令和8年2月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。四半期単独の公表予想は無しだが、通期に対する進捗は良好(上振れ基調と評価可)。市場予想との比較は資料に無し(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+29.5%、営業利益+310.8%、親会社株主に帰属する中間純利益+223.7%)。
- 注目すべき変化:セグメント別では広告ソリューション事業が前年同期の営業損失から改善して営業黒字化、テクニカルソリューション事業は展示会・コンサート向けの大型映像機材稼働等で増収増益。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高12,500百万円、営業利益1,200百万円、当期純利益900百万円)に変更は無し。中間進捗は売上約46.8%、営業利益約59.0%、純利益約60.9%で、現状ペースなら通期達成の可能性は高いが下期の受注・案件実行状況が重要。
- 投資家への示唆:収益性が大幅に改善しており自己資本比率も高い(69.2%)ため財務安全性は良好。ただし下期の大型案件やイベント市況に依存する点、在庫や設備投資の動向に注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社レイ
- 主要事業分野:広告ソリューション事業(SP・イベント、TVCM等)、テクニカルソリューション事業(映像機器レンタル、ポストプロダクション等)
- 代表者名:代表取締役社長 分部 至郎
- 報告概要:
- 提出日:令和7年10月14日
- 対象会計期間:令和8年2月期 第2四半期(中間期) 令和7年3月1日~令和7年8月31日(連結)
- セグメント:
- 広告ソリューション事業:SP/イベント、TVCM等の制作・企画
- テクニカルソリューション事業:映像機器レンタル、ポストプロダクション等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):14,328,976株
- 期末自己株式数:1,173,121株(当中間期末)
- 期中平均株式数(中間期):13,291,944株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無し(決算補足資料作成も無し)
- 株主総会/IRイベント等:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表している通期予想に対する中間進捗)
- 売上高:実績 5,845百万円、通期予想 12,500百万円 → 進捗率 約46.8%
- 営業利益:実績 708百万円、通期予想 1,200百万円 → 進捗率 約59.0%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 547.92百万円、通期予想 900百万円 → 進捗率 約60.9%
- サプライズの要因:
- 広告ソリューション:大阪・関西万博関連案件や新規案件受注、TVCM堅調で前年同期から大幅改善(損失→黒字)。
- テクニカルソリューション:展示会・コンサート等で大型映像機材稼働が想定以上に伸長。
- 特記:上期末に案件実施が集中したことが利益押上げに寄与。
- 通期への影響:
- 業績予想の修正は無し。上期の進捗は良好で通期達成の蓋然性は高いが、下期の大型案件の有無や外部環境(イベント需要、景気動向)がキー。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:10,134百万円(前連結年度末 9,121百万円、増加)
- 純資産:7,010百万円(前連結年度末 6,795百万円、増加)
- 自己資本比率:69.2%(前連結年度末 74.5%)→ 安定水準(目安40%以上)
- 収益性(中間期・対前年同期)
- 売上高:5,845百万円(+29.5%/前年同期 4,513百万円)
- 売上総利益:2,238百万円(売上高比 38.3%)(前年同期 1,509.9百万円、33.5%)
- 販管費:1,530.1百万円(前年同期 1,337.6百万円)
- 営業利益:708.1百万円(+310.8%/前年同期 172.4百万円)→ 営業利益率 約12.11%(前年同期 3.82%)
- 経常利益:778.2百万円(+228.5%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:547.9百万円(+223.7%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):41.22円(前年同期 12.11円)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:約46.8%(通常ペースに近い)
- 営業利益進捗率:約59.0%(良好)
- 純利益進捗率:約60.9%(良好)
- 過去同期間との比較:前年同期からの改善が顕著で、利益率上昇が大きい
- 財務安全性
- 自己資本比率:69.2%(安定水準)
- 負債合計:3,123.7百万円(総資産に対する比率約30.8%)
- 流動比率:流動資産6,069.6百万円 / 流動負債2,943.7百万円 ≒ 206.2%(良好)
- 短期借入金:期末470百万円(前期末600百万円、減少)
- 効率性
- 総資産回転やROEの詳細数値は資料に明記なし(計算は可能だが提示されていない)。
- 営業利益率は大幅改善(3.8%→12.1%)で収益性向上が明確。
- キャッシュ・フロー
- 営業CF:+1,079.9百万円(前年同期比 -14.4%)
- 投資CF:△617.6百万円(固定資産取得等。うち有形固定資産取得520.4百万円)
- 財務CF:△525.0百万円(自己株式取得153.7百万円、配当支払200.5百万円、借入ネット減少)
- 現金及び現金同等物期末:2,804.7百万円(期首 2,867.3百万円、△62.6百万円)
- セグメント別(中間期)
- 広告ソリューション事業:売上高2,527.9百万円(+43.9%)、セグメント営業利益204.9百万円(前期は営業損失)
- テクニカルソリューション事業:売上高3,317.1百万円(+20.3%)、セグメント営業利益824.8百万円(+40.4%)
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(今回支払済み無し)
- 期末配当(会社予想):15.00円
- 年間配当予想:15.00円(直近予想から修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向(通期予想ベース):15円 / EPS予想68.41円 ≒ 21.9%(目安:中程度の還元)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自己株式取得実施(当中間期に自己株式取得実施、自己株式残高増)等を実施しており継続的還元を実施。
セグメント別情報
- 広告ソリューション事業:
- 売上高 2,527.9百万円(前年同期比 +43.9%)
- 営業利益 204.9百万円(前年同期は営業損失89.3百万円→黒字化)
- 要因:大阪・関西万博関連制作、TVCM堅調、新規受注増
- 見通し:大型イベント関連の受注動向に依存
- テクニカルソリューション事業:
- 売上高 3,317.1百万円(前年同期比 +20.3%)
- 営業利益 824.8百万円(前年同期比 +40.4%)
- 要因:大型映像機材の稼働が想定より伸長、ポストプロダクションは上期通じて堅調
- 見通し:展示会/コンサート等のイベント回復が継続すれば安定した収益寄与が期待される
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に明確な中期計画数値の記載無し(→ –)
- KPI達成状況:公開KPIの記載無し(→ –)
- コメント:短期的にはイベント需要の回復を受け収益性改善が進んでいるが、中長期では設備投資の回収・市場環境維持が鍵。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:資料に同業他社比較は無し(→ –)
- 市場動向:国内景気は緩やかな回復基調が想定される一方、物価上昇や米国通商政策等の外部リスクは存在。イベント・展示会需要や広告投資の動向が業績に直結。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高12,500百万円(+19.5%)、営業利益1,200百万円(+29.4%)、経常利益1,300百万円(+23.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益900百万円(+20.8%)、EPS 68.41円
- 次期予想:資料記載無し(→ –)
- 会社予想の前提条件:詳細は「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照(資料内参照)。
- 予想の信頼性:上期進捗は良好で通期達成可能性は高いが、下期の大型案件受注状況やイベント市況が業績に大きく影響する点は留意。
- リスク要因:イベント需要縮小、広告投資の減速、為替や資材費の変動、金融市場の変動等。
重要な注記
- 会計方針の変更・特有の会計処理:無し
- 連結範囲の変更:無し
- その他重要事象:当中間期に自己株式の取得(320,500株)および譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分(45,756株)を実施。重要な後発事象は無し。
(注)
- 本まとめは公表資料に基づく事実整理であり、投資助言や推奨を行うものではありません。
- 不明な項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4317 |
| 企業名 | レイ |
| URL | http://www.ray.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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