2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が公表している通期・中間予想に対する修正はなし(直近公表予想からの修正:無)。市場予想との比較は提供情報にないため「–」。第1四半期の利益進捗は高水準(経常利益の第2四半期累計見通しに対する進捗70.6%、中間純利益見通しに対する進捗73.6%)。
  • 業績の方向性:増収増益。経常収益は158億21百万円(+13.2%)、経常利益は38億60百万円(+36.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は28億63百万円(+32.5%)。
  • 注目すべき変化:株式等関係損益の改善(1,633百万円→490百万円から+1,143百万円)や貸出金利息の増加(5,618→6,962百万円)が収益増に寄与。一方、預金利息など資金調達費用の増加(預金利息146→1,232百万円)も発生。
  • 今後の見通し:通期(2026年3月期)予想の修正はなし。第1四半期の進捗は通期に対し経常利益で約35.7%、純利益で約38.2%(中間見通し比はより高い進捗)で、現時点で達成可能性に明確な変更は示されていない。
  • 投資家への示唆:第1四半期は貸出金利息増、株式売却益等の寄与で利益伸長。資金調達コスト上昇という構造変化も見られるため、今後の金利環境や有価証券市況、預金コスト動向が通期業績に与える影響に注目。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社 千葉興業銀行
    • 主要事業分野:地方銀行業(預金・貸出・資金運用等)、グループでリース等の金融サービス
    • 代表者名:取締役頭取 梅田 仁司
    • URL:https://www.chibakogyo-bank.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月6日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算補足説明資料の作成:有、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 銀行業:預金・貸出・有価証券等の本業務(主要セグメント)
    • リース業:千葉総合リース(連結子会社)
    • (注)2024年7月1日付でちば興銀カードサービス(信用保証・クレジットカード業)は連結範囲から除外
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):62,222,045株(第1Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):57,300,128株(第1Q)
    • 自己株式数(期末):4,834,396株(第1Q)
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表等:通期・中間予想について修正無し(直近公表予想:2025年5月13日)、株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較)
    • 売上高(経常収益):第1Q 実績 15,821百万円(前年同期比+13.2%)。会社は四半期見通しの個別値を提示しておらず、通期予想に対する進捗は通期比で約35.7%(通期経常利益10,800百万円に対する経常利益進捗は35.7%)。(会社予想との修正:無)
    • 営業利益(銀行では経常利益指標が中心):経常利益 第1Q 実績 3,860百万円(前年同期比+36.1%)。第2四半期累計見通し(経常利益5,500百万円)に対する進捗70.6%(会社公表)。
    • 純利益:親会社株主に帰属する四半期純利益 第1Q 実績 2,863百万円(前年同期比+32.5%)。中間(第2四半期累計)見通し3,800百万円に対する進捗73.6%(会社公表)。通期見通し7,500百万円に対する進捗約38.2%。
  • サプライズの要因:
    • 収益面:貸出金利息の増加(5,618→6,962百万円)と株式等関係損益の改善(490→1,633百万円)が大きく寄与。
    • 費用面:資金調達費用(預金利息等)が増加(資金調達費用273→1,468百万円、うち預金利息146→1,232百万円)したが、その他の増益要因が上回った。
  • 通期への影響:会社は業績予想を修正しておらず、第1四半期の進捗は中間見通しに対して高いが、預金コスト上昇や市況変動が残存リスク。現状では「予想達成可能性は維持」とされている。

財務指標

  • 主要財務諸表(要点)
    • 総資産:3,326,244百万円(前期末比+793億円)
    • 純資産:178,100百万円(前期末比+33億円)
    • 経常収益:15,821百万円(+13.2%)
    • 経常利益:3,860百万円(+36.1%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,863百万円(+32.5%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):49.97円(前年同期 37.49円、+33.3%)
  • 収益性(対前年同期)
    • 売上高(経常収益):15,821百万円、前年同期比 +13.2%(+1,857百万円)
    • 営業(経常)利益:3,860百万円、前年同期比 +36.1%(+1,024百万円)
    • 経常利益(同上):3,860百万円、前年同期比 +36.1%
    • 純利益:2,863百万円、前年同期比 +32.5%
    • EPS:49.97円、前年同期比 +33.3%
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期)
    • 通期経常利益予想 10,800百万円に対する進捗:3,860/10,800 = 35.7%(通常ペースかやや高め)
    • 通期当期純利益予想 7,500百万円に対する進捗:2,863/7,500 = 38.2%(やや高め)
    • 第2四半期(累計)目標に対する進捗(会社公表):経常利益 70.6%、中間純利益 73.6%(高い進捗)
  • 財務安全性
    • 純資産合計(連結):178,100百万円
    • 自己資本比率(決算短信最上段注記、資産分母による算出):5.2%(注:自己資本比率告示に定めるものではない)
    • 自己資本比率(国内基準、連結):9.30%(前年同期比 +0.63ポイント)(良好・規制上の目安クリア)
    • 流動比率・負債比率:詳細項目は四半期BS参照(流動性は預金増加で確保)
  • 効率性
    • 業務粗利益(単体ベース、国債等除く):8,879百万円(前期 8,830百万円、+49百万円)
    • コア業務純益(国債等除く):2,228百万円(前期 3,311百万円、△1,082百万円)
    • 営業経費(単体):6,698百万円(前期 6,431百万円、+267百万円)
  • セグメント別(連結)
    • 銀行業:経常収益 13,559百万円、セグメント利益 3,815百万円
    • リース業:経常収益 2,191百万円、セグメント利益 67百万円
    • その他:70百万円(連結合計 経常収益 15,821百万円、セグメント利益合計 3,860百万円)
  • 財務の解説
    • 総資産・預金は増加(預金 2,952,449百万円、前期末比 +754億円)、貸出金も増(貸出金 2,428,400百万円、+125億円)。
    • 収益は貸出金利息の増加と株式等関係損益の改善が牽引。だが預金利息等の資金コスト上昇が見られ、金利負担の管理が重要。

