2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期・第2四半期累計予想に対する修正は無し。四半期実績はおおむね想定内だが、利益面はやや弱め(上振れ/下振れの明確な修正は無い)。
- 業績の方向性:増収減益ではなく、減収減益(売上高5,261百万円、前年同期比▲3.7%、営業利益97百万円、同▲23.2%、親会社株主に帰属する四半期純利益61百万円、同▲41.4%)。
- 注目すべき変化:営業外の為替差益が前年同期にあった23百万円の寄与が消え、当期は為替差損12百万円計上された点が経常・当期利益の減少に影響。戸建て塗替え市場の低迷で販売・工事需要が弱含み。
- 今後の見通し:通期(売上22,500百万円、営業利益650百万円、当期純利益433百万円)予想に変更なし。Q1の通期進捗率は売上23.4%、営業利益14.9%、当期純利益14.1%で、利益面はQ2での巻き返しが必要。
- 投資家への示唆(助言ではなく示唆):売上進捗は概ね平常ペースだが、利益が進捗を下回っているため、為替影響・原材料・エネルギー価格・工事需要の回復状況が今後の業績達成の鍵となる。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:菊水化学工業株式会社
- 主要事業分野:製品販売・工事(塗料・無機・セメント系製品等、建築・社会インフラ向けの販売および責任施工)
- 代表者名:代表取締役社長 今井田 広幸
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、四半期連結)
- セグメント:
- 単一セグメント「製品販売・工事」(セグメント情報は省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):12,744,054株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):12,600,731株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:今回「無」
- 株主総会・IRイベント:資料に記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想のQ1単独値は未提示のため、通期・第2四半期累計予想に対する進捗で示す)
- 売上高:5,261百万円。通期予想22,500百万円に対する進捗率 23.4%(第2四半期累計11,300百万円に対する進捗率 46.6%)。
- 営業利益:97百万円。通期予想650百万円に対する進捗率 14.9%(第2四半期累計300百万円に対する進捗率 32.3%)。
- 純利益:61百万円。通期予想433百万円に対する進捗率 14.1%(第2四半期累計193百万円に対する進捗率 31.7%)。
- サプライズの要因:
- 主因:戸建て塗替え市場の低迷による販売・工事需要の低調。
- 非営業要因:前年同期にあった為替差益(約23百万円)が消え、当期は為替差損(約12百万円)計上。これが経常利益・当期純利益を押し下げ。
- コスト側:原材料・エネルギー価格高止まりと人手不足等の影響。
- 通期への影響:
- 業績予想の修正は無し。だがQ1の利益進捗が低いため、Q2での利益回復(工事進捗改善、為替・コストの落ち着き等)が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値は百万円、端数切捨て)
- 総資産:16,216百万円(前期末16,206百万円、前期比+10百万円)
- 純資産:9,711百万円(前期末9,667百万円、前期比+44百万円)
- 自己資本比率:59.0%(安定水準。前期58.7%)
- 流動資産:10,188百万円、流動負債:5,034百万円 → 流動比率 ≒ 202%(流動資産/流動負債、安定)
- 負債合計:6,505百万円(前期6,539百万円、やや減少)
- 収益性(第1四半期 累計)
- 売上高:5,261百万円(前年同期5,466百万円、△3.7%、金額差 約▲204百万円)
- 営業利益:97百万円(前年同期126百万円、△23.2%、差 約▲29百万円)
- 経常利益:117百万円(前年同期174百万円、△33.0%、差 約▲57百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:61百万円(前年同期104百万円、△41.4%、差 約▲43百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):4.86円(前年同期8.31円、△41.5%)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 売上高進捗率:23.4%(通期の25%ペースにやや未達)
- 営業利益進捗率:14.9%(通期比で低い。利益回復が必要)
- 純利益進捗率:14.1%(同上)
- 第2四半期累計(上期)目標に対する進捗:売上46.6%、営業利益32.3%、純利益31.7%(上期達成にはQ2での上積みが必要)
- 財務安全性:
- 自己資本比率59.0%(安定水準、目安40%以上を上回る)
- 負債比率(負債合計/資産合計):約40.1%(過度なレバレッジではない)
- 流動比率:約202%(短期支払能力良好)
- 効率性・その他:
- 総資産・売上高回転等の詳細指標は資料記載なし(–)
- セグメント別:
- 単一セグメント(製品販売・工事)のためセグメント別内訳は省略
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間配当 7.00円、期末配当 10.00円、年間17.00円
- 2026年3月期(予想):中間配当 7.00円、期末配当 10.00円、年間17.00円(変更なし)
- 直近日発表の配当予想修正:無
- 配当利回り:–(株価による、資料に記載なし)
- 配当性向:通期予想の純利益433百万円・発行済株式数等から算出可能だが資料に記載なし(–)
- 特別配当の有無:無
- 自社株買い等:資料に記載なし(–)
セグメント別情報
- セグメント:製品販売・工事(単一)
- 売上・利益は上記連結数値に含む。戸建て塗替え市場の低迷が販売・工事の需要低下を招き、業績に影響。
- 社会インフラ市場では無機・セメント製品を中心に展開し新需要の拡大に努めているが、全体の回復力は限定的。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料では詳細な数値目標の記載無し。企業理念・方針として「Repaint the future(〜2050年)」を掲げサステナビリティ重視の事業展開を継続。
- KPI達成状況:具体的KPIの記載は無し(–)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:本資料に同業他社との比較データなし(–)
- 市場動向:
- 建築改修市場(ストック物件中心)は拡大する一方、戸建て塗替えの消費者マインド低下で当社の主要市場の一部が低迷。
- 原材料・エネルギー価格や人手不足、為替の動向が収益を左右する主要要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 第2四半期累計(~Q2):売上 11,300百万円(+3.9%)、営業利益 300百万円(+19.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益193百万円(+11.2%)— 予想に変更なし。
- 通期(~2026/3):売上 22,500百万円(+5.2%)、営業利益 650百万円(+145.4%)、当期純利益 433百万円(+161.1%)— 予想に変更なし(営業利益・純利益は前期比大幅増を見込む設定)。
- 会社予想の前提条件(為替・原材料など詳細)は添付資料P.3参照(本要約では詳細記載無し)。
- 予想の信頼性:会社は予想を維持。Q1の利益進捗が低いため、Q2での反発および通期で想定する利益水準を支える外部環境の安定が重要。
- リスク要因:
- 為替変動、原材料・エネルギー価格の上昇、人手不足、建設需要の減退、景気動向等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:有(税金費用の計算で見積実効税率を適用等。詳細は添付資料参照)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期に関しては作成していない(注記あり)
- その他重要点:連結範囲の変更無し、監査法人によるレビューは無
(不明な項目は“–”で示しています。)
※ 本要約は提供資料に基づく整理・解説であり、投資助言・勧誘ではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7953 |
| 企業名 | 菊水化学工業 |
| URL | http://www.kikusui-chem.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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