2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想の修正はなく「ほぼ予想通り」。四半期決算発表後も通期・第2四半期(累計)予想の変更はなし(会社見通し維持)。市場予想との比較は記載なし(–)。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高 10,961百万円:前年同期比+4.4%、営業利益 437百万円:前年同期は営業損失133百万円→黒字化)。
- 注目すべき変化: 営業利益が前年同期の営業損失から黒字転換(▲133 → 437百万円)。広告宣伝費抑制などで販管費が減少したことが主因。ペットケアやホームケアが大幅増(ペットケア +63.1%、ホームケア +21.0%)。
- 今後の見通し: 会社は通期(売上高52,700百万円、営業利益2,500百万円)および第2四半期(累計)予想(売上高26,500百万円、営業利益1,600百万円)を据え置き。現時点では会社の見通し達成可能と判断し修正なし。
- 投資家への示唆: 利益改善はコストコントロール(広告費抑制等)に依る部分が大きく、需要側(カテゴリー別の需給変動や原材料価格)の影響も継続的リスクとなる点に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: エステー株式会社
- 主要事業分野: 生活日用品事業(消臭芳香剤、猫用トイレ用品、防虫剤、フードケア・クリーナー、除湿剤、カイロ、手袋等)
- 代表者名: 代表執行役社長 上月 洋
- URL: https://www.st-c.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年8月5日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- 単一セグメント「生活日用品事業」だが、以下のカテゴリー別業績を開示(下欄参照)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 23,000,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 2,129,673株
- 期中平均株式数(四半期累計): 20,870,327株(当第1Q)
- 時価総額: –(株価情報は未提示のため省略)
- 今後の予定:
- 決算発表: 本資料(第1四半期)発表済(2025/8/5)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較、達成率は通期予想に対する進捗率として記載)
- 売上高: 実績 10,961百万円。通期予想 52,700百万円に対する進捗率 20.8%(通常ペースよりやや低め)
- 営業利益: 実績 437百万円。通期予想 2,500百万円に対する進捗率 17.5%(前年同期は営業損失)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 実績 352百万円。通期予想 1,600百万円に対する進捗率 22.0%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因: 販管費(特に一部局へのCM出稿差し控え)で販売費及び一般管理費が減少し営業利益が改善。ペットケア(事業譲受効果)やホームケア(米価格高騰による米唐番需要増)が売上押上げ。
- 下振れ要因: 一部既存商品の減少(エアケア既存品や衣類ケアの主力品)や除湿剤の需要抑制があり、カテゴリーでの差異が大きい。
- 通期への影響:
- 会社は業績予想の修正を行っておらず、現時点では通期目標達成見込みであると判断(但し原材料価格・海外需要・景気変動等リスクあり)。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産: 45,014百万円(前期末 45,843百万円、▲829百万円)
- 純資産: 33,147百万円(前期末 33,236百万円、▲89百万円)
- 自己資本: 32,499百万円(参考)
- 収益性(当第1四半期 vs 前年同四半期)
- 売上高: 10,961百万円(前年同四半期 10,497 → +4.4% / +464百万円)
- 営業利益: 437百万円(前年同四半期は営業損失▲133 → 増減は+570百万円)
- 営業利益率: 4.0%(437/10,961、目安: 率が高いほど良)
- 経常利益: 591百万円(前年同四半期 18百万円の経常損失→黒字化)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 352百万円(前年同四半期 ▲49百万円→改善)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 16.91円(前年同四半期 2.23円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 20.8%(10,961/52,700)— 通常ペースよりやや低め(季節性の影響考慮要)
- 営業利益進捗率: 17.5%(437/2,500)
- 純利益進捗率: 22.0%(352/1,600)
- 過去同期間との比較: 営業・純益ともに前年同期比で大幅改善(損失→黒字化)
- 財務の安全性