配当

  • 普通株式(単体)の配当予想:
    • 第1四半期末:-
    • 第2四半期末(中間):0.00円(予想)
    • 期末:10.00円(予想)
    • 年間合計:10.00円(予想、直近公表予想からの修正:無)
  • 配当利回り:株価依存のため資料に記載なし(–)
  • 配当性向:通期予想ベースの配当性向は資料に明示なし(–)
  • 種類株式の配当:複数種類優先株について年間配当額が設定(例:第2回第七種優先株式 9,000円等、詳細は決算短信の「種類株式の配当の状況」参照)
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(–)

セグメント別情報

  • 銀行業(主要)
    • 経常収益:13,559百万円(第1Q)
    • セグメント利益:3,815百万円(第1Q)
    • 概要:貸出金利息増が主因で収益寄与。貸出残高増(単体貸出金 24,321億円、前年同期比 +531億円)。
  • リース業
    • 経常収益:2,191百万円
    • セグメント利益:67百万円
  • その他
    • システム開発・地域商社等を含む。2024年4月以降連結子会社の追加等により構成若干変動あり。
  • 前年同期比較:銀行セグメント利益は前年同期より増加(3,076→3,815百万円)。
  • セグメント戦略:新中期経営計画「幸せデザイン 絆プロジェクト 2028」を開始(事業強化・地域支援の一環)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「幸せデザイン 絆プロジェクト 2028 ~ Path to Evolution ~」を2025年4月に制定・スタート。
  • 進捗:第1Qは貸出拡大や預り資産増で基盤拡大を確認。ただしコスト構造(預金コスト上昇)と投資有価証券の時価影響は中期計画達成に影響し得るため継続観察が必要。
  • KPI達成状況:会社開示の個別KPIは短信に詳細記載なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他行との相対比較データは資料に記載なし(–)。
  • 市場動向:千葉県を中心とした地域経済は個人消費回復・住宅建設の一部回復を観測。マクロ要因(人手不足、物価高)が継続。金利上昇局面では貸出利息増と預金コスト上昇が同時に進み得る点が確認される。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 会社は2025年5月13日公表の連結業績予想を維持:第2四半期(累計)経常利益 5,500百万円(△7.7%)、通期経常利益 10,800百万円(+1.0%)、通期親会社株主に帰属する当期純利益 7,500百万円(+0.5%)。
    • 第1Q実績の進捗は高めだが、通期見通しに対する進捗は約36~38%(第1Q時点)。
  • 予想の信頼性:会社は予想を保守的・楽観いずれと明言していない。過去の予想達成傾向の記載なし(–)。
  • リスク要因:
    • 国内外経済情勢の変化、株式・債券など市場価格変動
    • 為替・金利変動による利ザヤや有価証券評価差損
    • 預金コスト上昇による資金調達費用増
    • 地域企業の信用リスク動向(不良債権比率は低下傾向だが継続監視必要)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 修正再表示:無し
  • レビュー/監査:四半期連結財務諸表に対する公認会計士・監査法人によるレビュー:無
  • その他重要事項:連結範囲変更(ちば興銀カードサービスの売却に伴う除外)は既に反映済み。自己株式は株式給付信託の保有株を含む。

(注)資料に記載のない項目は “–” としています。本まとめは提供された決算短信に基づく事実整理であり、投資助言や価値判断を行うものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8337
企業名 千葉興業銀行
URL http://www.chibakogyo-bank.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 銀行 – 銀行業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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