2026年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。市場予想との比較は資料に記載なし(市場予想:–)。四半期実績は「ほぼ想定内(通期予想に対する進捗は売上33.4%、営業利益53.0%)」。
- 業績の方向性:売上高は微増(+1.0%)だが、営業利益・経常利益は減少(営業利益▲13.6%、経常利益▲12.5%)。四半期純利益は大幅減(▲86.7%)。
- 注目すべき変化:四半期特別損失(減損損失)計34.4百万円計上が純利益急減の主要因。営業外費用(支払利息)の増加も利益を圧迫。
- 今後の見通し:通期予想(9ヶ月期間:売上20,058百万円、営業利益394百万円、当期純利益71百万円)に修正はなし。第1四半期の進捗は売上で33.4%(ほぼ均等配分)、営業利益は53.0%(上振れペース)で、通期達成可能性は「現時点で維持」。
- 投資家への示唆:利益面の耐性が低い(税負担・減損・金利負担で純利益が大きく変動)。事業別では語学関連の改善(日本語教育好調)や保育の公定価格上昇がポジティブ。財務安全性(自己資本比率低位)と流動性に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社京進
- 主要事業分野: 学習塾事業、語学関連事業(英会話・日本語教育・国際人材交流等)、保育・介護事業(保育・介護・フードサービス等)
- 代表者名: 代表取締役社長 立木康之
- URL: https://www.kyoshin.co.jp/group/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年10月10日
- 対象会計期間: 2026年2月期 第1四半期(2025年6月1日~2025年8月31日)
- 備考: 事業年度の末日を5月31日から2月末日に変更(2026年2月期は9ヶ月期間)
- セグメント:
- 学習塾事業: 校舎展開、出店戦略の見直し、校舎大型化など
- 語学関連事業: 国内外英会話、日本語教育、国際人材交流
- 保育・介護事業: 保育所運営、介護施設運営、フードサービス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 8,396,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 710,258株
- 期中平均株式数(四半期累計): 7,685,742株
- 時価総額: –(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表: 通期予想は2025年7月8日公表分から変更なし
- 株主総会 / IRイベント: –(該当記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較・達成率)
- 売上高: 第1Q 6,694百万円。通期予想20,058百万円に対する進捗率33.4%(3ヶ月/9ヶ月としてほぼ想定内)
- 営業利益: 第1Q 208.7百万円。通期予想394百万円に対する進捗率53.0%(期中偏重で良好)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 第1Q 17.2百万円。通期予想71百万円に対する進捗率24.2%(やや低め)
- サプライズの要因:
- 減損損失(特別損失)34.4百万円の計上が当期純利益を大幅に押し下げた。
- 支払利息の増加(41.6→56.2百万円)で営業外費用が増加。
- 投資有価証券売却益等の特別利益4.6百万円はあったが、税負担増(法人税等146.2百万円)で影響。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第1Qは営業利益進捗良好である一方、減損や金利負担等の変動要因が残るため、引き続き注視が必要。現時点で予想修正は無し。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値、単位:百万円)
- 売上高(第1Q): 6,694(前年同期6,627、+1.0% / +67)
- 営業利益(第1Q): 208(前年241、▲13.6% / ▲32)
- 経常利益(第1Q): 193(前年220、▲12.5% / ▲27)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 17(前年129、▲86.7% / ▲111)
- 総資産: 21,705(前期末22,028、▲322)
- 純資産: 3,874(前期末3,899、▲24)
- 自己資本比率: 17.9%(前期末17.7%、+0.2pt)→ 17.9%(低い水準、目安40%以上が安定)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 2.23円(前年16.58円)
- 収益性(率)
- 営業利益率: 3.12%(208.7 / 6,694.3)前年同期 3.65% → 低下(やや懸念)
- 経常利益率: 2.89%(193.1 / 6,694.3)前年同期 3.33% → 低下
- 当期純利益率: 0.26%(17.2 / 6,694.3)前年同期 1.95% → 大幅低下(要因:減損・税負担)
- 進捗率分析(通期は9ヶ月)
