2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想との修正は無く、四半期実績は想定どおりもしくはやや上振れ(通期見通しへの修正は無し)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +15.9%、営業利益 +22.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益 +37.4%)。
- 注目すべき変化:家賃債務保証を中心とする保証事業の拡大(売上高2,658百万円、前年同期比 +20.0%)が主因。ソリューション事業は減収(223百万円、前年同期比 △17.1%)。
- 今後の見通し:通期予想(売上高12,000百万円、営業利益2,600百万円、親会社帰属当期純利益1,550百万円)に変更なし。第1四半期の進捗は売上・利益ともに通期に対して概ね予定どおり(各25%前後)で、通期達成は現時点で現実的と判断可能。
- 投資家への示唆:家賃債務保証の保有契約数増加による収益拡大が継続している点が最重要。貸倒引当金等の増加は見られるが現状では費用増を吸収して増益となっているため、債権関連の健全性推移と更新料・新規契約の動向が今後の注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社イントラスト
- 主要事業分野:総合保証サービス(主に家賃債務保証)および関連ソリューションサービス
- 代表者名:代表取締役社長 桑原 豊
- URL:https://www.entrust-inc.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月29日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算補足説明資料の有無:有(同日ウェブ掲載予定)
- 決算説明会:無
- セグメント:
- 単一セグメント(総合保証サービス事業)。セグメント別開示は省略。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:22,373,222株
- 自己株式数(期末):199株
- 時価総額:–(株価情報は未提供のため省略)
- 今後の予定:
- 決算説明資料掲載(2025/7/29)、その他IRイベントの予定記載なし
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期・第2四半期累計のみ公表、四半期単独予想は無し)
- 売上高:第1四半期実績 2,882百万円。通期予想12,000百万円に対する進捗率 24.0%(第2四半期累計目標5,880百万円に対する進捗 49.0%)。達成状況は概ね予定どおり。
- 営業利益:第1四半期実績 660百万円。通期予想2,600百万円に対する進捗率 25.4%(第2四半期累計1,300百万円に対する進捗 50.8%)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:386百万円。通期予想1,550百万円に対する進捗率 25.0%(第2四半期累計780百万円に対する進捗 49.6%)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:家賃債務保証の新規契約・切替増により初回保証料・更新保証料が伸長し、保証事業の売上増加。費用面では貸倒費用が安定推移し、増収を利益に結びつけた。
- 下振れ要因:ソリューション事業の売上減(△17.1%)があったが規模は小さいため全体影響は限定的。
- 通期への影響:第1四半期の進捗は通期見通しと整合。会社は業績予想の修正を行っていないため、現時点で通期達成可能性は高いと評価されるが、賃貸市場の動向や貸倒リスクの変化がキー要因。
財務指標
- 財務諸表の要点(第1四半期末:2025/6/30、単位:百万円)
- 売上高:2,882(前年同期 2,486、前年同期比 +15.9%)
- 売上原価:1,561(前年同期 1,293)
- 売上総利益:1,321(前年同期 1,194)
- 販管費:661(前年同期 653)
- 営業利益:660(前年同期 541、前年同期比 +22.0%)、営業利益率 22.9%(良好)
- 経常利益:663(前年同期 545、前年同期比 +21.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:387(前年同期 282、前年同期比 +37.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):17.30円(前年同期 12.60円)
- 損益率・効率性
- 売上総利益率(粗利率):1,321 / 2,882 = 約45.9%(良好)
- 営業利益率:約22.9%(高水準)
- 四半期純利益率:約13.4%
- 財政状態(第1四半期末)
- 総資産:11,370百万円(前連結年度末 11,262百万円、+108百万円)
- 純資産:7,080百万円(前連結年度末 6,970百万円、+110百万円)
- 自己資本比率:62.1%(安定水準;目安 40%以上で安定)
- 流動資産:10,167百万円、流動負債:4,100百万円 → 流動比率 ≒ 248%(良好)
- 負債合計:4,290百万円(負債/総資産 ≒ 37.7%)
- 資産・負債の注目点
- 貸倒引当金が前期末より200百万円増加(貸倒リスクに対する備えを増加)。
- 前受収益(収益の先取り計上)と保証履行引当金が増加(前受収益 +270百万円、保証履行引当金 +43百万円)。
- セグメント別
- 保証事業:売上 2,658百万円(前年同期比 +20.0%) — 主力で収益大部分を占有。
- ソリューション事業:売上 223百万円(前年同期比 △17.1%) — 比較的小規模。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):年間 25.00円(中間 12.50円・期末 12.50円)
- 2026年3月期(会社予想):年間 35.00円(中間 17.50円・期末 17.50円)
- 最近の配当予想の修正:無
- 配当利回り:–(株価が未提示のため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース):年間35円 / 1株当たり当期純利益69.28円 = 約50.5%(高めの水準。目安:30〜50%で中〜高)
- 株主還元方針:現状は配当増額予想(前年実績25→予想35)で還元姿勢強め。自社株買いの記載は無し。
セグメント別情報
- 売上構成(第1四半期)
- 保証事業:2,658百万円(主力、前年同期比 +20.0%)
- ソリューション事業:223百万円(小規模、前年同期比 △17.1%)
- セグメント戦略・見通し:
- 保証事業は契約数増加と更新料の伸長が収益拡大の主因。継続的な保有契約数の増加、更新率の維持が重要。
- ソリューション事業は一時的な減少。規模は小さく、全体業績への影響は限定的。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に特定の中期計画の数値進捗は記載なし(事業拡大は保証事業中心で進展)。
- KPI達成状況:明示的KPIの記載なし。主要KPIと見なせるのは保有契約数・更新率・貸倒率などで、今回契約数増・更新料増が確認されている。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内住宅関連市場は新設着工戸数が若干の調整局面。賃貸市場の動向が保証ビジネスに影響するため、景気・住宅投資・雇用動向に注意が必要。
- 競合比較:同業他社との明確な比較データは資料に記載なし。保証事業における契約基盤拡大が相対的優位性の鍵。
今後の見通し
- 業績予想:
- 第2四半期累計:売上 5,880百万円(+16.2%)、営業利益 1,300百万円(+14.6%)、親会社帰属当期純利益 780百万円(+18.5%)
- 通期:売上 12,000百万円(+13.5%)、営業利益 2,600百万円(+11.6%)、親会社帰属当期純利益 1,550百万円(+14.0%)
- 予想修正:無し(直近公表値からの修正は無)
- 予想の信頼性:第1四半期の進捗は通期想定と整合。過去の予想達成傾向の記載は無し(保守的/中立/楽観的の判断材料不足)。
- リスク要因:為替や原材料は直接影響小さいが、賃貸市場の動向、米国等の通商政策や金融資本市場の変動、貸倒リスクの顕在化が業績に影響。
重要な注記
- 会計方針の変更・見積り変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 四半期レビュー(監査):レビュー未実施(公認会計士/監査法人によるレビュー 無)
- キャッシュ・フロー計算書:第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- その他特記事項:決算補足説明資料に業績予想の前提等が記載される旨(参照推奨)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7191 |
| 企業名 | イントラスト |
| URL | http://www.entrust-inc.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – その他金融業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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