2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。第1四半期実績は市場予想の記載が無いため明確な市場サプライズ判定は不可だが、通期に対する進捗は概ね順調(下記進捗率参照)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高747億3,400万円、前年同期比+19.5%、営業利益15億1,900万円、同+86.0%)。
  • 注目すべき変化:前年同期に比べ売上・営業利益とも大幅回復。特に営業利益はスクラップ高等の逆風がある中で国内販売増等で回復基調を示した(営業利益+86.0%)。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上317,200百万円、営業利益6,110百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,360百万円)に対する第1四半期の進捗は売上23.6%、営業利益24.9%、純利益19.6%で、現時点で会社は予想修正なし。達成可能性についてはスクラップ価格や米国の追加関税リスクが不確実性要因。
  • 投資家への示唆:短期的にはスクラップ価格や海外子会社のスプレッド縮小が利益を圧迫するリスクが継続。国内自動車向け需要の回復が業績押上げに寄与している点に注目。配当政策は未修正で年間55円予想。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社大紀アルミニウム工業所
    • 主要事業分野:アルミニウム二次合金製造・販売(主力)およびダイカスト製品・アルミ溶解炉などの事業
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 林 繁典
    • URL:https://www.dik-net.com/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:無
  • セグメント:
    • アルミニウム二次合金事業:主力。二次合金地金の生産・販売(国内外)。
    • その他:ダイカスト製品事業、アルミ溶解炉事業 等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):43,629,235株
    • 期末自己株式数:4,056,711株
    • 期中平均株式数(第1四半期累計):39,572,524株
    • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料が第1四半期発表(次は通期・中間発表等を適宜)
    • IRイベント:決算説明会は今回は開催無し(補足資料は作成)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する進捗により評価)
    • 売上高:第1四半期 74,734百万円。通期予想317,200百万円に対する進捗率 23.6%(良好)。
    • 営業利益:第1四半期 1,519百万円。通期予想6,110百万円に対する進捗率 24.9%(良好)。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:第1四半期 659百万円。通期予想3,360百万円に対する進捗率 19.6%(やや未達寄り)。
  • サプライズの要因:
    • ポジティブ要因:国内自動車関連市場の正常化により販売量増(軽自動車・ハイブリッド車の需要増)が売上増を牽引。
    • ネガティブ要因:スクラップ価格高止まりにより原料コストが上昇し、特に海外連結子会社(インド、タイ、インドネシア)でのスプレッド縮小が利益を圧迫。
  • 通期への影響:
    • 現時点で業績予想の修正は無し。第1四半期の進捗は売上・営業利益ともおおむね均衡しており、通期達成の可否はスクラップ価格動向、米国の追加関税リスク、海外需要の回復程度に依存。

財務指標

  • 財務諸表の要点(第1四半期末 2025/6/30)
    • 総資産:154,302百万円(前期末163,295百万円→減少)
    • 純資産:70,621百万円(前期末73,712百万円→減少)
    • 自己資本比率:45.3%(前期末44.7%)→ 安定水準(目安40%以上)
  • 収益性(第1四半期、単位:百万円、前年同期比%)
    • 売上高:74,734(+19.5%/前年62,551、増加額12,183)
    • 営業利益:1,519(+86.0%/前年816、増加額703);営業利益率 2.03%(1,519/74,734)
    • 経常利益:1,021(+22.4%/前年834)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:659(+25.7%/前年524)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):16.67円(前年12.96円、+28.6%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
    • 売上高進捗率:23.6%(74,734/317,200)
    • 営業利益進捗率:24.9%(1,519/6,110)
    • 純利益進捗率:19.6%(659/3,360)
    • コメント:売上・営業利益は概ね通期想定ペース。純利益進捗はやや低め。
  • 財務安全性(目安併記)
    • 流動資産:120,554百万円、流動負債:73,651百万円 → 流動比率 163.7%(流動比率100%以上は短期支払能力良好)
    • 負債合計:83,680百万円、純資産:70,621百万円 → 負債/純資産比率 ≒ 118.5%
    • 自己資本比率:45.3%(安定水準)
  • 資産・負債の主要変動
    • 現金及び預金:8,143百万円(前期末7,341→増加)
    • 受取手形及び売掛金:62,793百万円(前期末64,088→減少)
    • 原材料及び貯蔵品:22,144百万円(前期末29,066→大幅減少 -6,922百万円)
    • 短期借入金:53,789百万円(前期末59,771→減少 -5,982百万円)
    • 純資産合計減少の主因:利益剰余金・為替換算調整勘定の減少(利益剰余金▲5,270百万円、為替換算調整勘定▲25,410百万円による影響)
  • 効率性:
    • 減価償却費(第1四半期):895百万円(前期899百万円とほぼ同水準)
  • セグメント別(第1四半期)
    • アルミニウム二次合金:売上73,572百万円(前年比+19.1%)、セグメント利益1,367百万円(前年比+82.8%)
    • その他(ダイカスト製品等):売上1,542百万円(前年比+34.7%)、セグメント利益150百万円(前年比+115.0%)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:中間25.00円、期末30.00円、年間合計55.00円
    • 2026年3月期(予想):中間25.00円、期末30.00円、年間合計55.00円(修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報は資料に記載無しのため算出不可)
  • 配当性向:–(通期想定に対する配当性向の明示無し)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:既存配当方針に従い配当予想は維持。自社株買い等の記載:無し

セグメント別情報

  • アルミニウム二次合金事業(主力)
    • 売上:73,208百万円(外部顧客への売上)、セグメント利益1,367百万円
    • 地域別売上:日本38,033百万円、アジア(日本除く)36,102百万円、欧州83百万円、その他515百万円
    • 備考:国内の自動車関連需要正常化で販売数量増加。だが海外子会社では原料高でスプレッド縮小。
  • その他(ダイカスト製品等)
    • 売上:1,526百万円(外部顧客への売上)、セグメント利益150百万円
    • 備考:ダイカスト製品は順調推移。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 世界経済は底堅いが米国の追加関税(トランプ政権)が不確実性を拡大。特に米国向けアルミ製品・自動車部品関連の関税リスクが影響懸念。
    • 国内自動車市場は一部減産から回復へ。輸出向け車種の海外需要は地区により鈍化。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正:無し(2025年5月14日公表の予想から変更無し)
    • 次期予想:資料に記載無し(個別会社予想含め、次期に関する記載は–)
    • 会社予想の前提条件:詳述は添付資料P.3参照とのこと(為替等の前提は資料内参照要)
  • リスク要因:
    • スクラップ価格の高止まり(原料コスト上昇)
    • 米国の追加関税(対象、規模、期間、不確実性)
    • 海外需要(特に輸出向け車種)の鈍化
    • 為替変動(為替換算差損が第1四半期で発生)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:第1四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
  • 監査/レビュー:四半期財務諸表に対する公認会計士・監査法人のレビュー無し
  • その他重要事項:連結範囲の重要な変更無し、会計上の見積りや修正再表示無し

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5702
企業名 大紀アルミニウム工業所
URL http://www.dik-net.com/
市場区分 プライム市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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