- 通期売上進捗率: 33.4%(標準的な月割り進捗と整合)
- 通期営業利益進捗率: 53.0%(期中偏重、現状は通期達成に向け順調)
- 通期純利益進捗率: 24.2%(低め、減損等の影響反映)
- 過去同期間との比較: 売上はほぼ横ばいだが利益率が低下しているため、営業外・特別損益の影響が大きい
- 財務安全性
- 自己資本比率: 17.9%(低水準、40%が安定目安)
- 流動比率: 流動資産7,035.8 / 流動負債9,460.8 = 74.4%(流動性は低め、100%未満は注意)
- 負債合計: 17,830.9百万円、負債/純資産比(負債÷純資産)約4.60倍(高めのレバレッジ)
- 有利子負債概算: 短期借入金3,300、1年内返済予定長期借入金1,365.9、長期借入金2,520.9 → 合計約7,186.8百万円(ほかにリース債務あり)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産)= 6,694.3 / 21,705.5 = 0.31(やや低め)
- セグメント別(第1Q、前年同Q比)
- 学習塾事業: 売上2,719百万円(▲1.4%)、セグメント利益534.6百万円(▲12.5%)。期中平均生徒数96.6%。
- 語学関連事業: 売上1,026百万円(+0.6%)、セグメント利益37.4百万円(+181.6%)。英会話生徒数93.8%、日本語教育114.0%。
- 保育・介護事業: 売上2,948.9百万円(+3.5%)、セグメント利益54.0百万円(▲12.9%)。顧客数101.9%増、だがフード原価高で利益率低下。
- 財務の解説:
- 減価償却費は前年同期間とほぼ同水準(約222百万円)。のれん償却約32.5百万円。
- 現金及び預金が741百万円減少しており流動性にやや圧迫。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年5月期(実績): 年間3.63円(期末3.63)
- 2026年2月期(予想): 年間2.78円(中間0.00、期末2.78)※公表予想に修正なし
- 配当利回り: –(株価情報なし)
- 配当性向(会社予想ベース): 予想EPS(通期)9.27円に対し配当2.78円 → 配当性向約30.0%(一般的には中程度の水準)
- 特別配当・自社株買い: 無(直近記載なし)
- 株主還元方針: 明示的な変更なし
セグメント別情報
- 学習塾事業:
- 売上2,719百万円(前年同期比▲1.4%)、セグメント利益534.6百万円(▲12.5%)
- 退会数は減少するも新規入会が伸び悩み、期中平均生徒数96.6%
- 戦略: 関東での新規出店、新業態展開、校舎大型化
- 語学関連事業:
- 売上1,026百万円(+0.6%)、セグメント利益37.4百万円(+181.6%)
- 国内英会話は入会数不振、海外は学生ビザ規制で影響。日本語教育は新規募集好調(期中平均114.0%)。国際人材紹介事業が進展
- 保育・介護事業:
- 売上2,948.9百万円(+3.5%)、セグメント利益54.0百万円(▲12.9%)
- 保育は公定価格上昇で収入増、介護は施設稼働率良好、フードサービスは原材料(コメ)高騰で利益率低下
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 添付資料にて特段の修正記載なし。成長施策は出店・業態拡大、国際事業強化等(断片的に言及)。
- KPI達成状況: 生徒・顧客数関連では一部セグメントで改善(日本語教育、保育・介護顧客数増)。学習塾と英会話の新規入会は課題。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社の業績情報は資料に記載なし(比較情報:–)。
- 市場動向: 少子化・労働人口減少が市場構造に影響。インバウンド回復や日本語教育需要、ビザ規制など外部要因が業績に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正: 無(2025年7月8日公表の数値を据え置き)
- 前提条件: 期間短縮(9ヶ月)を踏まえた予想。その他前提(為替等)は添付資料参照(資料内参照箇所あり)。
- 予想の信頼性: 第1Qは営業利益進捗良好だが、減損や金利負担の変動があり当期純利益の変動幅が大きい点に留意。
- リスク要因:
- 少子化による顧客基盤縮小、入会動向の悪化
- 海外英語事業の学生ビザ規制
- 原材料(コメ等)高騰によるフード事業の利益圧迫
- 金利上昇による支払利息増加
- 大規模減損リスクや税負担の増加
重要な注記
- 会計方針: 変更無し
- 特記事項:
- 第1Qにおける特別損失:減損損失34,405千円(学習塾17,086千円、語学350千円、保育・介護16,968千円)
- キャッシュフロー計算書は第1Qで作成していない旨の注記あり
- 不明な項目は本文で“–”と記載
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4735 |
| 企業名 | 京進 |
| URL | http://www.kyoshin.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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