2025年9月期決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想や市場予想(コンセンサス)との比較データは開示されておらず判定不可(–)。ただし 売上・営業利益・経常利益・当期純利益ともに過去最高を更新(上振れ基調と評価できる材料)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高17,941百万円/前年同期比+17.0%、営業利益2,315百万円/+25.3%、親会社株主に帰属する当期純利益1,935百万円/+35.5%)。
  • 注目すべき変化:受注残高が前期末比+32.8%の15,463百万円に積み上がっており、主力の「振動シミュレーションシステム」が売上・受注とも拡大(売上構成比72.6%、売上13,021百万円、前年同期比+19.7%程度)。
  • 今後の見通し:2026年9月期予想は売上20,000百万円(+11.5%)、営業利益2,400百万円(+3.6%)だが、経常利益および当期純利益はやや縮小見込み(経常 2,400百万円 △6.6%、当期純利益1,850百万円 △4.4%)。為替前提は1EUR=145円、1USD=130円。業績予想は受注残高や外部環境に依存。
  • 投資家への示唆:受注残高の増加と営業キャッシュフローの大幅改善(3,848百万円)により来期の増収期待は裏付けられる一方、原材料費高騰や人的投資などコスト要因が利益率に影響する可能性あり。配当は期末30円(前期20円→増配)で配当方針は継続的な株主還元を示唆。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:IMV株式会社
    • 主要事業分野:振動に関するシミュレーションシステムの製造・販売、振動試験受託(テスト&ソリューションサービス)、メジャリングシステムの製造・販売
    • 代表者名:代表取締役社長 小嶋 淳平
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2025年9月期(連結:2024年10月1日~2025年9月30日、通期)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 単一事業(振動関連事業)。社内分類では品目別に「振動シミュレーションシステム」「テスト&ソリューションサービス」「メジャリングシステム」
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):16,957,016株
    • 期末自己株式数:1,044,830株
    • 期中平均株式数:15,909,893株
    • 時価総額:–(決算短信に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会:2025年12月19日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年12月18日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月22日

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較(当期について会社の期初予想は開示されておらず判定不可):売上高 17,941百万円(達成率 –)、営業利益 2,315百万円(達成率 –)、純利益 1,935百万円(達成率 –)
  • サプライズの要因:
    • 主因は大型案件を含む受注増(受注高21,757百万円、受注残高15,463百万円)と国内外の設備投資(自動車(EV)、航空宇宙、防衛向け)需要の堅調さ。生産プロセス最適化や新サービス提供も採算性改善に寄与。
    • 一方で部材高騰や人的投資でコスト上昇が見られる。
  • 通期への影響:
    • 受注残高の増加は翌期の売上拡大を裏付けるが、為替前提や原材料コスト等の外部要因が利益に影響するため、会社予想(2026年9月期)は売上増を見込むものの利益は横ばい〜減少見込みで、注視が必要。

財務指標

  • 財務諸表要点(連結、百万円)
    • 売上高:17,941(+17.0%/前年+2,600)
    • 営業利益:2,315(+25.3%/前年+467)
    • 経常利益:2,569(+38.7%/前年+716)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,935(+35.5%/前年+507)
    • 総資産:23,303(前期19,284)
    • 純資産:11,884(前期10,217)
    • 現金及び現金同等物(期末):4,876(前期2,518)
    • 営業CF:3,848(前期2,006)
    • 投資CF:△1,202(主に有形固定資産取得1,401=大阪本社多目的試験所等)
    • 財務CF:△329(借入増加1,100があるも返済等で減少)
  • 収益性
    • 売上高増減:+17.0%(+2,600百万円)
    • 営業利益:2,315百万円(+25.3%/営業利益率 12.9% → 良好水準)
    • 経常利益:2,569百万円(+38.7%)
    • 純利益:1,935百万円(+35.5%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):121.68円(前年88.75円、+37.1%)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:51.0%(前期53.0% → 51.0%(安定水準))
    • 流動比率(流動資産16,384 / 流動負債10,232):約160%(流動性良好)
    • 有利子負債(短期借入2,160 + 長期借入819 = 2,979百万円、簡易合算):手元現金4,876に対し純現金約1,897百万円(ポジティブ)。※有利子負債の定義は単純合算による推定
  • 効率性
    • 売上高営業利益率:12.9%(改善)
    • 総資産回転率等は明示的な数値開示なし(計算可能だが簡易推定は割愛)
  • セグメント別(社内品目別)利益貢献
    • 振動シミュレーションシステム:売上13,021百万円(構成比72.6%、前期比+130.3%の生産実績ベース表記あり)
    • テスト&ソリューションサービス:3,687百万円(構成比20.6%、前期比+17.1%)
    • メジャリングシステム:1,232百万円(構成比6.8%、前期比△6.0%)

配当

  • 実績(2025年9月期):中間 0円/期末 30円、年間合計 30円
    • 配当総額:477百万円
    • 配当性向(連結):24.7%(目安:20-30%の範囲で中期的還元)
    • 純資産配当率:4.3%
  • 予想(2026年9月期):年間30円(中間0円、期末30円)→配当性向予想 25.8%
  • 特別配当:なし
  • 自社株買い:当連結会計年度は取得実績なし(前期は取得あり)

セグメント別情報

  • セグメント別売上(連結/百万円)
    • 振動シミュレーションシステム:13,021(構成比72.6%、前期比+約19.7%)
    • テスト&ソリューションサービス:3,687(構成比20.6%、前期比+17.1%)
    • メジャリングシステム:1,232(構成比6.8%、前期比△6.0%)
  • 前年同期比較:主力の振動シミュレーションとテストサービスが牽引、メジャリングは海外の受注鈍化で減少
  • セグメント戦略:受注キャパ拡大(EMC試験設備増強等)、海外代理店強化、大型案件受注対応。受注残高の積上げで翌期売上見通しを支援。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:決算短信内に明示的な中期数値目標は記載なし(進捗評価は不可)。受注増加と受注残高の拡大は成長シナリオの前倒し要素。
  • KPI達成状況:受注残高+32.8%(15,463百万円)が短期KPIに相当する指標であり、来期売上見通し20,000百万円の裏付け材料。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との直接比較データは開示されていないため割愛(–)。業界は自動車(EV)、航空宇宙、防衛などの設備投資が需要を支えている。
  • 市場動向:DX・脱炭素投資が国内需要を下支え。米欧の設備投資、国際情勢の不確実性、関税政策が供給連鎖に影響し得る点に留意。

今後の見通し

  • 業績予想(2026年9月期、連結)
    • 売上高:20,000百万円(+11.5%)
    • 営業利益:2,400百万円(+3.6%)
    • 経常利益:2,400百万円(△6.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,850百万円(△4.4%)
    • EPS予想:116.28円
    • 前提為替:1EUR=145円、1USD=130円
  • 予想の信頼性:受注残高は増加しているが、為替・原材料コスト・大口案件の進捗による変動が大きく、外部環境次第で上振れ下振れの可能性あり。
  • リスク要因:為替変動、原材料・部材価格の高騰、受注の履行遅延や大型案件の進捗不透明感、世界景気後退リスク、国際情勢の変化。

重要な注記

  • 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)を期首から適用。連結財務諸表への実質的影響はないと記載。
  • その他:決算短信は監査対象外(公認会計士/監査法人の監査は受けていない旨)。

(備考)

  • 不明な項目は「–」と表示しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7760
企業名 IMV
URL http://www.imv.co.jp/ir/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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