2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が公表している通期予想に対する修正は無く「予想どおり(変更なし)」。中間実績の通期進捗を見ると、売上は順調だが利益(特に純利益)は通期予想達成に向けて余地あり(下方サプライズとはしていないが注意点あり)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高150,498百万円、前年同期比+9.7%、営業利益2,616百万円、前年同期比△0.9%)。
  • 注目すべき変化:経常利益(1,660百万円、△34.1%)および親会社株主に帰属する中間純利益(980百万円、△38.6%)が大幅減少。営業利益はほぼ横ばいだが、営業外費用(支払利息・為替差損等)の悪化で経常〜純利益に影響。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上317,200百万円、営業利益6,110百万円、当期純利益3,360百万円)は変更なし。中間の進捗率は売上47.4%、営業利益42.8%、純利益29.2%で、純利益は通期予想達成に向けて下期の回復が必要。
  • 投資家への示唆:国内需要は堅調だが、海外(インド、タイ)子会社の収益回復が遅れており、下期に向けた海外改善(販売価格回復や需要改善)が通期達成の鍵。キャッシュフローは営業CFが大幅改善しており財務面は比較的安定(自己資本比率45.3%(安定水準))。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社大紀アルミニウム工業所
    • 主要事業分野:アルミニウム二次合金地金および商品・原料の製造販売(自動車関連向けが主)
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 林 繁典
    • URL: https://www.dik-net.com/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結、期間 2025年4月1日~2025年9月30日
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有
  • セグメント:
    • 表示上の明確な複数セグメント表は本文にないが、事業構成として「アルミニウム二次合金地金(国内中心)」と「商品・原料他(国内外混在)」、並びに主要海外拠点(インド子会社、タイ子会社)が業績注力先。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):43,629,235株
    • 期末自己株式数:4,056,859株
    • 中間期中の平均株式数(中間期):39,572,470株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 配当支払開始予定日(中間):2025年12月5日
    • その他IRイベント:決算説明会(実施予定)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想からの修正は無い)
    • 売上高:150,498百万円(通期予想317,200百万円に対する進捗率47.4%)
    • 営業利益:2,616百万円(通期予想6,110百万円に対する進捗率42.8%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:980百万円(通期予想3,360百万円に対する進捗率29.2%)
  • サプライズの要因:
    • 売上は国内自動車関連の販売量増により増加(特に国内製品・商品の販売増)。しかし海外(インド、タイ)子会社の収益性低下、為替差損や支払利息増など営業外・経常費用が増加し、経常〜純利益が大きく低下。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。中間の純利益進捗が低い(29.2%)ため、下期における海外子会社の業績改善や営業利益率の回復が不可欠。改善が遅れれば通期見通しの達成はリスクあり。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産:155,685百万円(前期末163,295百万円)
    • 純資産:71,188百万円(前期末73,712百万円)
    • 自己資本比率:45.3%(前期末44.7%、安定水準)
    • 現金及び預金(中間期末):6,539百万円(期首7,244→減少)
  • 収益性(中間累計、百万円)
    • 売上高:150,498(前年同期137,147、増加率+9.7%、増加額13,351)
    • 売上総利益:6,775(前年6,910、△1.9%)
    • 営業利益:2,616(前年2,640、△0.9%)
    • 営業利益率:約1.74%(前年約1.92% → やや低下)
    • 経常利益:1,660(前年2,520、△34.1%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:980(前年1,596、△38.6%)
    • 中間EPS:24.79円(前年39.55円、△)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:47.4%(通常想定の半期50%付近にやや足りないが概ね順調)
    • 営業利益進捗率:42.8%(通期達成には下期での利益率改善が必要)
    • 純利益進捗率:29.2%(低水準、下期大幅回復が必要)
    • 過去同期間との比較:売上は改善、利益は前年より悪化(特に経常・純利益)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:45.3%(安定水準)
    • 流動資産合計:120,108百万円、流動負債合計:74,820百万円、流動比率:約160.6%(十分)
    • 短期借入金:55,484百万円(前期末59,771百万円、減少)
    • 長期借入金:5,861百万円(前期末7,309百万円、減少)
  • 効率性
    • 総資産の減少(主に流動資産の減少)で自己資本比率は横ばい維持。売上高営業利益率は低位で推移(約1.7%)。
  • セグメント別(主要記載事項)
    • アルミニウム二次合金地金:91,024百万円(前中間期比+2.2%)
    • 商品・原料他:59,474百万円(前中間期比+23.6%)
    • 海外子会社(インド、タイ):販売価格是正や材料転換を進めるも収益改善途上(タイは自動車需要低迷で厳しい状況)
  • 財務の解説:
    • 流動資産の減少は現金・売掛金・在庫の減少が主因。営業CFは中間で大幅改善(8,332百万円の黒字)しており、運転資本圧縮が進んだ結果。投資は有形固定資産取得で支出増(3,068百万円)、財務CFでは借入金の返済・配当支払等で純減。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(実績):25円(前期同額)
    • 期末配当(予想):30円(前期30円)
    • 年間配当予想:55円(変更なし)
  • 配当性向(目安):
    • 通期EPS予想84.91円に対する年間配当55円 → 配当性向約64.8%(やや高め)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:直近で自社株買いの記載なし。配当は継続維持の方針(予想据え置き)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • アルミ二次合金地金(国内中心):売上91,024百万円(+2.2%)でコア事業として安定。
    • 商品・原料他:売上59,474百万円(+23.6%)と増加が大きい。
    • 海外(インド、タイ):販売価格是正・材料転換等の施策を実施するも収益回復は限定的。特にタイは自動車需要低迷で厳しい。
  • 前年同期比較:二つの主販売品目とも売上は増加だが、海外の収益性悪化で全体の利益が圧迫。
  • セグメント戦略:本文では価格是正・材料転換等の施策言及。詳細な定量目標は無し。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:世界的な関税(米国の追加関税等)や自動車市場の需給変動が不確実性要因。国内自動車関連は回復基調、しかし米国関税やASEANの高関税で下押しリスク。
  • 競合他社との比較:資料内に同業他社比較は無し → 相対位置は内容から「国内販売で強みを発揮するが海外競争で課題あり」と読み取れる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無):売上317,200百万円(+5.8%)、営業利益6,110百万円(+26.4%)、経常利益4,920百万円(+31.2%)、当期純利益3,360百万円(+380.6%)
    • 会社想定の前提(為替等の明細は添付資料P.2参照)→本文では具体値の記載なし(詳細は会社資料参照)
  • リスク要因:
    • 米国等の追加関税や各国の通商政策
    • 自動車需要の地域別動向(タイ等)
    • 為替変動(為替差損が発生)
    • 原材料価格・調達条件の変化
    • 海外子会社の収益改善が遅れるリスク

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし
  • 連結範囲の変更:なし
  • 第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外
  • その他:通期業績予想の修正は無し。中間報告でのキャッシュフロー改善(営業CF黒字化)は注目点。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5702
企業名 大紀アルミニウム工業所
URL http://www.dik-net.com/
市場区分 プライム市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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