- 自己資本比率: 72.2%(前期末 71.0% → 安定水準)
- 負債合計 / 総資産比率(概算): 負債 11,867 / 総資産 45,014 = 26.3%(低い=保守的)
- 流動比率(概算): 流動資産 24,218 / 流動負債 10,264 = 2.36(236%)(良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率は約4.0%(改善)。総資産回転率等は開示なし(→ –)。
- セグメント別(カテゴリー別)主な数値(当第1四半期)
- エアケア(消臭芳香剤): 4,821百万円(構成比44.0%/前年同期比 △2.7%)
- ペットケア(猫用トイレ用品): 979百万円(9.0%/+63.1%)
- 衣類ケア(防虫剤): 1,580百万円(14.4%/△12.6%)
- ホームケア(フードケア・クリーナー他): 1,340百万円(12.2%/+21.0%)
- 湿気ケア(除湿剤): 929百万円(8.5%/△2.2%)
- サーモケア(カイロ): 135百万円(1.2%/—)
- ハンドケア(手袋): 1,173百万円(10.7%/+6.0%)
- 合計: 10,961百万円(+4.4%)
- 財務の解説:
- 在庫(商品及び製品)が前期末から増加(5,653 → 6,787百万円、増加 1,134百万円)。現金・預金は減少(10,061 → 9,066百万円、減少 994百万円)。負債は減少傾向(12,606 → 11,867百万円)。総じて財務基盤は健全。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期: 中間 22.00円、期末 22.00円、合計 44.00円(実績)
- 2026年3月期(予想): 中間 22.00円、期末 22.00円、合計 44.00円(修正なし)
- 配当利回り: –(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向(通期予想ベース): 約57.4%(配当44.00円 / 予想EPS 76.66円) → やや高めの配当性向と判定可能。
- 特別配当: なし。自社株買い: 記載なし(–)。
- 株主還元方針: 継続的な配当の維持を示唆(予想を据え置き)。
セグメント別情報
- セグメント別状況: 単一セグメントのためカテゴリー別で開示(上記参照)。エアケアが売上の約44%を占める主力。
- 前年同期比較: ペットケア・ホームケア・ハンドケアが増加、衣類ケアや除湿剤は減少。主な増加要因は事業譲受効果(ペットケア)および米価高騰による備蓄需要(ホームケア)。
- セグメント戦略: 市場拡充・新規ユーザー獲得、ブランド認知向上、価値提案(収納ニーズ等)強化、返品抑制によるロス低減などを継続。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 本資料では中期計画の詳細は言及なし(–)。
- KPI達成状況: 公表KPIがあれば進捗を記載するが、本資料では特定KPIの数値開示なし(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 本決算短信に同業他社比較は記載なし(–)。
- 市場動向: 国内は雇用・所得改善で緩やかに個人消費が回復する一方、物価高や国際情勢(中東、米関税、中国経済)など不透明性あり。原材料価格やエネルギー動向が製品需要やコストに影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 第2四半期累計(~2025/9/30): 売上高 26,500百万円(+9.8%)、営業利益 1,600百万円(+31.9%) → 第1Qからの累積で実現を目指す。
- 通期(~2026/3/31): 売上高 52,700百万円(+9.5%)、営業利益 2,500百万円(+50.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,600百万円(+43.6%)
- 会社は前回公表値から修正なし。
- 予想の信頼性: 直近の四半期で費用抑制により利益改善が見られるが、原材料・需給・海外リスク次第で変動しうる旨を会社が注記(過去の予想達成傾向については明記なし)。
- リスク要因: 為替・原材料価格、米中経済動向、中東情勢、消費動向の変化、季節性(カイロ等)の影響など。
重要な注記
- 会計方針: 前連結会計年度における企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を反映済み(前期比較はこれを反映した数値を使用)。
- その他: 四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない。減価償却費(第1Q)376百万円、のれん償却33百万円。
(注)不明項目は“–”で表記。ここでの記載は提供資料に基づく事実整理であり、投資助言・売買推奨は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4951 |
| 企業名 | エステー |
| URL | http://www.st-c.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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