2025年12月期第3四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: Cuenoteを中核とするメッセージングプラットフォーム化とチャネル拡充で持続的成長を目指す。顧客価値向上のため技術・人員投資および提携・子会社化を進める。
- 業績ハイライト: 売上高は2,236百万円(前年同期比+12.9%、良い)、営業利益は462百万円(前年同期比△1.4%、悪い)。第3四半期累計で売上は過去最高を更新。
- 戦略の方向性: Mail・SMS中心のシェア拡大、Cuenoteプラットフォーム開発(2025–2026年)、LGWAN対応拡充、人的資本強化(2025年連結22名増、2026年15名増計画)、M&A/提携によるシナジー創出。
- 注目材料: kintone連携製品(Cuenote Mail for kintone)リリース、Mail向けエントリープラン(Cuenote SRS)提供開始、SNS事業(ROC)を連結化済み。配当は普通配当19円予想(配当方針:配当性向15%)。
- 一言評価: 売上・MRRは堅調だが、連結化・設備投資や人件費増で利益は一時的に圧迫されており、成長投資と収益改善のバランスが焦点。
基本情報
- 企業概要: ユミルリンク株式会社(証券コード:4372)、メッセージングソリューション事業(CuenoteシリーズをSaaSで提供)
- 代表者名: 代表取締役社長 清水 亘
- 説明者: 発表者(役職)と発言概要:発表者の詳細は資料に明記なし(代表コメント等は資料のメッセージを反映)。
- セグメント: 事業セグメントは単一(メッセージングソリューション事業)。主要サービス別にMail系、SMS系、その他(Survey等)を区分。
業績サマリー
- 主要指標(2025年12月期 第3四半期累計・連結)
- 売上高: 2,236百万円(前年同期比+12.9%) → 良い(過去最高更新)
- 営業利益: 462百万円(前年同期比△1.4%)、営業利益率 20.7%(前年同期比 △3.0pp) → 悪い(利益率低下)
- 経常利益: 464百万円(前年同期比△0.9%) → やや悪い
- 当期純利益: 306百万円(前年同期比△5.4%) → 悪い
- 1株当たり利益(EPS): –(資料未提示)
- 予想との比較
- 会社予想に対する達成率(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 2,236 / 3,156 = 70.9%
- 営業利益進捗率: 462 / 700 = 66.1%
- 当期純利益進捗率: 306 / 480 = 63.9%
- サプライズの有無: 資料上で通期予想の下方修正は示されておらず、達成率は概ね70%台。サプライズは特に記載なし。
- 進捗状況
- 通期予想に対する進捗は上記。営業利益率は通期予想22.2%に対し現状20.7%でやや遅れ。
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 明確な数値ベースの中期目標は資料に限定的だが、プラットフォーム化・人員増に伴う投資期間中。
- 過去同時期との進捗率比較: 売上は過去最高を更新、営業利益は上期での遅れを回復しきれず減益。
- セグメント別状況(サービス別)
- Mail売上: 1,784百万円(前年同期比+6.2%)→ 良い。期末MRR:201百万円(前年同月比+8.5%)。四半期ストック売上 600百万円(前年同期比+8.1%)。
- SMS・Auth売上: 297百万円(前年同期比+15.9%)→ 良い。期末MRR:36百万円(前年同月比+15.9%)。
- Survey・その他: 49百万円(前年同期比+11.2%)→ 良い。
- Social(ROC関連)は増収要因として言及(具体額は一部のみ開示)。
業績の背景分析
- 業績概要: 売上増は主にMailのMRR増(価格改定効果)とSMSの契約増。第3四半期単体は営業利益過去最高だが、累計では人件費・サーバ・連結効果等で減益。
- 増減要因:
- 増収要因: Mailの価格改定による平均利用額+6.7%、契約数増加(SMS)、ROCによるSNS売上の寄与。
- 減益要因: 売上原価(サーバ・DC関連費)+16.3%、販管費(人件費・子会社営業費等)+19.3% — 連結化に伴う人件費増や設備投資、のれん償却等が利益を圧迫。
- 競争環境: メール・SMS配信の市場は競合多数。Cuenoteの強みは大規模・高速配信エンジン、LGWAN対応等の行政向け機能、およびkintone等との連携。市場シェアについて定量は限定的。
- リスク要因: 価格改定に伴う解約リスク(上期に解約率上昇→5月以降落ち着き、1–9月平均解約率Mail 0.60%)、SMSの季節変動・天候依存、キャリア依存、サプライチェーンや法規・個人情報関連規制、景気変動。
戦略と施策
- 現在の戦略: メッセージングチャネル拡充とプラットフォーム化による顧客接点の最適化とマーケティング効率化。人的資本投資、基盤・サービス開発、提携・子会社化(ROC)で成長加速。
- 進行中の施策:
- Cuenoteプラットフォーム開発(2025–2026年)
- LGWANサービス拡充、サービス基盤への新技術適用
- オンラインマーケティング強化によるリード増
- 人員増(2025:連結22名増員計画)
- セグメント別施策:
- Mail: Cuenote Mail for kintone、Cuenote SRSエントリープラン(中小向けの導入促進)
- SMS: LGWAN対応やkintone/Salesforce連携の拡充
- Social: 株式会社ROCの連結によるSNS運用支援サービス
