百万円(+238.9%)、営業利益24.5百万円(前年は損失→黒字化)
  • 財務の解説:
    • 連結範囲拡大(ブレーン、ダイキサウンド)により資産・負債・のれんが増加。利益面は連結効果で上振れ。自己資本比率低下と負債増は注意点。

配当

  • 中間配当:0.00円(実績)
  • 期末配当(予想):15.00円(通期合計15.00円、中間0円+期末15円)
  • 直近公表の配当予想に修正なし
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 株主還元方針:自社株買いの実績(中間期に自己株式取得あり)があるが、当期の方針は配当維持・安定を示唆。特別配当はなし。

セグメント別情報(要点)

  • デジタルデバイス:大型スポット案件の反動で売上減だが、DRAMなどメモリー価格上昇や既存取引の強化で下押し幅は限定。利益率は低下。
  • デジタルエンジニアリング:ROM書込み等の受注増・設備投資の減価償却減少で増収増益。
  • ICTプロダクツ:新たなデジタル会議システムやモバイルアクセサリ販売の本格化で増収増益。
  • その他:ブレーン・ダイキサウンドの連結化により音楽・映像・ライブ事業が加わり大幅成長。セグメントの戦略的多角化が進展。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:記載のキーワードは「デジタルコンソーシアム構想(M&Aと連携による規模拡大とシナジー創出)」。今回のブレーン・ダイキサウンド取得は方針に合致。
  • KPI達成状況:具体的KPIの数値(例:売上目標、ROE目標等)は提示なし→進捗はセグメント拡大・利益率改善で概ね整合。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:半導体関連は一部(PC端末更新)で需要回復がある一方、スマホ・サーバー回復は遅い。メモリー価格の上昇がプラス要因。
  • 競合比較:同業他社との相対評価は資料に記載なし。事業ポートフォリオの多様化により競争上のリスク分散を図っている点は特徴。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据え置き):売上24,000百万円(△2.2%)、営業利益850百万円(+10.8%)、経常利益750百万円(+28.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益480百万円(+28.4%)、1株当たり当期純利益64.78円
    • 前提:資料の詳細前提は添付資料参照(為替等の目安は本文に明記なし)
  • 予想の信頼性:中間時点で利益進捗が高く、過去の説明では前回公表分から修正なし。保守的とは言えないが、M&Aの統合リスクや市況変動がリスク。
  • リスク要因:為替・半導体市況の変動、原材料や人件費上昇、のれんの減損リスク、借入依存度の上昇と金利動向、連結子会社の統合リスク。

重要な注記

  • 会計方針の変更:特になし。
  • 連結範囲の変更:当中間期に新規連結2社(株式会社ブレーン、ダイキサウンド株式会社)を追加。これによりのれん862,834千円(暫定額)等が発生。
  • その他:第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外である旨の注記あり。

(注)

  • 数値は決算短信記載の千円単位を百万円単位に変換して記載。重要な項目で資料に記載がないものは「–」としてあります。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6862
企業名 ミナトホールディングス
URL http://www.minato.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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