- 新たな取り組み: kintone連携製品のリリースとサイボウズ「オフィシャルパートナー」認定、エントリープラン提供開始、Cuenoteプラットフォーム概念の提示。
将来予測と見通し
- 業績予想(2025年12月期 連結)
- 売上高: 3,156百万円(通期)
- 営業利益: 700百万円(営業利益率22.2%)
- 経常利益: 701百万円
- 当期純利益: 480百万円(当期純利益率15.2%)
- 主要サービス指標: Mail 通期ストック売上 2,400百万円(+10.0%)、期末MRR 210百万円(+10.7%);SMS・Auth 通期ストック売上 418百万円(+19.4%)、期末MRR 37百万円(+22.3%)
- 予想の前提条件: 為替や外部マクロ前提の明示は資料に限定的。MRR増・契約増を前提に計上。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: MRR伸長や新サービス導入、提携の進捗を根拠にしているが、利益面は投資フェーズの影響を織り込む形。
- 予想修正: 本資料時点で通期予想の修正表記はなし。
- 中長期計画: プラットフォーム化とチャネル拡充により中長期での成長を目標。人的投資・基盤投資・提携を通じて拡張。
- 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向については資料に詳細なし。連結移行(2024年Q4以降)で比較留意が必要。
- マクロ経済の影響: 市場需要、広告投資環境、景気動向や通信キャリアの政策、規制変更が業績に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向15%を目安に、成長投資と内部留保を両立しつつ安定的・継続的な配当を実施。
- 配当実績・予想:
- 2024年12月期(実績): 普通配当 18円、記念配当 37円(合計55円)
- 2025年12月期(予想): 普通配当 19円00銭、記念配当なし
- 配当利回り、配当性向: 配当性向目安15%(具体的利回りは株価次第のため資料に未提示)
- 特別配当: 2024年に記念配当37円を実施(背景:記念的対応)。2025年は特別配当予定なし。
- その他株主還元: 自社株買い等の記載なし。
製品やサービス
- 主要製品(Cuenoteシリーズ):
- Cuenote FC(Mail配信システム): 大規模・高速配信エンジン(MTA)、マーケ機能、到達率改善
- Cuenote SR-S(メール送信API/リレー): エンジニア向けのリレー/解析機能
- Cuenote SMS(キャリア直収型SMS): IVR・双方向対応、LGWAN版あり(自治体向け)
- Cuenote Auth(本人認証サービス): SMS/IVRによる多段階認証
- Cuenote Survey(Webアンケート)/Cuenote Push(Webプッシュ)/Cuenote Mail for kintone(kintone連携)
- サービス提供エリア・顧客層: 官公庁、上場企業、未上場企業、中小企業まで幅広く(有効契約数2,700超)
- 協業・提携: サイボウズ(kintone)連携、ROCの子会社化(SNSソリューション)、各種決済代行・金融等の導入事例あり
- 成長ドライバー: MRR拡大、kintone連携やLGWAN対応、プラットフォーム化、エントリープラン投入による中小顧客獲得。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッションについて: 資料にQ&A全文は掲載なし(Q&Aの記載無し) → 注記: 質疑応答の要旨は未提供。
- 経営陣の姿勢: 成長投資と株主還元のバランスを重視する姿勢を強調(資料の株主還元方針より)。
- 未回答事項: 将来的な具体的M&Aターゲット、詳細な費用削減計画、短期的な利益改善策の数値目標等は資料上明確化されていないため不明。
- ポジティブ要因:
- 売上高とMRRは堅調に増加(Mail MRR+8.5%、Mail売上+6.2%、SMS売上+15.9%)
- kintone連携やLGWAN対応、ROC連結などの事業拡大施策
- プラットフォーム化による中長期の収益拡大余地
- ネガティブ要因:
- 連結化・投資に伴う人件費・サーバ費等の増加で利益率が圧迫(営業利益率△3.0pp)
- 価格改定による短期的な解約リスク(Mailの解約率上昇→5月以降は落ち着くが留意)
- SMSは季節・気象要因で配信数変動が大きい点
- 不確実性:
- 連結子会社(ROC)やM&Aの統合効果や費用が将来どう収益に反映されるか
- 市場競争や規制(個人情報保護、通信規制)の変化
- 注目すべきカタリスト:
- Cuenoteプラットフォーム開発の進捗(2025–2026年)
- kintone連携やエントリープランの導入効果(中小向けの顧客獲得状況)
- 四半期ごとのMRR伸長、市場シェア拡大の実績
- 次回決算(通期)での利益率回復または投資成果の見え方
重要な注記
- 会計方針・連結化: 2024年12月期第4四半期より連結決算に移行。連結化に伴う比較や費用増(人件費、減価償却、のれん償却等)に留意。
- その他: 一部数値(EPS、説明会形式、発表者の詳細、報告書提出日等)は資料に記載なし → 表示箇所は " — " とした。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4372 |
| 企業名 | ユミルリンク |
| URL | https://www.ymir.co.jp |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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